不倫が終わる時…そのタイミングは人それぞれ
では、不倫が終わるタイミングとは、いったいどんな時なのでしょうか?そこで、不倫が終わる時のさまざまなパターンや、不倫が終わった瞬間のエピソード、つらい不倫を終わらせる方法などについて詳しく解説していきます。
「不倫が終わる時」9パターン
どちらかの恋愛感情がなくなったとき
不倫関係とは、お互いに結婚相手がいる状態での交際ということになるので、普通のカップルに比べて別れる理由は多くあります。お互いが好きで我慢できない状態で交際がスタートするケースが多く、その場合には恋愛感情がなくなるとすぐに破局につながることも。
将来を考えるようなカップルの場合、多少恋愛感情が薄れても、将来家族になる相手ということを前提としているので気にならないという意見も少なくありません。しかし、不倫関係の場合、どちらかの恋愛感情がなくなったときが別れのタイミングとなるケースが多いようです。
倦怠期になったとき
付き合っている男女が避けては通れないのが倦怠期。不倫関係の場合、倦怠期になるとケンカの際にふと「自分はなにをしているんだろう」と我に返るという意見が多いです。ケンカをすると、その瞬間相手のことが嫌になることってありますよね。
そんなとき、「周りを傷つけてまでこの人と一緒にいる意味ってあるのかな?」と冷静に考え、別れを意識することも。そのため、不倫カップルにとって倦怠期は、普通のカップルより別れるタイミングとなる可能性が高いです。
どちらかの気持ちが大きくなりすぎたとき
不倫とは好きという気持ちが大きくなればなるほど辛くなるものです。たとえば、どちらか片方の気持ちだけ大きくなりすぎると、気持ちがすれ違いうまくいかなくなることもあるので注意が必要です。
家庭を持つ身で不倫相手に対する気持ちが大きくなると、それが日常生活に支障を与え、家族にバレてしまう危険性もあります。そんな最悪な事態を避けるためにも、どちらかの気持ちが大きくなりすぎたときは別れのタイミングかもしれません。
どちらかに子供ができたとき
不倫関係の場合、男性側に妻がいるとなると、いつ子供ができても不思議なことではありません。しかし、不倫をする男性のほとんどが、妻との関係が良好でも「夫婦仲が冷め切っている」などと嘘をつく傾向にあります。
そのため、正妻に子供ができたとなると、不倫相手が傷ついて別れを決意することも。逆に、不倫相手である女性に子供ができた場合は修羅場に発展し、別れる可能性がグンと上がります。男女のマナーとして不倫関係である場合には避妊は徹底するべきといえます。
「不倫が終わる時」9パターン《後編》
会える時間が減ったとき
不倫関係の場合、家族にバレてはいけないということもあり、自由に連絡をとることが難しいです。そのため、どちらかの仕事が忙しいなどの理由で会う時間が減ると、そのまま自然消滅してしまうというケースも少なくありません。
家庭と仕事、そして不倫相手との両立は、時間に余裕がある人でないと難しいのが現実。会える時間が減ってきて、気持ちが離れてしまったことを感じたら、それは別れのタイミングといえます。
金銭的に難しくなってきたとき
家庭を持つ人がほかの異性と交際するとなると、金銭的に余裕がなければ長くは続きません。家庭を持つと、独身の人と違って自由に使えるお金は少ないケースがほとんど。そのため、不倫を続けるにはなにかを犠牲にしてお金を工面しなければなりません。
それが難しくなると、徐々に会う頻度が低くなっていくことも。そのまま会わなくなり、別れを告げられることもあるので、金銭的に関係を継続するのが難しくなってきたと思ったら、終わるタイミングなのかもしれませんね。
お互いの幸せを考えたとき
不倫関係の場合、お互いの幸せを考えると、終わりを意識することがあるようです。不倫を継続しても、お互いに幸せになることはできないと思った瞬間、別れを決意することも。不倫には将来性がないため、いつか終わりを迎える関係だとわかったうえで、気持ちを割り切関係を続けるのはなかなか難しいこと。
そのため、いくら好き同士でもお互いの幸せを考えたときは終わりのタイミングといえます。将来を真剣に考えたとき、絶望的な気持ちになるようであれば、別れを決意するのもありなのではないでしょうか。
家族に罪悪感を抱き始めたとき
「恋は盲目」という言葉があるように、不倫の場合も最初は相手に夢中で、周りが見えなくなっていることが多いです。しかし、時間が経つにつれて徐々に冷静さを取り戻すと、家族に罪悪感を抱くようになることも。
不倫相手の場合も同様に、家族への罪悪感を抱き始めたら、終わるタイミングなのかもしれません。罪悪感を抱いたまま関係を継続しても、どのみち長くは続かないので、早めに別れを切り出すのが最善といえます。
結婚を考えたとき
どちらかが独身で不倫関係の場合、将来を考えたときに不安になるケースも多くあります。結婚できない相手との関係を継続していくうちに歳を重ねてしまうと、結婚を逃してしまうことも。それを考えたときに、別れを決意することが多いようです。
そのため、結婚を真剣に考えたときこそ不倫関係が終わるタイミングといえます。ふと我に返って「こんなことしている場合じゃない!」と感じたら、不倫の恋に終止符を打っていいでしょう。
「不倫が終わった瞬間」エピソード
不倫が終わる瞬間①友人の結婚式で
「友人の結婚式に行ったとき、まだ独身で、しかも妻子持ちと付き合っている自分が情けなくなって、本気で結婚を考えるために別れようと思った」(28歳/女性)、「幼馴染の結婚式で、親族の嬉しそうな笑顔や涙に感動して、やっぱり不倫は良くないなって思って別れを決意した」(26歳/男性)
友人の結婚式に行くと、不倫をしていることでいかにもったいない時間を過ごしているか痛感するという内容の意見が目立ちます。
結婚するということがどういうことかを目の当たりにすると、我に返って真っ当な恋愛をしようと思う人が多く、不倫関係が終わることを意識し始めるケースが多いようです。
不倫が終わる瞬間②相手の妻にバレて
「突然彼から電話がきて、妻にバレたからもう会えないって言われて、それから音信不通になった」(29歳/女性)、「知らない番号から電話がきて、出たら彼の妻で、『もう会わないでください』って言われてそのまま別れた」(25歳/女性)
相手の妻にバレると、場合によっては修羅場にもなりかねません。そのため、別れるだけで済むなら運がいいほうでしょう。相手の妻にバレたときは、関係が終わるタイミングであることを認め、潔く別れることをおすすめします。
不倫が終わる瞬間③周りに不倫がバレて
「職場恋愛で、周りの社員に不倫していることがバレてしまい、このままじゃ会社にいられなくなると思って別れた」(31歳/男性)、「不倫していることが親にバレて説教されて、やっぱり不倫はダメだっていうことに気付いて別れた」(24歳/女性)
不倫は周りにバレ始めたときが終わるタイミングといえます。周りの人の中には、不倫しているということで軽蔑する人もいることをわきまえることが大事。それくらい不倫は世間からの評価を下げることでもあるので、軽い気持ちで周りに言うことは避けるようにしましょう。
不倫が終わる瞬間④ケンカして
「妻子がいる彼とケンカしたとき、自分は不倫してるくせに私の男関係に口出ししてきて、急にバカバカしくなって一瞬にして別れを決意した」(26歳/女性)、「妻がいるのに好きになってしまった彼女とケンカになり、妻の悪口を言われたとき、罪悪感が芽生えて別れた」(32歳/男性)
不倫関係の場合、ケンカが別れの原因になることが多いようです。結婚相手がいるとなると、ケンカの内容もややこしくなり、その場で終わりのタイミングを意識することも。そのため、不倫関係の場合にはできるだけケンカを避けるよう心がけましょう。
不倫が終わる瞬間⑤癒されなくなったとき
「妻とケンカばかりで癒しを求めて不倫相手と会っていたのに、徐々に気が強くなって癒されなくなったとき、終わるタイミングだなって思った」(28歳/男性)、「仕事のストレスで癒されたくて妻子がいる彼と会うようになったのに、ケンカが増えて癒されなくなったから別れた」(26歳/女性)
不倫に癒しを求めている人が多いようで、癒されなくなったという理由で別れを決意するケースが少なくありません。不倫はリスクがあることなので、自分にとってのメリットがなくなったときに、終わるタイミングを意識する場合が多いのかもしれませんね。
不倫が終わる瞬間⑥将来子供を産むことを考えて
「友達が出産して幸せそうな姿と、生まれたばかりの可愛い赤ちゃんを見たとき、私もこんなことしている場合じゃないと思って別れを決意した」(27歳/女性)、「親に早く孫の顔が見たいと言われて、こうしている間に親も私も歳をとっていくことが怖くなって別れようと思った」(30歳/女性)
女性にとって、将来子供が欲しいと思うことは自然なことです。不倫をしているうちは子供を産むことはもちろん、結婚の希望すら持つことができないのが現実。そのため、子供が欲しいと思ったときが、女性にとって不倫が終わるタイミングなのかもしれません。
将来のことをしっかり考え、自分が幸せになれる道を選ぶ方が大事なのではないでしょうか。
終わらせたいけどまだ好き…不倫を続けるべき?
なぜ人は、不倫から抜けられないのか
『人はなぜ不倫をするのか』(亀山早苗)によると、既婚者との恋愛の場合、 ずっと一緒にいるわけではないことを前提とした「いいとこ取り」の関係がベースにあるため、なかなか不倫から抜け出せないという事態が生じるのだといいます 。また、同書では 、「不倫は結婚のように、相手の人生や運命を引き受けなくてはいけないという重い責任からは逃れられる。これも不倫を繰り返す要因です」としています。
<参考情報>
『人はなぜ不倫をするのか』(亀山 早苗)
終わりを考え始めたら別れのサイン
不倫関係とは、最初のうちは将来のことなどは特に考えず、好きという気持ちだけで突っ走ってしまうものです。それだけ相手のことが好きになってしまうと、不倫に対する罪悪感も薄れてしまいます。しかし、現実的なことを考えるようになると、終わりを意識し始めることも。
終わることを考え始めたときは別れのサインでもあるので、無理に関係を続ける必要はありません。そんな別れのサインを見逃さず、いいタイミングで不倫を終わらせることを心がけましょう。
連絡の頻度が下がったら終わらせるべき
不倫関係であれば、普通のカップルほど自由に会うことはできません。そのため、関係を長く継続させるために、マメな連絡を心掛けることが多いもの。しかし、はじめは連絡がマメだった人も、時間が経つにつれて連絡の頻度が下がるというケースも多くあります。
自由に会えないうえに連絡も来なかったら、付き合っている意味を感じませんよね。そう思ったときは終わることを決意するべきといえます。
家族を言い訳に使うようになったら終わるべき
不倫カップルの場合、どちらか1人に結婚相手がいると、家族を言い訳にして会うことを避ける場合があります。家族を言い訳にされると、何も言い返せなくなりますよね。それを知ったうえで言い訳をする人は、とてもずるい人ですよね。
そんな言い訳をするということは、愛情が冷めてきている証拠でもあります。そのため、家族を言い訳に会うのを断るようになったら、終わるタイミングだと思って別れを切り出してもいいでしょう。
会う日をなかなか決めてくれなくなったら別れ時
不倫関係の場合、相手が会う日をなかなか決めてくれなくなったら冷めてきた証拠といえます。わざわざ家族に嘘をついてまで会う必要性を感じなくなっていることが考えられるので、「いつ会える?」「まだわからない」といった会話が増えたと思ったら、相手の気持ちが冷めてきたと思っていいでしょう。
そんなときは無理に関係を続けても長続きはしないので、終わるタイミングだと思って身を引くことが大事なのかもしれませんね。
終わらせるべき不倫を続けた先の結末とは…
婚期を逃す
終わらせるべき不倫関係を継続すると、婚期を逃してしまう可能性があります。将来性がない関係を続けているあいだにも、年齢はどんどん上がっていきます。気がついたら不倫関係が続いていたという場合、婚期を逃してから我に返ることも。
そのため、将来結婚したいと考えている人は、不倫は長く続けないようにしましょう。気付いたときにはもう手遅れだった、なんていうことにならないためにも、リスクのある関係は早めに終わらせるよう心がけましょう。
友達が減る
不倫している人にとっては、結婚していることは知っていても、止められないほど気持ちが大きくなってしまったという理由から、どこかで「しょうがない」と思っている人が多いようです。
しかし、世間では不倫に対して厳しい意見を持つ人がほとんどです。そのため、不倫をしているということがバレると、友達が離れていくことも不倫あるあるの一つです。終わるタイミングを逃すと、気付けば友達がいなくなり、ひとりぼっちになっていた、なんていうことも。
それを防ぐためにも、周りにバレる前に不倫を終わらせることをおすすめします。
集中できなくなる
不倫を続けていると、常に罪悪感や後ろめたい気持ちに支配されてしまうようです。そして無意識のうちに心ここに在らずの状態に陥ることも。そうなってしまうと、集中力が下がり、仕事に支障が出ることも。
不倫はマイナスの感情が付きまとうことなので、周りに迷惑をかける前に終わらせることをおすすめします。そんな状態を長く続けるとストレスになり、体調を崩したりすることもあるので注意が必要です。
結婚相手に恨まれる
いくら好きだからといって結婚している人に手を出すと、バレたときに相手の結婚相手に恨まれてしまいます。さらに、恨みが強ければ強いほど、反撃される危険性があるので注意が必要です。
不倫していた人が酷い反撃に遭っても、周囲は自業自得としか思ってくれないものです。そのため、余計な恨みを買わないためにも、不倫関係はバレる前に早めに終わることを決意するようにしましょう。
つらい不倫を終わらせる方法
心を許せる友達に打ち明け、喝を入れてもらう
つらい不倫を終わらせることができずに悩んでいるなら、心を許せる友達に打ち明け、喝を入れてもらう方法がおすすめ。心を許せる友達なら、的確な判断をするためのアドバイスをしてくれるに違いありません。
不倫がいかに良くない行為かを指摘されると、終わることを決意できることもあるようです。不倫を終わらせる決意を固めたい人は、自分のことをよく知る友人に相談して眼が覚めるような厳しい喝を入れてもらうと、別れを告げることができるのではないでしょうか。
関係が終わることをLINEで伝える
面と向かって別れを告げるのが難しい場合、LINEで別れを告げる方法がおすすめ。実際に会って別れを切り出すのに比べ、軽い気持ちで終わることができます。ポイントとしては、LINEで別れを告げたらもう絶対に会わないということです。
せっかく終わることができても、また誘われて流されてしまうとずるずる関係を続けることになってしまいます。そうならないためにも、LINEで別れを告げたらどんなことがあっても会わないことが大切です。
罪悪感を掻き立てる
不倫には罪悪感がつきもの。家庭を持つ人が別の相手と交際するのが裏切り行為だということをしっかり意識することで、罪悪感を掻き立てることにつながります。「まあいいや」といった考えで不倫を継続すると、家族を傷つけることにもなりかねません。
そのため、つらい不倫を終わらせるには、あえて自分の中の良心に訴えかけることで罪悪感を掻き立てましょう。終わるタイミングを迎えてもなかなか別れられないという人にとって非常に効果的な方法といえます。
バレたときのリスクを考える
不倫はバレたときにリスクがありますが、当事者はそんなリスクと向き合っていないケースが少なくありません。万が一家族に不倫がバレると、慰謝料を請求されたり、弁護士費用を負担したり、最悪の場合仕事を失う可能性も。
そんなリスクとしっかり向き合うことで、不倫がいかに危険な行為かを知ることができます。不倫が終わるタイミングだと感じたら、リスクがあるということを今一度認識し直してみてはいかがでしょうか。
不倫経験者から失敗談を聞く
周りの不倫を経験した人の失敗談は、つらい不倫を終わることが決断できずに悩んでる人にとって非常に役に立ちます。実際に不倫をするとどんな結末が待ち受けているのかということは、失敗を経験した人にしかわからないことです。
そのため、不倫経験者からリアルな不倫の結末を聞くと、つらい不倫を終わらせることができるかもしれません。自分も同じような失敗をしたくないと思うことで、思い切って別れを切り出してみてはいかがでしょうか。
不倫を続けることはリスクと隣り合わせ!
不倫は自分が傷つくだけではなく、家族を傷つけることにもつながるので、終える タイミングを逃さないようにすることが大事。いくら好きでも終えるべきときが来るということを忘れないようにしましょう。
既婚男性との不倫がバレてしまった場合、相手の妻から慰謝料を請求される可能性があります。こうした金銭的なリスクはどの程度になる可能性があるのでしょうか。『不倫女子のリアル』(沢木文)によると、 「妻側から不倫相手の女性に請求する慰謝料の相場は100 万円程度、その不倫が原因で離婚した場合には、200〜300万円程度」だといいます。
<参考文献>
『不倫女子のリアル』(沢木文)
不倫に関する専門家・識者の意見
不倫に対して罪悪感を抱いている日本の女性は少数派?
『不倫経済学』(門倉貴史)という書籍において、「不倫への罪悪感」に関する興味深いデータが紹介されています。 日本でも180 万人以上の登録ユーザーがいたとされる既婚男女向け出会い系サイト「アシュレイ・マディソン」で行われた調査によると、「不倫についての罪悪感があるか?」というアンケートに対して、「ある」と回答した女性の世界平均が8%であったのに対し、日本人女性はわずか2%。男性の場合、世界平均19%に対して、日本人男性は8%。国際的に見て、日本の男女(特に女性)は、罪の意識が希薄な傾向にあるといいます。 同書の著者である門倉氏自身の独自調査でも 、「不倫をしている既婚女性のほとんどが罪悪感を持っていなかった」とも記されています。
同書によると、上戸彩さんが不倫に落ちる平凡な主婦を演じたドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系列・2014年放送)の公式サイトで行われたアンケート結果にも、衝撃が走ったといいます。「不倫は絶対に許せない」という質問に対して、16万1193件も寄せられた回答のうち、なんと67%が「そう思わない」に票を投じたというのです。
既婚者男性が本気になるケースが少ない理由
不倫している女性たちの生々しい本音・エピソードを多数取り上げている 『不倫女子のリアル』(沢木 文) では、不倫問題に詳しい弁護士・堀井亜生氏のコメントを紹介しています 。堀井氏は、既婚男性が本気になるケースが少ない原因として、 「既婚男性の多くが、妻に不満はあっても積極的に離婚を望んでいません。私たちは多くの不倫トラブルを解決してきていますが、夫は問題の種を作っておきながら、妻に不貞行為がバレることを恐れている人が多い。男女問わず、有責配偶者(婚姻関係を継続できない状況、婚姻の破綻原因を作った側の配偶者のこと)になると、離婚ができない、慰謝料や生活費の請求をされるなど、デメリットが大きいこともあります」と解説しています。
「自分だけは大丈夫!」「不倫なんてすぐに辞められる!」その思い込みは危険
『不倫』 (中野信子) では、人間の認知の歪みのひとつである「正常性バイアス」について解説しています。 同書によると、「人間の脳は、なるべく脳にかかる負荷を避けたいと思っているため、少々の範囲の異常事態であれば『正常』だと認識するようになっています。ちょっとした変化にもいちいち過敏に反応していたら、そのぶん余計にコストを浪費してしまい、脳も身体も持ちません。その点、正常性バイアスは私たちが日常生活を営む上で必要なものでもあります。ところが、大災害のときにはこれがマイナスの作用をもたらすことがしばしばあります。 たとえば、目の前に火災が迫っていたり大地震が発生したりしていても、『正常の範囲内』とみなしてしまい、逃げ遅れてしまうことがあるのです」とのこと。そして、「自分だけは、不倫していても大丈夫」という根拠のない自信もまた、「正常性バイアス」のひとつであると指摘しています。つまり、「自分は用心深いので、絶対にバレない」「バレたとしても、自分はうまくごまかせる」という思い込みは、危険だというのです。
遺伝子が「不倫」に向かわせている可能性も?
『不倫』(中野信子) では、浮気や不倫をする人が絶えない理由として、「ある特定の遺伝子の特殊な変異体(バリエーション)を持つ人は、それを持たない人に比べて、不倫率や離婚率、未婚率が高いことがわかっています」と説明しています。 これは、2015年にオーストラリア・クィーンズランド大学の心理学教授プレンダン・ジーシュが行った研究において判明したことで、7378人を対象にした調査結果によると、過去1年以内に特定のパートナー以外の相手とセックスをした人は、男性は9.8%、女性は6.4%で、彼らは「特定の遺伝子」を持つ割合が母集団平均に比べて多かったそうです。この特定の遺伝子が、不倫をつかさどる「不倫遺伝子」である可能性が浮上したというのです 。
<参考文献>
『人はなぜ不倫をするのか』(亀山 早苗)
『不倫女子のリアル』(沢木文)
『不倫経済学』(門倉貴史)
『不倫』(中野信子)
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