女の子同士でキスする心理＆理由｜恋愛に発展した時の注意点も紹介！

日本では、キスは愛し合っている男女がするもの、という認識があります。外国では、キスは軽い挨拶や信頼の証として、性別を限定せず、家族間などでも交わされるものですよね。

このように、外国と日本ではキスの意味合いが大きく違います。ですが、ちょっと考えてみましょう。本当にそうでしょうか？この記事をご覧の女性の皆さんの中にも、外国人の挨拶のように「女の子同士のキス」の経験がある方は少なくないはず。今回は、なさそうで実は結構ある「女の子同士のキス」について考察していきましょう。

女の子同士でキスしたことがある女性は多い

男性同士のキスは、BL漫画などでしか見ることがなく、リアルでは滅多にお目にかかりません。でも、よく考えてみると、女の子同士のキスは、自分に経験があるかないかはさておき、意外にもよくあることだと思いませんか？インスタグラムやTwitterなどのSNSでも、女の子同士のキス画像はもはや珍しいものではありません。

女の子同士はキスへのハードルが低い

男女、または男性同士に比べて、女の子同士はキスへのハードルがとても低いことが考えられます。女の子は小さい頃から、仲の良い間柄だと、手を繋ぐ、腕を組むなどのスキンシップを当たり前にしています。

ですから、女性の場合は男性同士とは違って、相手が女の子だと小さい頃からの習慣や安心感があるため、触れることに対するハードルが低くなるのでしょう。そして、そんなスキンシップの延長に「キス」があるのです。

キスから恋愛に発展する場合も？

女の子同士の、スキンシップの延長としてのキスはよくあることだと理解できます。ですが、男女のキスと同じように、恋愛感情が含まれるケースももちろんあります。最初から「好き」という気持ちを込めて女の子同士のキスをする場合や、はじめはスキンシップのつもりのキスだったのに、気が付いたら恋愛に発展していた場合などもあります。

女の子同士でするキスの根底には、恋愛感情かどうかは別として、相手に対する好意が絶対にあります。では、その心理に細かく迫ってみましょう。女の子同士のキスの経験がある人は、そのときどんな心理だったのでしょうか。

スキンシップが好き

「スキンシップが好きだから。キスはそのスキンシップの一つとしてしちゃう。女の子同士なら変な誤解もされないし。でも特に仲がいい女の子にしかしません」（19歳/女性）

女の子同士でするキスはスキンシップの一部という考えですね。コメントのとおり、スキンシップが日常になっている人は、異性が相手だと誤解を受ける可能性が高くなるかもしれません。だから仲のいい女の子にしかしないのでしょう。

なんとなくノリで

「女の子同士のキスは、私の仲間うちでは当たり前です。特別な意味はなくて、やっぱりノリかな？友達はノリのいい子ばかりなので、キスするのに男も女もないっていう感覚です」（22歳/女性）

相手が男だから、女だから、という考えはあまりないという意見もあります。ノリのいい友達が周りに多いと、外国の人のようにキスが挨拶のように交わされる場合もあるようです。

男性には嫌悪感を抱くから

「私は男性に嫌悪感があるので、キスしたいのは女の子。相手にそんな気持ちはないでしょうけど、いつも自分の気持ちは隠してじゃれ合うみたいなキスをします」（20歳/女性）

男性に嫌悪感を抱いている女性も中にはいます。おそらく、恋愛対象は女の子なのでしょう。キスする相手の気持ちは恋愛感情ではなくても、自分には確実に恋愛としての好意があるとのことです。

酔うと女の子同士でキスしたくなる

「私は酔うとキス魔になってしまいます。それも女の子同士でキスがしたくなるんです。恋愛対象は男性ですが、なぜ酔ったときは女の子にキスしたくなるのか、自分でもよくわかりません」（24歳/女性）

酔うとキス魔になってしまう人はたくさんいます。これは男性でも女性でも同じです。そしてキス相手も男性と女性のどちらのパターンもあります。酔ってしまうと、恋愛感情ではなく信頼の証としてキスという行動に出てしまうのかもしれませんね。

旅先でテンションが上がって…

「女の子同士でキスしたことはなかったけど、そのときは海外旅行中だったので、すごく自然なことに思えて。外国人は皆キスが挨拶ですよね。周りがみんなその感じだから、テンションが上がったんだと思う」（25歳/女性）

女の子同士で旅行に行ったときに、思わずテンションが上がってキスしたのでしょう。周りの人がしていれば、自然とつられるという心理もありますよね。

嬉しさのあまりつい…

「その友達が今度結婚することになって、おめでとうって気持ちからついキスしちゃいました。それまで一度も女の子同士でキスしたことはありませんでしたが、親友だったので嬉しさが爆発しちゃったんでしょうね」（27歳/女性）

親友という特別な間柄なので、嬉しさのあまりキスするという心理もあります。女の子同士であろうとも、関係の深さによっては愛情表現の方法がキスになるのでしょう。

写真や画像のインパクト狙い

「友達がスマホを構えて『撮るよー』とかいうと、インパクトを残したくなって女の子同士でキスしちゃいます。きっとその子はインスタにその画像をあげるはずだから」（18歳/女性）

自分の写真にインパクトを持たせたいという心理から、女の子同士でキスする人もいます。仲間内で写真を撮り合うときなどは、自分以外の誰かに撮ってもらいますよね。後で見たとき、他の人より目立ちたいという心理もそこにはあります。

その相手が好きだから

「女の子同士でキスしたことは、その子以外ではありません。その子のことが好きで、どうしても気持ちを抑えられなくなってキスしちゃいました」（21歳/女性）

相手の女の子が好きという理由からキスした女性です。恋愛対象が女の子の場合と、その相手だけなぜか特別に好きな場合の二つの理由が考えられますね。

女の子同士でキスする心理の裏には、実はこれから述べるような思惑もあります。これらは、恋愛における駆け引きに少し似た心理です。女性特有のものとも言えそうなので、男性からは理解されにくいかもしれません。

では、思惑を込めて女の子同士でキスをする意外な理由に迫ってみましょう。

注目を浴びるためのキス

それがどんなシチュエーションでも、周りから見たときのインパクトを意識して、わざと女の子同士でキスをする場合があります。「注目を浴びたい」という心理だと考えられます。男性でも女性でも、女の子同士でキスしているところを見たら「うわ！大胆だな！」と思いますよね。

人目もはばからずに、しかも女の子同士でキスをすれば、確実にその二人は誰よりも目立つことができます。お互いにオープンな性格で目立ちたがり屋だと、周りからの注目を浴びたくてわざとキスをするでしょう。

周りへの仲良しアピール

女の子同士がキスをしても、周りの人はすぐに「付き合ってるの？」とは思いません。それよりも、どちらかといえば「仲良しだね」と見られることの方が多いです。なので、「私達はこれだけ仲がいいのよ」というアピールのために、キスして見せることもあります。

なぜそんなことをする必要があるのかというと、仲良しアピールの他に、優しさや性格の良さもアピールしたいという思惑があるからです。キスをするほどの友達がいて、同性に好かれていることをアピールしたい気持ちがあるのです。

余談ですが、男の子同士がキスをしても、女の子同士のキスほどは仲良しアピールには見えないものです。すぐに「あの二人は付き合ってる」と恋愛関係をアピールすることになってしまうでしょう。

男性からの「萌え」を狙ったキス

女の子同士でキスする場面を見せると、男性は萌えたりします。少しセックスアピールに近いことなのかもしれません。女の子同士がキスしていると、その相手を自分に重ね合わせ、興奮する男性もいます。それを狙って、あえて女の子同士でキスして見せるという思惑もあるでしょう。

女性がこんな行動に出るとき、実は周りに意中の男性がいる場合などもあります。本当はその人とキスしたい。だから他の女の子とキスしてるところを見せて、私とキスしたいと思ってもらいたい。そんな心理も考えられます。

インスタ映えのためのキス

自分のインスタグラムなどで、見てくれる人から「いいね」が欲しいために、女の子同士でキスをする場合もあります。今や誰もが利用しているSNSで、他の人と差をつけるために、インパクトのある画像をアップしたい人はたくさんいます。

美味しいごはん、綺麗な景色などよりももっとインパクトある画像をアップしたい。そう考えたときに、まさか自分のセクシーショットをあげるわけにはいきませんよね。なので、見た目にも可愛く写る、女の子同士のキスショットをあげるのです。

男女の恋人同士のキスと違って、女の子同士でキスをするタイミングはもっとフランクです。誰が周りで見ていようとも、あまり関係はありません。最初からそんなつもりはなく、勢いでしてしまう場合などもあるでしょう。

ハグした時に流れで

何気ない挨拶をしたときに、仲のいい女の子同士ならもちろんハグすることもあります。それだけではキスするまでには至りませんが、たとえば特別な理由があると、ハグの流れでキスすることも考えられます。

離れ離れの学校に進学したけれど、何年かぶりに親友に会った。そのようなことがあると、感情が大きく揺れ動き、キスする流れになる可能性もあるでしょう。

飲み会でお酒に酔った時

お酒に酔ってしまうと、人は思いもよらない行動をしてしまうことがあります。女の子同士のキスも、そんな状態のときにすることが多いでしょう。酔うと「キス魔」になってしまう人もいるほどです。キス魔と呼ばれる人は、相手が男性であろうが女性であろうがあまり関係はありません。

ですが一方で、女の子同士でしかキスしないという人も中にはいます。そんな人が飲みの席に居た場合、女の子同士でキスする流れとなるでしょう。

なにか嬉しい出来事があった時

なにか嬉しいことがあると、その勢いで女の子同士でキスすることもあります。あまりに感情が高ぶると、突発的になんらかの行動に出ることがありますよね。男性同士でも、たまに喜び合って抱き合っている場面に遭遇することがあります。ですが、男性同士の場合は、キスには至らないことがほとんどでしょう。一方、女の子同士だと、気持ちが盛り上がってキスにまで発展するのです。

その心理として、キスを喜びの表現だと思っている、ということが考えられます。また、相手が男性ではないので、警戒心が少ないこともあげられるでしょう。

カメラを向けられた時

女の子同士で遊んでいる時、またはどこかへ出かけている時、ほとんどといっていいほど、カメラの存在があります。カメラは無いにしても、たいていの人はスマホを持っていますよね。特に女性は、写真を撮るのが好きな傾向にあります。

このとき、インパクトを残したいと思ったり、嬉しい感情や解放された気分などが爆発したりすると、反射的に女の子同士でキスをしてしまうのです。それはなぜ？と聞かれても「なんとなくノリで」としか言いようがないのが女性の本音でしょう。

ではここで、女の子同士のキスの、深い心理にも迫ってみましょう。最初は恋愛感情は無かった、または最初から好きだったなど、いろいろな心理があると思います。きっかけはどうあれ、最終的に女の子同士のキスから恋愛感情へと発展した場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか。同じ状況にいるという方は、ぜひ参考にして見てください。

信頼している人だけに付き合いを報告する

今の時代、恋愛は異性同士でするものという既成概念はほとんどなくなったといっても過言ではありません。ですから相手が女性でも、恋愛してはいけないなんてことはありません。ですが、注意点をあえていうなら、付き合い初めの段階では、信頼している人にだけふたりの関係を明かすことをおすすめします。

きっとこの先、交際を続ける中で、周りの声を邪魔に感じることもあるでしょう。あまりオープンにしてしまうと、二人の関係が長続きしないことに繋がる危険性もあります。ですから、付き合い初めの段階では、一部の信頼する人に報告するに留めることが賢明です。

急によそよそしくすると不自然に

女の子同士のキスから恋愛の関係に発展した場合、急によそよそしく振る舞うと、逆に不自然になってしまいます。これまで仲の良かった友達同士ならなおさらです。付き合っていることを隠そうとして、皆の前で一緒に居ることを避けたり、会話しないようにするのは止めましょう。

「ケンカでもしたの？」と思われているだけなら構いません。ですが、もしもそんな二人が、街中で仲良さそうに歩いているところを見かけられたら、周りの人は不自然に思うでしょう。お互い避けるのではなく、これまでどおり仲良く振る舞うことをおすすめします。

男性相手に嫉妬しない

女性同士の恋愛が初めてだと、恋愛対象が女性だけなのか、もしくは男性も含まれるのか、はっきりしないケースもあると思います。彼女の恋愛傾向がよくわからない場合は、男性全般が嫉妬の対象になることもあるでしょう。もしも彼女が男性と仲良さそうにしていたら、もちろん嫉妬してしまうこともあるはずです。そんなとき、「心配する必要はない」とは言い切れませんが、せめて彼女のことを信頼してあげましょう。

これは男女の恋愛関係でも同じことです。相手を信頼することが、交際を長続きさせるための秘訣です。嫉妬の心は何も生みません。マイナーな恋愛の形かもしれませんが、疑いの気持ちは持たず、相手を信じてあげましょう。

秘密にし過ぎない

急によそよそしくしないということに通じることですが、秘密にしすぎることもまた、あまり良い結果にならないでしょう。信頼できる人にだけ報告するということは、他の人には秘密にしておくということです。ですが、あまりそのことに過敏になり過ぎると、嘘をつかなければいけない場面も出てきますよね。

付き合っていくにあたって嘘があると、やがて二人の間に悪い影響を及ぼします。たとえその嘘は周りの人についた嘘でも、二人の間でつじつまが合わなくなってしまうのです。ですから、秘密にするのは「付き合っている」という事実一点に絞りましょう。

必要以上に男性を避けない

どうして女性を好きになったのかにもよりますが、できれば必要以上に男性を避けないことをおすすめします。どうしても嫌悪感を抱いてしまうなら、これまでしてきたように、男性とは適度に距離を取って関わり続けるのがいいかもしれませんね。

ですが、もしもこれまでは普通に男性とも接していたのであれば、女性と付き合ったからという理由で男性を避けない方がいいでしょう。急に男性を避けると、これまで仲がよかった男友達に疑問を持たれますし、勝手な憶測を呼ぶことに繋がります。相手の女性の目も気になるでしょうが、彼女に理解してもらって、これまでどおり男性と接するのが得策でしょう。

人前でのスキンシップは自然に

好きな相手ですから、スキンシップが頻繁になってしまう可能性もありますよね。相手も同じようにスキンシップを求めているはずです。となると、知らず知らずのうちにそのスキンシップが濃厚になってしまうことも考えられます。

周りは仲の良い友達同士と見ていても、あまり濃厚なスキンシップを目撃したら、疑問が湧いてしまうでしょう。ですから、人前でのスキンシップは、できるだけ自然になるように心がけましょう。

女の子同士のキスについて、経験談をご紹介しましょう。ライトなエピソードから、ちょっと深刻なものまでさまざまです。同じような体験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてください。

友達が酔っ払ってキス魔に！

「私の友達は有名なキス魔！もちろん酔っぱらってるとき限定です。その日はいつもよりベロベロに酔っていて、いつもよりしつこいのなんの。どんなになだめても、全然キスするのを止めなかったですね。だけど、男性にはしないんです。酔っててもそだけは分かってるみたい」（22歳/女性）

よく聞くキス魔のケースですね。ですが、この女性は男性にはしないとのことです。酔っていてもしっかり分かるのでしょう。もしも男性相手にキス魔になったら、変に期待させてしまいますものね。

仲良しの友達とのチュープリ

「私たち女子高生の間では、女の子同士のチュープリは当たり前です。だけど、どんな友達ともプリクラは撮るけど、さすがにチュープリは仲良しの女子とじゃなきゃ撮りません。後で見て、盛り上がったりするのに最高なんです。チューしてるから顔が見えないんだけど、楽しいからOK。私の周りでは男の子同士もたまにチュープリ撮ってますよ！」（18歳/女性）

「チュープリ」とは、キスをしている瞬間を撮ったプリクラのこと。女子高生の間では、女の子同士のキスのプリクラは当たり前だそうです。後で見て楽しめるし、大人になってからもいい思い出になるでしょう。

彼女の部屋で…

「親友の部屋へいつも通りに遊びに行きました。でも、なんとなくその日は彼女がいつもと違う感じだったんです。音楽聴いたり雑誌見ながらジリジリと隣にくっついてきて…。おかしいなと思ってたら急にキスされたんです。『ごめん』って謝られた後に『いいよ、大丈夫』って言ったら、もう一回キスされました。それ以上のことは起きなかったけど、なんか変な感じ。全然嫌じゃありませんでした」（20歳/女性）

相手の女性は、はっきりと恋愛感情として好きな気持ちがあるのでしょう。その日はきっと、キスをしようと決めていたと思われます。キスをされた側の女性の心理は「嫌ではない」とのこと。お互いの合意が感じられますね。

自分でも気付かなかった気持ちに

「普段から、女の子とスキンシップしたい気持ちがありました。男の子にはこんなこと思わないんです。自分でもなんでかなって思ってたけど、この前ハグのついでに仲良しの女の子にキスされたとき、すごくドキドキしたんです。そこで初めて『あ、私は女の子が好きなんだ』って気付きました。そのときキスされた女の子が好きっていうんじゃなくて、好きの対象が『女の子』ということ。あのときのキスではっきりしましたね」（23歳/女性）

女性からのキスがきっかけで、恋愛対象が女性であることに気が付いたんですね。それまで男性とのお付き合いもなかったそうなので、自分の本質に気付くことがなかったのでしょう。

女の子同士のキスにもそれぞれの気持ちがある

恋愛対象が男性の人は、特別な感情ではなく、挨拶とほとんど変わりない感覚でしている、女の子同士のキス。自分の周りで女の子同士がよくキスをしていれば慣れてしまうでしょうし、男性とするよりもハードルが低いこともあって、女の子同士のキスは「よくある行為」になっているようです。

ですが、そこに特別な感情を込めている女性もいます。女の子にキスされて相手の特別な思いに気づいたら、いつもよりも真剣にキスの意味を考えてあげなければいけないのかもしれませんね。

女の子同士の恋愛ってあり？

異性に恋する人もいれば、同性に惹かれる人もいます。女の子同士でキスするような関係も、決して奇異なものではないでしょう。『恋愛白書』（てんちむ）には、以下のような記述があります。

「人間の身体上の性別は男と女しかないけれど、必ずしも異性を好きにならなければいけないってルールがあるわけじゃない。地球上にはめちゃくちゃたくさん国があっていろんな人種がいて、70億人以上の人間が息してる。だから誰もが異性を好きになるとは限らないし、いろんな趣味嗜好の人がいて当たり前。

もし同性を好きになったとしたら。告白したら相手も自分のことを好きっていう可能性もあると思うし、もし相手に『同性は恋愛対象じゃないんだよね』って言われたとしても、友達としてうまくいくかもしれないし。そこからの道って、自分と相手の関係性次第でどうにでもなると思う。
結果がどうであれ告白するのか、気持ちを殺して友達としてずっと仲良くするのかは自分次第だよね。

とはいえ同性に告白したいけど『気持ち悪いって思われて、敬遠されたらどうしよう……』みたいな悩みを持つ人も多い。確かに世の中にはそういうふうに思う人もいるかもしれないから、そう思われる覚悟は、半分くらい持っておいたほうがいいと思う。気持ち悪いって思ってしまうのもその人の感情で、こっちじゃコントロールできないものだから。その感情を否定するのもまた違うし。なるほど、この人はこういう考え方なんだっていうだけの話で。

個人的には、同性を好きになったっていうぐらいで見る目が変わったり、気持ち悪いと思ったりする人っているの？っていうタイプ。私はもし自分の友達に『実は同性に恋愛感情を持ってるんだよね』って相談されたら『そうなんだ、頑張りなよ！』って普通に応援する。

自分と違うもの＝気持ち悪いとか、受け入れられないって考え方をする人とは、気が合わないと思うから友達にはならない。」

同性に恋愛感情を抱いていることを、相手や周囲に打ち明けられず、悩んでいる人もいるでしょう。女の子同士の恋愛を受け入れてくれる人ばかりではないかもしれませんが、さまざまな価値観があるのは仕方がないと割り切ったほうがよさそうです。

カミングアウトすべきかどうか悩む人は多い

自分の性的指向を明らかにするのは、勇気のいることです。『LGBTQの恋愛ってイイんです：自分が同性愛者だと気づいたときに読む教科書』（LGBTQ愛好会）には、以下のような記述があります。

「カミングアウトすることって、とても勇気がいりますよね。
正直、私は家族にカミングアウトすることはできていません。
将来的にはカミングアウトする予定ですが、その日そのタイミングがくることを狙っているという状態です。
そして、私は友達にはカミングアウトしています。
初めてカミングアウトしたのは高校生のときでした。
高校生の時に自分の気持ちを受け入れました。
受け入れた後は、その気持ちを理解してほしいと思い同じ高校に通っている親友に話しました。
親友は最初はとても驚いていましたが受け入れてもらうことができました。
その時は安心感と嬉しさが溢れました。
もちろん、惚気話や相談事もしていました。
親友は親身になって聞いてくれました。
なかには受け入れられないという友達もいましたが、時間が経つにつれ受け入れてくれました。
その友達は、
『自分が同性を好きになることはないと思うけど、私が同性を好きになっても自分たちの関係が崩れることはない。』
と言ってくれました。

世の中には、色んな意見がありますが、身近に同性愛者がいなかったりで経験がない人は好き勝手言えると思います。
ですが、自分の仲良い友達が同性愛者で悩んでいたら受け入れて、友達を元気にさせてあげようと思ったり話を聞いてあげようと思うと私は思います。

私の知り合いには、家族にもカミングアウトしている人もいます。
すぐに受け入れてくれるご家族もあれば、時間がかかってから受け入れてくれるご家族もあるみたいです。
親世代の同性愛者は今の時代よりも少数派ですから、悩んでしまうのも分かります。
同性愛でも気持ちは本物だと分かってもらいたいですね。
ただ、家族の交際への理解は同性愛者でも異性愛者でも賛成・反対はありますから恋愛の中の1つの飛び越える壁でもありますね。
真剣に交際していれば私は大丈夫だと信じています。」

同性愛者でも異性愛者でも、周囲や家族に交際を理解してもらうためには、少なからず壁があるものなので、真剣な姿勢を見せ続けていくしかないのかもしれません。

＜参考文献＞
『恋愛白書』（てんちむ）
『LGBTQの恋愛ってイイんです：自分が同性愛者だと気づいたときに読む教科書』（LGBTQ愛好会）