男友達と泊まりの旅行はアリ？男女の心理と気を付けるべき注意点とは

「男友達と泊まりで旅行」といえば、人によってアリかナシかがはっきり分かれますよね。自分は男女の友情を信じて旅行に行ったけれど、実は相手は下心を持っていた…なんてことも十分にありえます。

「彼氏以外の男性と旅行に行くなんて考えられない」という人もいれば、「好きな男友達との旅行でなんとか関係を発展させたい」と願っている女性もいるでしょう。

このように、男友達との旅行は、相手との関係性によってアリ、ナシの判断がしにくいのが難しいところです。

それでは、実際に男女で旅行に行く人たちは一体どのような心理なのでしょうか？異性同士で旅行に行くときの男女の心理の違いや、気をつけておきたいポイントについて考察します。

異性との旅行について、まずは女性側の心理から見ていきましょう。アリ派の人にはあるあるなことも、ナシ派の人からすると目からウロコかもしれません。

純粋に友達として旅行を楽しみたい

男友達を異性として意識しておらず、純粋に仲の良い友人として旅行に行く感覚の人が多いようです。友達を男女に分けて考えていないので、男友達と二人っきりの旅行にも違和感がありません。

男友達に対して恋愛感情がないのはもちろん、相手のことも信用しているため、何か過ちが起きる心配もしないという人が多数のようです。

女の一人旅行より安心できる

友達感覚と言っても、やはり男性がいると何かと心強いもの。いざという時に守ってくれる存在がいるのといないのでは、旅行中の安心感が大きく違いますよね。

国内旅行ならトラブルの発生率は少ないですが、特に海外旅行となると治安の悪い地域もあるため、女一人旅よりも男友達がいる方が安全でしょう。

女にはない長所がある

一般的に、男性は女性よりも地図を読むのが得意と言われています。土地勘のない場所を旅行するときも、きちんと地図を読める男友達が一緒なら安心ですよね。

また、男性には女性よりも腕力が強いという長所があります。例えば、キャンプなどアウトドア系の旅行には力仕事がつきものですが、力持ちの男友達がいればきっと大活躍してくれますよ。

気を使わないのでリラックスできる

女友達との旅行は何をするのも一日中べったりで、つい疲れてしまいませんか？また、彼氏との旅行では常に可愛く見られたいという思いから、気を張ってしまうことも。

一方で男友達との旅行なら、トイレに行くときなど、お互い程よいタイミングで一人になれるので、気疲れしにくいんです。気心の知れた男友達には自分を可愛く演出する必要がなく、自然体で過ごせるのも大きなメリットですね。

実は男友達に好意を抱いている

男友達との旅行は基本的にNGでも、相手が好きな男友達なら話は別ですよね。旅行中は普段と違う一面を見られるし見せられるので、関係の進展を期待して男友達と旅行に行く女性も多いんです。

実際に、男性が異性の友達と旅行に出かけた場合、２人に１人は恋に落ちるというデータもあるほど。旅行中に恋愛に発展するというのは、あながち期待外れではないようですね。

グループ旅行なので断れない

大学のサークル仲間や趣味のつながりなど、グループで行く旅行は男女一緒ということがよくあります。このような場合、本当は男友達との旅行はナシ派なのに、付き合いのため断りきれなかったという人もいるでしょう。

あるいは、二人きりではなくグループで行動するので抵抗感が薄れる、という意見もあるようです。

普段と変わらない態度で旅行を楽しんでいる男友達も、実は心の中では何を考えているのかわからないもの。いつも友達扱いしてくる男友達が、実は下心を抱えていないとも限りません。

それでは、女友達との旅行に抵抗感がない男性はどのような心理状態なのでしょうか？

女友達に対して好意がある

一緒に旅行する女友達に対して好意を持っているケースが考えられます。好きな相手とは一分一秒でも長く過ごしたいものなので、朝から晩まで一緒にいられる旅行のチャンスを逃す手はありません。

また、好意のある女友達と旅行に行けば、旅行特有のムードのおかげか、いつもより積極的になれるというメリットがあるようです。

下心のある体目的

純粋な好意を持って旅行に臨む男性がいる一方、残念ながら、ただ単に体目的という男性もいます。下手すると友情関係にヒビが入りそうですが、悲しいことに、それでも構わないという男性がいるのも事実です。

というのも、一般的に男性は、100％恋愛対象にならない女性とは、友達関係にすらなれないそう。少しのきっかけ次第で、「男女の友情」「好きな相手」「体目的の遊び相手」のいずれかに転がるのは仕方がないことなのです。

単純に仲の良い友達と旅行に行く感覚

特に男女の違いを気にしておらず、ただ仲の良い友達同士で旅行に行きたいだけというパターンです。女友達に対して、男友達に対するのと同じように分け隔てなく接します。悪く言えば、女友達を男のように扱うこともしばしば。

男女の友情肯定派の人に多い心理と言えるでしょう。

男友達同士では行けない場所に行きたい

女性客が多いカフェや、女性ファンが大半を占めるアーティストのライブなど、男友達同士では行きにくい場所は意外とありますよね。そういった場所への旅行も、女性が隣にいてくれれば付き添いのフリができるので、女友達と一緒に行きたいと望む男性が多いんです。

男友達の中では付き合っているつもり

学生の頃は告白してから付き合うのが基本のセオリーですが、大人になってくると明確な言葉がないままお付き合いが始まっていることも。女性はただの男友達だと思っているのに、男友達の中ではすでに交際しているつもりでいるケースも十分にありえます。

そのように考えれば、男友達はカップルとして旅行に臨んでいるため、異性と旅行に行くことに違和感を持たないでしょう。

モテないと思われたくない

少しひねくれた心理ですが、周りに「モテない」と認識されたくないため、あえて女友達と旅行に行く人もいます。いわば、女性を連れているという優越感に浸っているのです。

特にテーマパークなどカップルが多いスポットでは、女友達を連れて「リア充アピール」をしたいという心理が強まるでしょう。

いくら男友達との旅行はアリと考えていても、それはもちろん安全な相手を選んでいることが前提ですよね。一緒に旅行する男友達の条件を決めておかないと、後々トラブルに巻き込まれてしまう可能性も…。

旅行に行く相手として避けるべき男友達の特徴について、以下にまとめてみました。

過去に告白した、告白された、付き合ったことがある男友達

過去に色恋沙汰があった男友達との旅行には行かない方が無難。良い方に恋愛感情が再燃することもありますが、大抵は体関係に陥ってしまうケースが多いです。

二人っきりの旅行はもちろん、グループ旅行でも油断はできません。なぜなら、周囲が二人の間に何があったかを知っている場合、くっつけようと仕向けてくる可能性があります。

人数にかかわらず、過去に告白したりされたり、あるいは交際していた男友達との旅行は避けましょう。

彼女持ちの男友達

彼女がいる男友達との旅行は、はっきり言ってトラブルの予感しかありません。「彼女は気にしないから」という男友達の言葉を信じるのは禁物です。

その彼女とも友達の場合は関係が悪化しますし、もし流されて男友達と浮気をしてしまったら、人間関係はさらに泥沼状態になります。彼女が一緒に参加しているグループ旅行ならまだしも、二人っきりで旅行に行くのはやめておきましょう。

自分に好意を持っている男友達

普段の態度を観察し、明らかに自分に好意を持っている男友達との旅行に行くなら、まずは自分の気持ちを確かめましょう。

その男友達に対して恋愛感情を持っていない場合、旅行の誘いは断るのがベター。思わせぶりに旅行に行ってしまうと、結果として男友達を傷つけることになりかねません。

もちろん自分も男友達に好意があるなら話は別です。きっかけ待ちの二人なら、恋愛関係に進むステップとして旅行に行くことは効果的でしょう。

お金に困っていそうな男友達

飲み会でよく財布を忘れたり、割り勘の計算は１円単位まで細かかったり、お金に困っていそうな男友達に心当たりはありませんか？

いくら一緒にいるのが楽しくても、お金を巡るトラブルが予想できる男友達との旅行は絶対にNG。なぜなら、旅行費用や食事代、レンタカー代など、旅行中は金銭問題が発生しやすいからです。

「金の切れ目が縁の切れ目」とはまさにその通りで、金銭トラブルは友情関係を簡単に破壊してしまう一面を持っています。

女友達との旅行とは違い、異性である男友達との旅行には気をつけたいポイントがいくつかあります。旅行に行ってから後悔しないよう、まずは基本的な注意点をチェックしておきましょう。

彼女がいるか確認しておく

大前提として、男友達に彼女がいるかいないかは最低限知っておきましょう。確認を怠ったまま彼女持ちの男友達と旅行に行ってしまうと、後々のトラブルは避けられません。

また、同性として彼女側の気持ちに立てば、自分の知らない間に彼氏が女友達と旅行に行ってるなんてショックですよね。彼女がいない男友達なら特に配慮はいりませんが、彼女持ちの場合は彼女への思いやりが大切です。

思わせぶりな態度を控える

男友達は、女友達が自分と二人っきりの旅行に来ている時点で「何か起こるかも…」と期待しているかもしれません。そのため、旅行中の思わせぶりな態度は、エッチOKのサインと受け取られる可能性があります。

もし男友達との体の関係を望んでおらず、これからも仲の良い友人同士でいたいなら、彼氏に見せるような表情や態度はしないように気をつけましょう。

服装の露出度を抑える

思わせぶりな態度と同様に、過度な露出は体の関係を匂わせてしまいます。初めは全く下心を持っていなかった男友達すら、露出度の高い服装によってムラムラとした気持ちが誘発されてしまうでしょう。

そのため、キャミソールではなくTシャツ、短パンではなく長ズボンをチョイスするのがおすすめ。自分の身を守るためにはもちろん、男友達に旅行を純粋に楽しんでもらうためにも、服装選びには配慮が必要です。

旅行前に自分の気持ちを伝えておく

男友達に対して特別な恋愛感情を持っていない場合は、旅行に行く前にはっきりと伝えておくのが有効です。相手に不要な期待をさせないことで、純粋に仲の良い友人同士として旅行を満喫できますよ。

男友達と行く旅行においてデリケートな部分といえば、ホテルや旅館などの宿でどのように過ごすかですよね。

というのも、宿での立ち振る舞いは、男友達との今後の関係にダイレクトに響きます。基本の注意点に続いて、宿での過ごし方におけるポイントを見ておきましょう。

泊まる部屋は男友達と別にする

男友達と泊まりの旅行の際、泊まる部屋を別々にするのは基本中の基本とも言えるルールです。自分にはその気がなくても、「同じ部屋で寝る＝一線を超えてもOK」と受け止められてしまう可能性は否めません。

うっかり体の関係を持ってしまって友達に戻れなくなった、というのはよくある話。いくら気心が知れた仲とはいえ、男と女であることはきちんと意識しましょう。

危険を感じたら部屋を出る

ホテルや旅館など同じ部屋で過ごしているとき、男友達から下心のある態度を感じ取ったら要注意です。大切な友人を疑うのは心苦しいですが、我慢ができなくなった男友達が女性がいる空間に襲撃してこないとも限りません。

もし体の関係を迫られた場合、女性の力で男性に抵抗するのは困難です。何かが起きてしまう前に、思い切って部屋を出ましょう。

夜はお酒を飲みすぎない

こちらは、お酒が弱い人はもちろん、強い人にも注意してほしいポイントです。なぜなら、旅行中はつい気持ちが大きくなって、お酒の強さにかかわらず飲み過ぎてしまうものだから。特にお酒を飲んで記憶がなくなった経験がある人は要注意です。

グループ旅行なら記憶をなくしてもそれほど心配はありませんが、男友達と二人っきりの旅行は別物。「朝起きたら二人とも裸で寝ていた」なんてことも十分にありえます。

もしそんな事態が起きてしまったら、気まずい空気とともに旅行を続けなければなりません。お酒を飲むなら適量を守り、記憶があるうちに別々の部屋に戻るのが賢明です。

お風呂上がりに会わない

お風呂上がり特有のいい匂いは、男友達にとってかなり刺激が強いです。男友達の下心を誘発させる恐れがあるので、お風呂に入るのは寝る直前がベター。

夕食や晩食はなるべく入浴前に済ませて、お風呂に入った後は男友達に会わないようにしましょう。

ここまでは、恋愛感情のない男友達との旅行におけるポイントを見てきましたが、一方で好きな男友達との旅行を控えている人もいるでしょう。せっかくなら、旅行という絶好のチャンスを活かしてもっと距離を縮めたいですよね。

好意を寄せる男友達との旅行で関係を発展させるには、どのような方法があるのでしょうか？

酔ったふりをして甘える

まずは定番の「酔ったふり作戦」からご紹介します。夜に二人っきりで晩酌をするなら、お酒の力を借りない手はありません。

つい飲み過ぎてしまったふりをして、男友達に可愛く甘えてみましょう。もし甘えるのが難しいなら、旅行中の楽しかったことを振り返り、「また一緒に来ようね」と伝えるだけでも効果的ですよ。

酔っているとき特有のふわふわとした雰囲気を演出すれば、男友達はいつもと違う一面にどきっとするはずです。

さりげなくボディタッチ

いつも友達扱いしかしてくれない男友達には、思い切ってボディタッチするのがおすすめ。女性らしさをアピールすることで、男友達から異性として意識してもらえること間違いなしです。

ここで気をつけたいのは、あくまで「さりげなく」触れるということ。肩を叩いて呼びかけたり、服の裾を引っ張って振り向かせたり、自然なボディタッチを装いましょう。

恋バナを持ちかける

いつも盛り上がるのは趣味など色気のない話で、二人っきりなのに恋愛ムードにならない…とお悩み中の片思い女性は多いですよね。

それなら旅行中の勢いに任せて、いつもはしない恋バナを持ちかけてみましょう。相手の恋愛観を知ることができるほか、さりげなく好意を匂わせることもできますよ。

旅行プランを一緒に考える

旅行先や旅の行程を考えるのは、いわば一種の共同作業。旅行のプランを一緒に立てることで、旅行前からグッと距離を縮めることができます。

また、二人で決めた計画通りに旅行が進めば達成感を味わえますよ。反対に、想定外の事態が起きても、ハプニングを一緒に乗り越えることで絆が強まり、特別な存在へとステップアップできます。

最後は、男友達との旅行におすすめの行き先を５つご紹介します。前半３つは純粋な友達関係としての旅行向け、後半２つは好きな男友達との旅行向けでまとめてみました。

富士サファリパーク（静岡県）

自分も男友達も動物が好きなら、富士サファリパークで動物と触れ合う旅行はいかがでしょうか？

富士サファリパークではマイカーでサファリ見学ができるので、車好きの男友達とドライブ感覚で行くのもいいですね。夜にナイトサファリコースが実施されている期間もあり、朝から晩まで一日中飽きずに楽しむことができますよ。

蔵王（宮城・山形県）

蔵王は一年を通して楽しめる観光スポット。特に男友達とアクティブな旅行を楽しみたい人におすすめです。

比較的涼しい夏にはハイキングをしたり、冬には絶景の雪景色の中ウィンタースポーツを楽しんだり、体力のいる遊びに付き合ってもらえるのは、まさに男友達との旅行ならでは。

また、「日本の滝百選」に選ばれている滝見台など自然と触れ合えるスポットが多く、のんびりとリフレッシュしたい人にもぴったりです。

竹田城（兵庫県）

「天空の城」として有名な竹田城も男友達との旅行にぴったり。というのも、竹田城の代名詞である雲海を見るためには、徒歩数十分の道のりや早朝の寒さなど、それなりの覚悟が必要だからです。

ハードな旅程なので、旅行中はメイクやヘアセットが崩れる可能性も。そのため、すっぴんを見せたくない相手である彼氏と行くよりも、すっぴんを見られても怖くない男友達と行く方が、気楽に過ごせること間違いなしです。

菖蒲が浜キャンプ場（栃木県）

ここからは、好きな男友達との旅行に最適なスポットをご紹介します。一つ目は、栃木県にある菖蒲が浜キャンプ場でアウトドアを楽しむプラン。なぜ好きな男友達との旅行向けなのかというと、キャンプは常に共同作業の連続のため、自然に距離を縮めやすいからです。

例えば、火をおこすにもテントを広げるにも、二人の力を合わせることで一体感が生まれ、キャンプの終盤には旅行前よりも絆が強まっているでしょう。また、自然の中で一夜を過ごすことでいつもと違う雰囲気が漂い、二人の間の恋愛ムードがグッと高まりますよ。

ディズニーランド（千葉県）

カップル向けスポットの定番であるディズニーランド。実は、友達から恋人関係に進みたい人にとっても強い味方なんですよ。

自然とうきうきした気持ちになれますし、アトラクションの待ち時間などゆっくり会話するチャンスが多いのも大きなメリットです。観光名所を回る旅行よりも二人の時間を楽しむことができるでしょう。

とはいえ、アトラクションの待ち時間に何を話せばいいかわからないという声も多いはず。それなら、スマートフォンで一緒に動画を見たり、アプリでゲームをしたりするのがおすすめです。

緊張がほぐれるほか、待ち時間を退屈せずに過ごせるので一石二鳥ですね。このように会話以外の引き出しを前もって準備しておきましょう。