関西人ってどんな性格?恋愛観や関東との違いも調査
この記事では、関西人についてのイロイロを詳しく解説していきます。関西についてもっと詳しく知りたい人や、好きな人が関西人という人は、是非ご覧下さい。
そもそも「関西人」とは?
関西地域に住んでいる人のことをざっくりと関西人と呼びますが、関東人がイメージしている「関西人」は近畿地方に住んでいる人ではないでしょうか。中でも大阪には、吉本新喜劇の中からそのまま出てきたような、ちょっと懐かしい「アナログタイプ」の関西人が今でもたくさんいます。
しかし、関西人といってもひとくくりにしてはいけません。京都府民と大阪府民では雰囲気や性格が少し違います。京都府民の中には「大阪人と一緒しないで欲しい」と思っている人もいるので、注意が必要です。
関西人と関東人の性格は合わないって本当?
関西人と関東人の性格は、同じ日本人でも違う部分が多々あります。もちろん人によりますが、関西人の中でも特に大阪人は「お笑い」の文化を大切にしており、人と話をする場合は、いかに面白くコミュニケーションを取れるかを重要視しています。関東人の耳には関西人の会話が漫才のように聞こえるのもそのせいです。
一方、関東人は、人を傷付けないように相手の気持ちを察しながら会話する人が多いです。楽しいコミュニケーションを重要とするのではなく、いかに事実をスマートに伝えられるのかを大事にしているんですね。
話の伝え方や大事にしている部分が異なるので、関西人と関東人は性格が合わないというよりも、「考え方が違う」という言い方をした方が適切でしょう。
関西と関東はこんなに文化が違う!
関東と関西では、日常生活を送る中でもちょっとした違いがあります。例えばエスカレーターです。大阪では右側に立ちますが、東京は左側に立ちます。旅行などで違和感を覚えることもありますよね。
他にも、お雑煮の味や桜餅の形、うどんの出汁の色など、食べ物では特に多くの違いがあります。これらの違いを知っておけば、関東人なのか関西人なのか、すぐに見分ける事が出来ますよ。
関西人の性格の特徴とは?
コミュ力が高くてフレンドリー
関西人は初対面の人にでもフレンドリーに話しかけられる人が多く、コミュニケーション能力が高いと言われています。例えば大阪で見知らぬ人に道を聞けば、「ここを真っすぐ行くやろ、そんで突き当りをビューッと左に曲がって…」と細かく教えてくれるでしょう。聞かれた人も分からない場合は、近くにいる別の人に聞いてくれる人もいるぐらいです。
困っている人がいたら助けてあげる、知らない人ともすぐに友達になれるなど、人情味に溢れているのが関西人の特徴です。明るくてあっけらかんとしている性格の人が多いですね。
地元への愛が強い
関西人は地元を誇りに思っており、出身地の悪口を言われるのを嫌がります。特に京都府民や大阪府民にとって地元は特別です。上京しても関西弁を標準語に直さない人が多いように、方言や関西文化をとても大切にしているのです。
東京で活躍している芸能人が関西出身だと知ると嬉しくなったり、好感度が上がってしまうのも、仲間意識のようなものが関西人は強いからなのでしょう。
声が大きくてお喋り好き
声が大きくてお喋りなのも、関西人の特徴です。関西では電車の中でも話し声がよく聞こえてきますし、大阪のおばちゃんは美術館や博物館でもよく喋っています。特に大阪人は生まれたときからお笑い文化と共に育つので、自分に注目してもらうために大きな声で話すようになるのかもしれません。
また、声量がさほど大きくなくても、関東の人からすれば関西の独特なイントネーションがよく耳につくので、声が大きく感じるのでしょう。
京都府民はプライドが高い?
京都府民は、大阪府民や奈良県民などとは少し違った性格を持っています。歴史の上では、京都は1000年以上も日本の首都だったので、今でも「京都が一番」と考えている人が多いのですが、しかしながらそれを口には出しません。お高くとまった雰囲気を持っているのが、プライドが高いと言われる原因でしょう。
また、大阪弁と京都弁を一緒にされるのも我慢ならないようですね。はんなりとした印象の京都府民ですが、大阪府民以上に地元を愛しており、負けず嫌いな性格です。また、怒りを表情に出さず、ニコニコしながら心の中では激怒している、なんて事もあります。
大阪府民はボケツッコミが命
一方で大阪府民は、見た目や話し方が怖くても、性格は優しくて人情味溢れている人が多いです。京都府民とは違い、思ったことを素直に口に出す人が多いので、他府県民の人とトラブルになってしまう事も。
また、友人同士の会話でもボケ役とツッコミ役がきちんと分かれており、普段の会話でも「なんでやねん」「アホちゃうか」などの言葉が飛び交っています。しかし、大阪府民独特のノリは、他府県民からは理解されない事もあり、「図々しい」と思われてしまうことも。しかし悪意があるわけでないので、大阪府民と付き合う場合は、少しの失言は受け流してあげましょう。
奈良県民は平和主義
大阪府、京都府と、個性の強いご近所さんに囲まれた奈良県民は、誰にでも優しい平和主義者ですが、内面には熱い情熱を秘めています。他人には警戒心を抱く人も多いようですね。規律に厳しく、ルール違反をするような人が苦手な人が多い傾向となっています。大阪と京都に隠れがちですが、奈良県民も関西人らしさをきちんと持っています。
「関西人」と「関東人」の性格の違いについて
お節介と不干渉
大阪のおばちゃんを代表に、関西人は人懐こい人が多いです。また、お人好しな人も多いので、例えば何か落とし物をした時には、自分の事のように一緒に探してくれるでしょう。良く言えば「人懐こくてお人好し」、悪く言えば「お節介で図々しい」。関西人はそんな性格をしている人が多いです。
一方、関東人、特に東京では、日本全国から人が多く移り住んでいる事もあってか、他人に干渉しない人が多くなっています。といっても人嫌いというわけではありません。様々な事情を抱えている周囲の人達に対して、心の中に土足で入り込むようなことがないように、また失礼な事を言ってしまわないように、あえて不干渉に見えるように振る舞っているのです。
人目を気にするかどうか
関東人は、人にどう思われているかを気にします。場の空気を壊してしまいそうなことは、思っていても口には出しません。自分の行動が他人にどう映るのかを気にして、和を乱すような事はしないのです。
一方、関西人は、思っている事を素直に口に出す人が多く、相手が話している途中で口を挟む事もよくあります。他人の目を気にするよりも、言いたいことややりたい事が出来ずにモヤモヤするのが嫌なんですね。自分が良いと思ったら他人なんて関係ない!という考えを持っているのです。
話にオチをつけるか
関西人は話にオチがないと「え?なんの話?」と感じてしまいます。オチは関西人にとって「これでこの話は終わり」という印です。たとえ面白い話でなくても、オチがあると「なるほど、こういう事を伝えたかったんだな」と共感しやすいのです。関西芸人の漫才を見ていると、終盤に「オチ」が入り、「もうええわ!」とツッコミを入れてから終わりますよね。
会話をしていて「オチは?」と聞かれたら、相手はかなり高い確率で関西人でしょう。
お金に対する意識
関西人の中でも、特に大阪はお金にシビアな人が多いです。元々商人の街だった事もあり、お金の価値をよく知っているのです。あまり無駄遣いをせず、消耗品は安くて良いものを探し出します。何かを買う時に値切る事が出来るのも、関西人ならではでしょう。
かわって関東人は、あまりお金の話をしない人が多いですよね。他人の給料やボーナス、着ている服、カバンの値段などを聞く事はタブーとなっています。しかし関西では「新しい服買ってん」「なんぼやったん?」という会話が当たり前のようにされています。そして安ければ安いほど「ええやん!」と褒められるのです。
関西人はせっかちな性格の人が多い
関東人にとっては、行列に並ぶのはある意味日常茶飯事ですが、関西人は行列に並ぶのを嫌がります。せっかちな性格の人が多いので、なんでわざわざ並んでまで…と感じてしまうのです。自分が一度食べておいしいと感じた飲食店や、どうしても欲しいものがあるお店には並びますが、初めて行くお店の行列に並ぶ関西人は少ないでしょう。
また、大阪にはカウントダウン機能が付いている信号が設置されているのをご存知ですか?せっかちな性格の人が多い大阪で、青になるまでの秒数を表示することにより、信号無視を減らす目的で設置されています。とにかく待つのが嫌な性格の関西人に比べて、待つのも仕方がない事と関東人は割り切れるのでしょう。
性格以外にも?関西人の「あるある」パターン
エセ関西弁にイライラする!
「なんでやねん」「めっちゃ」などの関西弁を使っている関東人が増えてきましたよね。しかし、関西人にとって方言は自分のアイデンティティそのもの。下手くそな関西弁を聞くと、バカにされていると感じるので、ついイライラしてしまいます。
関西人と話す際には、無理に関西弁を使う必要はありません。下手な関西弁を話すぐらいなら、標準語の方が受け入れてもらえますよ。
口癖は「知らんけど」
言葉の最後に「知らんけど」と付け加えれば、自分の発言に責任を持たずに済みます。とても便利な言葉なんですね。自分は情報源ではないけれど、聞きかじった情報を言いたい時などによく使われます。また、会話の雰囲気を柔らかくしたい時にも使われますよ。
関東人は「知らないなら言わないで」と思うかもしれませんが、関西人にとって「知らんけど」は単なる語尾のようなもの。最後に「よう知らんけど」と言われても、深く考えないようにしましょう。
安く買えた事を自慢する
関西人はお値段以上の価値があるものが好きです。安くても丈夫で使い勝手が良いものや、セールで安くなっているものを買えると、つい人に自慢したくなります。買った商品の自慢をするわけではなく、「これだけお得に買えた」という事を誰かに聞いて欲しいのです。逆に高い買い物をした時は、人にあまり話しません。
東京に対抗心を持っている?
関西の中でも特に大阪は、東京に対抗心を持っている、というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。昔は大阪が経済の中心地でしたが、結局、都にはなれませんでした。東京が都となったため、大阪府民の中には東京に負けたような気分になった人もいるのでしょう。その気持ちが現代に受け継がれているので「東京には負けたくない!」という考えの人が多いと言われているのではないでしょうか。
しかし現在の大阪では、東京にライバル心を抱く人はほとんどいません。東京にあるお店はほとんど大阪にもありますし、遊園地や最新スポットなども大阪には沢山ありますよね。大阪に住んでいても不便に感じることはほとんどありません。大阪は、東京と比べられる必要がなくなったので、対抗心を抱く人も少なくなったのでしょう。
関西人の性格から見る恋愛傾向とは?
デートには軽いノリで誘う
明るい性格の関西人は、神妙な面持ちでデートを誘うよりも軽い雰囲気で誘いたがります。「明日暇なん?」と世間話のように誘ってくれるので、誘われた側もOKしやすいですね。断る場合でも「そうなんや」と軽く受け止めてくれるので、罪悪感を持たなくて済みます。
軽いノリで誘うのには、お互いにメリットがあります。誘う側にとっても、断られても冗談だと笑って流せますし、誘う時にも緊張感が出ません。関西人の性格は、恋愛においてメリットがたくさんあるのです。
恋人選びでは性格が合うかどうかを重視する
関西人は自分とノリや性格が合う人を好みます。お喋りな人は同じくお喋りな人や、話を上手に聞いてくれる人を選びます。ボケたらきちんとツッコミをくれたり、同じポイントで笑える人と一緒にいれば居心地が良いですからね。関西人は付き合う前にこの人がどういう性格なのか、よく観察しているのです。
イジリは愛情の裏返し
関西人が付き合うと、関西人の「イジリ」に驚く関東人が多いのではないでしょうか。しかし、関西人のイジリは愛情の裏返し。好きな子についつい意地悪してしまう、そんな感情に似ています。相手の反応が見たくて、ついイジってしまうのです。
でも、中にはイジられるのが嫌な人もいますよね。イジリで嫌な思いをした時には、「そんな事言わないで」としっかり気持ちを伝えておきましょう。
性格に合わない雰囲気は苦手…
クリスマスは夜景の見えるロマンチックなレストランでフレンチを、なんて女性は憧れますよね。しかし関西人の男性は、自分の性格に合わない場所は苦手です。クリスマスであれお正月であれ、焼肉が食べたいなら焼肉屋に行くし、ラーメンが食べたければラーメン屋に行くのです。ロマンチックでキザな言葉を言うのが苦手な人は多いでしょう。
明るくてお喋り好きな性格の関西人にとって、自分のペースで事を運べないデートは緊張してしまうもの。そんな時は女性がリードしてみましょう。「ここ行ってみたいな」と頼めば、世話好きな性格の関西人男性ならきっと応えてくれるはずです。
関西人を振り向かせる恋愛テクニック!
相手のノリに合わせて会話する
好きな人がテンション高く話しかけてきた時は、自分もそのテンションに合わせて会話してみましょう。ノリが合うと関西人は「話が合うな」と感じます。相手が怒っていたら自分も同じように怒ってあげる、悲しんでいたら一緒に悲しんであげるのが大切です。
本音を上手く読み取る
関西人は、本音をつい冗談で隠してしまう性格の人が多いです。告白をしても、断られそうになれば「冗談やって」とはぐらかしてしまう事もしばしば。冗談に隠しながら本音を伝えてしまう性格なのです。
冗談だと思って受け流していた言葉が、実は相手の本音だったなんて事にならないよう、関西人の性格を把握しましょう。冗談の中にある本音を聞き分けられるようになれば、関西人はあなたに心を開きやすくなりますよ。
同じ笑いのツボを持つ
バラエティー番組を見ていて同じ場面で笑える人と一緒にテレビを観ると、とても楽しいですよね。笑いのツボが同じということは、日々の楽しい出来事を共有できるということです。また、笑いのツボが同じ人とは、多少性格の不一致があっても、すぐに仲直り出来ます。
関西人にとって「笑い」はコミュニケーションの一種です。笑いのツボが合うことは、性格が合うことと同様に、とても重要なポイントなんですね。
「面白い性格」を褒める
面白い事が大好きな関西人は、「面白いね!」と褒められると嬉しくなります。特に関西人の男性は、「かっこいい」と褒められるより「面白い」と言われる方が嬉しい、という人もいるほど。関西人にとって面白い人である事は、一種のステータスなのです。
また、関西人の女性の場合は「アホで可愛いなぁ」「どんくさいから離されへん」など、けなされながら褒められるのが好きな人もいます。しかし、このテクニックを使うなら、女性の性格を把握している必要があります。既に付き合っているカップル間で使うには問題ありませんが、初対面でこのような褒め方はやめておきましょう。
関西人と付き合う際の注意点!
「バカ」は厳禁ワード!
関西では、「アホ」はよく使われますが、「バカ」という言葉はあまり使われていません。関西人は、使いなれていない言葉でけなされると、本気でバカにされていると感じてしまうのです。「アホやなー」と言われても平気だけど「バカだね」と言われると腹が立つ!という人もいるほどなので、関西人には「バカ」は使わないようにしましょう。
「関西人=面白い」という考えは捨てましょう
人はそれぞれ違った性格を持っています。もちろん関西には明るい性格の人が多いのも確かですが、全員がそうというわけではありません。大人しくて人見知りな性格の関西人は大勢います。関西人だからといって全員がお笑い好きで明るい性格なわけではありません。
関西人だから少しぐらい冗談を言っても平気だろうなんて誤った考えを持たれるのは、関西人にとっては迷惑な話です。関西人が常に面白い事を考えているという思い込みはしないようにしましょう。
相手の話を遮らない
関西人はお喋りが大好きな性格です。「この前○○行ってんけどな」「そこ私もこの前行ったよ!それでその時に…」などと関西人の話を遮ると、話を奪われたと思われてしまう場合もありますので、注意が必要です。関西人はオチを大切にする性格なので、途中で自分の話を壊されるといい気分にはなりません。
自分も話したいと思った時には、相手の話を全て聞いてから話し出すようにしましょう。他人とコミュニケーションを取ることが好きな性格の関西人にとって、会話のキャッチボールを上手にできる異性は好印象ですよ。
出身地や方言をバカにしない
地元や方言をバカにするのは、郷土愛が強い関西人に一番してはいけない事です。出身地の悪口を言われると、まるで自分自身のすべてを否定された気分になります。誰でも自分の生まれ育った場所や方言を悪く言われると嫌な気分になりますよね。関西人なら、その場では笑って受け流してくれるかもしれませんが、心の中では傷ついている可能性が高いです。
たとえ本人が自虐ネタを言ったとしても、一緒になって地元の悪口を言わないようにしないようにしましょう。
性格が違うからこそ楽しい事もある!
しかし、共通の話題があればすぐに距離感を縮めてくれるフレンドリーな性格の人が多いので、関西人ならではの特徴やツボを上手につかめれば、すぐに打ち解けられますよ。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!