既婚者の男性が女性にアプローチする目的とは
一人の人と一生添い遂げられると信じて結婚しても、別れたり夫婦関係が壊れたりしてしまうカップルが後を絶ちません。その主な原因の一つが不倫です。一向に不倫が世の中からなくならないのはどうしてなのでしょうか。
既婚者を好きになってしまう独身が多いから?それだけではありません。既婚者側からアプローチして不倫が始まることだってあるのです。ダブル不倫もその一つですよね。
中でも多いのが、既婚男性から独身女性へのアプローチがきっかけで不倫が始まるケース。女性は既婚男性との恋愛で結婚のチャンスを失ってしまうことになりかねませんので、対処法を押さえておきたいところです。
まずは、既婚者でありながら他の女性にアプローチする男性の心理について探っていきましょう。
恋愛を楽しみたい
「妻のことは女性というより家族としか見れなくなってしまった。だから、妻に恋愛感情を抱くことはもうできない。それでも恋愛を楽しみたい気持ちがあるから、他の女性を求めてしまう」(34歳/男性/広報)
このように、妻では感じることのできない恋愛のときめきを他の女性で感じたいという心理が、既婚男性の本音として多くあるようです。夫や父親としての自分だけでなく、男としての自分も大事にしたいという欲求が垣間見えます。
既婚者でもモテたい
「一人の人と生涯共にすると確かに誓ったけれど、正直妻だけでは満足できない。職場の可愛い後輩に慕われれば悪い気はしないし、まだまだ俺もイケるかも?とか思ってしまう。既婚者でも、女性にモテたい願望を持つ男はいっぱいいると思う」(29歳/男性/営業)
モテ願望は結婚すれば落ち着くのかと思いきや、この男性のように結婚後も密かに抱いている人はいるようです。単にモテたいという自己中心的な欲望から女性にアプローチする男性も少なくないと覚えておきましょう。
エッチしたい!身体が目的
「既婚者なのになんで他の女性にアプローチするのか?ヤりたいからに決まってるでしょう。妻とはしばらくご無沙汰なので、いい女性がいたら誘いたくなってしまう。本気で付き合いたいなんて思ってないです」(37歳/男性/販売)
残念ながら、このような考えでアプローチする既婚男性も少なくありません。妻では満たされない性的欲求を他の女性で解消しようとしているだけなのです。目的は身体だけなので、事が終わればあっさり妻のもとへ帰ります。
好きになってしまったから…
「自分でもどうしていいかわからないんです。既婚者だし許されないことってわかってるんですけど、妻以外の女性を本気で好きになってしまって…。少しでも近づきたくてアプローチしてしまう。最低ですよね」(32歳/男性/医療)
既婚者のアプローチはだいたいが遊び目的ですが、中にはこのように本気で好きになってしまうケースもあります。本気の場合は本人にも罪悪感がありますが、ズルズルはまって抜け出せなくなってしまう人も少なくありません。
既婚者男性からの下心アリのアプローチとは
男性の本心がわかれば、対応についても考えやすくなります。行動には本心が少なからず表れるはず。そこで、身体が目的の下心がある場合と、本気で好きになってしまった場合のアプローチについて具体例をご紹介します。
まずは、既婚男性が行う下心アリのアプローチについて見ていきましょう。
妻との不仲をアピールする
平気で不倫する既婚男性の常套句が、「妻とうまくいっていない」です。やたら妻との不仲をアピールしますが、一向に離婚する気配はありません。
妻と不仲をほのめかして「好きなのは君だけ」とでも思わせたいのでしょう。本気のふりをして安心させますが、結局のところ目的は女性の身体だけなのです。
相談相手になると名乗り出る
独身女性が頼れる既婚男性に相談を持ち掛けて、そのまま不倫関係へ…というパターンはよく聞かれますが、男性が自ら相談相手を買って出る場合もあります。
相談相手になれば急接近することは容易に想像できますので、遊びたい既婚男性には絶好のポジションなのです。一方、家庭を大切にする男性は独身女性と親密な関係になることを警戒しますので、自分から相談相手になろうとすることは考えにくいでしょう。
やたらお酒を勧める
とりあえずホロ酔い状態にさせて判断能力を鈍らせてしまえば、簡単にお持ち帰りできるはず…。既婚男性にお酒をしつこく勧められる場合、そのような下心を持たれている可能性が高いです。
もしアプローチが本気だったら、お酒の力を借りようとか相手を酔わせようという思考にはならないはず。やたらお酒を勧める男性には下心しかないと考えていいでしょう。性犯罪被害に遭う危険性もあるので、その場から立ち去ってしまうのが安全です。
やたらボディタッチする
べたべたと馴れ馴れしく女性の身体に触る男性も、女性を性的な対象としか見ていません。しかも既婚者でありながら他の女性にボディタッチするのですから、家族のことも女性のことも完全にバカにしています。
また、アプローチの仕方をボディタッチで済ませるのも、何も考えていない浅はかな行為だと言えます。そんな安易なアプローチに乗るような女性だと思われないようにしたいですね。
既婚者男性からの本気のアプローチとは
遊びではなく本気の恋愛だと思っている既婚男性は、どのようなアプローチをするのでしょうか。よく見られるパターンをご紹介します。
馴れ馴れしくしない
まず、自分は既婚者であるという立場を踏まえ、一線を引こうとします。いきなり誘ったりボディタッチをしたりすることは考えられません。
独身であれば積極的にアプローチするかもしれませんが、既婚者ゆえ自分の気持ちへの戸惑いも大きく、アプローチもぎこちないものになりがちです。
じっと目を見つめたり、さりげなく隣に座ったりと、しばらくプラトニックな関係を崩さず控えめなアプローチをするでしょう。
食事の誘い方が真剣
遊びの場合は、食事などは適当に済ませてさっさとホテルに行きたいという気持ちが行動にも出ます。ところが本気の場合は一回の食事にもかなり重きを置くでしょう。
真面目に誘いますし、食事場所もリサーチして予約したりと用意周到。そこまでしない場合でも、女性の好みを聞いたり自分のお気に入りの店に連れていったりと、相手を喜ばせようとする気持ちが伝わってきます。
さりげなく優しい
下心がないため、好きな女性への行動にはさりげない優しさが見られます。女性を大切に想う紳士的な態度でふるまいます。
本気だからこそ、既婚者という立場である以上、簡単に手を出してはいけないとも思っています。たとえば相手が職場の同僚の場合、仕事のフォローや差し入れ、食事に誘うなどできる範囲での特別扱いに留め、優しく見守っていることが多いです。
二人で会う時は結婚指輪を外す
遊びで付き合う場合は平気で家族の話もしますし、わざわざ結婚指輪を外したりすることもないでしょう。妻と別れる気などないからです。
でも、本気で好きになった女性と会う場合は、できるだけ家庭がある雰囲気を出さないよう努めたくなります。そのため、普段はしている結婚指輪も外してから会うことが多いです。
妻と別れる覚悟はまだないにしても、女性と会う時だけは妻の存在は完全に消してしまうのです。
その既婚者男性からのアプローチは本気?遊び?
そこで、既婚男性にアプローチされている人は、次のチェックリストに該当するものがいくつあるか数えてみて下さい。相手の男性が3つ以上当てはまる場合、離婚する可能性は極めて低いでしょう。5つ以上当てはまれば、確実に遊び相手としか思われていません。
1.会う約束をしてもドタキャンが多い
2.会っても必ず家に帰る
3.二人で会っている時も妻からの連絡に対応する
4.連絡が途切れがち
5.馴れ馴れしくボディタッチする
6.すぐホテルに誘う
7.二人でいる時に家族の話をする
8.長期休暇やクリスマスなどイベントの日は会えない
9.最近家を購入したらしい
10.妻が妊娠しているらしい
既婚者男性からのアプローチ体験談
ここで、過去に既婚男性からアプローチされたことのある女性たちの体験談をご紹介します。彼女たちはどのように感じ行動し、どんな結末を迎えたのでしょうか。
素敵な人だと思っていたのにアプローチで冷めた
「いつも爽やかで仕事ができるY先輩は、憧れの存在でした。子どもの話もよく聞いていて家ではいいお父さんなんだろうなって思っていました。でも、そんなY先輩にキスされそうになって…。そんなことする人と思ってなかったので幻滅しました」(25歳/女性/調理)
いくら憧れの人でも、実は家族を大切にしおらず、こちらを軽く見ていることが行動から透けて見えたら、冷めてしまう女性は少なくありません。このように、既婚男性のことを家族の存在も含めて素敵な人だと思っていた女性にとって、男性側からのアプローチはがっかりする行為なのです。
真剣に婚活してるから時間の無駄!断った
「結婚してるのに『好きだ』とか言ってアプローチしてくる上司がいました。嫌いじゃなかったけど、私にも結婚願望があるし、奥さんと別れる保証もないじゃないですか。そんな男と付き合って時間を無駄にしたくなかったので、きっぱり断りました」(28歳/女性/事務)
このように、婚活の邪魔になるという理由でアプローチを断ることができれば、不倫で時間を無駄にして後悔する女性もいなくなるのではないでしょうか。相手は妻と別れる気がないと早々に判断し、付き合う前に見切りをつけたのは賢い選択です。
ほだされてしまいズルズルと不倫へ
「アプローチに負けて一度身体の関係を持ってしまったら、抜け出せなくなって。それから、誘われれば応じるという感じでズルズル関係が続いてしまっています。奥さんに悪いという気持ちもあるけど、別れも切り出せなくて…」(26歳/女性/営業)
既婚男性からのアプローチを受け入れれば、ほとんどの確率でこの女性のようにズルズルと不倫関係が続くことになるでしょう。そして、多くの場合はやがて次のような結末をむかえることになります。
奥さんにバレて悪者になったのは私
「もともとは男性からアプローチされて始まった関係でしたが、結局奥さんにバレてしまいました。奥さんに激しく罵られ職場にもさらされました。慰謝料も払ったし、仕事も辞める羽目に…。彼は奥さんと元さやに戻り、色々失ったのは私だけです」(29歳/女性/接客)
アプローチしてきたのが既婚男性だったとしても、多くの場合、悪者になるのは独身の女性の方です。妻に夫と離婚する気がなければ、男性は家庭に戻るだけ。お金や社会的立場、信用を失うのは、ほとんどの場合が女性側なのです。理不尽に思えますが、これが不倫の代償ということでしょう。
既婚者男性がアプローチしやすい女性の特徴
でも、本当に絶対と言い切れるでしょうか。もし、たまたま好きになった男性に家庭があったとしたら…。その男性からアプローチされたとしたら、100%断る自信はあるでしょうか。
既婚男性にとって、妻以外の女性にアプローチするのはリスクが伴いますし簡単なことではありません。ですから、次のような特徴のあるアプローチに乗ってくれそうな女性を選ぶものです。当てはまる特徴を持つ人は気を付けた方がいいかもしれません。
癒し系
いつもやわらかな笑顔で微笑んでいる癒し系の女性は、人に対して警戒心がなく、包容力を感じさせる優しい雰囲気が魅力です。
そのような女性に、妻にはない安らぎを感じる男性も少なくありません。自分だけの癒しになってほしいとアプローチするでしょう。優しい心でそのような望みを受け入れると、後々大変なことになりますので注意が必要です。
自分を慕ってくる部下や後輩
男性は、女性に慕われたり頼りにされたりすることで自信をつけます。特に家でないがしろにされている男性にとって、自分を慕ってくれる可愛い部下や後輩は特別な存在になりやすいのです。
慕ってくれるから、アプローチしても受け入れられるだろうと思うのでしょう。上司と部下、先輩と後輩としての信頼関係がベースにあるため、距離を縮めやすいと考えます。そのため仕事上の関係を平気で越えようとするのです。
優柔不断で流されやすい性格
はっきりNoと言える隙のない女性よりも、優柔不断で流されてしまう性格の女性の方が、誰でもアプローチが成功しやすいと思いますよね。
特に既婚男性からのアプローチは不倫関係への誘いですから、隙のない女性には断られることが目に見えています。「この子は断れないだろう」という自信がなければ、なかなかアプローチしようとは思わないでしょう。
性的魅力のある女性
既婚者であっても、セクシーな女性に惹かれてしまう気持ちは男性なら少なからずあるはず。恋愛感情がなくても、妻とのセックスレスなどで欲求不満であれば、セクシーな女性にアプローチして振り向かせたくなる人もいるのではないでしょうか。
肌の露出が多かったりグラマラスな体型だったりいい香りがするなど、女性特有の魅力で誘惑されてしまう既婚男性は少なくないのです。
既婚者男性からのアプローチの断り方
もしアプローチされて困ったら、次のような断り方をすれば男性も身を引いてくれるでしょう。
「奥さんに申し訳ないので」
不倫にハマってしまう人は、都合よく家庭の存在をないものとして考えます。ですから、その逆をいきましょう。とにかく、奥さん側に立って考えるのです。
「奥さんに申し訳ないので付き合えません」とまっすぐに女性から言われれば、既婚男性も自分の行為の浅はかさに気付き恥ずかしい気持ちになるでしょう。そして、家庭を失ってまで他の女性と付き合う覚悟はなかったと反省するはずです。
「結婚を考えている彼氏がいるので」
相手に彼氏がいるうえに結婚の予定まであるという状況を知れば、自分の立ち入る隙はないと思うもの。既婚者であるにもかかわらず、自分に気がない女性を振り向かせるためにアプローチに必死になることはさすがにないでしょう。
実際には彼氏もいないし結婚話など出ていないという場合でも、このように言えばほとんどの既婚男性があっさり諦めます。
「婚活しているので」
既婚男性にとって、不倫相手の女性に結婚願望があるのは面倒なものです。婚活していることをアピールして結婚願望をちらつかせれば、あっさり身を引くはず。
いくら遊びだとしてでも、真剣に結婚相手を見つけようと婚活に勤しむ女性と、結婚する気もないのに付き合おうとは思わないでしょう。遊び相手にするにはそのような女性は重すぎるのです。
「婚活で忙しいから既婚者と遊んでる暇はない」と言ってやりましょう。
本気なら一人になってから来るよう伝える
相手が遊びのつもりならまだ断りやすいですが、厄介なのが本気で惚れられてしまった場合です。相手が真剣なのが伝わってくるので、断るにしても心が痛んでしまうかもしれません。
また、自分も既婚男性に対して好意がある場合はなおさら断りにくいでしょう。でも、そういう時こそ冷静になるべきです。本気だと言いながら婚姻関係を解消していないですよね。
もし本気で付き合いたいと思うのであれば、「奥さんと別れてからアプローチしてほしい」と伝えましょう。いくら本気でも、既婚者でいるうちは不誠実なことに変わりはありません。
ていねいにその気がないことを伝える
彼氏がいないのにいると言ったり、婚活していると偽ったりするのが嫌だという人は、付き合う気がないということをそのまま伝えればいいでしょう。
既婚者だろうが独身だろうが、恋愛がうまくいかないことは誰でもあります。シンプルに「あなたのことは好きではありません」と伝えるだけで終了です。
仕事の関係などで完全に縁を切れない人にも、ていねいにはっきり伝えましょう。きちんと脈なしだと伝えなければ、アプローチが繰り返されてしまうかもしれません。
既婚者男性からのアプローチに乗る場合
既婚男性のことを本気で好きなら、先ほどもお伝えしたように、彼が独身になってから付き合うことをおすすめします。既婚者のうちにアプローチに乗るのはリスクが高すぎるからです。
それでも諦められないし待てない、アプローチを受け入れたいと思う場合は、これからお伝えすることをよく考え、心に留めて下さい。
不倫に時間を費やしてもいいのか考える
いくら好きな相手でも、彼は既婚者です。帰る場所はあなたのもとではありません。あなたが一人でいる時間、彼は奥さんと過ごしています。「妻とうまくいっていない」と言われたかもしれませんが、だいたいはウソでしょう。
彼は家庭を捨てる気などさらさらなく、あなたはどんどん歳をとっていくだけ。それが不倫なのです。過ぎた時間は戻ってきません。
一時の気の迷いで、かけがえのない時間を不倫に費やして本当にいいのか、冷静になってよく考えてみて下さい。
1番になれない覚悟はあるかどうか
家庭を失うことを選ばない男性と付き合い続けるということは、2番目の女でもいいと言っているも同然です。彼にとって一番大切なのは、家族であり妻です。あなたが1番になることはないでしょう。
1番ではないので、何かにつけて彼は家庭を優先します。いくら一緒に過ごしたいと思っても、家族の都合にはかないません。それでも、2番目の女だから我慢するしかないのです。
本気で彼のことが好きならなおさら、つらいことばかりの恋愛になるのは最初から分かっています。そんな関係を続ける覚悟はあるでしょうか。
彼だけでなくお金や信用も失うかもしれない
不倫は、かなりの確率でバレます。女性は夫のちょっとした変化も敏感に感じ取るもの。怪しいと思ったら夫を泳がせながら徹底的に調べます。
一方、男性は不倫していても妻の様子が変わらないため、安心しきって詰めが甘くなります。そしてどんどん証拠を残すようになるのです。
妻にバレたと気付くころにはもう手遅れ。不倫の証拠が揃っているためごまかせません。多くの男性が取る行動は、妻に深く詫び、不倫相手との関係を清算するというもの。でも妻はそれだけでは気が済まず、不倫相手の女性に制裁を加えるのです。
不倫した結果、慰謝料を払わされ、仕事や友人を失う女性は少なくありません。
彼は同じことを繰り返すかもしれない
既婚男性からのアプローチを受け入れて不倫関係になり、中には彼が妻と別れたというケースもあります。そしてやがて結婚にたどり着く人もいます。いわゆる「略奪婚」ですね。
結婚まで行くなら、不倫でも本気だったのは確かでしょう。でも、彼は不倫をして家庭を捨てるような人である、という見方もできます。つまり、自分が妻の立場になり恋愛感情が落ち着いた頃、彼が同じことを繰り返す可能性があるのです。
別の女性にアプローチして不倫が始まり、今度は自分が捨てられるかもしれません。もしそうなっても、奥さんから彼を奪った罰が当たっただけと言われ、誰も味方になってはくれないでしょう。
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