夫・妻が拒否してセックスレスに!原因や解消法
中でも、夫が拒否してセックスレスになった場合は要注意。長期化すると夫婦の関係性まで壊れてしまう可能性もあるので、しっかりした対処が必要となるでしょう。
そこで今回は、拒否から始まるセックスレスの原因や解消法について解説していきます。
多くの夫婦は妻の拒否でセックスレスに
セックスレスと聞くと、妻の拒否が原因で陥る場合が多いイメージがあるのではないでしょうか?どちらかと言えば、男性の方が性欲が強いという印象がありますよね。
「家事や育児に追われて夫に構っている暇がない」「子どもを生んでから性欲がなくなった」などはよく聞かれる話です。「長年連れ添った夫とはキスをするのも嫌だ」と思うほど、夫に対して嫌悪感を抱いている人も多いようです。
妻が拒否してセックスレスに陥った場合、夫は性欲を発散できる場所がないので不倫に走ってしまうことも。その結果、離婚にまで発展しまうケースも多くあるでしょう。
夫の拒否でセックスレスになる夫婦は多い?
妻の拒否でセックスレスに陥るケースが多い印象がありますが、夫の拒否が原因でセックスレスに陥っている夫婦も少なくありません。
「毎日仕事で体力を使っているから」「妻のことを女として見られなくなった」などという話もよく耳にしますよね。特に日本人の女性は、セックスに対しては受け身になりがち。積極的に自分から「したい」と言えずに、不安を抱えている人も多いでしょう。
女性が拒否されたことによるセックスレスは、簡単に人に相談できる問題ではないので、夫の拒否によるセックスレスに関しては、世間に露呈していないケースも多いのかもしれません。
夫の拒否が原因の場合は罪悪感を覚えやすい?
基本的には、男性がセックスに誘って女性がそれを受け入れる、というイメージが強いのではないでしょうか?そのため、妻が望んだにもかかわらず夫が拒否した場合、夫が悪者扱いされることも多くあるのです。
なぜそのようなイメージが強くあるのかというと、男性が勃起しないとセックスできないからです。つまり、セックスで満足できるかどうかは男性次第ということになりますね。
そのため、夫の拒否でセックスレスに陥った場合は、夫が罪悪感を抱きやすい傾向にあります。しようと思っても自分の意思ではどうにもならないことが多いので、「申し訳ない」という気持ちになるのでしょう。
女性にも性欲はある!
いくら女性は受け身だからといって、性欲がないわけではありません。妻であっても、母親であっても「セックスしたい」と思うことは当然です。また、女性は歳を重ねても性欲の強さはあまり変わらないとも言われています。
反対に、男性は歳を重ねれば重ねるほど、性欲は減退していく傾向にあるのです。だとすると、夫の拒否でセックスレスに陥る夫婦が少なくないのも不思議ではありませんね。
出典:
All About『セックスレスの定義……セックスレスの基準はどれくらいの期間から?』
https://allabout.co.jp/gm/gc/31927/
アンファー『既婚男女1,000人に聞いた「夫婦愛と頭髪に関する調査2016」』
https://www.angfa.jp/_cms/wp-content/uploads/2016/10/7c8779412eb21bf3b142fca142da5398.pdf
JBpress『なぜ男はかくも安易な妥協に走るのか』
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3209
夫が拒否してセックスレスになった夫婦の本音《夫編》
自分が拒否したことが原因でセックスレスに陥ったケースの場合、男性はどのようなことを思い、感じているのでしょう。男性の本音を見ていきます。
結婚してから妻が太って魅力半減
「結婚した当初と比べて、妻が可愛くなくなりました。10キロ近く太っているんじゃないかな?もともとやせ型が好きなので、正直今の妻には性的な魅力を感じません。大切だという気持ちはあるけど、セックスする対象としてはもう見られないですね」(37歳/男性)
年齢を重ねるにつれて、代謝が悪くなってしまうのは当然です。特に女性の場合は、筋肉よりも脂肪がつきやすいので、「結婚した当初に比べて明らかに太った」と感じている人は多いのではないでしょうか?
夫としては、妻にはいつまでも綺麗で素敵な女性でいてほしいもの。これだけが理由でセックスレスに陥っているならば、妻の頑張り次第で解消できそうですね。
疲れてるから無理です…
「毎日仕事で疲れてるし、休日はゆっくりしたい。セックスって体力がいるから、年も年なのできついんですよ。妻から求めるたびに応じるのはもう無理です…」(41歳/男性)
妻が思っている以上に、男性は仕事や人間関係で多くのストレスや疲れを抱えています。家に帰ってやっと眠れる…という時に妻に求められ、億劫に感じる人も多いようですね。
ただし、どんなに疲れている時でも性欲は少なからずあるはず。健康体であるのに、長期間性欲がない人はほとんどいないでしょう。頻繁に誘っていないにもかかわらず拒否される場合は、他にも原因がありそうです。
女性として見られなくなった
「妻は妻。もう女として見られないんですよね。特に子どもが生まれたあとは、子どもの母親という見方をしてしまっているのかもしれません。申し訳ない気持ちはあるけど、どうしても興奮できない」(33歳/男性)
夫が拒否してセックスレスに陥るケースで1番多い理由として挙げられるのが、妻のことを女として見られなくなったという心理です。確かに長年連れ添った夫婦にとって、妻や夫は「人生のパートナー」という感覚になってしまいます。
何度もセックスをしている仲でもあるので、新鮮味や刺激が足りなくなるのも当然。「一緒にいるとドキドキして興奮してくる!」という夫婦なんてほとんどいないのではないでしょうか?
セックスレスを指摘されればされるほど嫌になる
「セックスレスになったことを妻に責められます。確かに、しばらくは僕の方が拒否していたんですけど。自分でも悪いと自覚してるのに、それをわざわざ指摘されるとどんどん嫌になってくる。今では夫婦のコミュニケーションは一切ありません」(42歳/男性)
夫に拒否された妻は、最初はショックを受けるでしょう。それが長く続くと不安がどんどん増していきます。いつしか、それが不満に変わってしまうのも、夫の拒否から始まるセックスレスの特徴であると言えるでしょう。
その場合、妻は「何で抱いてくれないの?」と怒りをぶつけたくなるもの。しかし、夫は言われれば言われるほど重荷に感じてしまうようです。
セックスレスが長すぎて…
「セックスレスで1年以上やってないです。原因は、仕事が忙しくてすれ違いの日々が続いていたからです。今はセックスしたいと思ってるんですけど、あまりにもしていないから、どうアプローチしていいか分からなくて悩んでいます」(29歳/男性)
セックスレスがあまりにも長く続くと、いざ「したい」と思ったときに、積極的に妻にアプローチできない男性も多いようです。セックスレスの原因は自分にあるのに、自分がしたい時だけ「しよう」と誘うのは虫が良すぎる、という引け目もあるのかもしれませんね。
「夫のせいでセックスレスになった」と辛い気持ちを抱えている女性は、夫も同じように悩んでいる可能性があることを覚えておきましょう。
夫が拒否してセックスレスになった夫婦の本音《妻編》
セックスレスに悩んでいる女性は、あなただけではありません。また、男性も妻がいろいろな思いを抱えていることを理解しておきましょう。
浮気しているの?
「初めて拒否されたときは、疲れてるのかな…としか感じませんでした。でも、それが2回3回と続くにつれてどんどん不安になりました。だって、男性がセックスしたがらないとかありえないでしょう。あるはずの性欲は外で発散させてるの?って疑っちゃいますよね」(33歳/女性)
夫の拒否でセックスレスに陥った妻の多くが抱える不安が、夫の浮気でしょう。男性は性欲が強いものという先入観があるため、セックスを拒否されると「どこかで発散させているんじゃないか」と疑ってしまうのです。
夫を誘うのはいけないことなの?
「うちの夫は、女性からセックスしたいと誘うこと自体が気に入らないようです。しばらくセックスレスだったから、勇気を出して誘ってみたら『妻から言うとかありえないでしょ』と言われました。それからは、もう何も言えなくて。我慢するしかないのかな…」(29歳/女性)
男性の中には、女性が性に奔放であることに嫌悪感を抱く人が少なからずいます。積極的な女性が好きな男性もいれば、恥じらいのある女性が好きな男性もいるということです。
この女性の夫は後者なのでしょう。「女から誘うなんてふしだらだ」という思いを心の奥底に抱えているのかもしれません。勇気を出して誘ったことが逆効果になってしまったようですね。
私ってそんなに魅力がない?
「これまでに何度もセックスレスの解消を試みましたが、ダメでした。何度も拒否されると、私って女としての魅力がないのかな…と自信がなくなります。見た目や言動にも気を付けているつもりなのに、それでもダメってことは、私のことを愛していないんでしょうか」(38歳/女性)
夫に拒否されることでセックスレスに陥ってしまった場合、ほとんどの妻は同じ思いを抱えるのではないでしょうか?自分の信頼している相手に拒否され続けるのは、言葉で言い表せないほど辛いことでしょう。
このまま一生セックスができないのか…
「結婚したら、性欲を発散できる相手って夫しかいないですよね。それなのに拒否されるってことは、一生セックスするなってこと?それとも浮気していいってこと?セックスレスの責任をちゃんと考えてくれてるのかどうか、夫に問い詰めたくなります」(34歳/女性)
多くの男性は、性欲を発散できさえすれば比較的スッキリするものです。つまり、射精をすれば一旦性欲は収まるということ。しかし、女性の場合はそうはいきません。多くの女性は、性的快楽とともに愛情を求めているからです。
愛情不足からくる寂しさは、自分で性欲を解消したりセフレを作ったりしても埋められません。そうなると必然的に、寂しさを我慢をするか愛してくれる不倫相手を探すかの二択になってしまうでしょう。
浮気しても怒らないでほしい
「私には性欲があるってことを示したうえで夫が拒否してるんだから、私が性欲を抑えられずに外で浮気しても、夫に怒る権利はないと思います。だからといって、浮気はしませんけど…。それほど重大なトラブルを招いているってことを自覚してほしいですね」(40歳/女性)
この女性に関しても、セックスレスが原因で「浮気」という言葉が頭にちらついているようです。その事態を招いたのは、拒否し続けた夫です。もし浮気や不倫に発展しても、「夫が抱いてくれなかった」という理由を言い訳にされることになるでしょう。
実際に夫から拒否されたことが原因となり、寂しさや怒りから不倫に走る妻は多くいます。そのような事態を招く前に、夫婦で一緒に解決していく必要があります。
セックスレス問題!夫が拒否する原因や理由
ここからは、夫が妻を拒否する原因について詳しく解説します。
女性として見ることができない
交際している期間が長く続くと、どうしてもお互いを異性として感じる瞬間が少なくなっていきます。特に夫婦の場合は、「恋人」という存在から「家族」に変わり、「子ども父親、母親」という見方になっていくでしょう。それだけでも、夫は妻のことを女性として意識しなくなってしまうことが多いようです。
さらに、馴れ合いの関係になってしまうと、どうしても自分磨きに手を抜いてしまうもの。「結婚当初より女としての魅力がなくなった」「平気で夫の前で裸になる」などの行為は、夫に異性として見てもらえなくなる大きな要因となるのです。
セックスを待たれることがプレッシャー
夫の拒否が原因でセックスレスになったとしても、悩んでいるのは妻だけではありません。何かしらの理由があってセックスを断っているのですから、夫にもいろいろな思いがあるでしょう。そんな中、妻に求められたり待たれたりすると、それすらもプレッシャーになってしまうのです。
「セックスをしたい」という願望が「しなければならない」という義務に変わってしまうことで、夫はさらに追い詰められるのでしょう。
加齢による性欲の減退
先ほども少し触れましたが、男性の性欲は一般的に、10代~20代にピークを迎えると言われています。となると、30代以降は衰える傾向にあるということですね。つまり、セックスがしたいと感じる機会が減るということ。反対に女性は30代をピークに、かなりゆっくり衰える傾向にあります。夫の拒否でセックスレスになるのは、男女の性欲の違いが原因の場合も多くあるのです。
また、夫が「セックスをしたい」と思っていても、体がそれに追いついてこない場合も。そうなると、夫本人も罪悪感を抱え、それが精神的負担になり悪循環に陥ってしまいます。
日々の疲れやストレス
夫がセックスを拒否する理由として、仕事のストレスや疲れ、体力の衰えなどが影響している場合も多いでしょう。男性に限らず、誰であっても「今日は疲れているから勘弁して…」と思うことはあるはず。
肉体的な疲れだけであれば、休息を取るだけで解消されます。ですが、精神的なストレスや疲れは本人も気づいていないことが多く、長期化してしまうこともあるでしょう。この場合、セックスレスを解消する以前に、夫の体力面、精神面のケアをしてあげることが先決です。
セックスのマンネリ化
セックスレスの問題を抱えている夫婦に限らず、男女のカップルがよく陥るのがこのパターンです。どんなに愛し合っていても、毎回同じシチュエーションで同じようなセックスを繰り返していては、飽きるのは当然。さらにドキドキ感や新鮮味がないのですから、わざわざしたいと思わなくなってしまうのでしょう。
人は、なかなか手に入らないものほど欲しがる傾向にあります。そのため、夫婦間では「セックスしようと思えばいつでもできる」という心理が働き、ついつい後回しにしてしまうのです。
体に飽きた
妻の体に飽きてしまったので、もうセックスしたくないと思う旦那もいます。何度もセックスした結果、あれほど求めていた妻の体に飽きてしまったのです。どれほど素晴らしい体験でも、回数をこなせば飽きてしまうのは仕方ありません。
よって、飽きさせないために、いろんなテクニックや道具を使ってみるのもおすすめです。また、工夫のないセックスをしていると、妻自身も飽きてしまう可能性があります。それを防ぐためにも、いろんなプレイを試みてるのは有効ですよ。
旦那が妻とセックスしたいと思う瞬間
旦那とセックスしたいのになかなか応じてもらえない場合は、ぜひこちらを参考にしてみてください。
お酒を飲んでるとムラムラしてきて…
「お酒を飲んでムラムラしたら、妻とセックスしたくなりますね。普段から魅力的ですが、お酒を飲むとより魅力的に見えるんです。本当に、お酒の力って不思議ですよね」(29歳/男性/営業職)
お酒を飲むとムラムラしてエッチしたくなる男性って多いですよね。結婚している場合は、家でお酒を飲んでいるときは特に、一緒にいる妻の魅力を再確認してセックスしたくなるようです。
しらふで旦那にセックスを断られた場合は、お酒を飲んだ時に誘ってみるとよいかもしれませんよ。
改めて惚れ直したので
「結婚記念日に旅行に行ったのですが、そこで見た妻の様子に思わず惚れ直しちゃったんです。なんだか、昔とは違って大人の色気を感じたんです。その日の夜はたまらずセックスに誘っちゃいました」(35歳/男性/IT関係)
男性は、何かがきっかけで妻に惚れ直すことがあります。家事や仕事を頑張っている姿など、何気ない様子や仕草に惚れ直すことが多いようです。
ほかの男性と親しそうに話すのを見たら…
「妻がほかの男性と親しそうに話しているのを見ると、すごくセックスしたくなりますね。嫉妬や焦りを感じると、興奮しちゃうタイプなんです」(26歳/男性/自営業)
妻がほかの男性と接しているのを見ると、セックスしたくなる旦那もいます。ほかの男性にとられるのではないかという焦りや、自分以外の男性と仲良くしていることへの嫉妬で気分が高揚するのでしょう。
ムラムラするだけでなく、改めて妻の大切さに気付く旦那もいます。ほかの男性と接している様子をみた翌日に、妻を外食に誘うこともあるようですよ。
結婚して10年間ずっと魅力的です
「結婚して10年になりますが、妻はずっと魅力的です。今でも月に1度は必ずセックスしています。周りには結婚してすぐにセックスレスになった人もいますが、私たちはまったくそんなことありませんね」(35歳/男性/金融業)
結婚してすぐにセックスレスに悩む夫婦もあれば、ずっとセックスを楽しんでいる夫婦もいます。どちらかがセックスしたいと言えばできる関係って、とても素敵ですよね。
このような夫婦を目指すためには、セックスについてしっかり話し合ったり、定期的にお互いを異性と確認しあうなど、普段からセックスレスにならない対策を講じていくことが大切です。
夫が拒否してセックスレスになった時に起こるトラブル
かと言って、性欲の問題も放置していてはいけません。夫の拒否から始まったセックスレスが長引くと、これらのトラブルに発展してしまう危険性があります。
夫が妻の性欲を責める
男性の中には「セックスは自分から誘いたい」と考える人が少なからずいます。女性にはそれほど性欲がないという先入観があるのです。そのため、妻から求められて拒否する状態が続くと、夫は妻を責めるようになります。
「いつもタイミングが悪い」「なんでセックスしたいの?」「こっちは疲れてるのに自分のことしか考えていない」などと、夫から言われてしまうこともあるでしょう。
セックスレスはお互いが歩み寄らなければ解消できません。夫の心理がこんな状態では、改善は見込めないでしょう。
夫が話し合いに応じない
どうしても妻を抱く気になれない…と思っているのに、妻から「何でしてくれないの?」と責められたら、夫はどう思うでしょうか。きっとほとんどの男性が「できないものはできない」とはねのけてしまうのではないでしょうか。
自分がセックスを拒否したことによる罪悪感を通り越して、「仕方がないことだ」と自己完結してしまっている男性は、セックスレスの話し合いにすら応じないケースも多くあるようです。
男性の中には、自分の感情をさらけ出すことが苦手なタイプも多いです。そのような男性の場合、自分の都合の悪いことからは逃げてしまう傾向にあります。
夫・妻への関心がなくなる
愛し合う男女にとって、セックスは性欲を解消するためだけの行為ではありません。特に付き合い立てのカップルの場合、性欲よりも「相手ともっと近づきたい、触れ合いたい」という感情の方が強いのではないでしょうか?セックスは愛情を伝えあう行為でもあるのです。
そのため、どちらかがセックスをしたいのに、もう一方が拒否するという状態が長く続くと、一方が不満を抱えることになるのは明白ですよね。そうなると、相手に対しての不信感や怒りが増すでしょう。
結果的に、拒否する方も拒否される方も、パートナーに対して関心がなくなってしまうことも多くあります。
どちらかの不倫や浮気
セックスレスの夫婦が1番警戒しなければならない問題が、相手の不倫や浮気です。拒否している側の夫が浮気をしている可能性もありますし、拒否された妻があとあと浮気をするケースもあるでしょう。
先ほどもお伝えしましたが、セックスでのすれ違いは大きな不信感を生みます。夫婦の心が離れていって、愛情や肌の触れ合いを外に求めてしまうことは、珍しいことではありません。
離婚を考えるようになる
夫や妻が浮気をしていないからといって、安心してはいけません。男女が一緒にいて、セックスをしないということは、性欲を解消できないということ。人間の三大欲求のひとつである性欲が解消できないと、思っている以上に精神的ダメージを受けるはずです。
となれば、解決策はふたつしかありませんよね。どうにかしてセックスレスを解消するか、離婚して新たなパートナーを探すかです。
しかも、「このままでは一生セックスできないんじゃないか」と感じるのは、拒否された側の妻だけではありません。「妻を抱けない」という罪悪感を抱える夫が離婚を切り出すケースもあるのです。
夫が拒否してセックスレスになった!妻はどうする?
女性にも性欲はある!耐えられなくて不倫
「お恥ずかしい話ですが、30代後半になって急に性欲を抑えられなくなりました。夫に求めても拒否をされ、話し合いでも解決できず。そんなとき、パート先の社員さんに食事に誘われて、そのままベッドイン。不倫は悪いことだとは分かっているけど、性欲を抑えるのもムリな話です。結果的に夫婦の仲はうまくいってるので後悔してません」(38歳/女性)
このように、性欲を外で解消したことで夫婦仲が上手くいくようになるケースも少なからずあります。ただし、それ以上にリスクが大きいので、あまりおすすめできる解消法ではありません。
ずっとないなら離婚します
「頻繁に誘っているわけでもないのに、夫からは拒否されることが多く、かれこれ3年ほどしてません。このままの状態がずっと続くなら、離婚もアリだと思っています。だって愛されてないから。これからの夫の行動次第ですね」(34歳/女性)
やはり、セックスレス問題が深刻化した結果、「離婚」という文字が頭に浮かぶ女性が多いようですね。特に女性の場合、セックスに愛情を求めます。抱かれているということが「愛されている」という実感に繋がるのです。
性欲の問題だけではなく、もっと自分を愛してくれる男性を必要としてしまうのでしょう。
夫から誘われても絶対してやらない!
「これまでに何度も何度も拒否されて、もう諦めています。その代わり、夫からしたいと言われても絶対してやらない!っていう気持ちです。実際に夫がそんな雰囲気を出してくることがたまにあるんですが、無視して寝てます。私の辛かった気持ちを夫に分からせるためです」(29歳/男性)
夫に拒否される日々が続くと、悲しみから怒りに変わってしまうことも。そうなると、ついつい夫に仕返しをしたくなりますよね。この女性の場合、同じ気持ちを味わわせることで「あなたはこんなに酷いことをしてたんだよ」と分からせようとしているのでしょう。
拒否されることがトラウマになる
「勇気を出して誘ったのに断れられて、本当にショックでした。毎日毎日泣いていた日々もあります。セックスしたいという気持ちはあるけれど、その時のような辛い日々は経験したくありません。もう私から誘う勇気はないですね」(39歳/女性)
愛する人から拒否されると、自分自身を否定されたような気分になります。「もう私には魅力がないのかな」「愛されていないのかな」そんな負の感情が大きくなり、トラウマになってしまうことも。
そうなると、セックスをしたいという気持ちを心の奥底に押し込んでしまうのです。
夫の拒否が原因のセックスレスの解消法
夫の拒否が原因のセックスレスに悩む妻の行動次第では、逆効果になる場合もありますので、慎重に対策を練っていきましょう。
仕事疲れが原因なら、ひたすら癒すのみ
まずは、普段の夫の行動を注意して見てみてください。疲れた顔をしていたり、ため息をついたりしていませんか?理由もないのにイライラしていることもあるかもしれませんね。
そのような行動を見せるのは、疲れている証拠です。まずは、「どうやってセックスするのか」ではなく「どうやって夫を元気にするか」を考えてみましょう。
「家に帰ると落ち着くなあ」と思ってもらえるような環境を作ってあげてください。夫の好きな食べ物を作る、ちょっとしたことで夫を責めない、休みの日はゆっくりさせてあげるなど、方法はいくらでもあります。
妻に興奮できない場合は、いつもと違う自分を演出する
妻には興奮できないけれど、妻以外の女性には興奮できるというケースもあります。このことを男性が自覚していな場合も多いでしょうが、夫が自慰行為をしているのであれば、これに該当すると判断できるでしょう。
このようなケースでは、妻のことを女として見られなくなっていることが、セックスを拒否する大きな原因になっているはず。そんな時は、イメチェンしてみたり、いつもと違う自分を演出して、夫に「どうしたの!?」と驚かれるほど、自分を磨いてみましょう。
きっと、あなたに恋をしていた頃の新鮮な気持ちを思い出してくれるはずです。
コミュニケーションをとることを重視
夫に拒否されてセックスレスになると、夫婦の間に亀裂が入ってしまうことが多いです。真剣に求めているのに応えてもらえない状況が続くと、夫への不信感が強くなるでしょう。そうなってしまうと、2人の会話やコミュニケーションも減っていくばかり…。
まずは、セックスすることを目的にするのではなく、夫婦の関係性を見直してみましょう。2人でデートに出かけたり、キスやハグをしたりなどしてスキンシップをはかるようにしてください。
それだけでも、2人の心の距離が近づき、セックスレスによってできた大きな壁が崩れていくはずです。
しばらく距離を置いてみる
セックスを拒否されたからといって、それが一生続くとは限りませんよね。1年後や2年後には状況が変わるかもしれません。
それを期待しつつ、少し距離を置いてみるのもひとつの方法です。例えば、寝る部屋を別々にする、しばらく実家に帰るなど。そうすることで、夫は「セックスをしなければ妻の機嫌が悪くなる」というプレッシャーから解放されます。
そのストレスがなくなるだけで、夫は冷静にセックスレス問題と向き合う心の余裕が出てくるでしょう。
ほどよく頼る
結婚生活が長くなると、自分のことは自分だけで済ませてしまいがちです。付き合い始めのころは、本当は一人でできることだけど、旦那をたてるためにあえて頼ってみたりした人も多いでしょう。
男性の多くは、女性から頼られることを喜びます。結婚してもそれは変わりませんので、セックスしたいと思ったら、ほどよく旦那を頼ってみましょう。男性として見てくれているのだと再確認できた旦那は、きっと妻のセックスの誘いに乗ってくれるはずですよ。
愚痴ばかり言うのは避ける
愚痴を言える相手がいるというのは素敵なことです。しかし愚痴ばかり聞かされると、いくら愛するパートナーだとしてもうんざりしてしまいます。愚痴ばかり言う人とセックスしても、気持ちよくなれそうにないですよね。
よって、旦那とセックスしたい場合は、旦那の前ではなるべく愚痴は控えましょう。最近見つけた素敵なことを伝えたり、旦那の素敵なところを褒めてあげてみてください。きっと旦那は良い気分になって、セックスの誘いに応じてくれるはずですよ。
自分磨きを怠らない
旦那とセックスしたいなら、自分磨きも怠らないようにしましょう。いくら愛するパートナーとはいえ、まったく身なりに気を使っていない様子だと、旦那はセックスする気にはなりません。
健康的な食事と適度な運動で、最高のプロポーションを手に入れてみてください。また、旦那が好みそうな下着を用意したり、匂いに注意してみるのもおすすめです。誰もが振り返るような素敵な女性になれば、旦那からセックスしたいとお願いされるかもしれませんよ。
寝室を工夫する
セックスをする寝室に工夫を加えるのも、旦那とセックスしたいときにおすすめの準備の1つです。
ただベッドが置いてあるだけの味気ない寝室だと、セックスする意欲が失せてしまうことがあります。セックスはムード作りも大切なので、エッチな雰囲気を醸し出すアイテムを随所に配置してみましょう。
間接照明を採用したり、ベッドシーツを欲情的な色のものに変更してみるのもおすすめです。また、性的な気分を刺激する効果が期待できるアロマを焚いてみるのもよいでしょう。ラブホテルのような寝室を作れば、旦那もきっとセックスの誘いに乗ってくれるはずです。
男性について調べてみる
男性はどんなときにセックスしたいと思うのかなど、男性の性に対する考え方や行動について調べてみるのもおすすめです。いろいろと調べていけば、なぜ自分はセックスしたいのに旦那が応じてくれないのかもわかるようになるでしょう。
また、セックスしたいと思う心理を知ることができれば、効果的に旦那を誘惑することもできるようになります。次にセックスしたいと誘ったときにOKしてもらえるように、男性についていろいろ調べてみましょう。
自分の体についても調べてみる
男性について調べてみるのと同時に、自分の体についてもいろいろと調べてみましょう。自分の魅力はどこなのかを理解することは、旦那を誘う際にもきっと役に立ちます。
また、自分はどこを攻められるのが最も気持ちいいのかを調べてみるのもおすすめです。一番気持ちいいポイントを知っておけば、セックスのときに旦那に攻めてほしいとお願いすることができます。
そこで思いきり感じると、今まで見たことないほどよがる妻に対して旦那はきっと興奮するはずです。セックスしたいと誘うときにも、そしてセックスしたときにも、自分の体を知っておくことは役に立ちますよ。
旦那の好みを再確認する
セックスに誘う前に、旦那はどんな女性が好きなのかを今一度確認してみましょう。どんな色の下着を好むのか、どこを攻められると喜ぶのかなどを思い出してみてください。
ほかにもSなのかMなのか、好きなセックスの体位はなにかなども再確認してみましょう。これらを確認しておけば、旦那に断られにくいセックスの誘い方もわかってきますよ。
セックスについて話し合ってみる
セックスは、愛するパートナーとの大切なコミュニケーション手段でもあります。そんなセックスを断られるのは、夫婦間の大きな問題と言えるでしょう。これからの夫婦関係にも影響する大切なことなので、ぜひともしっかり話し合いたいところです。
ただし、いくら夫婦とはいえ、セックスの話ではなかなか本音を話せない旦那もいます。よって、まずはこちらから、セックスにどう向き合っていきたいのかなどを包み隠さず伝えましょう。
自分が本音を話したので、旦那にもぜひ本音を話してほしいとお願いするのです。この機会に、なぜセックスしたくないのかを二人でしっかり話し合ってみて、お互いの不満を解消しましょう。
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