愛液って何?濡れるメカニズムを知りたい!
この原因を取り除かなければ、濡れない状態が続くことも。パートナーとのセックスを楽しめるようにするためにも、濡れるメカニズムを知ることが大切です。スムーズに愛液が出るようになれば、パートナーにも喜ばれるでしょう。
今回は、愛液について解説していきます。濡れにくくて悩んでいる女性は必見です。いろいろな方法で改善することができますよ。
そもそも愛液とは?
愛液の正体だけでなく、オリモノとの違いや、愛液の味やにおいが変化する理由についても掘り下げていきましょう。濡れやすさに個人差があるのと同じで、愛液にも違いがあります。なので、人と特徴が異なるからといって、過度に心配しないでくださいね。
愛液=腟分泌液(膣液)
愛液の正式名称は「膣分泌液」です。略して「膣液」と呼ばれることも。愛液は女性の膣から分泌される体液で無色透明、粘度があるという特徴を持っています。愛液は性的に興奮が高まった時や、性感帯に刺激を受けたときに分泌されることが多いです。
また、愛液はたくさん出れば出るほど妊娠を促すことも可能です。これは、愛液が精液を子宮に届きやすくするからです。愛液は食事やその時の感情でも変わることがあるため、普段濡れやすい人でも濡れにくくなることがあります。
愛液とオリモノとの違い
愛液とオリモノを勘違いしてしまう人もいますが、愛液とオリモノは少し異なります。オリモノは興奮度が高まっていない時でも出ている体液で、下り物と呼ばれることも。オリモノも体調によって異なるのですが、病気でにおいや色が変化するという特徴もあります。
愛液は色が変わらないため、この点で少し異なると言えるでしょう。ただし、粘度があって、臭いや味に変化が表れるという点では同じなので、勘違いしてしまう人も多いです。
愛液のにおいや味が変化する理由
愛液が分泌されている時、においや味が変化することに気付く人もいるのではありませんか?自分ではなかなか気づきにくいですが、パートナーが気づくことが多いです。
愛液のにおいや味が変化するのは、その日の体調や、食べたもの、飲んでいる薬などが関係しています。他にも、女性は生理周期や女性ホルモンの影響で、見た目や感触に変化が表れることもあるようです。
出典:
夜の保健室(ラブコスメ)『愛液の成分や出る仕組みは?濡れる量が多い、色が白いのは?』
https://shc.lovecosmetic.jp/sex/aieki2.html
同上『愛液の味で分かる?男女の「感じてる」or「感じてない」』
https://shc.lovecosmetic.jp/sex/aieki.html
どうして濡れるの?愛液の仕組みと役割
中には、きちんと濡れないままセックスをしてしまう人も少なくありません。それを避けるためにも、女性の膣が濡れる仕組みや愛液の役割を解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
愛液が分泌される仕組み
愛液は膣口と呼ばれる部分から出ており、膣口は子宮と繋がっています。そのため、精液をスムーズに子宮に届ける役割を果たしてくれるのです。愛液は妄想などで興奮が高まった時に分泌されることもあれば、外部からの刺激で分泌されることも。
血流が良くなると性器周辺の血管が拡張します。これにより、愛液が徐々に粘膜からしみだしてくるようです。
愛液は男性器を受け入れるための潤滑油
愛液は、性的興奮が高まった時に分泌されるものです。それは、男性器を受け入れるための準備が整っていることを意味しています。
濡れていない状態で男性器を挿入すると、乾燥でうまく動かすことができません。そのまま無理やり動かすと女性器が傷つき、血が出てしまうことも。愛液は男性器を挿入するときの潤滑油となるため、セックスの際に必要な要素といえます。
危険を察知した時にも分泌される
先ほどは、性的興奮が高まった時に愛液が分泌されるとご紹介しました。しかし、愛液が分泌されるのはその時だけではありません。女性が危険を察知した時にも、分泌されることがあります。これは、自分が傷つかないようにという心理が働いていることが理由です。
例えば、男性器を無理に挿入されてしまった時などが挙げられます。これは性的興奮が高まっているわけではないため、勘違いしないようにしてください。
白っぽくなることも
セックスや前戯中に、自分の愛液が白くなってしまっているのに気づく人もいるかもしれません。愛液が白いと「快感が高まっている」などの情報がありますが、これは嘘の情報。愛液が白くなってしまうのは、動きが激しいため愛液が泡立ってしまうからです。
快感を愛液で判断したい場合は、愛液の味で確認してみてください。女性は感じてくると出る愛液がアルカリ性になり、愛液が苦く感じます。逆に酸っぱく感じるならあまり感じていない証拠です。
愛液が分泌されない原因【身体編】
身体面での原因を改善することで、濡れにくい体質を改善できることも。ここからは愛液が分泌されない身体的原因をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
元々濡れにくい体質
「濡れにくいコンプレックスを解消しようとしたけど、何をしても効果がなかった。もしかすると、元々濡れにくい体質なのかもしれない」(33歳/女性/銀行員)
残念ながら、女性の中には元々濡れにくい体質の人もいます。体質は人によってそれぞれ異なるため、どうすることもできません。しかし、いろいろな改善策を取り入れることで、「全く濡れない」という状況を回避することができます。
元々濡れにくい体質だからといって、気に病まないようにしましょう。悩めば悩むほど緊張して、ますます濡れにくくなってしまうかもしれません。
冷え性
「女性には冷え性な人が多いというが、私もその1人。冷え性を改善したら濡れやすくなった」(29歳/女性/CA)
愛液が分泌する仕組みでもご紹介したように、愛液は性器周辺の血管が拡張することによって分泌されます。血管の拡張は体温や周りの温度が高いと行われるため、冷え性の女性はそうでない女性よりも濡れにくいことが多いです。
冷え性は冷たい飲み物を飲み続けたり、冷房に当たりすぎることなどが原因となります。体温を上げることで一時的に冷えを改善することはできますが、かなり時間がかかるもの。なので、冷え性の女性はすぐにでも改善策を試してみましょう。
水分が足りていない
「愛液は水分だからもしかしてと思い、水分をきちんと摂るようにしたら濡れにくさが改善された気がする」(19歳/女性/学生)
忙しい毎日を過ごしていると、水分補給が十分にできないことも多いでしょう。水分が足りないと愛液が分泌されづらくなるため、ちゃんと水分補給ができているか一度確認してみてください。
水分補給をする場合、水やお茶などを摂取しましょう。塩分が含まれるスープなどは水を溜め込みやすくなるため、愛液の分泌を妨げてしまうことも。水分が足りていない場合は、水分を摂るようにするだけで改善されることが多いです。
身体に痛みや違和感がある
「少し前にけがをしたんですけど、その痛みが原因でセックスに集中することができず、濡れにくくなってしまった」(24歳/女性/公務員)
身体に痛みや違和感があると、セックスに集中することができません。気持ちが入り込めなければ濡れにくくなることがあるため、痛みや違和感が原因なのかもしれません。その場合は、痛みや違和感を取り除くところから始めてみましょう。
痛みや違和感がなくなれば、濡れにくい状態を脱出することができるかもしれません。
愛液が分泌されない原因【メンタル編】
男性も緊張で勃起しなくなることがありますが、それと同じことが言えます。身体的な原因に心当たりがない場合は、これから解説するメンタル面の原因を参考にしてみてくださいね。
不安や心配事を抱えている
「仕事で大きなプロジェクトを任されて不安でいっぱいだった時は、濡れにくかった」(26歳/女性/営業)
女性は精神的な問題を抱えていると、濡れにくくなってしまいます。特に、不安や心配事があると危険です。自分では考えないようにしているつもりでも、無意識のうちに不安や心配事を考えてしまっています。
この場合、一番いいのは不安や心配事を解消することですが、なかなかすぐに解消できないこともあるでしょう。どうしても嫌なことばかり考えてしまうのであれば、当分の間はパートナーに癒してもらってくださいね。そうすることで、気持ちが楽になるかもしれません。
「濡れにくい自分」にコンプレックスがある
「自分は濡れにくいと考えれば考えるほど、ますます濡れにくくなったような気がする」(22歳/女性/学生)
過去のセックスで濡れない経験をした女性は、濡れにくい自分にコンプレックスを抱いている可能性があります。特に、濡れないことで男性に責められてしまったり、セックスが失敗に終わってしまった経験がある女性に多いです。
コンプレックスを感じていると、ふたたび同じ経験をしたときに自分を責め立ててしまいます。しかし、コンプレックスを感じさせないほど包み込んでくれる男性に出会えば、気にならなくなるはずです。
緊張している
「初めてセックスしたときは緊張で濡れにくかったが、慣れるとともに濡れるようになった」(30歳/女性/美容部員)
初めてセックスするときや、久々にセックスする場合に、濡れにくいと感じる人が多いです。これは、緊張していることが原因かも。緊張しないようにすることは難しいかもしれません。しかし、長い時間をかけることで緊張をほぐすことは可能です。
ただし、緊張もセックスを楽しむためのスパイスの1つ。緊張できるのは初めのうちだけなので、その緊張も楽しめるように心に余裕を持ってみましょう。
興奮度が足りない
「彼とのセックスに乗り気になれないときは、いつもと比べるとぜんぜん濡れていない」(28歳/女性/アパレル店員)
いつもは濡れるのに、なぜか愛液の分泌が少ないと感じる場合は、興奮度が足りないのかもしれません。興奮度はその場のムードだけでなく、セックスをする前の会話などでも高まります。逆にムードがなかったり会話が盛り上がらないと、興奮度が足りなくなってしまうこと場合があります。
その場合は、興奮度が高まるようなシチュエーションを作る必要があります。例えば、エッチなシーンがある映画を彼と見たり、愛撫を長くしてもらうなどが有効です。
愛液が分泌されない原因【パートナー編】
ここからは、パートナーに原因があって濡れにくくなるケースについて解説していきます。原因を特定することができたら、そのことをさりげなくパートナーに伝えてみてくださいね。
パートナーのテクニックがいまいち
「彼はいつも見当違いのところを攻めてくるため、まったく気持ちいいと思わない。だからなのか濡れないことも…」(25歳/女性/事務員)
男性の中には、女性が気持ちいいと思う場所をいまいち理解していない人もいます。自分のテクニックが上手だと思っているため、女性にきちんと「気持ちいい?」と聞かないこともしばしば。しかし、女性側は痛い思いをしてしまうこともありますよね。
何も言わなければ、パートナーのテクニックが改善されることはないかもしれません。ただし、ストレートに伝えると傷つけてしまう可能性があります。なので、「もっとこうしてほしい」など、遠回しに伝えるようにしてみてください。
パートナーを愛していない
「実は、少し前から自分勝手なパートナーに嫌気が差していて、気持ちが冷めている。もうパートナーとのセックスでは濡れなくなってしまった」(27歳/女性/看護師)
女性が濡れにくい原因には、特に気持ちが大きく関係します。突然濡れにくくなってしまった女性の中には、パートナーをもう愛していない人もいるかもしれません。相手のことを愛していなければ、どれだけ体が万全な状態でも濡れなくなってしまうでしょう。
ただし、濡れにくくなったからと言って、絶対に愛していないわけではありません。他の可能性も視野に入れて、勢いで別れてしまわないようにい注意してくださいね。
性器の大きさが合っていない
「彼の性器は極端に小さく、気持ちいいと感じないので濡れづらさを感じている」(31歳/女性/派遣社員)
女性の愛液に個人差があるように、男性の性器の大きさにも個人差があります。中には、挿入した時に性器の大きさが合っていないと感じることもあるでしょう。性器が大きすぎると、濡れていても痛みを感じてしまうことがあります。その痛みがきっかけになって、一気に膣が乾く場合もあります。
逆に、男性の性器が女性の膣に対して小さすぎる時も、濡れにくくなる場合があります。小さすぎると性感帯を刺激することができないため、気持ちよくなれません。
相手が浮気している
「彼の浮気が発覚してから、一切濡れなくなってしまった。たぶん、浮気されたことがショックだったのだと思う」(23歳/女性/自営業)
女性は好きな相手の変化にいち早く気づくことも多いです。なので、パートナーが浮気していると、そのことが気がかりでセックスに集中することができません。たとえ浮気していなかったとしても、彼氏が疑わしい行動をしているだけで、女性は気になってしまいますよね。
そのままでは相手のことを純粋に愛することもできませんので、素直に「浮気してない?」と聞いてみてはどうでしょうか。
愛液を増やしたい!濡れやすくなる方法≪No.1≫
そんな時は、自分でできる方法を試してみることも大切です。愛液を増やし、濡れやすくする方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。根気よく続けることで、きっと悩みを解消できるはずです。
筋トレやストレッチをする
身体の温度を根本的に高めるためには、筋トレやストレッチが有効です。筋トレを行うことで筋肉が増えます。筋肉は体温を高めるのに必要な要素で、筋肉量が少ないと冷え性になることも。体の中でも下半身の筋肉が特に大きいため、下半身を鍛えると効率がいいでしょう。
また、ストレッチをすると収縮した筋肉を伸ばすことができます。筋肉が固まっていると、緊張がほぐれませんよね。なので、全身の筋肉をストレッチで伸ばしてみましょう。
体を冷やす食べ物・飲み物は避ける
冷え性は、普段から体を冷やすものを摂取していることが原因かもしれません。特に、温かくしているのに冷え性が治らない場合は、その可能性が高いです。体を冷やすのは冷たい飲み物だけでなく、食べ物が原因になっていることも。
身体を冷やす食べ物としては、主に白砂糖や小麦粉が使われているもの、夏や暑い地域でとれる食材が挙げられます。
パートナーと話し合う
先ほど、濡れにくいのはパートナーが原因になっている場合もある、とご紹介しました。その場合は、パートナーとの話し合いが必須です。セックス中に痛みを感じてしまうのであれば、そののことを正直に話しましょう。
原因が自分にある場合も同じです。なぜ濡れにくくなってしまっているのか、原因をきちんと話し合っておくことで気まずい雰囲気を避けることができます。ただし、相手を傷つける可能性もあるため、言葉選びは慎重に。
水分補給をこまめにする
濡れにくい原因が水分不足なのであれば、水分補給をこまめに行いましょう。水分を補給することによって、愛液の分泌を促すことができるかもしれません。ただし、水分を摂りすぎるのもNGなので、大量に飲まないようにしてくださいね。
また、ジュースなどでの水分補給はあまり効果を期待できません。ジュースには砂糖が入っているため、身体を冷やす可能性もあります。水分補給は水やお茶で行うのが適切でしょう。
出典:
ツムラ『筋肉をつけて、冷えにくい体をつくる! -いつでも温めエクササイズ-』
https://www.tsumura-hieshou.jp/exercise/physical-culture.html
Medicalook『冷え性を改善する食べ物・飲み物|体を冷やすNG食材も!甘酒や紅茶で血行よく』
https://epark.jp/medicalook/sensitive-to-cold-drink/
愛液を増やしたい!濡れやすくなる方法≪No.2≫
そんな時は、ここから解説する方法も試してみましょう。きっと、自分に合った方法を見つけることができるはず。1つ試して駄目だったからといって、諦めないでくださいね。複数同時に試す方法も、効率が良くておすすめです。
マッサージをする
精神的なことが影響して濡れにくくなっている人は、マッサージで緊張をほぐしてみましょう。彼と一緒にマッサージをしあうことによって、次第に緊張がほぐれてくるかもしれません。
マッサージの際、アロマを利用するとより効果的です。カモミールやラベンダーは気持ちを落ち着かせる効果がありますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。アロマを取り入れるのが難しい場合は、入浴の際に自分でマッサージをしてみるのもいいでしょう。
ローションを使う
「気持ちが盛り上がっているのになぜか濡れない…」と悩んでいる人も多いはず。そんな時は、ローションを使ってみましょう。ローションは男性だけが使うものだと思っている人も多いです。しかし、女性用のものも販売されています。
中には、性交痛を軽減できるものもあります。塗ることでじわじわと気持ちいい感覚が襲ってきますので、濡れにくいと悩んでいる女性におすすめです。パートナーに塗ってもらうことで、より興奮度を高めることができるはず。
前戯を長めにする
パートナーの愛撫が雑で興奮度が高まらない場合は、愛撫の時間を長めにしてもらいましょう。ただ単に性感帯に触るのではなく、キスなども重要です。時間をかけてキスをすることによって、女性の体の準備が整っていきます。
この時、自分がしてもらおうとばかり思っていると、彼の気分が下がってしまうことも。なので、お互いに楽しめるような前戯を行うことを心がけてみてくださいね。
セロトニンを増やす
心配事やストレスがある人は、精神的に不安定になってしまって濡れにくくなっている可能性が高いです。もしも自覚があるのであれば、「セロトニン」の分泌が増えるよう工夫してみてください。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、ストレスを軽減する力があります。
セロトニンは「トリプトファン」という必須アミノ酸から生成されます。トリプトファンはたんぱく質などに含まれており、炭水化物やビタミンB6と一緒に摂取することで体に吸収されやすくなる傾向が。しかし、いくら体に良い成分でも、摂りすぎは禁物です。
原因を特定して濡れやすくなろう
愛液は性的興奮が高まった時に分泌されるものです。しかし、相手のことを愛しているのに、なかなか濡れない場合もあります。それは自分の身体やメンタル、パートナーが原因となっているのかもしれません。
改善方法はたくさんありますので、自分ができると思えるものから試してみてくださいね。また、濡れないからといって気にしすぎてしまったり、無理にセックスしたりすると、余計に濡れにくくなってしまいますので避けましょう。
出典:平成医会『セロトニンの増加が心身に及ぼす効果』
https://heisei-ikai.or.jp/column/serotonin/
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