我が強い人の特徴と原因｜我が強い性格の改善方法や付き合い方も解説

我が強い人は、周囲に馴染めずに孤立してしまうことも少なくありませんが、そもそも「我が強い」のは良いことなのでしょうか？それとも悪いことなのでしょうか？

どんな性格でも長所もあれば短所もありますから、もしかすると我が強い性格ならではのメリットもたくさんあるのかもしれません。

そもそも「我が強い」とは？

そもそも「我が強い」とは、どういった意味なのでしょうか？

「我が強い」とは、自分の考えをしっかり持っていて、それを最後まで押し通そうという気持ちが強いことを意味する言葉です。同義語としては、「わがまま」「気が強い」「芯が強い」「自己主張が強い」などが挙げられます。

「我が強い」と「気が強い」の違い

「我が強い」と似た意味を持つ言葉として「気が強い」が挙げられますが、この2つの言葉は似ているようで実は違います。「気が強い」とは、気性が激しく、何事にも物怖じしない性格を言います。

自分の考えをしっかり持っている点と、自分の意志を貫き通そうとする点は、「我が強い」と共通する部分なのですが、気が強い人は、自分の間違いを受け入れる潔さや、相手の意見を受け入れられる柔軟さを兼ね備えているところが、我が強い人との最大の違いです。

我が強い人は、相手の意見を受け入れず、自分の意見を是が非でも押し通そうとするところがあります。しかし、気が強い人は自分の意見をはっきり主張しつつも、自分の間違いをきちんと訂正でき、相手の意見にもしっかり耳を傾けることができます。

なので、我が強い人は周囲の人から煙たがられることも少なくないのですが、一方の気が強い人は周囲の人から尊敬され、頼られることが多いのです。

周囲のことを考えずに自分の意見を押し通そうとするのが、我が強い人です。それ以外にも我が強い人ならではの特徴が様々あります。具体的にどういった特徴があるのでしょうか？

頑固な性格

頑固な性格で柔軟性がなく、自分の意見を曲げられない点が、我が強い人の典型的な特徴だと言えます。こうと決めたら何としてでも最後まで貫き通そうとしますし、周囲の人が良かれと思って言ってくれたアドバイスにも聞く耳を一切持ちません。

また、自分が正しいと思ったやり方で仕事を進めてしまいがちで、それが客観的に見て非効率的なやり方だとしても、一切変えようとしません。

そのため、職人気質ではありますが、会社などの組織で働いている場合は、周囲の人から煙たい存在だと思われることも少なくないのです。

自分の考えや意見をはっきり言う

我が強い人は、周囲の人に遠慮せず、自分の考えや意見をはっきりと言うことができます。ただし、我が強い人は、相手の話が終わらないうちに自分の話をし始めてしまったり、相手の意見を全否定した上で、自分の意見が正しいと無理やり押し通してしまう傾向があります。

自分の考えや意見をはっきりと言えること自体は悪いことではありませんが、良好な人間関係を保つためには、相手を不快にさせないように配慮しなければなりません。

ですが、我が強い人は相手の気持ちを考えずに自己主張を繰り返してしまうため、周囲の人から煙たがられてしまうのです。

相手の意見を受け入れない

相手と意見がぶつかり合った時に、相手の意見を絶対に受け入れようとしないのも、我が強い人の特徴のひとつです。我が強い人は、自分の意見が絶対に正しいと思い込んでいるため、自分とは違う意見を持つ相手は間違っていると最初から決めつけてしまいます。

そのため、自分の意見を否定されたり、違う意見を言われたりすると、真っ向から対立してしまいますし、周囲の人から意見やアドバイスをもらっても、全く聞く耳を持ちません。

ですので、周囲の人にはその態度が傲慢に見えてしまい、それが原因で組織の中に馴染めず、孤立してしまうことも少なくないのです。

開口一番「でも」「だって」と否定する

我が強い人は自己主張が激しく、周囲の人の意見を聞かず、自分の意見を無理にでも押し通そうとする傾向があります。そのため、他人と対立しやすく、相手と意見がぶつかり合うことも多々あります。

しかし、我が強い人は自分の意見が絶対に正しいと思い込んでいるため、相手から自分とは違った意見を言われると、開口一番「でも」「だって」と否定して反論し、自分の意見を主張し続けてしまうのです。

自分の意見を真っ向から否定された相手は、「この人は人の話をまったく聞いてくれない」「なんだか自分を否定されたような気がする」と不快に感じてしまうでしょう。そのため、周囲の人から「この人と会話したくない」と思われて敬遠されてしまうのです。

引き続き、我が強い人の特徴をご紹介していきます。

意地でも謝ろうとしない

自分の非を絶対に認めようとせず、意地でも謝ろうとしないところも、我が強い人の特徴のひとつです。自分の意見をはっきり言える人でも、自分が間違っていることに気付いた時にきちんと謝れる人であれば、周囲の人から嫌われることはないでしょう。

ですが、我が強い人は、自分の考えが間違っていることに気が付いたとしても、自分から謝ることはほとんどありません。謝ることは自分の非を認めることであって、それによって相手から責められることもあるでしょう。

我が強い人は、相手から責められることで自分の存在自体が否定されたような気分になってしまうので、それが許せなくて素直に謝れないのかもしれません。

その場を仕切りたがる

我が強い人は、自分がリーダーになってその場を仕切りたがる人が多いです。なぜなら、その場を仕切ることによって、自分の思い通りに物事を進めやすくなるからです。

我が強い人は、わがままで自分の意見が絶対に正しいと思っているので、自分の思い通りにならなかったり、他人から指示されたりすると、不機嫌になってしまうことも少なくありません。他人から指示されるくらいなら、自分が先頭に立ってその場を仕切ろうと考えるのです。

好き嫌いがはっきりしている

自分の考えや意見をはっきりと持っている我が強い人は、黒か白か、0か100かと考え方が二極化している傾向があるため、好き嫌いがはっきりと分かれます。

そのため、好きな人に対しては好意を持って優しく接することができますが、嫌いな人に対しては非常に冷たい態度を取ったり、「行きたくないから行かない」と誘いをきっぱりと断ったりするのが特徴です。

自分が付き合いたいと思っている人とだけ付き合えばよく、嫌いな人や苦手な人とは無理して付き合う必要はないと考えているのでしょう。

なので、付き合いたくない人といやいや付き合って気を遣うことはほとんどありません。ですが、周囲の人からは、好き嫌いがはっきりし過ぎていて近寄りがたい人だと思われてしまいがちです。

強いこだわりがある

我が強い人は、物事に対して強いこだわりを持っていることも少なくありません。例えば、「化粧品はこのブランドのものしか買わない」「野菜はオーガニックじゃないと嫌」「リモコンは机の端にまっすぐ置いておかないと気が済まない」というようなこだわりですね。

そして我が強い人は、自分のこだわりが他人に理解されなかったり、貫き通せなかったりすると強いストレスを感じてしまうため、それが原因で周囲の人と衝突してしまうことも多々あります。

そもそも我が強くなってしまうのは、どういった原因が考えられるのでしょうか？原因を把握することで我が強い人の心理を理解できるかもしれませんし、我が強い性格を改善するための対処法が見えてくるかもしれません。

自分が正しいと信じ込んでいる

我が強くなってしまうのは、自分の考えや意見が常に正しいと信じ込んでいるのが原因のひとつです。なぜなら、そのように信じ込んでいると、他人の考えや意見は全て間違っていると思い込みやすいからです。

よって、相手の意見に全く聞く耳を持たず、自分の考えがいかに正しいかを周囲の人に分からせようと、一方的に自分の意見を押し通そうとしてしまうのでしょう。

しかし、人それぞれ考え方や価値観が異なるのは当然のことですし、自分の意見が正しいとは限りません。周囲の人と良好な人間関係を築き、円滑にコミュニケーションを取るためには、相手の意見もしっかりと受け入れて妥協することも必要です。

そのため、自分の考えや意見が正しいと信じ込んでいる間は、周囲の人と良好な人間関係を築いていくのは難しいでしょう。

他人に否定されることを避けている

我が強い人は、他人に否定されることを避ける傾向があります。なぜなら、他人に否定されることによって、自分の存在自体が否定されているような気がして、プライドが傷ついてしまうからです。

本来、間違っていることを指摘されたり、否定されたりすることは悪いことではなく、むしろ自分の欠点を改善し、人間として成長するための良い機会になります。

しかし、我が強い人はそれを素直に受け止められないので、自分の考え方が間違っていても、それを改めることができないのかもしれません。

自己顕示欲が強すぎる

「大勢の人に注目されたい」「自分を認めてほしい」という自己顕示欲が強すぎるのも、我が強くなってしまう原因のひとつだと考えられます。こういった人は、自分の存在を周囲の人に強くアピールしたいと考えています。

そのため、自分が先頭に立ってその場を仕切りたがったり、自分の意見をはっきりと主張して周囲の人から認められたいと思っているのでしょう。ですが、我が強い人に自分の存在を強くアピールされると、周囲の人は「ウザイ」「面倒だ」と感じてしまいます。

特に日本人は、個よりも全体の和を重んじる傾向があるため、自己主張が激しい人に嫌悪感を抱く人も多く、それが原因で嫌われてしまうことも少なくありません。

実は自分に自信がない

我が強い人は自分の意見をはっきりと主張するので、一見自信に満ち溢れているような印象を受けますよね。ですが、その我の強さは自分に自信がないことの裏返しであることも少なくありません。

先ほどご紹介した「自己顕示欲が強すぎる」「他人から否定されることを避けている」というのも、自信のなさやメンタルの弱さが原因だと考えられます。

そもそも自分に自信を持っている人は、わざわざ自分で存在をアピールしなくても、自然と注目を集めるものですし、自分の意見を相手から否定されても、「そういう意見もあるんだ」と割り切って、イライラすることもないでしょう。

我が強い人は、自信のなさやメンタルの弱さを隠そうとするあまり、「自分の意見は絶対に正しいんだ」と思い込んで、他人に対して攻撃的な言動をとってしまうのです。

我が強い人は周囲の人と衝突してしまいやすく、嫌われてしまうことも多いですし、先ほどご紹介した特徴を見てみるとデメリットしかないように思えます。

しかし、どんな性格であってもメリットがあるもので、それは我が強い人にも同じことが言えるでしょう。では、我が強いことにはどのようなメリットがあるのでしょうか？

責任を持って最後までやり通すことができる

我が強い人は、周囲の人から何を言われても、一度決めたことを最後まで貫き通そうという強い意志を持っています。そのため、重要な仕事を任されると、責任を持って最後までしっかりやり通します。

この点は、我が強い人のひとつの長所でもありますし、もっと物事に柔軟に対応できるようになれば、会社から重宝され、職場の人からも尊敬されるでしょう。

周囲の意見に流されることがない

我が強い人は相手の意見を受け入れず、自分の意見を一方的に主張してしまいがちなので、周囲の人から嫌われてしまうことも多々あります。ですが、逆に言えば、周囲の意見に流されることがないという点が、我が強い人の長所でもあります。

我が強い人は、いったんこうだと思ったら、たとえ周囲の人がその意見に賛同してくれなくても、自分の意見を主張し続けることができます。また、みんながやるからといって、周囲の人と同じ行動をとることもありません。

負けず嫌いで向上心がある

我が強い人は、自分が絶対的に正しく、自分と違った意見を持つ人は間違っていると見下しやすいので、負けず嫌いなところもあると言えるでしょう。

こういった人は、誰にも負けたくない、自分が一番でありたいと考えているので、それが向上心やモチベーションに繋がることもあります。

また、こうと決めたことは最後まで貫き通す強い意志を持っているので、我が強い性格が功を奏して、社会で成功する人間へと大化けする可能性を秘めていると言えるでしょう。

言動や考え方がブレない

周囲の人の意見に流されやすい人の場合、自分の意見を表明して相手から反論されると、「そうかもしれない」「その方が良いかも」とすぐ相手の意見に同調してしまいます。

そのため、「昨日まではこう言っていたのに、今日は全く正反対のことを言っている」と言動にブレがあるため、周囲の人からはあまり信用されません。

ですが、我が強い人はいったんこうと決めたら、自分の意見を絶対に曲げることがないため、言動や考え方にブレが生じることはないのです。なので、「頑固な部分は好きじゃないけれど、言っていることは信用できる」と、周囲の人から信頼されることも少なくありません。

我が強い性格のメリットをいくつか紹介しましたが、反対に我が強い性格ならではのデメリットもたくさんあります。ここでは、我が強い人が被っているデメリットをご紹介していきます。

ムラがある性格のため気分屋だと思われる

我が強い人は、日によって気分にムラがある人が多いため、周囲の人から気分屋だと思われて敬遠されてしまうことも少なくありません。

大人なら、感情を抑えて笑顔で振る舞わなければならない場面も多々ありますが、我が強い人は、その時の状況を全く考えずに自分の感情をストレートにぶつけます。

何か楽しいことや嬉しいことがあればテンションが高くなりますが、イライラすることがあれば不機嫌な表情や態度になったり、悲しいことがあれば深く落ち込んでしまうでしょう。このように、気分次第で態度が大きく変わるため、周囲の人も必要以上に気を使ってしまうのです。

周囲の人とトラブルになりやすい

我が強い人は常に自分が正しいと信じ込んでいるため、相手の意見を聞く耳を持たず、自分の意見を一方的に主張してしまうことが多々あります。

人それぞれ考え方は異なりますから、自分では正しいと思っていても、相手からしてみれば正しいとは思えないことも当然のようにあります。

ですが、我が強い人は自分の意見が間違っているとは絶対に認めず、相手が間違っていると真っ向から否定してしまうため、それが原因で周囲の人とトラブルになってしまうことも少なくありません。

自分の考えをしっかりと持ち、それをはっきりと主張できるのは長所のひとつですから、もう少し言い方を工夫してみたり、相手の意見もきちんと受け入れるようにすれば、周囲の人と良好な関係を築くことができるでしょう。

自分の非や欠点を認められない

我が強い人にとって、他人から否定されることは自分の存在の否定にも繋がるので、絶対に自分の非や欠点を認めようとはしません。しかし、自分の非を認められないままだと、間違った考え方や欠点と向き合い、それを改善する機会を失うことになります。

そもそも人は、自分の非や欠点を認めて反省することで、初めて自分と向き合い、「改善したいから努力しよう」と思うようになります。そういった経験を積むことで人間として成長できるのです。

つまり、自分の非や欠点を認められない我が強い人は、人間として成長する機会を自ら潰しているのと同じことなのです。

視野が狭くなってしまう

一度こうだと思ったらそのことしか考えられず、他のことには目を向けられなくなってしまう点も、我が強い性格のデメリットのひとつです。こうなってしまうのは、自分の考えが正しいと信じ込んでいるのが最大の原因でしょう。

このように視野が狭くなってしまうと、多角的な視点で物事を見ることができなくなったり、周囲の人の意見を取り入れずに自分のものさしで決断を下してしまいます。

これでは、会社などの組織の中でうまくやっていけないのはもちろん、仕事で問題が起きた時に誰にも相談せず独断で進めてしまうことで、ますます問題を大きくしてしまいます。また、自分の知らなかったことを吸収できなくて知識が深まらないなど、仕事や日常生活に様々な影響を及ぼしてしまうでしょう。

我が強い性格を自覚している人もいるでしょう。もしくは、この記事を読んで「たぶん自分は我が強い性格だ…」と気付いた人もいるかもしれません。

これから我が強い性格を改善する方法をご紹介していくので、自分の性格を改善しようと思っているのであれば、ぜひ参考にしてみて下さい。

周囲の意見に耳を傾ける

我が強い人は自分の意見が絶対に正しいと信じ込んでいるため、周囲の人の様々な意見を受け入れることができません。そのため、違う意見を持つ人と対立してしまうことも多いですし、一方的に自分の考えや価値観を押し付けて嫌われてしまうことも多々あります。

もちろん、会議や討論の場では、自分の意見をはっきりと主張することも必要ですし、周囲の意見に流されてばかりだと「自分がない人」だと思われて逆に嫌われてしまう可能性もあります。

ですが、だからといって、周囲の意見を全否定して、自分の意見を押し通してばかりだと、周囲の人と良好な関係を築くことはできません。

自分の意見をはっきり主張しつつも、周囲の意見にもしっかり耳を傾け、譲り合いの精神を持つことを心掛けるようにしましょう。「こんな考え方もあるんだ」「自分の考えは間違っているかも」と新たな発見に気付けば、視野も広がっていくでしょう。

相手の立場で考えてから意見を述べる

我が強い人は、自分を基準にして物事を考える傾向があるので、なかなか相手の立場になって考えることができません。ですから、これからは自分の考えていることをそのまま口に出すのはやめ、相手の立場になって物事を考えた上で、発言するクセを付けるようにしましょう。

こうすることで、「相手の立場ならそのように考えるのも無理はない」と思えるようになり、意見が違う相手と対立することも徐々に減っていくでしょう。

感情をコントロールする

我が強い人は感情がそのまま態度や表情に出やすいため、気分次第で態度が変わりやすいのが欠点のひとつです。

周囲の人と上手に付き合っていくためには、たとえイライラすることや悲しい出来事があっても、その場の状況や周囲の人の気持ちも考えて、自分の感情をしっかりとコントロールしなければなりません。

そのため、普段からイライラしてもその感情を表に出さないようにし、怒りとグッと鎮めるトレーニングをするなど、感情を上手にコントロールできるように努力しましょう。

人の話を最後まで聞く

我が強い人は、相手がまだ話している途中なのに、話の腰を折って自分の話をしてしまう人も少なくありません。会話の主導権を奪われた相手は、「この人は話を聞かない人なんだ」「この人とは会話が成り立たない」と思ってしまい、あなたと会話する気が失せてしまうことでしょう。

我が強い性格を直したいのであれば、途中で口を挟みたくなってもグッとこらえて、人の話を最後までしっかりと聞くことを心掛けましょう。

自分に非がある場合は素直に謝る

どんなに優秀な人間であっても、時には仕事で大きなミスをしたり、過ちを犯してしまうものです。そこで自分の非を素直に認めて謝るか、それとも自分の非を頑なに認めずに言い訳をしたり、他人に責任転嫁してしまうかによって、あなたの印象が大きく変わってくるでしょう。

明らかに自分に非があるなら、周囲の人に迷惑をかけたことをきちんと謝る必要があります。自分の非を認めることで、もしかしたら責められてしまうかもしれません。

しかし、素直に謝れば、相手から「仕方ないな」「次から気をつけてね」と必要以上に責められることはほとんどないでしょう。

自分の意見が正しいと信じている我が強い人と接していると、意見がぶつかり合うことも多く、精神的にも疲れてしまいますよね。

ですが、我が強い人の特徴を理解して付き合い方のコツを掴めば、面倒なことに巻き込まれることもなく上手に接することができます。では、我が強い人とはどのように接していけば良いのでしょうか？

一定の距離感を保って接する

職場などで我が強い人と嫌でも関わりを持たなければならない場合は、一定の距離感を保って接することを心掛けて下さい。もちろん、仕事の関係でどうしても我が強い人とコミュニケーションを取る必要があるなら、大人として気持ちのいい対応を心掛けるべきです。

ですが、プライベートでは一切連絡を取り合わないようにし、仕事以外の話はなるべくしないようにしましょう。こうすることで、我が強い人のために無駄なエネルギーや時間を消費せずに済むはずです。

否定的、挑発的な発言は避ける

我が強い人は、自分の考えや意見が絶対に正しいと信じ込んでいるため、相手の意見を聞こうとしません。

ですから、我が強い人と言い合いになった時、「考えを改めてほしい」「その意見は間違っている」と説得したところで、あなたの意見を真っ向から否定されるだけで、相手の意見を延々と聞かされることになるでしょう。

つまり、こういった人と建設的に議論しようと思っても、会話は平行線をたどるだけで、貴重な時間や労力を無駄にするだけなのです。

そのため、我が強い人の意見を真っ向から否定したり、挑発的な発言をしてお互いにヒートアップしないようにして下さい。まともに議論しようとすると神経をすり減らすだけで疲れてしまうので、我が強い人と張り合おうとはせず、聞き流す程度に留めておいた方が良いでしょう。

相槌を打ちながら適当に聞き流す

我が強い人と話していて、「おかしいな」「それは間違っている」と思っても、発言をいちいち真に受けないで、相槌を打ちながら適当に流してしまった方が良いでしょう。そもそも、我が強い人は「自分の話を聞いてほしい！」という自己顕示欲が強い人が多いです。

そのため、話を聞きたくなくても、とりあえず相槌だけ打って聞いているフリをしていれば、相手は「自分の話を聞いてくれている」と感じて、それだけで満足してくれます。

発言を真に受けてしまったり、否定的な言葉を投げてしまうと、会話がこじれて神経をすり減らしてしまうだけなので、まともに相手をしない方があなたのためです。

「我が強い性格だから仕方ない」と割り切る

「自分勝手で協調性がないな」「頑固で融通が利かないな」と、我が強い人に対して不満を抱いている人も多いでしょう。

ですが、我が強い人と上手に付き合っていきたいなら、「この人は我が強い性格だから仕方ない」「こういう人なんだ」と割り切って考え、「いつか我が強い性格を直してくれるかも」などと期待しないことです。

そもそも「協調性を持つべき」「もっと柔軟に考えるべき」という価値観に我が強い人が当てはまらないから、あなたは不満を覚えてしまうのでしょう。

他人の性格はそう簡単に変わるものでありませんし、その相手が我が強い人ならなおさらです。ですから、最初から割り切って考えてしまった方が精神的にも楽になりますよ。