恋愛感情がわからない!「好き」って一体なに?
ですが、最近は恋愛を始める前の段階で大きな悩みを抱える人が増えています。それは、「好きという感情がわからない」「恋愛感情を感じたことがない」というもの。恋愛を自然にしてきた人には「どういうこと?」と不思議に映るかもしれませんが、これは事実なのです。
そこで今回は、「恋愛感情がわからない」「好きって一体なに?」と感じている人に向けて、原因や「好きという気持ちは一体なんなのか?」というモヤモヤを晴らすコツを一挙にご紹介していきたいと思います。
恋愛感情や恋愛の仕方がわからない人は多い
冒頭でも述べましたが、恋愛感情や恋愛の仕方がわからないという人は意外にも多いのです。
近年は、恋愛に重きをおく人が減っている傾向があり、仕事や自分自身のプライベートに関心をおく人も増え、いざ恋愛しようと思ったときに、「どう恋愛すればいいの?」「好きってなんだっけ?」と感じる人も少なくありません。
恋愛感情を抱いたとしても、「相手とどのように関係を築いていけばいいのか」などで悩み人も多く、恋愛を発展させることを苦手に感じる人も同様に増えているようです。
恋愛感情は科学的にも解明されていないもの
近年では、恋愛を科学的に究明しようとする動きも活発になってきました。大学の講義などでも「恋愛学」というような講座が設けられるようになり、「恋愛を考える」傾向は強くなっているようです。
恋愛感情に関する研究の中では、脳内で分泌されるホルモンが恋愛感情に関与していたり、遺伝子レベルで相手との相性を確かめる事ができる研究も勧められています。
ですが、実際にはまだまだ恋愛が科学的に十分な究明がなされておらず、謎の多いテーマ。「恋愛感情とは何か?」という本質的な問いに対する答えは未だ見つかっていないのです。
恋愛感情がわからないのはなぜ?その原因とは
では、恋愛感情がわからない原因となるのはどのようなことなのでしょうか。
そもそも恋愛経験がない
経験したことがないことは、誰であっても不確かで、わからないものです。恋愛においても、恋をしたことがない場合には「好き」という気持ちがわからないのは自然なこと。仮に誰かを好きになっても、それが恋愛感情だと気がつくのに時間がかかることもあるでしょう。
恋は落ちるものだという言葉がありますが、「恋に落ちる」ことを意識している人はいないでしょう。悩んだり考えたりする中で、ある日突然「この人の事が好きなのかもしれない」と気がつくのです。
誰かに強く興味を引かれたり、特別好きになる事を繰り返す中で、恋愛経験は自然と積まれていきます。恋愛感情だと思ったけれど違った、という事もあると思いますが、紆余曲折経た先で、恋愛感情を少しずつ理解できるようになっていくものです。
過去の恋愛にトラウマがある
過去の恋愛のトラウマは、それまでの自分自身の恋愛感情や恋愛スタイルを否定する事に繋がります。また、トラウマによって「好きになる事が怖い」「これが恋愛感情なのか信じられない」と行った混乱状態に陥る事にもなり、「恋愛感情がわからない」と感じてしまうのです。
トラウマになった出来事を思い出すと苦しくなったり、悲しい気持ちになるのは、その出来事によって自分自身がひどく傷つけられているから。自分自身を傷つけないようにするために、自然と心が恋愛を拒否して「わからない」と思い込んでいる可能性もあるでしょう。
異性との関わりが極端に少なかった
異性との関わりが少ない場合にも、「恋愛感情がわからない」という状況に陥る事があります。同性同士の気兼ねない関係は心地の良いものですが、そこに依存していると、「恋愛の好きって何なんだろう」と感じてしまう事があるようです。
たとえば、「好きかもしれない」という相手ができたときに、友達同士の時のように気軽な会話ができなかったり、緊張してしまったりしたとしましょう。
その時に「ちょっと違うかもしれない」「居心地が悪い」と感じて、恋愛をするのをやめたり「好きって何だろう」と考える人がいます。
ですが、よく考えれば、長年の友人と恋愛相手では求めるものも求められるものも違いますよね。緊張も不安も恋愛の一部ですが、異性との関わりが少ない事で、友達と恋愛相手を混同してしまい、「恋愛感情がわからない」となってしまうこともあるようです。
他人に興味がない
純粋に他人に興味がないという人は、恋愛感情を抱くほど相手に強い感情を抱きづらいため「恋愛感情がわからない、理解できない」と感じることも多いでしょう。
誰かを好きになる第一歩は、その人に興味を引かれることです。ですが、他人に興味がない場合には、その一歩を踏み出すのに時間がかかったり、興味を抱いたとしてもそこまで積極的にならないことも。そうすると、恋愛感情を知るところまでたどり着かないようです。
もしかすると愛着障害の可能性も
愛着障害というのは、特定の養育者との関係に問題がある事で、愛着の形成に何かしらの問題が起きている状態をさします。この状態になると、誰かに対して愛着を持ちづらくなったり、自分自身が愛される資格がないと強く感じてしまう傾向が強まるのだとか。
愛着障害の場合には、「恋愛感情がわからない」というよりは、「恋愛をするのが不自由になるほど自分に自信がなかったり、人を信じきれない」という特徴があるようです。
ですが、そうした自分を認識したときに、「恋愛なんてできない」と諦めてしまって、「恋愛感情がわからない」と強く感じてしまう事があります。
恋愛感情の「好き」ってどういうこと?
相手の事を考えるとドキドキする
「やっぱり、好きな相手が近くにいると自然と心臓がドキドキしますね。別に会話をしていなくても、誰かと話してる声が聞こえるだけで緊張しちゃいます」(23歳/女性/ショップ店員)
「恋をすると胸がときめく」と表現する人は多いですが、これは相手のことを考えて心臓がドキドキする様子をさしています。全く知らない初対面の人にドキドキする事もあれば、長く親しんだ人にドキドキし始める事もあるでしょう。
では、なぜ人は「好き」だと感じるとドキドキするのでしょうか。
人間の脳は、異性を前の前にすると扁桃体が「この相手が恋愛対象になるかどうか」という判断を行います。これが一般的にインスピレーションと呼ばれるもので、相手が恋愛対象になると、緊張してアドレナリンが過剰に出て、心臓がドキドキするのです。
傍にいたいと感じる
「一人でいる方が好きだったけど、彼女ができてからはいつでも泊まりに来られるように鍵を渡すようになった。一人よりも二人の方がいいと思うなんてね」(31歳/男性/エンジニア)
相手の近くにいたいと願う事も、「好き」という感情の一つの形です。恋愛感情がわからないという人でも、「この人と少しでも長く一緒にいたい」という気持ちであれば、シンプルでわかりやすいかもしれませんね。
人間は、嫌いな相手を自分の近くに置こうとはしません。ですが、その逆に特別好きな相手を自分の近くに置きたがったり、長く一緒に過ごしたいと思うものです。そうした欲求の根本には相手のことを「好き」という気持ちが秘められています。
無意識に相手のことを考えている
「時間がある時や、暇な時間にはいつも彼の事を考えてしまう。仕事中でも思い出してしまう事があって、『好きなのかな』と思う」(28歳/営業職/女性)
あなたが、無意識にその相手の事を考えている時間が増えて、会えた時に「特別にうれしい」と感じたなら、少なくとも恋愛的に「好き」という気持ちが芽生え始めている証拠です。
相手が他の人と一緒にいると気になる
「後輩が他の男性と仲よさそうに談笑しているのを見て、複雑な気持ちになった。その時に初めて、恋愛感情を自覚しました。」(27歳/男性/医療関係)
いわゆる嫉妬によって恋心を自覚することは、恋愛事情においては「あるある」だと言えますよね。相手が誰かと話していて嫌な気持ちになった、見ていたくなかったなど、傷つくことによって恋愛感情に気がつき、「好き」という気持ちを理解する事もあります。
相手のことを必要だと感じる
「私は彼という存在が必要だと思っています。人間は一人でも生きていけるけど、彼とのつながりの中で生きて生きたいと思える。これが好きってことなのかなと、思うようになりました」(35歳/女性/主婦)
人間は、家族や友達、あるいは恋人など、他人とどこかで繋がって生きていくことが多いと考えられます。その中で、特別に強いつながりを望む相手こそ「好き」な相手だと感じる人は多いのではないでしょうか。
「好き」を知ろう!恋愛感情を知るための方法
手軽に試せるものが多いですが、中には時間がかかったり勇気が必要な方法も。自分に合った方法で、恋愛感情についてさらに深掘りしていきましょう。
恋愛映画を観る
恋愛のお手本として、恋愛映画を観るのも「恋愛感情がわからない」という人にはおすすめです。どちらかと言えば、「好きってなに?」「恋愛経験がないので、恋する気持ちがわからない」という、恋愛初心者の方にはとくにおすすめしたい方法でもあります。
ハッピーエンドの非現実的な幸せな恋愛映画もあれば、リアルで辛い恋愛映画など、映画によってさまざまな種類の恋愛をみることができるのがメリットです。
出会いの場に足を運ぶ
「習うより慣れろ!」がモットーの人に向ければ、実際に出会いの場などに足を運び、人と話したり異性と出会うのがよいでしょう。そしてその中で「わからない」というモヤモヤを解消する方法をおすすめします。
生身の人間と話す事で、リアルに「この人とは合わない」「あの人とは合う」など感覚的な違いが掴めてきます。その中で、「好き」という感情に紐づけられる人と出会うことができればより「好き」という気持ちを理解しやすいでしょう。
他の人の恋愛話に耳を傾ける
「自分の恋愛感情はわからないけど、友達の話には共感できる」という人には、同性・異性に関わらず、他の人の恋愛話に耳を傾けてみるのも一つの方法です。
「わからない」と感じることは、自分よりも「わかっていそう」な人のアドバイスを求める事で解決する事があります。もちろん、恋愛を完璧に理解している人はそうそういるはずもありませんが、経験の多い人の意見は参考になるかもしれません。
周りの異性に対する感じ方の違いを考えてみる
「好き」という感情に整理をつけるためには、自分にとって恋愛対象になる相手に感じる感情と、そうでない相手に感じる感情との違いを見極める必要があります。
一緒に遊びに行ったら、帰り道が偶然一緒になったら、相手に好きだと言われたら。様々なシチュエーションを想像する中で、どのように感じ方が違ってくるのか。それによって、恋愛感情の有無を知る事ができるでしょう。
恋愛感情が生まれるきっかけとは?
相談事を真剣に聞いてくれる
自分が困っているときに、真剣に相談に乗ってくれたり、助けてくれようとする姿をみたときに特別な感情が生まれる事があります。相手の性格にもよりますが、大抵の場合は相手も自分に好意を持って親切にしてくれているので、自分も好きになりやすいです。
出会った瞬間に一目惚れ
相手の見た目や雰囲気に強烈に惹かれた場合には、出会った瞬間から恋愛感情を抱く事があります。これを一般的には、「一目惚れ」と呼びます。中には、見た目がタイプではなくても「理由はわからないけれど、好き」と感じることもあるようです。
意気投合して会話が弾んだとき
長く付き合ったり、結婚をする未来を考えたときに、お互いに交わす会話がスムーズであったり、意気投合できる部分が多いのは関係を円満に保つ秘訣のひとつです。
とくに、出会ってからあまり日数が経っていないのにお互いに意気投合した場合には、「運命かもしれない」と感じることも。共通の趣味があったり、生い立ちが似ていたり、価値観が合っていたりすることは、「恋人にしたい」と思わせる強い要因になりうるのです。
相手が弱っている姿をみた時
相手が弱気になっていたり、元気を無くしている姿をみて、「助けてあげたい」「力になりたい」と感じる時には、恋愛感情が生まれやすいと言われています。
自分の弱点や悩みなどは、心を許せる相手でなければ、そう簡単に見せられるものではありませんよね。弱さを晒してくれたことに対して、「自分を特別だと思ってくれている」と感じる事がきっかけとなるようです。
恋愛の仕方がわからない人向け!よくある恋愛の流れ
そこで、次は恋愛の仕方がわからないという人に向けて、よくある恋愛の流れについて解説していきたいと思います。
異性と知り合い仲良くなる
まず第一段階として、恋愛相手となる異性と出会うことからすべては始まります。仲良くなるペースは環境や立場にもよりますが、少しずつ距離を縮めて、お互いに特別な存在へと変わっていくのです。
異性を好きになる
関係性を築いている最中に、何かきっかけがあったり、あるいは自分でも気づかないうちに相手のことを好きになることがあります。これが「恋」です。
この段階では、「なぜ好きになったのかわからないけれど、好き」という抽象的な感情である事も多く、なぜ好きなのかをしっかりと説明できないかもしれません。ですが、恋愛は理屈ではありませんから、気にする必要はないのです。
恋愛感情を自覚し、告白をする
「好き」という気持ちを自覚したあとには、相手との関係性について考えるようになります。恋愛感情として好きな場合には、知り合いよりも友達よりもさらに近い距離にいたいと考えて、「恋人」という関係に昇華したいと思うのが普通です。
付き合いの中でお互いを理解していく
恋愛において、付き合う事はゴールではなくスタートです。付き合うまでの間でも、大変なことやわからないことはたくさんあるでしょう。しかし、付き合ってからの方が「わからない」と思う事は多いのかもしれません。
付き合って近い関係性になったからこそ、見えてくる部分もあります。それは決して良い部分だけではないでしょうし、時には予想もしなかった相手の一面を目にする事もあるでしょう。ですが、そうした困難を乗り越える事で、愛情は一層強く育まれるのです。
恋愛の仕方がわからない人が恋愛をするコツ
では、恋愛の仕方がわからない場合には、どのような対処の方法があるのでしょうか。
「好き」について深く考えすぎない
「好き」という感情がわからない人の多くは、「好きとは何か?」「これは本当に恋愛感情なのか」などと、考えすぎてしまっているケースが多いです。
あまりにも深く考えすぎると、複雑に恋愛を捉えすぎて余計な混乱を招くことも。恋愛は心と頭の両方でするものです。あまりにも考えないのも問題ですが、もっとシンプルに、心のときめきにしたがった方が恋愛をするのが楽になるかもしれませんね。
初めは皆わからないのだと理解する
誰でもはじめは恋愛初心者で、わからないことだらけです。「わからない」ことは、おかしいことでも悪いことでもありません。みんなスタートラインは同じだったのだと理解して、焦ったり不安になったりするのはやめましょう。
「わからない」のは経験していないから
「わからない」ことは、ほとんどの場合には経験していなかったり、知識がないことによって起きます。ですから、それを解消するためには、単純に経験を積む必要があるのです。経験を通して、恋愛の仕方も、恋愛に向き合う方法も身についていくでしょう。
恋愛経験が豊富でも恋愛について深く理解していない人もいれば、経験は少なくても理解が深い人もいます。慎重になりながらも、「わからないから」と怖がらずに、自分のペースで恋愛経験を重ねていけば、いつしか恋愛の仕方もわかっていくはずです。
自分のことをもっとよく知ることも大切
恋愛感情や恋愛の仕方がわからない人は、まず、自分自身の事をよく知らない可能性があります。自分がどんな恋愛をしたいのか、どんな恋愛が合っているのか。それらの整理がついていれば、自然と「これをした方がいい」という事がわかってくるでしょう。
恋愛感情がわからない相手へアプローチするには?
最後に、恋愛感情がわからない相手へのアプローチ方法についてご紹介したいと思います。
会う機会や話す時間を増やす
恋愛感情がわからないという人に対しては、まずは純粋に相手との距離を詰めたり、仲良くなることで突破口が開ける可能性があります。
すぐに恋愛相手として意識してもらうことは難しくても、「自分に近い相手」として意識される中で、アピールをするのが良いでしょう。
相手の考えに共感する
人は、自分の考えを肯定してくれたり、共感されることに喜びを覚えます。もちろん、全てに「そうだね」と相槌を打っているのではダメですよ。相手の考えに共感していることをわかりやすく伝えることで、相手も自分に対して親近感を覚えてくれるでしょう。
「わからない」を「わかってみたい」に変えてあげる
恋愛感情がわからなかったり、恋愛に価値を見出せない人に対しては、「恋愛はこういった理由ですばらしい」など、恋をすることや恋人になることの意義や価値などを伝えてみるのも一つの手です。
なぜなら、相手の「わからない」というネガティブな感情を「理解してみたい、共感してみたい」というポジティブな感情に変える事ができれば、物の見方が変わってくるからです。相手が恋愛に興味を持つと同時に、あなた自身に興味を抱かせることにもなるでしょう。
早急に答えを求めず、気長に待ってみる
「恋愛がわからない」という人に対して、「どうしてわからないの?」と苛立ってしまうこともあるかもしれません。ですが、「わかりたくてもわからない」という気持ちも理解する事が大切です。
そのため、相手へのアプローチを考えるときには、結果を急ぐ事なく、相手のペースに合わせて気長に待つようにしましょう。
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