そもそもショットのお酒って何?
大人の社交場と言われるバーやクラブでは、ショットというお酒の飲み方を楽しむ文化があります。
ショットとは、居酒屋で出されるような、カクテルやチューハイとは違います。小さなグラスにアルコール度数の高いお酒を入れて、氷も入れず、水などでも割らずに、そのままクイっと飲み干す飲み方です。
ショットで飲む機会が増えてきた人は、ショットの飲み方についてよく知っておくと楽しく飲めるようになりますよ。そして、どうしても酔いやすい飲み方なので、自分の身体のためにも、ショットで飲むお酒についてよく知っておくべきでしょう。
ショットのお酒の意味
ショットというのは、お酒の銘柄のことではありません。飲み方を表す言葉なのです。では、なぜショットと呼ばれるようなったのでしょうか。
もともと、お酒をショットで飲む文化は日本のものではありませんでした。度数の高い日本酒を小さいお猪口で飲んでも、ショットは言わないですよね。
日本でも、ショットと言えば洋酒のことを指します。外国では、テキーラやウォッカなどのお酒をストレートで飲むことをショットと言うでしょう。
ショットとは「shot」と書き、英語で「弾丸」を意味します。他にも、注射を打つことを「shot」と表現したり、刺激があることを指す意味もあります。なので、弾丸のように刺激の強い飲み方であることを例えて、ショットという言い方になったのです。
ショットのお酒の特徴
ショットで好まれるお酒の最大の特徴は、香りや味わいが強いことです。より大胆にお酒の味を楽しむための飲み方が、ショットなのでしょう。
ショットでお酒を飲んだ後は、鼻から抜けるような香りが楽しめます。水や炭酸、ジュースなどで割って飲むよりも、直接的に味を楽しむことができますよね。
さらに、ショットで飲むお酒は、アルコール度数が高いことが特徴です。「shot」と言うくらいですから、刺激が強くないとショットとは言えません。
ただ、外国で発祥した飲み方が日本に渡来し、現代に至るまでに、ショットの飲み方も優しくなってきているようです。今ではショットでのお酒の飲み方にも多様性が生まれ、必ずしもアルコール度数がすごく高いものばかりではなくなってきていますので、親しみやすくなったと言えますね。
ショットで飲むお酒の種類
誰もが聞いたことがあるお酒の名前が出てきます。ロックやカクテルとしてもよく飲まれているので、お酒初心者の人でも一度は口にしたことがあるかもしれませんね。でも、ショットで飲むとまた味わいが違うものですよ。
テキーラ
ショットで飲むお酒といえば、テキーラです。テキーラはメキシコのお酒で、メキシコでは高級な嗜好品として扱われるものもあります。アルコール度数は、認定機関の規則で決められていて、35〜55度と、ビールの約7倍ほど。
多肉植物であるアガベというものが原料となっているそうですが、テキーラは蒸留酒なので、種類によっては草の香りよりも樽の香りが強いものがあります。
テキーラをショットで飲む以外で有名なのは、マルガリータという名前のカクテルでしょうか。マルガリータにはテキーラとライム、ホワイトキュラソーが使われています。
ショットで飲む前にテキーラの味が知りたいという方は、マルガリータや、テキーラをオレンジジュースで割ったテキーラサンライズなどから試してみるのが良いでしょう。
ウォッカ
アルコール度数が高いことで有名な「スピリタス」も、ウォッカの分類です。スピリタスは世界で一番度数が高く、なんと96度もあります。ちなみに、スピリタスをショットで飲む日本人はなかなかいませんし、すごく危険です!
ウォッカには、スピリタスのように度数の高いものもありますが、平均的なアルコール度数はおよそ40度。
穀物類を蒸留して作るウォッカは、銘柄がとても豊富です。フルーツで味付けした銘柄も発売されています。
そして、ウォッカベースのカクテルも様々な種類があります。オレンジジュースで割ったスクリュードライバーや、ライムとジンジャーエールで割ったモスコミュールなど。
しかし、ウォッカは割ってしまうとウォッカ自体の味がわかりにくくなるくらい、味が特徴的とは言えません。ウォッカベースのカクテルで慣れたと思って、急にショットを飲むと、アルコールのストレートさにびっくりするかもしれないです。
イエーガーやコカレロなど、その他リキュール
一般的によく飲まれているショットの種類は、テキーラとウォッカがほとんどです。しかし、そのどちらにも分類されないリキュールで、人気を博している銘柄もあるのです。
その一つが「イエーガー」。銘柄の正式名称は「イエーガーマイスター」。アルコール度数は35度あり、欧米諸国では定番のパーティードリンクだそうですよ。
また「コカレロ」も、ショット飲みするお酒として非常に人気の銘柄です。コカの葉などの多数のハーブをブレンドしたお酒。29度という、ショットにしては低く感じるアルコール度数も、若い人たちの間でのヒットの要因かもしれません。
コカレロは、ひょうたん型のグラスにお酒と炭酸飲料を入れて、二層にした飲み方が大人気。最近では、その炭酸で使われることが多いのはレッドブルですね。
人気の理由は、飲みやすさの他にも、二層になるグラスがインスタ栄えするという背景もあったようです。「コカボム」という愛称で親しまれています。
ショットで飲むお酒の飲み方
なぜなら、ショットのお酒はアルコール度数が高いことが特徴でもあるので、アルコールの味が直接的すぎて馴染めないこともあるからです。
ちゃんと味わいながらも飲みやすくできるように、大勢の人がやっているショットの飲み方にはどんなものがあるのでしょうか。
ライムorレモンと塩と一緒に
お酒をショットで飲むときの定番と言えば、ライムやレモンの柑橘類を用意しておくことです。ショットで飲み干した後すぐに、口の中に果汁を入れると、アルコールの味が消えていくような感覚になるでしょう。
また、同じように塩も利用されます。ショットグラスの淵に塩をつけておく方法もありますし、手の甲に塩をつけておいて、ショットを飲み干した後に舐める…など。
なぜなら、塩のしょっぱさがお酒自体の甘さを引き出してくれるのです。塩はショットを飲む際の伝統的な添え物なのです。
ライムorレモンをかじってから
ショットグラスを飲み干した後にライムやレモンをかじるのではなく、飲む前に果汁を口に入れる方法もあります。
レモンやライムをそのままかじると、酸っぱいですよね。その酸味を、ショットのお酒が一気に消してくれますよ。
そのように、口の中に残るアルコールの味は酸味で中和されることがあるので、柑橘系の果実の他にも、ポン酢が利用されたりもします。
ツイストショット
ショットグラスの中に、お酒に加えて炭酸飲料やシロップを入れる飲み方を、ツイストショットと言います。味も変わり、水分中のアルコール成分が少し薄まるので、飲みやすいと言えるでしょう。女性に人気がありますね。
先ほどご紹介した、コカボムの飲み方はツイストショットにあたるものです。
少し飲みやすくはなりますが、お酒の度数自体が減るわけではないので、飲みすぎに注意ですね。
ショットガン
ショットグラスにお酒とジンジャーエールを入れて飲む飲み方を、ショットガンと言います。まるでピストルの呼び名のようですよね。そのような呼び名になったのには、飲み方に理由があります。
ショットガンは、テーブルに叩きつけたり、手のひらで飲み口を叩いたりして、グラスに衝撃を与えてから飲むのが正解です。ジンジャーエールに衝撃が加わることによって、炭酸が弾けて泡が吹き出し、お酒と混ざります。すると、口当たりが良く、飲みやすくなるでしょう。
なので、パンと弾けるような炭酸の様子をピストルにたとえ、ショットガンと呼ばれるようになったのです。
ちなみに、炭酸が弾けたとしてもアルコール度数は変わりません。「お酒が薄まった!」と思い、飲みすぎてしまうことが多いので、要注意ですね。
ショット飲みをするときの注意点
酔い潰れてしまうと、周囲に迷惑をかけることになりますし、最悪の場合は急性アルコール中毒になってしまいます。アルコール中毒は、命に関わる症状になることも…。
周りに迷惑をかけず、また自分の身体のことも考えながらショットを楽しむのが、大人の作法と言えるでしょう。
自分のお酒の強さを把握しておく
あなたは、自分がどれだけお酒を飲めるのか正確に把握していますか?
ビールやチューハイなど、5%程度のアルコール度数のものはたくさん飲めても、30度以上の原液をショットで飲むとなると、別次元なのです。
ビールやカクテルだけでも確実に酔ってしまったり二日酔いになったりする方は、無理してショット飲みに挑戦する必要はありません。
また、それなりに強い自覚はあるもののどのくらいお酒に強いか正確にはわからない人は、初めてのショット飲みで何杯も飲まずに、身体の調子を見て徐々に量を変えていくのが良いですね。
チェイサーを上手に取り入れる
ショットを飲みやすくしてくれるようなショットガンやツイストショットにしても、お酒の度数は変わらないと書きました。しかし、ノンアルコールの水分を体内に取り入れることで、身体の中のアルコール濃度を薄めてくれる効果はあります。また、体がアルコールを分解するときに水分を必要とするので、その意味でもノンアルコールの水分を積極的に摂りたいところです。
ショットガンなどお酒を割る飲み方以外でも、積極的に水分を取り入れることで酔いやすさを和らげる方法を紹介しましょう。それが、チェイサーです。チェイサーとは、お酒を飲んでいる間に、口直しのように用意されるノンアルコール飲料のこと。
水、もしくはジュースや炭酸飲料などでも良いです。とにかく、ノンアルコールの水分をこまめに摂りながらお酒を飲むことで、体内のアルコール濃度を薄めてくれます。
チェイサーを上手に取り入れながらショットを飲むと、酔いが回りにくくなるでしょう。
飲みすぎない
何よりも、悪酔いしないためには飲みすぎないことが第一です。
アルコールを摂取すると、判断力が鈍ったり陽気になる人が多いですよね。周囲から見て酔っているかどうかわからず、陽気にショットを飲み続けていたとしても、急にパーンと弾けたように泥酔することがあります。
それは、気づかないうちにアルコールによって感覚が鈍っている証拠なのです。
また、他人に勧められるままに全て飲んでいると、自分の許容範囲を超えてしまうこともあります。場の空気を優先させて飲み続けてしまうより、自分の身体のために断る勇気も必要でしょう。
調子に乗りすぎない、という言い方が最適かもしれませんね。
自分に合った飲み方を見つける
美味しくないお酒を無理やり飲むのは、あまり楽しそうには思えませんよね。また、確実に二日酔いになるのをわかっていたら、楽しく飲めないかもしれません。
お酒の種類を選ぶのもそうですし、チェイサーやレモンなど、お酒の感覚を和らげてくれるものを色々試してみると、悪酔いしない飲み方が見つかる可能性があります。
楽しく飲める方法が見つかると、ショットで飲むお酒がさらに美味しく感じるかもしれないですね。
レベル別!ショットで飲むおすすめのお酒|初心者編
初心者編で紹介するお酒は、バーやクラブに行けば置いてある確率の高いものばかり。リカーショップに行けば自分で買うこともできますし、手を出しやすい銘柄です。
クエルボ・エスペシャル(テキーラ)
流行りのクラブやバーで出てくるテキーラといえば、これです。正式名称は「クエルボ・エスペシャル」ですが、お酒を扱う人やバーテンダーの間では、クエルボゴールドと言われています。
呼び名の通り、瓶はゴールドに輝いているような発色なのです。クエルボ社は他にもたくさんの種類を発売していますので、きっと呼び分けるためにゴールドと言っているのでしょう。
アルコール度数は40度と、テキーラの中では平均的ですね。
カクテルベースとして使われることも多いお酒なので、バーやクラブには必ずと言っていいほど置いてあります。なので、銘柄を指定しないテキーラのショットと言えば、これが出てくる確率が高いですね。
それほど多く流通しているので、味もテキーラの平均的なものと思っても良いかもしれません。テキーラを知りたいのなら、まずはこちらを試してみると良いでしょう。
サウザ ブルー(テキーラ)
こちらも40度のアルコール度数を持つテキーラです。ちょっとスパイシーさがありますが、スッキリというよりかはまろやかな味わいになっています。
透き通った色が特徴的。瓶も透明で、青い線で鳥のロゴが書いてあり、パッケージも可愛いですよ。
先ほど紹介したクエルボとは対照的なテキーラなので、どちらの味が自分に合うのかわかると、ショット飲みがさらに楽しめるようになるでしょう。
ポルフィディオ アネホ(テキーラ)
インスタ映えしそうなパッケージのテキーラと言えば、ポルフィディオです。
なんと、ボトルの中にガラス細工のサボテンが生えています。とても可愛い外見の割に、アルコール度数は39.3度あります。
テキーラ特有のスパイシーさもありますが、まろやかな甘みとコクが特徴的なお酒です。著名なハリウッドセレブも愛飲していると広まるほど、人気がある銘柄。
余談ですが、このポルフィディオは、製造方法など内容は完全なるテキーラなのですが、瓶にはどこにもテキーラとは書いてないのです。テキーラは、認定機関に認められなければテキーラと名乗ることができません。
けれど、中身はテキーラなので、テキーラとして分類されることに間違いはないです。
イエーガーマイスター(ハーブ系リキュール)
イエーガーは比較的新しい銘柄で、若い人たちの間で圧倒的に人気があります。アルコール度数は35度。薬草系のリキュールの中では甘さがあります。
甘いと言っても、砂糖を使っているわけではないので、ジュースのような甘さではありません。また、ハーブとスパイスが原料になっているので、苦味の方が強く感じる人もいるでしょう。ドイツの養命酒と言われるくらいのものですから、薬草独特の味がします。
苦さを我慢して飲むのがカッコイイという理由で、ショットで飲むのが流行ったのかもしれないですね。
最近ではレッドブルで割ったイエーガーボム(レッドブルイエーガー)が主流になっています。レッドブルは非常に甘く、お酒の味をほとんど失くしてしまうので、すごく飲みやすくなりますよ。
コカレロ(ハーブ系リキュール)
コカレロも、日本に来てまだ間もないお酒です。バーやクラブでショットと言えばテキーラだった時代から、イエーガーが流行り、その次に来たのがコカレロ。
アンデス山脈で栽培されたコカの葉をメインに、ハーブをブレンドして作られたリキュールです。原液はクリアな緑色をしています。アルコール度数は29度なので、ショットでよく飲まれる他のお酒よりは低く感じますよね。
コカレロもハーブ系のお酒なので、独特の苦味があります。けれど、テキーラの味に慣れている人からすると、甘いと思われることが多いようです。テキーラのスパイシーさが苦手な人は、先ほど紹介したイエーガーや、こちらのコカレロの味なら受け付けるかもしれませんね。
レッドブルやコーラで割った「コカボム」は割り物の方が比率が多いので、非常に飲みやすいですよ。
レベル別!ショットで飲むおすすめのお酒|中級者編
そんな中級者編では、初心者が飲みやすいとは感じないようなものをご紹介します。
パトロン(テキーラ)
パトロンという名称は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。ずっしりとしたボトルにはリボンがかかっており、高級感漂う雰囲気です。ラグジュアリーさも人気の要因かもしれませんね。
パトロンは、プレミアムテキーラと呼ばれています。テキーラの紹介の際にアガベを主原料にしていると書きました。一般的にはアガベ以外の原料もブレンドして使用しているテキーラが多いですが、パトロンはアガベ100%テキーラなのです。
テキーラの中でも万人ウケしやすい味と言われるパトロン。アルコール度数は40度で、特別強いテキーラというわけではありませんし、非常に飲みやすいと言えるでしょう。
なぜパトロンが中級者向けなのかと言うと、その飲みやすさから、調子に乗ってショットで飲んでいるうちに羽目を外しやすいという面があるためです。
また、ボトルのデザインにも表れているように、やや高級なのです。ハリウッドセレブ御用達ブランドだそうですよ。
シロック(ウォッカ)
ウォッカは、基本的には穀物から作られる蒸留酒だとご説明しました。けれど、このシロックは、ブドウから作られています。
ブドウから作られたお酒といえば、ワインを想像しますよね。しかし、アルコール度数はワインより高い40度。
シロックはウォッカなので、ワインのような甘さはありませんが、非常に滑らかで口当たりのいい飲み口となっています。ブドウの香りの他にも、レモンやライムなどの柑橘類の香りも楽しめるので、すっきりとした後味が広がります。
ショットでクイッと飲むには、グラスをキンキンに凍らせることがおすすめです。また、シロック自体を冷凍庫で凍らせても、アルコール度数が高いおかげで完全には凍りません。とろっとした液体になるので、香りがさらに楽しめる飲み方になりますよ。
ヘネシー(ブランデー)
ヘネシーと言えば、多くの人が聞いたことのあるブランデーの銘柄ですよね。ボトルデザインも高級感があります。しかし、そのデザインではヘネシーという名前よりも、ボトルパッケージにプリントされた「VS」や「VSOP」などの表記が目立つでしょう。
VSやVSOPという表記は、樽で熟成された期間を表しています。樽熟成が長ければ長いほど、樽の香りを楽しむことができますね。
また、ブランデーと言えばロックで飲む方が一般的に思うかもしれません。ヘネシーをショットで飲むのは、若い人の間では流行していませんが、ちょっと年齢が高めの層の間ではバーの定番だった時代もあるようです。
ブランデーの味は好みが分かれますし、美味しいと感じるには大人な味覚が必要とも言えるので、まさに中級者向けの銘柄と言っていいでしょう。
クエルボ・エスペシャル・シルバー(テキーラ)
初級編でご紹介したクエルボ・エスペシャルの別の銘柄です。このシルバーという銘柄があるので、クエルボ・エスペシャルはゴールドと呼ばれているのですね。
ボトルデザインは、クエルボゴールドの色違いと表現できます。液体自体は透明で、キャップ部分にシルバーのアルミが使用されているのが特徴です。
こちらもカクテルに使用されることが多いので、流行りのバーやクラブには置いてある確率が高いでしょう。
アルコール度数はゴールドと同じ40度ですが、樽熟成をしていないので甘みが少ないです。キレが良いと表現される飲み口なので、味は少し辛めと言ってもいいでしょう。
テキーラ特有のアガベの味わいが直接的なので、中級者向けです。
レベル別!ショットで飲むおすすめのお酒|上級者編
自分なりの飲み方を見つけることができて、ただ酔うためだけでなく、お酒の味を楽しめるくらいになったら上級者ではないでしょうか。
上級者向けでは、ショット定番のテキーラやウォッカでなく、ちょっとアルコール度数が高いものもご紹介します。
ロンリコ(ラム)
ラム酒と言えば、カクテルベースやお菓子作りに使用することが多いお酒ですね。そんなラム酒の中でも、よくショット飲みされているのがロンリコ。
ロンリコをご紹介する上で外せないのが、アルコール度数です。なんと75.5度!初めて飲んだ瞬間は、味うんぬんよりもアルコール臭の強さしか感じないかもしれません。
アルコール除菌液などを手につけると、ちょっと手が冷たくなってサッと乾いていく感覚がありますよね。ロンリコをショットで飲むと、同じように一気に口の中が乾く感覚になります。そして、飲み込んだ後は喉が熱くなり、アルコールの強さを実感するでしょう。しかし、ラム酒特有の甘さがあるので、喉の熱さも楽しめる人にとっては美味しく感じるかも。
ちなみに、ロンリコを飲んだ直後に紙タバコを吸うと、喉が焼けるようになるので要注意です!
また、アルコール度数の強さを甘く見てはいけません。自分の許容範囲に注意して楽しみましょう。
ロン サカパ(ラム)
ロンリコと同じくラム酒のロン サカパ。ラム酒はサトウキビが原料になっているのですが、このロン サカパはサトウキビの一番最初の搾り汁しか使用していないという徹底ぶりです。甘さが何よりも特徴でしょう。アルコール度数は40度。
人によってはブランデーと間違えるほどの味に仕上がっているラムなのです。
ウイスキーや焼酎の味が苦手な人に好まれやすいと言われているロン サカパですが、その甘さに騙されて飲み続けてしまうことが上級者向けの理由です。
アブサン(ハーブリキュール)
お酒初心者の人は聞いたこともないかもしれません。アブサンというのは、銘柄の名前ではなく、お酒の種類を指します。
アルコール度数は70度前後のものが多く、非常に強いお酒です。ヨモギなどの薬草から作られているので、イエーガーと同じハーブ系リキュールに分類されるでしょう。
このアブサンの原材料であるニガヨモギには幻覚などの作用があることから、アブサン自体が禁止されたという時代背景があるのですが、現在販売されているものには麻薬的成分はありません。
ただ、アルコール度数の高さから、アブサン中毒になる人もいたのだとか。著名な画家、フィンセント・ファン・ゴッホもその一人だと言われています。芸術者に好まれるお酒であるのか、映画や小説にも多く登場するので、バーでアブサンのショットを頼むと「通」な感じが出ますね。
ヨーロッパでは「美しき狂気」と呼ばれるほどなので、ショットで飲むのは調子に乗りすぎない方がいいでしょう。
飲み過ぎた…二日酔いにおすすめの食べ物&飲み物
二日酔いでしんどいときに効果のある食べ物や飲み物をご紹介しますので、健康的に二日酔いを解消していきたいですね。
常温の水
二日酔いというのは身体の中のアルコール成分が分解されていない状態なので、体調不良が起こるのでしょう。なので、一番基本的な対処法は、多くの水を飲むことです。
冷たい水よりも、体温に近い常温の水の方が水分の吸収が良いので、常温の水をたくさん飲むようにしましょう。
しじみの味噌汁
しじみに含まれているオルニチンという成分が、アルコールの毒素と言われているアセトアルデヒドの分解を早めてくれます。しじみの味噌汁は二日酔い解消の定番の食べ物なのです。
しじみを味噌汁にすることにより、味噌に含まれる塩分やミネラルも摂取できるので、二日酔い解消に効果抜群です!
トマトジュース
トマトに含まれるリコピンやクエン酸が、アルコールで荒れた胃を正常に戻すように作用してくれるので、トマトジュースは二日酔い解消に最適です。
また、二日酔い防止という観点でも、お酒を飲む前にトマトジュースを飲んでおくのも効果がありますよ。
柿
昔から「柿が赤くなれば医者は青くなる」と言われています。そのくらい、柿は健康食品ということですね。胃の働きの正常化にも効果があるので、二日酔い解消にも効きます。
柿を食べながらお酒を飲むのが一番効果があるようですが、バーやクラブで生の柿を出してもらうのはなかなか難しかったりします。すでに二日酔いになってしまった状態でも、十分に効果があるので、ぜひ試してみてくださいね。
ただ、柿は旬である秋にしか流通しないのがちょっと残念です。
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