「駅弁」の特徴と由来を紹介!
「駅弁」は男性が女性を完全に抱え上げる、見た目のインパクトの強い体位です。アダルトビデオや漫画などで見たことがある、という人も多いのではないでしょうか。
ですが、自分でやるには力がいりそう、バランスを取るのが難しそう、そんな印象も強いと思います。
けれど、上手くできるととても気持ち良くて、密着感もばっちり、何より他の体位とは違うところが多くて新鮮。そんな駅弁体位の魅力を、たっぷり紹介していきます。
「駅弁」の意味とは?
「駅弁」とは、男女が向き合った状態で、立ったまま男性が女性の脚を肩に引っ掛け、抱え上げて挿入するという体位です。
もちろん普段の生活で「駅弁」という言葉を聞いたら、電車で食べるために駅のホームなどで売っているお弁当のことを思い浮かべるでしょう。
セックスでの駅弁体位という呼び名もその「駅弁」から、もっと詳しく言うと電車の乗客に駅弁を販売する「駅弁売り」の姿から来ています。
「駅弁」という名前の由来は?
現代の駅弁は、小さな店舗やカートなどで売っていることがほとんどですよね。
しかし昔は、駅弁売りと呼ばれる人達が肩から大きな箱を下げて、その中に駅弁を入れ、ホームを歩き回りながら売っていました。
その駅弁売りの様子と、男性が女性の足を肩に引っ掛けて抱え上げるシルエットがよく似ているので、この体位を「駅弁」と呼ぶようになったそうです。
基礎から解説!駅弁体位のやり方
最初から駅弁でスタートするセックスは、特に腕力に自信のある男性にオススメです。
他の体位から切り替える方がやりやすいという場合もありますので、騎乗位や正上位などからの移行方法についても後ほどご紹介させていただきます。
向かい合わせに立つor座る
まず、男女共に立った状態、もしくは女性が椅子などに腰掛けた状態で向かい合います。このときズボンや下着などは挿入しやすいように脱いでおきましょう。
駅弁は両手がふさがった状態で挿入することになるので、コスチュームプレイと同時にやるとしても下着の着用はオススメしません。スカートも短めの方がやりやすいです。
逆に上半身は、裸だと汗をかいた時に手が滑ることもあるので、シャツなどを着たままのセックスがオススメです。
男性が女性の脚を持ち上げる
立ったままの場合は男性がやや屈み、女性が男性の肩から腕の部分に脚を引っ掛けます。
このとき女性のお尻を両手で、もしくはお尻と背中を片手ずつ使って支えると、身体を安定させて脚を持ち上げやすく、女性の不安を減らせるでしょう。
女性が座った状態のときは男性が椅子の座面近くに肩が来るようにしゃがみ、女性に脚を乗せてもらうといいでしょう。立ち上がるのに力がいりますが、脚を引っ掛けるときにバランスを崩しにくくなります。
また、肩に膝を引っ掛けるようにするとかなり安定しますが、女性の体の位置が高くなりすぎてしまうことが多いでしょう。そのため、男性の二の腕から肘の間に女性の膝が来るようにすると良いでしょう。
男性が女性を抱えて立ち上がる
女性が脚を掛けて体勢が安定したら、男性は女性の背中か腰を手で支えつつ、真っ直ぐに立った状態になります。
立った状態で脚を引っ掛けたならば体を起こすだけですみますが、座った状態からだと男性が立ち上がる必要があります。
平均的な体重の女性であっても、この体勢で抱えたまま立ち上がるのは大変な動作です。男性側が普段から鍛えているか、体格にかなりの差がないとかなり厳しいでしょう。
先に上半身を真っ直ぐにし、腰ではなく脚の力を使って立ち上がるのがコツです。このとき、女性は男性の首に腕を回して密着すると、男性の負担がかなり減ります。
膣とペニスの位置を確認して挿入
基本的に駅弁という体位では、男女どちらも性器が見えない状態で挿入することが多くなります。
女性の体をやや高めに抱き上げ、ペニスに向けて下ろしていく方が上手く挿入できるはず。逆に高さを合わせて、女性が脚の力を使って体を少し離して、見える状態で挿入することも可能です。
どちらにしても、女性の体重を男性がしっかり支えた上で、女性が自分から誘導するようにするのがコツです。バランスが取れそうなら片手をペニスに添えて膣に角度を合わせるようにすると、上からでも前からでも挿入しやすくなります。
駅弁体位のコツ
ここでは駅弁体位がやりやすくなったり、気持ちよくできるようなコツをご紹介します。
女性は男性の首に腕を回し、足は男性の腕にかける
駅弁は男性の筋力が問われる体位ではありますが、それには女性が上手くバランスを取ることも不可欠です。
基本姿勢は男性が手のひらで女性の背中から腰の辺りを支え、女性は男性の肘から上に膝をかけるというもの。肩に膝をかけても挿入できるなら、その方が男性の腕が疲れにくくなりますが、やや女性の脚に負担がかかりやすくなります。
そして手は男性の肩を掴むか、首の後ろに回すのがオススメです。首の後ろに回す場合はその状態で指を組むと汗をかいても滑りにくくなり、安定性が増します。
男性は膣の奥までしっかり挿入する
女性が手と足で体を固定した状態でになったら、男性は膣の奥までしっかりと挿入しましょう。ピストンする時も、基本は1回1回奥まで突くようにします。
そもそも駅弁は、女性の体重がペニスと膣の結合部分にかかりやすいため、深い挿入に向いた体位です。逆に浅いピストンで焦らしたりするのは、お互い体勢に負担がかかりやすくあまりオススメできません。
一番やりやすいのは、深く挿入したまま小刻みに動くようなピストンです。ポルチオ性感帯の開発中のカップルが楽しむにはもってこいと言えるでしょう。
ずっと動いていなくても大丈夫
駅弁はその見た目からパワフルで激しいイメージのある体位ですが、案外スローテンポなセックスにも向いています。
むしろ激しく動きすぎるとかなり早い段階で限界が来ます。そのため「きついな」と少しでも思ったら、動きを緩めたり止めたりして、キスなどでイチャイチャするのもまた一興です。
また、ベッドや椅子が近くにあるなら、疲れたら座って休んだり体位を変えたりすることもできます。最初はゆっくり駅弁で、ラストスパートは座位や正上位で、と変化をつけるのもいいものですよ。
潤いはたっぷりと!
駅弁は男女どちらもほぼ両手を使いっぱなしになるので、途中に愛撫を挟むのがかなり難しい体位です。
なので駅弁で挿入する前にしっかりと愛撫を済ませ、男女どちらもスムーズに挿入できるように準備万端にしておきましょう。いざ女性を持ち上げても「入らない」とか「痛い」となると、結局はやり直しということになってしまうからです。
濡れにくい女性でしたら、ローションを使って潤いを補充するのも、上手く駅弁で気持ちよくなれるコツです。ただし、手などにローションが付着したままだと滑りやすくなり、思わぬ事故にも繋がります。そのため、きっちり拭き取ってから挑みましょう。
男女それぞれの駅弁体位の意見・感想
ここではやってみたい、という声から失敗談、逆に駅弁体位が好きという意見まで、男女それぞれ3つずつの感想をご紹介します。
1回くらいやってみたい!
「彼氏は細身で文学青年みたいなタイプなので、体力的に絶対駅弁はできないと思うんですけど…やっぱりぐっと持ち上げてもらえるのには憧れますよね。
奥まで入ってくるっていうし、1回やってみたい!そのために体力づくりをしなくちゃいけないので、まずは一緒にジム通いしようって誘ってます。鍛えてから徐々に誘ってみてやれたらいいなぁ、なんて長期目標を立てています」(21歳/女性/学生)
思った以上に腰にキた
「以前から憧れてて、恥ずかしいからっていう彼女を説得してやってみたんです。彼女は奥がキモチいいタイプなので普段よりエロくてめちゃくちゃ可愛かったんですけど、思ったより腰にキました。
腕は覚悟してたんですけど、むしろ筋肉痛とかもなかったです。でも腰はだいぶやってる最中も後からも痛かったですね。あれから腰痛が怖くてやってないんですけど、でも彼女のイキ顔が近くで見られるのはすっごく良かったんで、また頑張ってみようかな」(32歳/男性/製造業)
正直怖かった
「夫からやりたいって言われて自宅でやってみたんですけど、正直かなり怖かったです。お互いやり方とか調べてなかったから全部手探りだったし、もうバランス取れなくて落ちそうで、気持ちいいどころじゃなかった…。
しかもうちはベッドじゃなくて布団を使ってるので、落ちたらマットレスとかじゃなくてほぼ床の上まで一直線なんですよ。結局あまりに怖くて途中でやめてもらいました。それからもうずっと駅弁はやってないです」(35歳/女性/主婦)
彼女を落としてしまった…!
「当時の彼女を誘って試してみたんですけど、僕はそんなに彼女と身長が変わらなかったし、鍛えてもいなかったので体重を支えるのがすごく大変でした。
なんとか挿入まではできたんですけど、勢いを付けたはずみに汗で手が滑って、彼女を落としちゃったんです。
ものすごく怒られたし、結局それからもなかなかセックスを許してもらえなくて結局別れることになってしまったので、無理はしちゃいけないですね。苦い経験になりました」(26歳/男性/研究職)
奥まで突かれるので気持ちいい
「前の彼氏に一回やってみようって誘われて、恥ずかしいからって言ったんですけど押し切られました。あの、駅弁って正常位とかより顔が近くて…しかも何回も奥まで突かれてイッちゃって、元彼はちょっとSっぽかったから、間近で顔見られて言葉責めされて、でもそれが良くってクセになっちゃったんですよね。
その人とは別れたんですけど、今の彼氏は駅弁やったことないって言ってたんで、私が全部やり方教えてあげちゃいました。いろんな体位でしますけど、今一番好きなのはやっぱり駅弁かも。気持ちいいし、顔が近くて密着もするからラブラブ感もありますしね」(32歳/女性/事務職)
腕が疲れる
「僕は結構普段から筋トレとかがっつりやる方なんですけど、最初はやっぱりちょっと上手くいかなかったですね。かなり腕が疲れます。でも彼女、今はもう結婚して妻なんですけど、すごくキモチよかったっていうんでいろいろ調べて、最近だと駅弁でやるのが一番多いんじゃないかな。
普段あんまし鍛えてない筋肉使うんで、もう筋トレの1種みたいな感じでやってますね。トレーニングにもなるし妻も乱れて可愛いしで最高ですよ。やっぱり筋肉は裏切りません」(25歳/男性/営業職)
駅弁という体位のメリットは?
特徴のある体位なだけに、他の体位とは違う部分が多いのが駅弁です。まずは駅弁のメリットから紹介していきます。
深くまで挿入できる
駅弁は女性の体重が結合部にかかりやすいため、他の体位よりも深くまで挿入することが可能です。ピストンする時も毎回奥まで届きますし、自然な動きでポルチオ性感帯などを攻めることができます。
騎乗位も同じように女性の体重で深く挿入できる体位ですが、駅弁の方が足で身体を支えていない分、さらに深いところまで届きやすくなると言えるでしょう。
大きく速い動きは難しいため、Gスポットなどを刺激するのは少し難しくなりますが、「奥が好き」という女性にはたまらないはず。1度は試してほしい体位です。
密着度が高い
駅弁は男性に対して女性が腕と脚で抱きつくような体位なので、必然的に密着度が高くなります。
特に他の体位であれば意識しないとなかなか近づけられない顔が、駅弁だとかなり近くに来るのも特徴です。お互いの感じている顔を間近で見られるのは案外新鮮な体験ではないでしょうか。
ちなみに男性の首の後ろで手を組む姿勢だと、肘を曲げることで女性からも顔を近づけたりキスしたりしやすい体位でもあります。手を使った愛撫は難しくても、思った以上にイチャイチャしながらのセックスを楽しめる体位です。
ベッド外での体位だから新鮮
普段のセックスでは正常位や騎乗位など、布団やベッドの上での体位が多いのではないでしょうか。また座位でもスプリングを活かすために、ベッドですることもよくあるはず。
しかし駅弁は完全にベッドの外で挿入する体位なので、普段ベッドや布団でしているカップルにはかなり新鮮に感じられるでしょう。
完全にベッドのない部屋や、人の来ない屋外で楽しんでみたいという場合にも、駅弁体位は地面に体がつかないのでオススメできます。普段とは少し雰囲気を変えてみたい時に選んでみてほしいのが、駅弁体位です。
実はコスプレ・着衣セックス向き
駅弁のやり方のページでも解説しましたが、この体位で下半身の衣服は挿入のときに邪魔になるので、女性のスカート程度にしておく方が安心です。
ただし、上半身の衣服は着ていてもあまり影響はありません。むしろ汗で手が滑ってしまうのであれば、服を着ていた方が安全なこともあります。
何より駅弁は、コスチュームプレイ・シチュエーションプレイにも向いている体位です。セーラー服と学ランで学生ごっこ、また白衣とナース服で病院ごっこ、などはいかがでしょうか。
ただしコスプレ衣装は布地が滑りやすい場合もあります。木綿などの滑りにくい服がオススメです。
では駅弁体位のデメリットは?
できるだけ駅弁体位でセックスする上での対策と合わせて、この体位のデメリットも挙げていきたいと思います。
男性側に筋力がないと難しい
駅弁体位では女性の体重を完全に男性が支えなければいけないので、男性側に筋力がないと難しい体位と言えるでしょう。
安全に駅弁セックスができる目安になるのは、男性が女性を余裕でお姫様抱っこできるかどうかです。首に手を回して密着した状態でふらつかずに抱っこしていられるなら、駅弁体位でのセックスでも安心できます。
お姫様抱っこするのがギリギリくらいの状態だと、体位を維持してさらにピストンするのはかなり厳しいです。
転倒する危険性がある
思わず激しいセックスに夢中になってしまったときなど、転倒の危険はやはりあります。さらに、上手くお互いに掴まれていないと、女性が落ちてしまうといったハプニングも考えられるのです。これが駅弁のデメリットではあります。
転倒を防ぐためには、女性がベッドの上に来るようにしてベッドのすぐそばでするのが一番安全です。このとき転倒を避けるため、後ろに体重をかけないように気をつけましょう。
どうしても後ろに体重をかけてしまう場合は、男性が壁を背にすると転倒しづらくなりますよ。
足腰を痛める可能性がある
一見、駅弁は男性の腕に負担がかかるように思えますが、むしろ足腰を痛めることが多い体位です。
特に最初に立ち上がる時などは、慣れていない人ならば気をつけないとぎっくり腰になる可能性もあります。基本的には脚で身体を支え、なるべく前かがみにも後ろ反りにもならないようにするのが腰痛にならないコツです。
また女性側がしっかり男性に掴まり、体重のかかる場所を分散するのもテクニックの1つ。ピストンも、ブランコのように動くことをイメージするといいでしょう。
女性がブランコ、男性に掴まっている手が柱につながっている部分だと考えて、ブランコが揺れるようなイメージで女性の腰の方を動かすとピストンしやすくなります。
奥で感じない女性には辛い
女性の性感帯の中でも、膣の奥はなかなか感じるようになるのが難しい場所です。しかし、クリトリスやGスポットにもある程度の刺激はありますが、やはり駅弁で一番刺激が大きいのは奥でしょう。ここは、ポルチオ性感帯付近になっています。
普段から「奥が気持ちいい」と感じる女性であれば駅弁はオススメ体位なのですが、あまり奥で感じない女性だと、快感を得られないことも多いです。
そしてまだ経験の少ない女性だと、奥への刺激を痛いと感じることもあります。そのため、無理をするのはやめておきましょう。
他の体位から駅弁に移行する方法
セックスの雰囲気を変えるときにも、体位を変えてみるのは新鮮な気分になれるでしょう。
いくつかの体位から駅弁に移る方法を、ここでは紹介していきます。
オススメ:座位からの駅弁体位
駅弁体位でするときに難関となる挿入が既に済んでいますので、座位から駅弁に移行するのは非常に簡単です。
女性の膝の裏に男性が腕を入れて手で背中を支え、女性は男性の首か肩に掴まります。その状態で男性が立ち上がれば、もう駅弁体位の完成です。
最初に駅弁体位でバランスを取りたい、雰囲気を掴みたいという場合も、座位からの移行でやってみるのがオススメです。
攻守逆転、騎乗位からの駅弁体位
騎乗位は大抵の場合女性主体で動く体位ですが、逆に駅弁は男性がイニシアティブを握りやすい体位です。
ですから攻守逆転したい時に、騎乗位から駅弁にしてみると体位と共に雰囲気も変わり、新鮮な気持ちで楽しめます。
やり方としては、男性が体を起こして対面座位になってからベッドの端まで移動し、あとは対面座位と同じ手順で立ち上がれば駅弁体位の完成です。
この一旦対面座位になってからの駅弁は、正常位でもそのまま応用できます。布団からだと立ち上がるのがかなり大変ですので、ベッドからの体位変更にした方が安全でしょう。
アクロバティックに立位から駅弁体位へ
駅弁体位への移行の中でも、屈指の難易度を誇るのが立位からの移行です。
まず対面立位の場合、既に女性の片脚は持ち上げていることが多いでしょう。あとは女性がしっかり首に掴まってから、もう片膝の裏に腕を入れて持ち上げます。
できればこのとき女性の後ろに壁がある状態にして、両足とも離れるときに一度壁に体重を預けるようにすると安心です。
背面体位、いわゆる立ちバックからの駅弁体位はさらにアクロバティックになってしまいます。女性が片脚を大きく上げて、半回転しながら2人の身体の間を通さなければいけません。その脚を男性の肩に掛けたら、あとは対面立位と同じ手順で移行できます。
立ちバックからの移行は相当体の柔らかい女性でないと絶対に股関節を痛めるので、無理はしないようにしましょう。
駅弁体位のまま歩いてみよう
駅弁という体位の元になった駅弁売りはホームを歩き回りながら弁当を売っていました。
なので駅弁体位のまま歩き回ることは、まさに駅弁という体位の完成形と言えるのではないでしょうか。
歩き回る場合は女性がなるべく男性に体を密着させ、男性は女性のお尻を支えるようにします。無理に歩きながらピストンしようとしなくても、歩くときに振動したり、擦れ合ったりするので、自然と快感を得ることが可能です。
ただし、駅弁体位のままだと男性も女性も足元の障害物が見えづらいのには気をつけてください。床の上にあるものなどは、なるべく片付けておきましょう。
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