そもそも妄想癖ってなに?
そんな妄想を癖として持っている男性を、あなたは好きになるでしょうか?または、好きになった男性に妄想癖があったと知ったとき、どのように感じるのでしょうか。
今回は、妄想癖を持つ男性にクローズアップしていきましょう。妄想が癖になっている男性とは、どんな心理や性格を持っているのか。そして、妄想癖がある男性には、どんな対処をしていけばいいのか。妄想男子との恋愛に悩む女性必見です!
「こうなったらいいな」という願望
妄想の意味を調べてみると、「ないことに対して病的原因から抱く、誤った判断や確信」と出てきます。つまり、ありもしないことを、まるで実際にあるかのようにイメージして、それが現実であると思い込んでしまうのです。
妄想癖がある人は、「こうなったらいいな」という願望が根底にあり、自分に都合の良いシチュエーションばかりを思い浮かべていきます。そして、その妄想で気分がよくなり、余計にハマり込んで癖になってしまうようです。
現実逃避の一種
ありもしないことを考え、その世界に夢中になってしまうのは、現実に目を向けられていないということ。現実から目を背けるその行為は、現実逃避の一種と言ってもいいでしょう。
「好きな女性となかなか話せないから妄想だけでも…」「仕事がうまくいかないから妄想の中くらい…」といったように、現実を一切無視した願望を膨らませます。
そういった妄想で、現実世界に意欲を取り戻せるなら問題はありませんよね。しかし、その現実逃避から戻ることができず、現実世界に支障が出るようなら大問題です。
現実世界と妄想世界の区別ができなくなる男性に対して、女性が戸惑ってしまうのは、お互いの認識にズレが生じるからなのです。
妄想と空想の違い
妄想と似た言葉で、空想というものがあります。字体や雰囲気は似ているものの、この2つには決定的な違いがあるのです。基本的には、どちらも頭の中で、現実としてあり得ないことを考えるという意味で酷似しています。
しかし、決定的に違うのは、確信を持っているかどうかということ。
空想の場合は、現実とは関係ないことを、頭の中だけで思い巡らせて終わります。「あの人が自分を好きだったら素敵だな」など、自分で物語を作るようなイメージですね。
それに対し、妄想の場合は、現実とは関係ないことを思い巡らせ、「あの人は自分のことを好きに違いない」などと、なんの根拠もないのに確信を持ってしまうのです。
妄想する男性の心理って何?
妄想をする男性の多くは、欲求不満であり、現実に対して何らかの不満を抱えています。妄想でそれらを埋めようとしているのですから、妄想の数だけ心理も挙げられると言っても過言ではないでしょう。
では、そのなかにどんな心理があるのか。大きくジャンル分けをした時の、代表とも言える心理を4点、ご紹介していきます。
妄想する女性のことを本気で好きな証拠
自分の願望を敷き詰めた世界に登場するくらいですから、その女性のことを本気で好きだと感じているのでしょう。妄想癖がある男性の妄想は、色々な世界を作りだすのではなく、一つの世界を長く満喫する傾向にあります。
そして、その妄想の中で一つのドラマを作り上げているようですね。恋愛ドラマには、主人公とヒロインがいるもので、自分が主人公であれば相手は本気で好きな女性でしょう。
なかなか自分で妄想をやめられないのも、思い入れが強すぎるからなのかもしれません。
もっと女性に近づきたい
その女性のことを好きだけど、なかなか接点を作れないという男性も、もっと女性に近づきたい心理から妄想に耽ることがあります。妄想の中でなら、いくらでも積極的になれますし、女性と順風満帆な恋を楽しむことができるからです。
しかし、妄想の中で、順調に女性との距離を縮めていくほど、現実世界では余計に臆してしまうという場合がほとんど。妄想したからといって、現実の自分まで積極的な性格に切り替えられるわけではなさそうです。
自分が主役になりたい
承認欲求が強いわりに、内向的な性格をしている男性に多いのが、このタイプ。本当は自分が主役でありたいのに、いつも脇役同然の立ち位置にいる場合、その願望を妄想の中で満たしているのです。
そして、そんな男性は、妄想の中では誰よりも人気者なので、現実とのギャップにいら立つこともあるようです。それほど目立つわけでもないのに、何かと人を見下していたり、卑屈になっている男性は、そういった妄想でのギャップを背負っているのかもしれません。
疲れていて癒しを求めている
毎日忙しく過ごし、日々の生活に癒しを見つけることができない男性は、妄想の中に癒しを求めることがあります。自分の好きな人だけ、好きなものだけを点在させて、心置きなくリラックスしているようです。
妄想の中で癒されて、きちんと現実との切り替えが出来る場合はいいのですが、あまりにも妄想が強い場合はそれが出来ないことも。癒しの妄想世界が心地よく、なおかつ慢性的に妄想を繰り広げていると、話が噛み合わなくなるので、周囲を困惑させることすらあるでしょう。
欲求不満を解消したい
頭の中で繰り広げる妄想とは言っても、男性の妄想はリアルに沿った妄想である場合が多いもの。日常で自分を抑圧している男性が、様々な欲求不満に耐えかねて、妄想の中で憂さ晴らしをするケースもあります。
そういった男性の中には、性的な妄想や暴力的な妄想など、過激なシチュエーションを妄想にして、欲求不満を解消しようとしています。それだけ鬱憤が溜まっているということにはなりますが、周囲に理解を得られないでしょう。
なので、妄想と現実の区別がつかなくなり、自分勝手で支離滅裂な言動も増えていきやすいほど、本人の心理も闇を抱えているのかもしれません。
妄想癖がある男性の性格&特徴《性格編》
まずは、《性格編》です。ここで挙げていく性格が当てはまれば、その男性は確実に妄想癖があると言うわけではありません。
しかし、妄想しやすい性格であるとは言えるので、参考にする事はできるはず。「好きな男性に、少し妄想癖があるかも?」なんて気になる方は、ぜひ参考にしてみましょう。
寂しがり屋な性格
妄想癖がある男性は、寂しがり屋な性格をしています。男性が寂しいと感じるシチュエーションは、ほとんどが「自分は他人から認められない」と感じている時。一人ぼっちになってしまったような感覚のとき、妄想に身を寄せて満足しようとしてしまいます。
例えば、「誰からも遊びに誘ってもらえない」という寂しさを抱いたときは、自分が輪の中心にいるかのような妄想をするでしょう。寂しいと慢性的に感じているのであれば、やはり妄想も慢性的になる確率は高いと言えます。
すぐに嫉妬する
すぐに嫉妬をしてしまうのも、妄想癖がある男性の性格によく見られる点でしょう。嫉妬をするということは、それだけ相手に対して執着しているということになります。相手に対して一方的に求めることが多く、それに反することがあれば、嫉妬をすることになるのです。
嫉妬をしたとしても、妄想癖が激しい男性が相手に直接訴える事がありません。訴えたとしても、それほど強くは言えないのでしょう。
そして、妄想の中で、好きなだけ自分の思う通りの展開を繰り広げます。少し偏った考えの男性の場合は、嫉妬を暴力的な発想に変えてしまうこともあるので、時には意見に耳を傾けることも大事なのかもしれません。
自分勝手なところがある
妄想が癖になってしまう人は、非常に自分勝手なところがある場合も。自分の意見は絶対で、何でも思い通りにならないと気が済みません。しかし、なんでも都合よくいくことは少ないので、どんどんストレスがたまっていきます。
ただ、妄想癖がある男性は、無理に我を通そうとしないのです。そこで、一度自分の意見を飲み込むことが出来ます。その代わりに、妄想の世界で思い切り、自分に都合のいい、まさに思い通りの世界を繰り広げているのです。
内向的とまではいかなくても、場の調和を乱してはいけないという自覚があるからこそ、妄想に浸るのでしょう。
プライドが高く見栄っ張り
妄想癖がある人は、自分の癖をオープンにしたりしません。それは、プライドが高く、見栄っ張りな性格が影響しているから。妄想の中だけではなく、恐らく普段から「自分に弱点がない」といった虚勢を張って過ごしているのでしょう。
人は、みんなの前で虚勢を張ってしまうと、本当の自分をさらけ出せずにストレスとなります。しかし、妄想の中ではありのままの自分が生きています。そうしてバランスを保ってる人もいるのです。この場合の妄想は、息抜きの部類に入るのかもしれませんね。
妄想癖がある男性の性格&特徴《特徴編》
そこで、次に妄想癖がある男性の《特徴編》をみていきましょう。特徴には、心理や性格がよく表れるもの。性格と特徴を合わせてみれば、妄想癖と繋げられる点もあるかもしれません。
どんな特徴が、そういった判断の基準になるのか。参考例の4点を、挙げていきましょう。
独占欲が強い
独占欲が強い性格も、妄想癖に陥りやすいと言えます。「自分だけのものにしたい」という恋愛欲求を、絶対的に満たしてあげることは出来ませんよね。「自分以外とは喋らないで」という極論を突きつけられても、応えてあげられる女性は少ないでしょう。
そして、「独占したいのにできない」というジレンマが、ストレスを生み出します。そのストレスを直視できずに、男性は妄想でごまかそうとしているようです。
妄想の中であれば、自分の独占欲が満たされるでしょう。しかし、この妄想と現実がごちゃ混ぜになって、現実世界でもさらなる独占欲を見せる可能性は十分にあるのです。
理想が高い
女性に対しての理想が高く、過度な期待をしてしまうのも、妄想癖がある人の特徴。自分の中で作り上げたイメージが絶対で、それに劣る現実にはあまり興味を持てません。
理想に届かないことに失望するのに、その理想を捨てることができないのでしょう。妄想の中では、より一層自分の理想像を具現化してしまうことが多いようです。
なので、自分の理想に反した姿を見たとしても、現実として受け入れることが出来ず、どんどん現実逃避という形で妄想に逃げ込んで行ってしまうでしょう。
人との間に壁を作っている
妄想癖があるからといって、全ての人が人付き合いを苦手としているわけではありません。しかし人付き合いが上手にできる人も、そうでない人も、人との間に壁を作ってしまう部分はあるようですね。
妄想癖がある人は、豊かな想像力によって、オリジナルな人生を膨らませています。それと同時に、他人に踏み込まれたくないとも思っているのです。
現実世界での人とのコミュニケーションの大事さは知っていますが、必要以上に自分を見せたくないというのも、妄想癖がある人の特徴の一つになるのでしょう。
思い込みが激しく悲観的
妄想癖を持つ男性は、辛い現状に目を向けることができません。また、一度思い込んだら、その思い込みを捨てることがなかなかできないようです。思い込んだままの状態で妄想を膨らませ、周囲の声も聞こえなくなってしまうのです。
そして、悲観的であることも特徴の一つ。「現実では自分にばかり嫌なことが起きている」と思い込んでいるので、妄想が心地よい世界になるのでしょう。
もし良いことが起こったとしても、何かしらの文句の付け所をさがし、悲観的になってしまうことも。そうして思い込みを強めて行くのが、妄想癖の人にとっては一つのスタイルになっているようです。
妄想癖がある男性の原因とは?
どんな原因がきっかけで妄想をするようになるのか、そして、妄想癖が定着してしていくのかをみていきましょう。
過去のトラウマが原因
男性が妄想をするようになったきっかけとして、過去のトラウマが関係していることが挙げられます。トラウマというくらいですから、心に大きなダメージを負い、その傷を癒すために妄想を始めたのでしょう。
辛い状況から逃げるということは、現実ではなかなか難しい部分があります。例えば、いじめが起きたときでも、寝て起きたら急にみんなが仲良しになっているということは、あまりありませんよね。現実が辛い状況にあるときに、そのように幸せな妄想をしたことが妄想癖のきっかけになったのかもしれません。
なので、少しでも辛い状況になったときには現実から逃げようとして妄想に耽り、妄想世界で確実な安心感を得ているのです。ある意味では、自分を守るための策として、妄想を選んだということになるのでしょう。
コミュニケーションが苦手なため
コミュニケーションが上手に取れずに、イメージトレーニングをしたことがある人もいますよね。妄想癖がある人も、最初は妄想の中で、コミュニケーション下手を克服しようとしたのかもしれません。
人と接することへの苦手意識を克服できなくても、妄想の中では苦もなく人と接しているので、それでよしとしてしまうと、妄想は癖になってしまうでしょう。
しかし、現実では、周りからアプローチがあっても妄想を実践する勇気がなく、なかなかコミュニケーション能力は上達しないケースがほとんどです。
自分を偽って過ごしている
男性が妄想癖を持つ原因として、自分を偽って過ごしているということも考えられます。本当の自分を押し殺して、うまく周囲に順応しようとしているのです。
こういった男性は、状況をしっかり観察した上で対応していけるので、コミュニケーションで苦戦することは少ないでしょう。
そのかわり、本当の自分を偽っているわけですから、その分ストレスの蓄積は大きいはず。誰にも気を使わず、ありのままの自分を思い切りさらけ出したいと思うことで、妄想にのめり込む人も少なくはないのです。
非現実的なものが好き
ここで言う非現実的なこととは、心霊現象やUFOなどもそうですし、アニメや漫画などの二次創作などのジャンルも当てはまります。
特に、アニメなどが好きな「オタク」と呼ばれる男性は、自分の理想が美化されることで、どんどん妄想を膨らませることができるのです。なので、性的な妄想も含め、自分の願望を受け入れてくれるキャラクターが、妄想の中に存在しているはず。
すぐに非現実的なことを想定することは、妄想しやすい体質と言えるのかもしれませんね。
障害に弱い
イレギュラーなことが起こったり、難しい局面に立った時に「面倒だな」「イヤだな」と逃げ癖がついている男性も、妄想癖を持ちやすいでしょう。努力をして乗り越えようという気持ちがなく、障害となる事からすぐに目を背けてしまうのです。
目を背けて終わりにしているつもりでも、言い訳を探しては、自分が努力をしない理由を正当化するでしょう。しかし、周囲が言い訳を認めてくれるわけでもなく、妄想の中で自分を正当化していきます。
また、自分に不利な状況を与える人に、逆恨みの念を持ちやすいタイプの可能性も。逆恨みをした人を、妄想の中で自分の思うままにしてすっきりしていることも。嫌なことから逃げて、妄想の中で爽快感を味わうことがやめられなくなっているのかもしれません。
妄想癖がある男性を好きになったらどうすればいい?
しかし、妄想癖があってもなくても、好きにならずにはいられないという、魅力溢れる男性がいるのも事実。好きになった後で、妄想癖があったと知るケースもあります。
実際、妄想癖がある男性を好きになった時、どんな風に接していけばいいのでしょうか。妄想癖がある男性と向き合える、参考例をご紹介していきます。
男性の妄想癖を理解する
妄想癖がある男性を好きになった時、どう接していけばいいのかと、一度は悩んでしまうでしょう。妄想癖に病的な印象を持つ人も多いですが、一つの癖だと思って、妄想癖を理解してあげるといいのかもしれませんね。
男性本人にしても、妄想癖を理解されるとは思っていません。理解されることを諦めてはいるのですが、否定されることはやはり悲しく感じてしまうもの。
そもそも、誰にでも癖というものはありますし、人の嗜好に文句をつけることはできません。妄想癖を持っていることを否定するのではなく、「そういう趣味もあるよね」くらいのスタンスで、男性の妄想癖を受け止めてあげましょう。
男性が妄想してしまう原因を考える
妄想そのものを理解することは、正直難しいことでもあります。何を目的で妄想をしたのかは、本人すらも分からないことがあるからです。それならば、妄想をしてしまう原因を考えてみましょう。
男性の願望を知り、なぜ妄想をしてしまうのかを考えると、その分好きな人のことを知ることにもなります。悩みや秘めていることがあれば、よき理解者にもなれるでしょう。
根本的な原因を一緒に解決しようとしてくれる女性は、男性にとっても強い味方となるはずです。
男性と安定した距離感を保つ
その男性のことは好きだけど、妄想までは理解できない…。そんな女性は、男性との距離感を一定に保つといいでしょう。避けるのではなく、線引きをしっかりとするのです。
好きだからといって、必ずしも妄想に付き合わなければいけないわけではありません。男性の方も、妄想世界は誰にも邪魔されたくないと思っているでしょう。なので、付き合えないと判断したところで、それ以上踏み込むのはやめた方がいいのです。
お互いの世界観を守り、干渉し過ぎないことで、ちょうどいいバランスが保てるようになるでしょう。
実現化できそうなことは協力する
もしも、好きになった男性の妄想を「理解してあげたい」と思うなら、妄想の実現化に協力してあげるのもいいかもしれません。そうすることで、男性は、一人きりで抱える願望というものがなくなりますし、自然と妄想をやめていくきっかけにもなります。
ですが、何でもかんでも実現化させる必要はありません。出来ることと出来ないことがあって当然ですし、可能な範囲で十分です。男性の中でも、妄想を否定しないで実現に向けてサポートしてくれる女性に対しては、信頼感が芽生えてくるでしょう。
男性に妄想されたくないときの対処法はある?
そこで、どうしたら自分が妄想の対象から外されるのかを知る必要があります。自分に対する興味を残しながらも、妄想の対象から外れていくための対処法を、みていきましょう。
性的妄想をさせるような露出の多い洋服は着ない
男性が妄想をすることを、「生理的に受け付けない」という女性は、男性の妄想には性的なものを含んでいるという考えがあるからではないでしょうか。確かに、男性が性的な妄想をすることは多く、時にはその妄想が行き過ぎることも。
それには男性自身の願望が根底にあることが大前提ですが、女性の服装や振る舞いが、男性の妄想をさらに刺激してしまうこともあるのです。例えば、露出度の高い服を着ていれば、男性が妄想に使える”要素”を増やしてしまうだけ。
「女性側から誘ってきた」とも言われかねないので、不用意な露出度の高い服は避けるようにしましょう。
妄想と現実は違うということを見せつける
男性の妄想の中の女性は、ほとんどが都合のいいように美化されています。時にはドラマやアニメから飛び出してきたような女性像になっていることもあり、現実味を失ったりもするでしょう。
分かりやすい例で言えば「自分の好きな女性には、体毛がない」というような、無理難題ともいえる妄想でしょう。どんなに綺麗な女性でも、体毛の処理は行います。家ではだらしない格好をする人もいますし、ビールを飲んでげっぷをする女性だっていますよね。
そういった現実を男性につきつけて、妄想のイメージを壊していきます。そうすれば、男性の方も、妄想をする気にはならなくなるでしょう。
男性に満足感を与える
男性が自分に対して妄想をすることが生理的に受け付けない人は、つい拒否反応を示してしまいがち。ですが、どれだけ嫌がったからといって、男性が妄想をやめてくれる可能性は低いかもしれません。
もともと男性は、不満や叶わない願望を妄想の中で広げてしまっています。ということは、男性の中から不満を解消していくのも、自分が妄想をされないための手段になるのです。
男性の妄想内容を知らなくても、とにかくストレスを与えず、現実世界を満喫させることができれば、妄想をする気も薄れていく可能性は充分にあります。
男性の興味を他に誘導する
妄想の対象が自分であってもなくても、妄想そのものがイヤなのであれば、男性が妄想対象以外に興味を持つように誘導してみるのもいいでしょう。男性の妄想は、一度始まったらころころとシチュエーションが変わることは少ないので、どこかで歯止めをかけないと、同じ設定が延々と続いてしまいます。
一番オススメなのは、男性自身が頭と体を使うようなことができるように、アドバイスしてあげることでしょう。体力も気力も使い果たせば、妄想する余裕なんてなくなります。一緒に楽しめる趣味などを見つけられると、心の距離感も縮まるかもしれませんね。
もし、男性が何に対して妄想を繰り広げているのかわからないという場合でも、事前の防止策として有効的です。ポイントとしては、男性がどんな気質であるかをしっかり観察すること。そして、女性に対して何を求めているのかを知ることでしょう。
妄想癖がある男性にしてはいけないこと
やめて欲しいのに、かえって悪化してしまったとなれば、手の施しようもなくなってしまうでしょう。そうならないためにも、妄想癖がある男性にしてはいけないことも覚えておいた方がいいのかもしれません。
どんなことに気をつければいいのか、ポイントを4点おさえていきましょう。
妄想を全否定
現実とはかけ離れた妄想が受け入れられないからといって、妄想癖がある男性に対して、妄想を全否定するようなことは言わない方がいいでしょう。
「妄想なんて気持ち悪い」「妄想ばっかりしてるからダメなんだ」と、妄想することを否定していると、男性は自分自身を否定された気になってしまいます。
確かに、妄想は現実から目を背けた偶像世界ではあります。ですが、それが男性の心を支えていることも忘れないようにしましょう。安易に否定してしまうと、「理解されない苦しみ」「否定された悲しみ」により、更に妄想に耽ってしまうかもしれません。
妄想癖を無理に治そうとする
妄想癖があることが嫌だからといって、無理を通して妄想癖を治そうとするのは逆効果でしょう。荒療治が必要だと判断する女性もいますが、少しも納得しないで妄想癖を治せる男性は、まずいません。
妄想は、意識の有無に関わらず、自発的にしているもの。本能でやりたくてやっていることなのです。男性の気持ちを無視して無理に治そうとしても、男性も「やめよう」とは思えません。
男性からすれば欲望を抑えつけられていることになるので、そのストレスを発散するために、さらに妄想に逃げるようになる可能性だってあるのです。
「妄想=恥ずかしいこと」は厳禁
妄想とは、あくまでも頭の中で起こしているものですよね。現実から逃げて、自分の願望だけに浸る行為を「恥ずかしい」と感じる人もいるでしょう。
すると、「妄想は恥ずかしいことなんだよ」と、ストレートにぶつける女性もいるかもしれませんね。「恥ずかしいことなんだから、やめなくちゃ」と、説得しようとしても、男性は自分を否定されたと感じるばかりになってしまいます。
しかし、誰でも多少は妄想をすることがあるのです。恥ずかしいことと決めつけないで、まずは妄想をしてしまう心に寄り添う方が賢明でしょう。
男性としてのプレッシャーを与えない
よく、「男は強くなきゃいけない」「男は逃げちゃいけない」のような、「男だから〇〇」と言うセリフを聞いた事はありませんか?昔から、男性は強くたくましく、それでいて根性がなければいけないというのが、定義づけられています。
そして、現代でもそう考える女性は数多くいるもの。妄想を現実逃避として捉えて、「男のくせに妄想なんて」と、男だから逃げてはいけないという圧をかける人もいるでしょう。
この「男だから」「男のくせに」と、男性であることを理由にして妄想を許さないのは、女性側の身勝手ともいえる発言。男性を意固地にさせてしまう可能性もあるので、控えるようにしましょう。
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