そもそも兄弟構成って相性に関係あるの?
もちろん「兄弟構成で決めつけないで」と反感を覚える人もいると思います。しかし兄弟構成は、その人の性格形成だけではなく、人と人の相性にも大きな関わりがあると、経験的に実感している人は多いでしょう。
学生時代であれば友達、社会に出れば上司や同僚との相性など、他人との相性の良し悪しは生きていく中で常につきまとう問題です。恋人の場合でも同じですね。兄弟構成を知っておくと、相手を理解するためのヒントを得られるかもしれません。
もちろん兄弟構成で全てが決まるわけではないですが、ある程度の傾向を知っておいて損はないでしょう。
兄弟構成は人格に影響を与える?
兄弟構成が性格に何らかの影響を与えるのは確かでしょう。長男長女なのか、それ以外か、何人兄弟なのかなど、さまざまな要素が絡み合って、その人の人格を形成していきます。そして、親子の繋がりや兄弟との繋がりも、友達との付き合い方や恋愛に大なり小なり影響すると考えていいでしょう。
一般的に、長男長女は何かと怒られ、下の兄弟のお手本になるよう育てられる事が多いですよね。少し不自由なイメージがありますが、先に生まれている分、手塩にかけて育てられ、親を独り占め出来た時間は長いというメリットもあります。そのような環境が人格形成に影響を与えていくのです。
婚活では特に重要になってくる
婚活において、相手を選ぶ基準は人それぞれですが、中でも兄弟構成がなぜ重要なのかというと、その理由はふたつあります。
ひとつ目は、同性の兄弟または姉妹しかいない場合、異性と関わる機会が少ないため、異性の基準が「母親または父親」になってしまうということです。「無意識のうちに親と似た性格の人と結婚していた」というのはよくある話ですね。
自分で意識していなくても、いつの間にか身近な異性である母親、もしくは父親を理想としていて、それに似た人を「相性がいい」と判断してしまいます。
もうひとつは、相手の兄弟構成を限定しているケースがあるということ。「長男の嫁にはなりたくない」「家業を継いでもらいたいから次男を婿養子に迎えたい」などです。このケースでも条件に当てはまる人がいれば「相性がいい」と判断する人もいるでしょう。
兄弟構成と相性って関係あると思う?皆の意見
ここからは、兄弟構成と相性が実際のところどう関係しているのかを、皆の体験談と一緒に具体的に見ていきましょう。
一人っ子の彼女と性格が合わない…
「彼女は一人っ子ってこともあって、寂しがり屋でかまってほしいタイプ。だからいつも自分にくっついてきます。初めはそんなところがすごく可愛いと感じていたのですが、友達と出かける時も付いてきたり、付いて来ない時は、度々チェックの電話があります。何だか束縛が激しくて疲れました」(21歳/大学生/男性)
一人っ子の子どもは、両親から可愛がられて育っているイメージがありますよね。そのせいか、いつも誰かにかまってもらわないと何だか物足りなさを感じるのかもしれません。
また、小さい頃に同年代で何でも言い合える相手がいなかったため、人との距離感が分からない可能性もあります。「一人っ子=わがまま」なイメージがあるのも、このせいでしょう。
とはいえ、兄弟構成だけで性格が形成される訳ではないので、一人っ子だからといって相性が悪いと決めつけるのはやめたほうがいいでしょう。
末っ子の彼氏とは長続きしてます
「私は長女で、彼は末っ子。彼はいつもワガママで自己中です。自己中っぷりが激しいので、我慢できずイライラしていると、コロっと表情を変えて『ごめ~ん』と可愛く甘えてきます。そのギャップがとてつもなく可愛くて、キュンキュンしてしまいます。末っ子って本当に可愛い」(26歳/美容師/女性)
とても仲良しのカップルですね。この彼氏は彼女をキュンとさせるポイントをわかっているようです。長女と末っ子の相性は良いとされていますので、ベストカップルと言えるのではないでしょうか。
長男は無理です
「私は長女で彼氏も長男なんですが、本当に相性合わなってつくづく思います。優しいし、とても頼りがいはあるのですが、喧嘩になると、お互い譲れず険悪なムードが続く事がしばしば…。精神的に疲れます」(23歳/会社員/女性)
結論から言うと、長男長女の相性はあまり良いとされていません。しかし、長男の男性と長女の女性の性格には似ているところが多くあります。
なので、似ている物同士だからこそわかり合える部分も沢山あるはず。相性は気にせず、たまにはお互いに譲り合って、相手の意見を尊重することも大事かもしれません。
相性の前に!兄弟構成による性格の特徴
例えば、自分が長女なら年下との人間関係がうまくいきやすいでしょうし、逆に年上との人間関係はうまくいきづらいかもしれません。このように、兄弟構成は家庭だけでなく、あらゆる組織の中での人間関係構築に影響しているのではないでしょうか。
そこでここからは、兄弟構成による性格の傾向をご紹介していきます。あくまでも傾向ですが、納得のいく部分が多くあると思います。
ぜひ、会社や恋愛での人間関係に役立ててください。
長男の性格
長男の存在は、兄弟の中でも特別な存在です。弟や妹がいる長男の場合、性格の特徴としては、優しくて面倒見が良い、責任感がありしっかりしている、リーダーシップがある、などがあげられます。世話好きで面倒見が良いですが、おせっかいが過ぎて自分の価値観を押し付けてしまう事あるようです。
家庭において、一番最初に産まれる男の子は長男ですから、長男は母親の愛をたっぷりと受けます。このことは、長男の性格形成に大きな影響を与えていると言えるでしょう。比較的甘やかされて育った長男は、おっとりしていてマイペースです。
また、競争には弱い性格ですが、社交性には長けていて敵は作りません。しかし、このような性格は、環境が変われば競争心の激しい負けず嫌いに育つこともあります。それでも弟や妹への配慮が出来るのが長男の性格の特徴です。
長女の性格
弟や妹がいる長女の場合、面倒見が良く、責任感も強いケースが多いです。親に厳しく育てられた人も少なくないでしょう。なので、自分のことを厳しく評価している人も多く、何かをしっかりできないとき、自分に腹が立ってしまう事もあります。
細かい所もいちいち気になってしまい、ストレスを溜めやすいといった完璧主義な一面も持っています。
弟や妹の面倒をみたり、おつかいに行ったりと、親から様々な頼みごとをされてきた人も多く、しっかり者です。周りから期待されて育ってきたこともあり、仕事などで頼み事をされると、忙しくても断る事が出来ません。
末っ子の性格
末っ子は兄弟の中で一番年下という事で、甘やかされて育った人も多いのではないでしょうか。その為、自分の思い通りにいかないと、不機嫌になってしまうわがままな一面があります。
兄や姉がいて、物事を代わりにやってもらっていた場合が多いので、「誰かがやってくれる」という心理が働きやすく、面倒なことは後回しにしてしまう所もあるでしょう。
しかし、甘やかされて育った末っ子です。甘え上手な分、誰かに頼るのも得意なので、年上の人とも抵抗なく接することができるのが魅力でもあります。
真ん中の性格
束縛が嫌いで、親や恋人など近い存在の人からであっても、干渉される事を苦手とします。思いたったら即行動に移すのも真ん中っ子の性格の特徴で、独立精神が強く、人に頼まれたり指示される人生より、自ら切り開く人生を好む人が多いと言えます。
一見、人付き合いが悪い印象ですが、子供の頃から上下に兄弟がいた事もあり、周りの空気を読むのが得意です。なので、周りの状況を把握しながら臨機応変に物事に対応できる力があるでしょう。
兄弟構成によるそれぞれの恋愛傾向とは?
好きな人の兄弟構成を知っていたら、アプローチする為の大きなヒントになるかもしれませんね。
長男の恋愛傾向
人を気遣うことのできる長男は、恋愛相手に対してもしっかり配慮ができます。特に、付き合う前の段階では、相手の反応を見ながらゆっくりアプローチをして、慎重に進めていくでしょう。女性が戸惑うような猛烈なアピールをすることはありません。
そのため、女性にとっては安心して身を委ねられる存在となるでしょう。
それほど頼りがいのある長男ですが、実は「頼りたくても頼れない」というプライドの高さも持ち合わせています。長男と付き合う際にはプライドを傷つけない程度に甘えさせてあげてください。
長女の恋愛傾向
真面目な長女は、簡単に男性を好きになることはありません。その分、一度好きな人ができると浮気もせず、真っすぐに一人のことだけを想います。
彼女が一途なので、彼氏も安心して付き合っていられます。このような長女の恋愛傾向は、交際においてプラスに働くことが多いでしょう。しかし、彼氏を好きなあまり、相手を束縛してしまう傾向もないわけではありません。
また、長女は面倒見が良いので、男性にとっては「尽くしてくれる彼女」になるはず。甘え上手な男性と相性が良さそうですね。
長男の場合と同じように、長女も「甘えたいのに上手く甘えられない…いつも甘えられてばかり…」と我慢してストレスが溜まる事がありますので、たまには彼氏に存分に甘えてみるといいでしょう。
末っ子の恋愛傾向
末っ子は、甘え上手かと思えばしっかり者なところもあり、「そのギャップがたまらない」と魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
素直に思ったことを言うことができ、愛情表現もストレートです。そして、甘えたいし甘えられたい気持ちもあります。人の懐に入るのが上手なので、恋愛においていい距離感を保つことができるでしょう。
ですが、家族からたっぷり愛情を受けて育った末っ子は嫉妬深いため、放置しておくと「いつも一緒にいたい、何でも知りたい」と依存心が強くなることもありますので、注意しましょう。
真ん中の恋愛傾向
真ん中っ子は、兄弟構成において上と下に挟まれ、結局どちらかに合わせるといった立場です。そのせいか、恋愛においても相手に合わせてしまう事が多いようです。
そして、他の兄弟姉妹より親から受けている愛情が少ない傾向にあります。なので、愛情表現が苦手で、好意を持っていても、その気持ちが相手に伝わらずに空回りする事も少なくありません。相手から「掴みどころがない人」と思われてしまう事もあるでしょう。
しかし、真ん中っ子は空気を読むのがとても上手です。一旦打ち解けることができれば、良好な関係を築くことができるでしょう。
一人っ子の恋愛傾向
一人っ子は恋愛対象として少し大変そう…と思っている人も少なくないのではないでしょうか。しかし、恋愛傾向を理解すると、一人っ子とのより良い付き合い方が見えてくるはずです。
一人っ子は、家庭において親の愛情や期待を背負って生きてきた分、自分は特別な存在だと思っている人が多いようです。
なので、好きになると独占欲が強く、失いたくない恐怖心から自分だけのものにしたいという欲求が強くなりがち。そして兄弟姉妹が居ない環境ゆえに、コミュニケーションは苦手なところがあります。
しかし、物事への執着がなく楽観的な性格なので、それを理解し優しく見守ってくれるような人との相性が良さそうですね。
恋愛で相性の良い兄弟構成の組み合わせは?
兄弟構成だけで相性の良し悪しを判断してしまうのは良くないですが、恋愛においての一つの「ものさし」として頭においておくと良いでしょう。
相性の良い兄弟構成の組み合わせ:長男長女×末っ子
相性の良い兄弟構成の組み合わせとして、一番ベストだと言われているのは「長男長女と末っ子」です。甘え上手で、素直な末っ子は長男長女の心をグッと掴むでしょう。責任感が強く、面倒見の良い長男長女は末っ子が可愛くてたまりません。
たとえ揉め事があっても、長男長女が冷静に対応し、大きな喧嘩には発展しないでしょう。これこそが、長続きする秘訣ではないでしょうか。甘え上手な末っ子と、面倒見の良い長男長女の性格のバランスが上手くとれていて、相性が良い組み合わせと言えるでしょう。
相性の良い兄弟構成の組み合わせ:真ん中×一人っ子
相手に合わせる事を得意とする真ん中っ子と、時に独占欲が強く、自分の時間を大事にする一人っ子は、相性がとても良い組み合わせです。
一人っ子の独占欲が強いといってもベタベタするようなタイプではなく、また真ん中っ子は程良いバランスで距離感を保つ事ができます。そして、必要な時にはしっかりサポートし合える良い関係を築く事ができます。
相性の良い兄弟構成の組み合わせ:末っ子×末っ子
「末っ子×末っ子」の相性は一見悪そうに思えますが、同じような環境で育ってきたからこそ、理解できる部分が大きくあります。末っ子同士はお互いを尊重し合うことができて、自然と対等な関係性を築く事ができる為、居心地の良い存在となるでしょう。
しかし、お互いが優柔不断でマイペースなので、時にはどちらかがリードする事も大事です。
相性の良い兄弟構成の組み合わせ:長男長女×一人っ子
「長男長女×一人っ子」の相性は、まずまずでしょう。自分の意見を慎重してくれる心の広い長男長女であれば、相性は良いはずです。
ですが時として、マイペースな一人っ子は、長男長女の面倒見の良さを「うっとうしい」と感じてしまう事もあります。過保護タイプの長男長女だと、相性が悪いかもしれません。
一人っ子と付き合う場合は適度な距離感が必要です。
まずは気になる相手の兄弟構成を知っておこう
気になる人がいる時は、まず兄弟構成を探ってみましょう。その人の性格や恋愛の傾向を理解しておけば、相手に対するアプローチの方法もおのずと見えてくるはずです。
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