そもそも「はぐらかす」の意味とは?
この例文から、会話や話の内容に関係のある言葉だとわかりますが、その正しい意味を知らずに何となく使っている人も多いでしょう。はぐらかすのは、話の内容に限りません。
そこで今回は、「はぐらかす」の意味を徹底解説。はぐらかす人の特徴や心理もご紹介しますので、じっくりとご覧ください。
はぐらかすの意味
「はぐらかす」には2つの意味があります。
まず1つ目は、「問題の中心点をはずして言いまぎらすこと」です。「話をはぐらかす」という場合の意味は、こちらに当たります。
もう1つは、「いっしょにいたくない連れの人を、うまくごまかして離れ去る」ことを言います。簡単に言うと、相手を撒(ま)く行為ですね。
この場合は、言葉ではなく態度に現れるのが特徴です。つまり「はぐらかす」には言葉と態度の両方に、それぞれ該当する意味があることがわかります。
はぐらかすの類語
「はぐらかす」とは、核心を掴ませずにうまく避けることを言い表す言葉ですが、会話と態度の両方で当てはまるため、類語のチョイスも微妙に異なります。
会話ではぐらかす場合の類語には「話をそらす」「言葉巧みにかわす」などが挙げられます。いずれも、話の核心を掴ませないという意味で「はぐらかす」と同じですね。
また、相手をごまかして離れたり、撒く場合の「はぐらかす」の類語は、「いなす」「あしらう」などが適しているでしょう。
他にも「誤魔化す」「お茶を濁す」「肩透かしを食らわす」などがあります。言葉と態度の両方で使い分けが求められるため、必然的に類語も多くなりますね。
出典:goo辞書『はぐらかす の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%AF%E3%81%90%E3%82%89%E3%81%8B%E3%81%99/#jn-175475
男女共通!はぐらかす人の特徴|前編
そこで、ここからははぐらかす人に見られる特徴をご紹介します。あなたの周りでもはぐらかす人が見つかるでしょうか。
自分の考えに自信がない
自分の考えに自信が持てない時、周囲からいろいろ言われて迷った経験は誰しもあるのではないでしょうか。
話をはぐらかす人は、自分の考えに自信がないことがよくあります。自分の考えに自信が持てないため、周囲に流されて意見があっちへフラフラ、こっちへフラフラするでしょう。
また、自分の考えに自信がないために「うかつに言って責任を取る羽目になりたくない」と考えるのも特徴です。その結果、のらりくらりとかわし、はっきり言わずにはぐらかすことになります。
話をすることが苦手
話下手な人や、話をすること自体が苦手な人も、話をはぐらかす傾向が顕著にみられます。
自分の考えに自信がない人との相違点は、話下手な人も話をすることが苦手な人も、自分の考えはちゃんと持っていることです。ただし、話下手である、話すことが苦手だという意識が強いあまり、話をすることに抵抗を覚えます。
よって、「うまく話せないことで落ち込むくらいなら、話さないようにしよう」と考え、話をはぐらかしてしまうのです。
こうした人は、自分で自分を「うまく話ができない」と決めつけているため、話をはぐらかすのが癖になっているケースが多いでしょう。
恥ずかしがり屋
恥ずかしがり屋の人は、ある程度の話はできるのですが、話の内容が恥ずかしいと感じるといたたまれなくなり、はぐらかすのが特徴です。
そのため、恥ずかしがり屋に話をはぐらかされた時は、「あ、ちょっと聞きすぎたな」とわかるでしょう。恥ずかしくなければ、ごく普通に会話が成り立つからです。
その意味では、恥ずかしがり屋の人の場合、はぐらかした理由までも分かるのではないでしょうか。「恋バナまでならいいけれど、エッチの話はダメなんだな」といった具合に、何がOKで何がダメなのかが推測できます。
プライドが高め
話をはぐらかす人には、プライドが高めという特徴があります。
プライドが高い人は、たとえ自分よりも相手の意見の方が正しいと分かっていても、認めたがりません。認めてしまえば、相手の方が優れていることになり、プライドが許さないからです。
その結果、「まあ、そういう考え方もできるけどね」などと話をはぐらかしてしまうでしょう。はぐらかされた側にすれば、「明らかに自分の意見の方が正しいのに!」と腹が立つものの、プライドが高い人は決して認めようとしません。
とはいえ、話をはぐらかしている時点で認めているのは明らかですよね。あまりプライドを逆なですると逆ギレされる可能性がありますので、追い詰めない方がいいでしょう。
男女共通!はぐらかす人の特徴|後編
そんな男女共通のはぐらかす人の特徴は、まだ他にもあります。引き続きご覧ください。
他人を信用していない
他人を信用していない人も、何かと話をはぐらかす傾向にあります。その理由は、信用できない人に自分のことをあれこれ話したくないからです。
ふだん話をはぐらかすことのない人でも、この感覚はある程度理解できるのではないでしょうか。信用できない人に自分のことを話すと、話に尾ひれがついてしまい、まったく違う内容になることは十分考えられますよね。
そのため、他人を信用していないことで話をはぐらかす人は、過去に誰かを信用して話した結果、痛い目を見た可能性があります。
トラウマを抱えている
過去につらい出来事があり、それがトラウマになってしまった人も、話をはぐらかす人に多い特徴です。
過去に何らかのつらい経験をしたことがトラウマとなり、自分の本心を相手に知られまいとして話をはぐらかしていると言えます。
例えば、自分にとってはとても重要な話なのに、「取るに足らないことだ」と言われたら傷つきますよね。「バカにされた…」と感じるかもしれません。
そんな人との会話の中で抱えたトラウマは、「二度とバカにされたくない」、「傷つきたくない」という思いになって心の中に巣食ってしまいます。その結果、話をはぐらかすことになるでしょう。
コンプレックスがある
人と話している時、「この話題はイヤだな」と感じることは誰しもあるでしょう。そんな話題の一つが、自分がコンプレックスに感じていることではないでしょうか。
女性の場合、足が大きいことをコンプレックスに感じている人は少なくありません。もし「小さい足の女性は可愛い」という話題になったら、足が大きめの女性は「嫌な話題になってきた…」と感じるでしょう。
そのため、靴のサイズを聞かれたら「サイズ表記が同じでも、メーカーによって大きさは違うから」などと話をはぐらかします。
尋ねた方は「率直にサイズを答えればいいのに」と思うでしょう。けれど、聞かれた方は言いたくないのですから、はぐらかすのも無理はありません。
そもそも人が嫌い
話をはぐらかす人の中には、人と話すのが嫌いというのを通り越して、そもそも人が嫌いな人もいます。
ただ、こうした人間嫌いな人も、いきなり人を嫌いになったわけではないでしょう。おそらく、人付き合いの中で何度も嫌な目に遭ってきた結果、「もう人間なんて大嫌い!」となったと考えられます。
話をはぐらかす人をよく観察すると、話をすることを苦手と感じているか、それとも人と話すこと自体が嫌いなのかがわかるでしょう。
とりあえず話を終わらせてさっさと逃げ出したい…といった素振りではぐらかすようなら、人間嫌いの可能性が大です。
話をはぐらかす人の心理《男女別》
男性:話に興味がない
女性はたわいないおしゃべりで楽しみたいと考える一方で、男性は結末の見えない女性の話を「時間の無駄」と感じていることがよくあります。
そのため、相手の話に興味がないとき、男性は話をはぐらかそうとします。その心理は、「つまらない」の一言に尽きるでしょう。
たとえ話しているのが彼女だとしても、話に興味がないと適当な返事で話をはぐらかします。もともと興味を持てない話なので、最初から聞いていないこともしばしばです。
もし彼と話をしている時に「話をはぐらかされた!」と感じたら、話を聞かれていないのはまず間違いないでしょう。
男性:話を早く終えたい
どんな人でも、自分にとって都合の悪い話はさっさと終えてしまいたいですよね。そのため、「話を早く終えたい」という心理のとき、話をはぐらかす男性も多いです。
「話を早く終えたい」という心理がより強いのは、女性よりも男性だと言えるでしょう。というのも、女性はいざとなったら肝が据わり、真っ向から話し合おうとする人が多いからです。
一方の男性は「何とかこの場を乗り切りたい」という心理が強く、とにかく話をはぐらかしてうやむやにする方を選択するでしょう。
女性:気持ちを察してほしい
男性はよく「女性の考えていることはわからない」と言いますよね。その理由は、女性は男性に「自分の気持ちを察してほしい」と考えているからです。
男女では感じ方や考え方が異なるため、男性がわからないのも無理ないのですが、それでも気持ちを察して欲しいのが女心。確かに難しいですね。
とはいえ、彼女がどうしてほしいかがわからなくて「はっきり言ってよ」と言おうものなら、「そんなこともわからないの!」と怒られしまう可能性があります。男性にとっては、かなり手ごわい心理と言えるでしょう。
女性:その話題に触れてほしくない
男性の目にはどうということはなくても、女性にとっては大いに気になることもあります。
例えば、男性からすれば、ちょっとぽっちゃりした女性は抱き心地がよさそうだったり健康的に見えたりするので、「いいじゃん!」と思う人も多いでしょう。
けれど、男性が思う「ぽっちゃり」は、たいていの女性は「ダイエットが必要」と感じるレベル。そのため、体型や体重の話題には触れてほしくありません。
また、ダイエットだけでなく、コンプレックスに感じていることも同じです。もし彼女が話をはぐらかした時、男性は「これは触れてはいけない話か?」と考える必要がありますね。
話をはぐらかす人の心理《恋愛編》
続いては、恋愛で話をはぐらかす人の心理をご紹介します。
告白の返事をはぐらかす
勇気を振り絞って告白したら、その場ではっきり答えてほしいですよね。中には「保留ならまだ望みがあるから、とりあえず保留でもいい」と考える人もいるでしょうが、大半の人は白黒はっきりつけてほしいのではないでしょうか。
告白の返事をはぐらかす人は、友達として付き合いたいと考えています。あるいは、返事はノーだけれど、傷つけずに断るにはどうしたらいいかを考えている場合もあるでしょう。
どちらにしても告白は残念な結果に終わる可能性が大ですが、これまで通りの関係で付き合っていきたいという気持ちがあるのは確かです。
告白の返事をはぐらかされた時は、潔く諦めた方がいいかもしれないですね。
結婚話をはぐらかす
結婚話をはぐらかす理由はたった一つ、相手と結婚する気がないからです。ただし、まだ若いカップルであれば、結婚したい派ともう少し自由に遊んでいたい派に分かれている場合もあります。
けれど、結婚話をはぐらかす人の中には、すでに家庭を持っているのを内緒にしているケースもあるでしょう。いわゆる不倫や浮気です。結婚話をはぐらかされた時に、相手が何となく後ろめたい様子なら、注意した方がいいですね。
また、結婚に関する話は大いにするものの、実際に結婚話を持ちだすとはぐらかすようなら、「結婚してうまくやっていけるだろうか」と不安を感じている可能性が考えられます。
この場合、結婚したいという気持ちはありそうなので、話を聞いてあげるといいですね。
別れ話をはぐらかす
別れ話をはぐらかす人の心理は、簡単に言えば「別れたくない」という一心です。別れ話を切り出されるとのらりくらりとはぐらかし、ずるずると付き合い続けることになります。
また、世の中には「常に誰かと付き合っていないと不安」という心理の持ち主もいて、こうした人の場合、別れ話を切り出された時点で、次を探しているケースが少なくありません。
別れ話をはぐらかしているのは、次が確実に決まってから別れるためであり、別れたくないわけではないのです。
そのため、次が見つかれば「あれほど別れ話をはぐらかしていたのに、なぜ!?」とびっくりするほど、いきなり別れ話を承諾するケースもあります。
恋人の有無についてはぐらかす
「恋人の有無」を聞かれてはぐらかす人は男性にも女性にもいますが、たいていの人に共通するのが「現在の恋人とうまくいっていないから、どう答えるべきかわからない」という心理です。
恋人との関係が上手くいっていないと、「もしかすると今の恋人と別れることになるかもしれない」と考えることもあるでしょう。そんな時、悪くないと感じる相手から「今、恋人いるの?」と聞かれたら、「乗り換えるべきか否か」で悩むのも無理はありませんね。
ただし、フリーの場合は「恋人としてアリかナシか」を判断されていると見ていいでしょう。さらに、単に思わせぶりな態度を取りたくて、恋人の有無についてはぐらかす人もいます。
いずれにしても、見極めるのが難しい心理と言えますね。
話をはぐらかす人への対処方法
ここでは、話をはぐらかす人への対処方法をご紹介します。話をはぐらかされることが多い人、必見です!
同じ質問を聞き直す
話をはぐらかされた時は、聞こえなかったふりをしてもう一度同じ質問をしてみましょう。
話をはぐらかした当人も二度続けて同じ質問をされると、さすがに「これはどうしても聞きたいことなのかな」と考えます。となると、「二度もはぐらかすのはさすがにマズイ」と感じるはずです。
そのため、一度はぐらかされたとしても、二度目は多少の反応が引き出せると考えられます。ただし、本心をすべて聞きだせる可能性は低く、深追いするのは禁物です。
また折を見て話をし、はぐらかされたら聞き直す方法で本心を探っていくといいでしょう。
会話の主導権を握る
相手に会話の主導権があると、どうしても話をはぐらかされがちです。相手は話の核心を握られまいとして話題をすり替えようとするでしょう。
そのため、話をはぐらかす人と話をする時は、会話の主導権を握ることが重要です。会話の主導権がこちらにあれば、相手は話をはぐらかしたくても思いどおりに話を持って行くことができにくくなります。
話をはぐらかす人は、何とかして話をはぐらかそうとしますが、こちらが会話の主導権を握っていると、相手に逃げられることなく話題を保ち続けられるでしょう。
話がはぐらかせなくなってくると会話に矛盾が生じ、隠したいことが露呈してくることも少なくありません。
言い方を変えてみる
話をはぐらかされた時は、言い方を変えてみるというのも効果的な対処法です。
同じ質問を繰り返すことでも「言わないとマズイ」という気にさせることができますが、言い方を変えると本音が出る場合があります。
たとえば、「結婚する気はあるの?」と聞いてはぐらかされた場合、同じ質問をしてもまたはぐらかされるでしょう。そんな時は、「いつまでに結婚したいと思ってる?」といった具合に言い方を変えてみるのです。
話をはぐらかす相手が答えやすそうな質問をすれば、「30歳までにはしたいかな」などと本音が出る可能性があります。
二択で答えられるように聞く
話をはぐらかす人の中には、話下手な人もいます。あるいは、恥ずかしがり屋で自分の意見を言えない人もいるでしょう。
もし話をはぐらかす人がこうしたタイプに当てはまるのなら、二択で答えられるように質問するのがおすすめです。つまり、イエスかノーかで答えられる聞き方ですね。
どうも自分のことを好きなように思えるけれど、イマイチ態度がはっきりせず、ごにょごにょと訳の分からない話をされるようなら、「付き合う?それとも付き合わない?」と単刀直入に聞くといいでしょう。
話をはぐらかす人にとっては、むしろ答えやすくなると考えられますので「付き合いたい!」とはっきり答えが返ってくるのではないでしょうか。
特徴・心理を知ってはぐらかす人を理解しよう!
さらに話をはぐらかす時の心理がわかれば、「なぜ話をはぐらかしたのか」も理解できるのではないでしょうか。
また、話をはぐらかす人の特徴と心理を知ることは、適切な対処方法を選ぶのにも役立つと考えられます。
人は相手に話をはぐらかされると、もやもやした気分になりがちです。そんな不愉快な気分にならないためには、話をはぐらかす人への理解を深め、上手な対処方法を選択してくださいね。
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