我慢強い人に共通する性格とは？長所・短所なども徹底解説します！

「我慢強い」という言葉はよく聞くものの、本来はどのような意味なのか明確に知らない方もいるのではないでしょうか。まずは、「我慢強い」の意味から見ていきましょう。「我慢強い」の類義語も紹介するので、参考にしてみてください。

「我慢強い」の意味

我慢強いとは、「他の人よりも我慢する力がある」「我慢できる範囲が広い」という意味を持った言葉です。他の人が諦めてしまうようなことも、我慢強い人は諦めずに続けていく精神力の強さがあると言えるでしょう。

ただし、「我慢強い」には明確な定義はありません。我慢強いと感じる基準は人それぞれです。自分では我慢強いと思っていても、周りから見たら全くそうではないということもあるでしょう。

「我慢強い」の類語

「我慢強い」の類語として挙げられるのが、「忍耐強い」「辛抱強い」です。しかし、それぞれの言葉には微妙な違いがあります。「我慢強い」は、自分の中にある欲求を我慢する力があることを指すのが特徴です。

例えば、「眠い」「食べたい」といったような欲求を我慢できるのが我慢強い人と言えます。一方で、「忍耐強い」は人間関係や仕事などで精神的につらい状態に置かれても、長く耐えられる力を持った状態のことです。

また、「辛抱強い」の「辛抱」は、困難に打ち勝った先に希望があることを示しているのがポイントです。そのため、「辛抱強い」は「希望を抱いてつらいことを耐える力を持っていると」いうことになります。

出典：goo辞書『「我慢強い」の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%88%91%E6%85%A2%E5%BC%B7%E3%81%84/

続いては、我慢強い人のイメージについて見ていきましょう。我慢強い人には明確な定義はありませんが、なんとなくイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。具体的なイメージについて紹介します。

精神力が強いんだろうなと思う

「我慢強い人を見ると、『もともとの精神力が強いんだな』と思います。自分は我慢強い方ではないので、そういう人を見ると無条件で尊敬しますね」（35歳/男性/システムエンジニア）

「我慢強い=精神力が強い」と考える人は多いです。しっかりとした精神力がなければ、自分の欲求を我慢することは難しいと言えるでしょう。こうした精神力の強さは、すぐに手に入れられるものではありません。鍛錬の結果として、我慢強さを手に入れているはずです。

無理してないか心配になっちゃう

「私の友達がとても我慢強い人です。時々、『本当に無理していないのかな』と心配になります。できれば頼って欲しいと思うんですが、変なことを言って相手の気持ちを害したら…と思うとなかなか言えません」（28歳/女性/保育士）

あまりにも我慢強い人を見ていると、「大丈夫かな」と心配してしまうことがあります。自分の知らないところでつらい思いをしているのではないか、と思うことも多いのではないでしょうか。

我慢強い人が本当にどう思っているのかは、素直な気持ちを聞いて見ないとわかりません。親しい友達であれば、率直に聞いてみるのも良いかもしれません。

崩れる時は一気に崩れてしまいそう

「いつも何かしら我慢をしている人を見ると、一度気持ちが崩れてしまったら一気に崩れ落ちそうで心配です。そうならないように、自分でサポートできることはサポートしていきたいと思います」（32歳/男性/金融コンサルタント）

日頃からいろいろなことを我慢していると、我慢の限界が来たときに急に崩れ落ちてしまうことがあります。我慢をするのも程々にしないと、糸が切れたときにつらい思いをしてしまうでしょう。

そんなときに頼れる人がいれば安心です。もし何かあったときに頼れるように、身近な人を味方につけておくと良いのではないでしょうか。

もっと甘えても良いのに…と思う

「同僚はとても我慢強くて、責任を自分で抱えて込んでしまいがちです。もっと甘えても良いのにと思うことも。もしもの時に頼ってもらえるように、なるべく声をかけるようにしています」（25歳/女性/プログラマー）

誰かに甘えたりすることがないと、責任を全て1人で請け負ってしまうことが多くなります。誰にも甘えることができないと、ピンチになった時につらい思いをすることもあるでしょう。

しかし、甘え方を知らないとなかなか自分に素直になれないこともあるはず。周りの人が積極的に声をかけるのも大切です。

「どうしてあんなに我慢強いのだろう」と我慢強い人の心理が気になる方も多いのではないでしょうか。次は、我慢強い人の心理について見ていきましょう。さまざまな心理によって、我慢強くなっていることがわかるはずです。

本音や弱音を吐く事が苦手

我慢強い人は、「本音や弱音を言ったら迷惑をかけるかな」と思ってなかなか本心を言えないことがあります。本当は弱音を吐きたいのに、相手のことを考えるとできないという人は意外と多いはずです。

本音を言えないために、どんどんストレスが溜まってしまうことも。周りから見たら普通に見えたとしても、実はつらい思いをしている場合も考えられます。本音や弱音を言うことに苦手意識を持たず、自分が思ったことを言えるようにしていくのも大切です。

成功には我慢は必須だと思っている

何かを成し遂げるためには、多少の我慢が必要なことがあります。困難が立ちはだかり、諦めたくなったとしても「ここで我慢しなければ、思い描いていたような結果は得られない」と思うこともあるでしょう。

我慢強い人は、成功するために我慢は必要不可欠なことだと考えています。しかし、たとえ必要のない我慢だったとしても、「我慢しなければならない」という固定観念に捉われている場合もあるので注意が必要です。

本当に我慢すべきことなのか、よく考えてみてはどうでしょうか。冷静に判断することで、自分に優しくしてあげることも大切です。

「自分さえ我慢すれば…」

自己犠牲によって我慢強くなっている場合もあります。「自分が我慢すれば他の人に迷惑をかけることはない」と思って、必死で我慢してしまうパターンも考えられるでしょう。このような人は、我慢しすぎて精神的に疲弊してしまうことがあります。

みんなのために我慢していることを周囲の人が気づかないと、我慢強い人はどんどんつらくなってしまうかもしれません。自分を犠牲にするのではなく、自分を大切に思うことも重要であると誰かが教えてあげると、気持ちが楽になるはずです。

自分なら乗り越えられると思っている

「他の人は諦めたけど、自分ならできる！」と強い気持ちを抱いて我慢をしている場合もあります。自分に自信があるからこそ、我慢できるとも言えるでしょう。このような精神力を持っている人は、他の人よりも一歩進んだところへ行くことができます。

どんなに辛かったとしても努力を続け、周りが辿り着けなかった境地へ辿り着くことができるはずです。しかし、無理は禁物。たまには息抜きをして、本当に乗り越えられる壁なのか考えてみることも大切です。しっかりとした自信がある場合は、再び努力を続けていきましょう。

我慢強い人には、共通した特徴があると言われています。どのような特徴があるのか、具体的な事例をチェックしていきましょう。当てはまるものがあれば、あなたは我慢強い人なのかもしれません。

我慢強い人は周囲に気遣いが出来る

周りの様子に気を配ることが多いのが、我慢強い人の特徴です。「あの人は今、どんな考えを持っているのかな」「何をしたら喜ぶのかな」といったように相手のことを考え、行動ができます。

そのため、周囲への気遣いから「自分が多少我慢しても良い」と思うようになるはず。本当は違うことをやりたいと思っていたとしても、他の人が自分とは違うことを従っているのなら、それに従うことが多いでしょう。

また、気遣い上手であるがために自分がやりたいことが見えなくなってしまうこともあります。他人のための気遣いは程々にして、自分のことも考えてみてください。

自分に厳しい

自分に厳しく、他人に優しいのが我慢強い人の性格です。「こんなところで諦めては情けない」と自分を律し、目標を高く掲げることが多いのではないでしょうか。そのため、我慢強い人は他の人よりも良い成果をあげることがよくあります。

しかし、自分に厳しすぎると息詰まってしまう場合もあるでしょう。「どうしてこんなこともできないんだ」と自分を責めてしまうこともあるはずです。あまりにも自分のことを責めすぎると、徐々に自信を失ってしまいます。

たまには自分のことを褒めて、甘やかすことも大切です。厳しさと甘さのバランスを意識してみてはどうでしょうか。

洞察力に優れている

今はどのような状況にあるのか、洞察力に優れているのも我慢強い人の特徴と言えます。状況把握がうまいので、自分がどう立ち回れば良いのか瞬時に判断できるはずです。自分が主張するべきではないと判断したら、グッと我慢して抑えることもあります。

「自分が我慢すればその場が丸く収まる」と思えば、我慢をすることも苦ではないのでしょう。我慢することを美徳と考える傾向にあると言えます。

しかし、優れた洞察力により空気を読みすぎると、自己主張ができなくなるパターンもあるので注意してください。適度に主張し、自分の気持ちを周りの人に理解してもらうのも必要なことです。

不満は口にしない

我慢強い人は、不平不満を口にせず周囲の流れに合わせる傾向にあります。「不満を言っても仕方がない」と思い、我慢することでその場をやり過ごそうとしているのではないでしょうか。

確かに、誰かが不満を言うと物事が滞りがちです。しかし、「間違っている」と思ったら言葉に出して言うことも大切。何も言わずにやり過ごしているうちに、状況がどんどん悪くなってしまうこともあります。

また、不満を口にしないことでストレスが溜まりやすいのも問題です。たまにはガス抜きをして、ストレスが溜まらないようにしましょう。

我慢強い人の特徴は、他にもあります。どのようなところが共通点として挙げられるのか、さらに深掘りしてみましょう。我慢強い人に対する理解を深めてみてください。

周りからの評価を気にしている

「ここで我慢をしなければ、自分の評価が下がってしまう」といったように、周りの評価を気にするがあまりに我慢してしまうことがあります。そのため、本来は我慢しなくても良いことも我慢してしまう場合があるでしょう。

評価を上げたい一心で我慢し、体調を崩してしまうことがあるかもしれません。そのようなときは無理して我慢をする必要はないと考えるようにしてください。周囲の目が気になるのを自覚している場合は、我慢のしすぎに注意して過ごしてみると良いのではないでしょうか。

切り替えが早い

我慢強い人は、失敗体験に対する我慢強さも持っています。通常であれば悔しくて引きずってしまうようなことも、我慢強い人なら「仕方がない」と割り切って次に行けるのが特徴です。なかなかうまくいかない物事があっても「自分なら大丈夫」と我慢をして進めようとします。

切り替えが早いながらも、失敗の原因をきちんと受け止められる精神力があるため、同じ失敗をしにくいでしょう。我慢強く努力を続けていくことで、より良い未来が待っていると信じているからです。我慢強さを武器にしていけば、他の人より前に進むのも夢ではありません。

落ち込んでも表に出さない

どんなに我慢強い人だったとしても、落ち込むようなことがあれば沈んだ気持ちになります。しかし、我慢強い人は落ち込んだとしても表に出しません。まるで何とも思っていないような様子を見せるので、周りの人も落ち込んでいると気づきにくいです。

「落ち込んでいる姿を見せたらいけない」と思い込んでいるので、あえて明るく振る舞うこともあるでしょう。しかし、心の奥では傷ついているのできちんとケアをしなければなりません。

「この人は我慢強いな」と思う人がいたら、様子をよく見てみてください。明るく振る舞っていても実は落ち込んでいることもあるので、声をかけてみてはどうでしょうか。

感情のコントロールがうまい

我慢強さを持っている人は喜怒哀楽のコントロールがうまいため、感情的になることが少ないです。何かに対して怒りの感情が出てきたとしても、それを表に出すことはほとんどないでしょう。感情的になって怒るより、どのようにして対処すれば良いのかを冷静に考えられます。

そのため、「あの人はいつも冷静ですごいな」と周りの人から尊敬を集めることも多いはず。精神的な支柱がきちんと整っているからこそ、我慢強くなれると考えられます。

一方で、喜んだ時には素直に顔に出せないということもあり得るでしょう。我慢強い人は、負の感情だけでなく良い感情も制御しがちです。嬉しいときは盛大に喜ぶようにしてみると良いかもしれません。

我慢強い人がいる一方で、我慢できない人もいます。我慢ができない人が身近にいると、苦労することも多いのではないでしょうか。そんな我慢できない人の特徴についてもチェックしていきましょう。

相手の立場になれない

「この人は今、こういうことを考えているのかな」といったように、相手の立場になって考えられないと我慢ができなくなります。自分のことだけを考え行動するので、相手にどのような結果を与えるのかわかっていないと言えるでしょう。

我慢ができないがために相手に被害を与え、知らんぷりをしてしまうことも。「我慢をしておけば、みんなの調和が取れる」ということを考えず、「自分が満足できれば良い」と思っているから相手を傷つけても動じないのです。

相手の立場になれない人が身近にいると、振り回されることが多くなります。なるべく距離を取り、関わらないようにした方が無難です。

我慢できない人はせっかちな性格

すぐに次の段階で進みたがるせっかちな性格の人は、我慢ができません。例えば食事を取りたい飲食店があったとしても、行列ができていれば並ぶことはしないです。並ぶ時間を取られるよりも、早く食事をとりたいと思っていると考えられます。

せっかちで我慢できないためにチャンスを逃してしまうこともあるはず。「もう少し我慢していれば利益を得られたのに…」と後悔する場合もあるのではないでしょうか。

しかし、根っからのせっかちな性格はなかなか直せないので、後悔することがあっても我慢強くなるのは難しそうです。

思い通りにならないと不機嫌になる

我慢ができない人は、自分の気持ちをコントロールするのもうまくありません。我慢強い人は「感情を表に出すとみんなに迷惑をかけるかな」と言いたいことを我慢することがありますが、我慢できない人はストレートに感情を表に出します。

もし自分の思い通りにならなかったら、我慢できない人はあからさまに不機嫌な表情をするはず。不機嫌さを見せるのを我慢できず、周囲の人に見せつけようとします。自分が今どのような気持ちでいるのか、みんなに知ってもらいたいとも言えるでしょう。

そのため、我慢ができない人は「子供っぽい」と思われがちです。不機嫌な顔をすることで場の雰囲気が悪くなることを考えられていません。

自分を最優先にする

自分を律して他人を優先するということができないのも、我慢できない人の特徴です。常に自分を優先的に考え、他人のことは後回しにします。自分が利益を得られるのであれば、他人が不幸になってもかまわないと考えている場合も少なくありません。

少し我慢をすれば身近な人が幸せになれる機会がやってきたとしても、我慢できず自分を優先してしまうこともあるはずです。結果的に周りの人に恨まれ、信頼を失うこともあるでしょう。我慢ができないために、周囲から人が離れていってしまいます。

意見を押し通そうとする

我慢ができない人は、自分とは異なる意見を受け入れることができません。なぜなら、異なる意見を受け入れることで自分が負けたような気持ちになるからです。そのため、どうしても自分の意見を押し通そうとする傾向があります。

どんなに間違った意見であっても「自分は必ず正しい」と言い張ることも多いはず。自分が間違っているという事実に我慢ならず、正論を言っている人の意見を潰そうとします。

また、このような人は過去に自分の意見を押し通せた成功体験がある可能性が高いです。「無理を言えば何とかなる」という甘えが、我慢できない人間を育てていると考えられます。

他人の注意を受け入れない

あまりにも我慢できない人が目の前にいると、「ちょっと我慢した方が良いよ」と注意する人が出てきます。しかし、我慢できない人は他人の注意に耳を貸そうとはしません。自分が行っていることが正しいと思っているので、「口を出すな」と逆上する場合もあります。

他人の注意を受け入れなければ、自分を客観視することはできません。どんどん自分勝手になっていき、我慢するということを忘れてしまうでしょう。注意を受け入れて初めて人間的に成長できるのではないでしょうか。

我慢強い人には、長所もあれば短所もあります。どのような点が長所・短所になるのか見ていきましょう。短所をカバーしつつ長所を活かすようにすれば、より良い人生を歩めるはず。我慢強い人ならではの良さを発揮できるようにしてみてください。

長所：最後までやり遂げられる

困難なことが目の前にあっても、我慢して頑張れる強さがあるところが長所と言えます。他の人なら諦めてしまうようなことも、我慢強い人なら最後までやり遂げられるのではないでしょうか。

目標を立て、そこに達するまでは決して諦めない精神力を備えているので、信頼を集めやすいです。「あの人ならきっと達成してくれる」という周囲の期待も高まっていきます。

また、最後までやり遂げるには、自分に自信を持つことも大切です。我慢強い人は、「自分なら大丈夫」と確固たる自信を持っているはずです。

このため、地道な努力が必要なスポーツ選手などは我慢強い人が多いと考えられます。我慢して頑張るからこそ、成果が手に入れられるのでしょう。

長所：自分を律せされる

感情のコントロールが上手な我慢強い人は、自分を律するのが得意です。大きなハプニングが起きたとしても感情的にならず、「今は何をすれば良いのか」と冷静に考えることができます。他の人なら逃げ出してしまうような事態でも、じっと耐え抜いていけるでしょう。

もしもの時に冷静さをキープできるのは、強い精神力を持っているからです。こうした精神力はすぐに手に入れられるものではありません。日頃から鍛えていくことで、他の人には真似できない冷静さを手に入れられます。

そのため、「何が起きても、この人と一緒にいれば大丈夫」という安心感を周囲の人に与えられます。我慢強い人はリーダーとしての素質もあると言えるでしょう。

長所：一つのことを極められる

コツコツと地道な努力を我慢して続けられる人は、一つのことを極めることができます。あれもこれも、といろいろなことに手を出すのではなく一つに集中して頑張れる気持ちの強さがあると考えられるでしょう。

何かを極めるのは、とても大変なことです。他の人が想像する以上の努力が必要になることもあります。それを乗り越えられる我慢強さがある人こそ、スペシャリストになれるのではないでしょうか。

各ジャンルでトップを走っている人は、我慢強く、頂点に向かって努力ができる素質が備わっています。幼い頃から努力を欠かさず、頂点を極める時まで鍛錬を重ねてきたはずです。我慢強くなることは、成功を手にすることにもつながります。

短所：ストレスが溜まりやすい

我慢強い人は、本音や弱音を人に言うのが苦手なので、ストレスがたまりやすいのが短所です。本当は「もうダメだ」と投げ出したいのに、周囲の目が気になって投げ出すことができない場合もあるはず。

どんどん追い詰められ、ストレスで体調を崩してしまうことも考えられます。我慢強く耐えるのは悪いことではありませんが、それで体調を崩してしまっては意味がありません。適度にガス抜きをしないと、自分を追い詰めるばかりになってしまいます。

周りに我慢強い人がいる場合は、ストレスが溜まっていないか様子を見るようにしてみてください。明らかにおかしな様子が見られる場合は、息抜きに連れ出してはどうでしょうか。

短所：全て自分で抱え込んでしまう

「自分さえ我慢すれば良い」と思って、全てを抱え込んでしまうのも注意点です。自己犠牲のために我慢してばかりでは、精神的に持ちません。抱え込んだものが大きすぎて、いつか崩れてしまう可能性があります。

周りの人は、我慢強い人が抱え込みすぎていないか確認することも大切です。自分は気楽な立場でいる一方で、我慢強い人はつらい立場に追い込まれているかもしれません。もし、抱え込みすぎていると感じたら負担を肩代わりしてあげてみてはいかがでしょうか。

また、我慢強い人も自ら助けを求めることが大切です。「キャパオーバーだな」と思ったら、臆することなく助けを求めてみてください。きっと、みんな味方になってくれるはずです。

短所：頼まれると断れない

誰かに頼み事をされると、ついつい引き受けてしまうことが多くなるのも短所と言えるでしょう。頼み事が増えたとしても、我慢してこなそうとしてしまいます。そのため、自分がやらなければならないことを後回しにしてしまう場合もあるでしょう。

他人の頼み事ばかりでいっぱいいっぱいになって、自分のために何もできていないとチャンスを潰すことになりかねません。頼み事を引き受けるのも良いですが、自分の将来のためにやるべきことも明確にしてみてください。

たまには頼み事を断る勇気も必要です。「あの人は我慢強いから」と頼み事を押し付けてくる人がいたら、距離を取るのもおすすめの方法。自分を大切にすることを考えましょう。

我慢強い人は、いつの間にかストレスが溜まりがちです。適度にストレスを解消していかないと、体調を崩す原因になるかもしれません。どのようにすればストレスを発散できるのか、おすすめの方法をチェックしていきましょう。

好物を食べて自分にご褒美を！

ストレス解消方法としておすすめなのが、好きなものを食べるということです。好物を食べるのは、誰にとっても無上の喜び。ストレスが溜まっている場合も、美味しいものを食べれば気分がすっきりしていくはずです。

自分へのご褒美であれば、少し高めのレストランを予約するのもおすすめ。非日常の世界を楽しむことで、ストレスを忘れられます。どのようなものを食べたいのかじっくり考え、決めてみてはどうでしょうか。

また、一緒に食べる人を選ぶのも大切なポイントです。美味しいものを食べたら、誰かと「美味しいね」と共有したくなるもの。食の趣味がある人と一緒に好物をいただいてみてください。きっと楽しいひと時になります。

友達や恋人とお喋りする

我慢強い人は、自分の感情をうちに閉じ込めがちですが、そのままだとストレスが溜まる一方です。友達や恋人とお喋りをして、気持ちを発散させる機会を作ってみてください。もちろん、弱音を吐くのが嫌なら無理に言わなくても大丈夫です。

楽しい話をしたり、面白いエピソードを聞いたりするだけでもストレス発散になります。そして、「この人になら本音を言っても大丈夫かな」と思えたら少し弱音を言ってみてはどうでしょうか。信頼している相手になら、自分が思っていることをきちんと伝えられます。

お喋りしている相手が恋人なら、思いっきり甘えてみるのも良いでしょう。いざという時の味方として、頼ってみてください。

スポーツで体を動かす

「自分の気持ちを誰かに言うのは苦手！」という人は、体を動かしてみましょう。体を動かし、血行を促進することで気分がすっきりすると言われています。何か好きなスポーツを見つけて、取り組んでみてはいかがでしょうか。

誰かと一緒にスポーツをするのが好きなら、テニスやフットボール、バスケットボールなどのサークルに入ってみるのがおすすめです。1人で黙々とスポーツに取り組みたい場合はジョギングや水泳といったスポーツにチャレンジしてみてください。

「スポーツは苦手だな」と思った場合は、歩くだけでもOKです。今まで行ったことのない場所でウォーキングをすることで、リフレッシュすることができます。

趣味に集中する

何か没頭するものがあると、抱えているストレスを忘れやすくなります。「精神的に疲れたな…」と感じたら、趣味に集中してみてください。自分が興味のあるものなら、何でもOKです。

好きなアイドルの追っかけをしたり、プラモデルの制作に励んだり、集中できる趣味は人それぞれ。本当に楽しいと思える趣味が見つかれば、人生が豊かになります。

「集中できる趣味がない…」という場合は、いろいろ試してみましょう。今まで興味がなかった分野でも、「始めてみると楽しかった」という場合があります。

お風呂に入って良質な睡眠をとる

睡眠は、ストレスを軽減するために欠かせないものです。ゆっくりと眠る時間が取れないと、心身ともに疲れてしまいます。

寝る前にはお風呂に入り、リラックスモードに入っていきましょう。それから心地良い香りのアロマを楽しんだり、本を読んだりして寝る態勢を整えてみてください。

寝る前にスマホを見ると眠りが浅くなると言われているので注意してください。良質な睡眠をとれれば、翌日にはすっきりとした気持ちになれるはずです。