そもそも「人望」とはどんな意味?
今回は、そんな人望が厚い人の特徴や、人望を得るための方法を解説していきますが、「そもそも人望ってどういう意味?」と言葉そのものについての疑問を抱えている人もいると思います。
そこでまずは、「人望」という言葉の意味、さらに類語について解説していきましょう。
「人望」の意味
一般的に「人望」とは、「周囲から寄せられる信頼や尊敬、期待などの気持ち」を言います。よく「人望が厚い」と言いますが、これは「多くの人から信頼や尊敬、期待をされている」という意味になりますね。
今回注目していく「人望が厚い人」も、より多くの人から信頼されている人だというのがわかるでしょう。
基本的に人望が厚い人、つまり周りから信頼され慕われている人は、いろいろなメリットを得ながら毎日を送っています。周りから信頼されながら過ごす日々は楽しく輝いているでしょうし、頼られたり、時には頼ったりできる関係を多くの人と結んでいるのです。
「人望」の類語
言葉の意味をより深く理解するために、類語に注目するのはかなりおすすめの方法です。
今回注目していく「人望」ですが、この言葉の類語としては、「人気」「評判」などが代表的でしょう。どれも多くの人から信頼されている、慕われている時、人受けが良い時に使われることが多い言葉だというのがわかりますね。
人望が厚い人の印象を教えて!
人望が厚い人の特徴などを解説していく前に、人望が厚い人へのいくつかの印象を紹介していきましょう。
自分も人望が厚い人になりたい!と思っている人は、周りからの印象をヒントに努力してみるのもおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。
自分には無いものを持っていて憧れる!
「正直、人望が厚い人には憧れます。それだけ人から信頼を集められるのって一種の才能だと思うし、絶対自分には無いものを持っているんだろうなと思います。簡単に目指すことができない存在だからこそ、強く惹かれてしまいますね」(35歳/男性/販売業)
人とは違う魅力などを持っているからそれだけ人望が厚いのだろう、と感じる人は多いでしょう。実際人望が厚い人は、独特な価値観や雰囲気を持っていることが多く、それがきっかけとなって多くの人から注目を浴びることも珍しくはありません。
頼もしいと思います
「人望が厚い人が身近にいると、とても頼もしいと感じます。なにか困ったことがあっても人望が厚い人がいれば、それに詳しい人にすぐにアドバイスを聞いたり助けてもらえたりするので。すぐに頼れる人がたくさんいるって素晴らしことだと思います」(37歳/女性/会社員)
なにか困ったことやトラブルが起きた時でも、身近に人望が厚い人がいればそこまで慌てずに済むかも…と思っている人は少なくないはずです。
人望が厚い人自身が直接対処できるスキルを持っていなかったとしても、たくさんのツテを持っているため、それに詳しい人に即座に助けを求めることができます。実際、自分が困った時に人望が厚い人の人脈によって助けられたことがある、という人もいるのではないでしょうか?
人として魅力に溢れていそう
「ほとんどの人は、あまり魅力がない人に興味を持てないでしょうし、信頼も寄せないと思うのです。人望が厚いということは、それだけでその人の魅力の多さを示していると思います」(23歳/女性/事務)
人として魅力がある人だからこそ人望が集まっているのだろう、と考える人もいるでしょう。たしかに魅力が溢れている人ほど老若男女から好かれやすく、慕われやすいのが事実です。
寄せられる信頼などが多ければ多いほど、その人にはたくさんの魅力があり、人として認められていると言えますね。
さまざまな経験を積んでいそう
「色んな経験をしている人は、憧れられたり注目を浴びたりすることが多いと思います。人望が厚い人も、人よりたくさんの経験をしているんでしょうね。色々な経験をしているから視野も広いし、誰からも信頼されるような接し方ができるのだろうと思います」(28歳/男性/事務)
多くの経験を積んでいるほうが、視野が広くなり、人との接し方も上手くなっていくでしょう。さまざまな知識や経験がある人は、他者の考えを受け入れる度量がありますし、相手とのちょうどいい接し方を心得てもいます。
経験が多いと話題にも事欠かないため、単純に会話が盛り上がりやすく、相手と距離が縮まりやすいです。接し方、話題のレパートリーの多さが、多くの人を惹き付ける理由の一部だと言えます。
コミュニケーションを取るのが上手!
「人望が厚い人って、本当にコミュニケーションを取るのが上手だなと思います。相手に合わせた距離感を掴んだり、会話のテンポとかテンションとかも人に合わせるのが本当にうまい。話していて楽しいだけでなく、居心地がいいって思えるんですよね」(30歳/男性/クリエイター)
コミュニケーション能力に長けている人と接すると、居心地の良さを感じる人は多いはずです。コミュニケーションを取るのが上手い人は、距離や間のとり方、相手に合わせたテンションや話題作りが上手なため、会話をしている相手は気持ちよく話すことができるのでしょう。
人望が厚い人に共通する特徴《前編》
周りから慕われ愛される人望が厚い人は一体どんな人なのか。いくつかの特徴をこれから解説していくので、自分もいつかはそうなりたいと考えている人は特に注目していきましょう。
誠実で嘘をつかない
誠実で嘘をつかないことは、人望が厚い人に必ず当てはまる特徴であり、条件とも言えるでしょう。特徴であるだけでなく条件とも言える理由は、単純に不誠実で嘘をつく人を信用する人はいないからです。おそらく大半の人は「そんな人を信頼するなんて無理」と言うでしょう。
人望が厚いということは、それだけ多くの人から信頼されていることを意味します。その信頼を築くために必要なのが、誠実さであり、嘘をつかないということです。いつもは誠実であっても、嘘をつく行為をした時点で、多くの場合、信頼や信用は失われていきます。
この人とならば一緒にいても安心だし、きっと裏切られることはないだろう、信用しても大丈夫だろうと思われる人が、多くの人から人望を集めているのだと言えるでしょう。
常にポジティブ思考
基本的に、人望が厚い人はポジティブ思考です。人間なので時にはネガティブ思考になることもありますが、それでも気持ちを前向きにしようという意識は常に持っているため、暗くジメジメとした印象を持たれることはまずありません。
大半の人にとって、ポジティブ思考の人はとても接しやすい存在でしょう。一緒にいて元気で明るい気持ちになりやすく、明るく物事を捉えてくれるため下手に気を使う必要もありません。
接しやすければそれだけ接点は増えやすくなるため、信頼関係が構築されていくのも早く、そういった一面が多くの人から慕われる大きな理由となっているのでしょう。
時間やルールをきちんと守る
社会において、時間やルールを守らない人は信用されない存在です。当然、人望が厚い人になるのは難しく、むしろ失望されてしまうことのほうが多いでしょう。
多くの人から信頼されている人望が厚い人は、もちろん失望されるようなことはしません。基本的に時間やルールをきちんと守りますし、守れないことがあったならば誠実に対処し、信用を取り戻せるようにすかさず努力をしていきます。
頼られた時に臨機応変に対応できる
人から頼られたときに臨機応変に対応できるのも、人望が厚い人の特徴です。視野が広いため対処能力が高く、冷静に行動することができます。さまざまなことに経験豊富な人も多いため、自らの経験をもとに解決法を導く出すのも上手でしょう。
また、ほとんどの人は誰かに頼って力になってもらえたら、その人のことを信頼していきますよね。人望が厚い人の場合、本人に魅力があるから人望が集まっているとも言えますが、誰かの力になることが多いのも人望が集まる大きな理由だと言えます。
誰かの力になれば信頼されますし、相手は「また困ったことがあったら頼ろう」という気持ちになるでしょう。その繰り返しが起きているため、人望が厚い人は人に頼られる経験が人一倍多く、その経験が臨機応変に対応できる理由に繋がっているのです。
人望が厚い人に共通する特徴《後編》
先程紹介した特徴以外にも、人望が厚い人の特徴はまだまだたくさんあります。他にはどんなものがあるのか、早速続きをチェックしていきましょう。
偏見や固定観念にとらわれていない
偏見や固定観念にとらわれていないのも、人望が厚い人によく見られる特徴です。偏見や固定観念にとらわれると視野が狭くなり、価値観も凝り固まったものになってしまいます。
偏見や固定観念にとらわれてしまうと、自分と考えが似ている人としか人間関係を築けないでしょう。また、あまりにも考えが凝り固まっていると、考えが似ている人達からでさえ「ちょっと面倒なタイプ」と思われてしまうこともあります。
人望が厚い人が多くの人から好かれているのは、偏見や固定観念にとらわれておらず、考えや価値観が柔軟だからでしょう。人望が厚い人は、話している相手の意見を決めつけたり否定したりしないため、周囲の人達は大きな安心感を得られることも、好かれる理由のひとつだと言えます。
積極性がある
積極性があり、何事にも挑戦しようとする姿勢を見せることが人望が厚い人には多いでしょう。何に対しても積極的に行動しようとする姿を周りから見ていると、「活発で明るく、やる気がある人」というポジティブな印象を受けます。
そういった積極性がある人は、どんな社会でも非常に重宝されるものです。本人に積極性があれば、周囲は変に気を使う必要もありませんし、何に対しても積極的に動いてくれるため、正直助かる場面も決して少なくないでしょう。
人望が厚い人が多くの人から慕われているのは、積極的で明るく、時には人助けをすることが多いからだと言えます。
ちょうどいい距離感をはかるのが上手い
相手との距離感をうまくはかって接することができるのも、人望が厚い人によく見られる特徴です。人によって、許せる距離感や苦手な距離感が違いますよね。いくら相手が良い人でも、距離が近すぎれば引くでしょうし、遠すぎても対応に困ってしまうものです。
人望が厚い人は、人と人との距離感に関する許容範囲を見極めることが非常に上手だと言えます。いくら仲が良くても、相手の性格や価値観を考えて、これより踏み込んだら不快だろうと思えば、必要以上に距離を縮めようとは思いません。
常に相手にとってベストな距離感で接していくことを意識しているため、相手は一緒にいるだけで相性の良さや居心地の良さを感じ、人望が厚い人への評価は上がっていくのです。
人望が厚いことをむやみに自慢しない
人望が厚い人は魅力に溢れており、周りから慕われています。人望が厚い人の中にはその事実を自覚している人もいて、誇りに感じている人もいるでしょう。
しかし人望が厚い人は、そういった事実や自信をむやみに自慢しません。自慢というのは、基本的に話している本人が気持ち良いだけであり、聞かされている相手は退屈、もしくは不愉快な気持ちになることが多いということを、人望が厚い人はよく理解しているからです。
自慢をしたら最後、周りを不愉快にさせてしまうかもしれませんし、そのリスクがある以上、自慢はしません。人望の厚さが信頼や好印象から成り立っていることをわかっているため、自慢に思うからこそ、それを失わないように気をつけているとも言えるでしょう。
人望がない人の特徴は?《前編》
人望が厚い人とは正反対のタイプである「人望がない人」とは、その言葉の通り「信頼も尊敬もされていない人」のことを指します。
もし人望が厚い人を目指していきたいのならば、これから解説していく人望がない人の特徴に当てはまらないように気をつけて過ごしていくと良いでしょう。
約束を守らない
約束を守らないことが多いのが、人望がない人の特徴です。人望が厚い人が約束を守るのは当たり前だと考えているのに対し、人望がない人は約束を守ることをほとんど重視していません。
自分の都合が悪ければ約束を破るのも仕方のないことだと考えており、時には約束したこと自体を忘れてしまっていることもあります。
人望がない人にとっては、自分以外の人間は優先すべき対象ではないのです。約束を守るも守らないも、その瞬間の自分の都合で変わり、それによって信頼を失うことがあったとしても、正直気にしていないのが本音でしょう。
人の悪口をよく言う
人望がない人は、よく人の悪口を言います。特に自分とは合わない人、自分にとって都合が悪い人の悪口を頻繁に言うことが多く、相手を常に見下した姿勢でいることも珍しくありません。
多少の悪口や愚痴なら、どんなに優しい人でも言うことがあるものです。それでも人望が失われないのは、頻度や言うときの場面を考慮して、相手のことをきちんと考えているからだと言えるでしょう。また、悪口を言ったとしても相手を必死に見下そうとはしません。
人望がない人はよく悪口を言うので頻度は高めであり、自分が言いたいタイミングで言ってしまうことがほとんどです。悪口を聞かされた相手がどのように思うかも考えておらず、自分勝手な振る舞いも手伝って人望が失われていると言えるでしょう。
空気が読めない
基本的に、人望がない人は空気が読めません。そもそも読む必要がないと思っている、というほうが正しいかもしれませんね。
他人よりも自分の都合を優先したいタイプなので、空気を読もうという意識を持っていません。自分の好きなタイミングで発言をしたり行動したりしますし、一般的に失礼な言動だったとしても、自分がやりたければやってしまいます。
楽ばかりしようとする
楽ばかりしようとして周りに面倒事を押し付けがちなのは、人望がない人によく見られる行動でしょう。基本的に自分の都合を優先したいタイプなので、自分の都合や機嫌が悪い時には平気で周りに物事を押し付けてしまいます。
また、職場や学校などで共同作業をする必要があったとしても、基本的に他力本願で、手を抜くことに必死になるのも人望がない人によく見られる姿です。
とにかく、自分のやりたくないことはしたくない、気が向かないことはしたくないというスタンスなので、周りに迷惑がかかろうがなんだろうが、平気でしわ寄せをしてくるタイプだと言えるでしょう。
人望がない人の特徴は?《後編》
どのような人が人からの信用を失いやすいのか、それを知っておくことが人間関係をうまく築いていくことに繋がっていくでしょう。人望が厚い人になりたいのならばなおさら、反面教師となる存在のことを知っておくべきだと言えます。
他にどんな特徴があるのか、早速続きを見ていきましょう。
相手や物事を決めつける発言が多い
人望がない人は相手や物事を決めつける発言がとにかく多く、信用を失うだけでなく、時には相手を傷つけることもあります。基本的に自分の考えや価値観しか信じていないため、自分がアウトだと思ったら、事実がどうであれアウトという基準で話を進めてしまいます。
特に人望がない人はマイナスな評価には敏感で、たとえそれが噂話だったとしても、さも事実かのように自分の中に取り込んでしまいがちです。そのため、相手や物事を決めつけて発言する際は、基本的に否定的な姿勢になっています。
また、偏見や固定観念を強く持つ傾向から、無意識に差別してしまうことも珍しくありません。相手がそれで傷つくとわかっていても、そういうものなのだから仕方がないと割り切ってしまうことも多いでしょう。
頻繁に嘘をつく
嘘をつく人のことを信用できる人は決して多くはないでしょう。人望が厚い人は嘘をつかず誠実に相手と向き合うスタンスを持っていますが、人望がない人は自分の都合によって平気で嘘をつく不誠実なスタンスを持っています。
どんなに信頼関係ができていたとしても、嘘の内容によっては、それまでの信頼が一気に崩れてしまうことがあります。それほどまでに嘘をつくという行為は罪深く、許されるものではありません。
しかし、人望がない人は嘘をつくことの罪深さをあまり理解していないのです。これくらいの嘘をついても平気だろうと自分の基準で判断して嘘をついてしまいます。その自分勝手で相手を見下した姿勢を見たら、ほとんどの人は信用しなくなるでしょう。
マウントを取って相手を見下しがち
マウントを取って相手を見下すことが多いのも、人望がない人によく見られる行動です。何をするにも自分の都合を重視する人望がない人は、基本的に周りは自分よりも劣っていると考えています。
とにかく人を見下し優越感に浸ることが好きなので、なにかマウントを取れるようなことがあればすぐにマウントを取ってしまいがち。それによって相手が不愉快になったとしても、相手が悔しがる姿を見ることができて嬉しいとすら思ってしまうこともあるでしょう。
聞き手の気持ちを考えずに自慢話や武勇伝などを延々と話すことも多く、会話しながら自分だけが気持ちよくなろうとしているのです。
常識やモラルがない
これまで解説してきた特徴を見て気付いている人もいるでしょうが、人望がない人はそもそも常識やモラルがありません。一般的な常識やモラルよりも自分の都合や考えのほうが重要で優先すべきだと考えているため、自分勝手な振る舞いが目立ってしまうのです。
たとえ相手に直接的な被害を与えていないとしても、常識やモラルがない言動は人に嫌悪感を与えるでしょう。人によっては「何をしてくるかわからない」と危険を感じ、距離を取ろうと考えてしまう存在です。
そんな相手のことを信頼し慕うことなど、到底できないでしょう。慕われるどころか、非常識でモラルに欠けた振る舞いはむしろ人に迷惑をかけ、不愉快な気持ちにさせることのほうが多いため、人望はとことん失われることになるでしょう。
人望を得るための方法を紹介《前編》
人望が集まりそうな振る舞いを日頃から意識し、少しずつ信頼や信用を得ることが大切です。
具体的にどうしていくことが人望を得ることに繋がるのか、前編後編に分けて解説していきましょう。
積極的に自分から話しかける
積極的に自分から人に話しかけるようにしましょう。そもそも人望を得るためには、人との関わりが大切になります。関わる人が少なければ、なかなか人望は厚くならないでしょう。
また、人望が厚い人はコミュニケーション能力に長けていたり、さまざまな視点から物事を見ることが上手です。これらは多くの人と接しているからこそ培われるスキルであり、積極的に人と関わらない限り得ることはできません。
人との繋がりを増やすこと、そしてコミュニケーション能力を身につけること、それらが人望を得るために必要なことだと言えます。
周囲への感謝を忘れない
些細なことであったとしても、周囲への感謝は忘れないようにしましょう。たとえそれが日常的に行われていることだとしても、自分にとって得になること、または誰かが自分の為にしてくれたことは、十分感謝に値することなのです。
もちろん、相手は感謝されたくてやっているわけではない場合もあるでしょう。ごく自然に当たり前のようにやっただけで、それが感謝に値する行動だと理解していないこともあります。
しかしそれでも、感謝する必要があると思ったら、小さなことでも感謝しましょう。「ありがとう」と言われれば人は嬉しくなり、もっと頑張ろうという気持ちにもなります。また、自分の行いを感謝という形で認めてくれたあなたに対し、信頼の気持ちが生まれやすくなるでしょう。
嘘をつかない
嘘をつかないように気をつけましょう。先程も触れましたが、どんなに素晴らしい人だったとしても、嘘によって一気にそれまでの信頼が失われてしまうことがあります。それだけ嘘をつくというのは罪深く、人望を失うには十分すぎるくらいのものなのです。
ただ、場合によっては嘘をつかなくてはいけない場面もあるでしょう。もしそんな場面に直面することがあれば、「ここで嘘をつくことが本当に相手や周りの為になるのか」「万が一バレた時、どのような状況になるのか」を考えてみてください。
嘘をつきたいと思う場面の多くは、自分にとって都合が悪いと感じた時なのです。そのような理由で嘘をついてしまえば、信頼が失われてしまうことがほとんど。極力嘘をつかないことが大切ですが、嘘が必要な場面でも冷静に考えることを忘れないようにしましょう。
有言実行を心がける
できるだけ有言実行を心がけましょう。口だけの人は基本的に信用されません。「私がやります」と言えば、それを聞いた人はしてくれるものと思って期待します。しかし言葉だけで実行に移さなければ、相手の期待を裏切ることになり、「もう信用するのはやめよう」と思われてしまうでしょう。
中にはすぐに実行に移すのが難しいこともあるでしょうが、基本的にすぐ「やってみよう」と口に出せるものの多くはそれほど難しくありません。やる気さえあればなんとかなることも多いため、発言に責任を持ち、できるだけ早く行動に移しましょう。
もしすぐに動けない内容のものならば、進捗や相談などを相手にしてみるのがベストです。「すぐには動けない」という現状を知ってもらえれば、相手は期待が裏切られたとは考えず、あなたの行動を信じ続けてくれるでしょう。
人望を得るための方法を紹介《後編》
先程紹介したことの他にどんなことを試せばいいのか、人望を得るための方法の後編に注目していきましょう。
相手の性格やスタンスに合わせて接する
なぜ人望が厚い人は人から親しまれるのかと言えば、相手に合わせるのがかなり上手だからだと言えるでしょう。相手が望む距離感やテンポ、テンションなどを察する能力に長けており、接していると相手は心地よさや相性の良さを感じるのです。
人は基本的に、自分と相性がいいと思った人に興味を持ち、少しずつ信用していきます。具体的な行動を相手に起こしていなかったとしても、そういった少しずつ積み重なっていった信用が、次第に人望の厚さへと繋がっていくのでしょう。
相手の性格やスタンスに合わせて接するのは難しいものですが、とにかく相手を観察し、気遣うことを繰り返せば自然と身につくため、コツコツ努力するのが一番の近道です。積極的に多くの人と関わる中で、相手に合わせる術を身につけましょう。
非がある時は早めに認めて謝る
非がある時には早めに認めて謝るようにしましょう。人でも企業でも何にでも言えることですが、自分に非があると気づいた時点で謝罪をせず逃れようとすれば、周囲の人は信用や信頼をなくしていくものです。
たとえ自分の中で納得できなことがあったとしても、自分の行動が相手に被害を及ぼしたのが事実ならば、謝るべきでしょう。素直に非を認めて謝罪する意思を見せれば、トラブルが尾を引くことはほとんどなく、むしろ誠実な対応が称賛されることもあります。
相手の話にきちんと耳を傾ける
相手の話にきちんと耳を傾けるようにしましょう。人望が厚い人は、とにかく人の話をきちんと聞こうとしています。話を聞くことで相手への理解が深まり、より良い関係を築くきっかけになるでしょう。また、単純に人は自分の話を聞いてくれる人に好印象をいだきやすいものです。
人望がない人やなかなか人望が集まらない人の場合、この「人の話をきちんと聞く」ができていないことがほとんどです。とにかく相手よりも自分の都合や考えを重視してしまっているため、相手の話は二の次に思えてしまうのです。
相手を見下すのではなく対等な立場で耳を傾ければ、自然と信頼関係は生まれて、やがて人望の厚さへと繋がっていきます。相手が何を考えどう思っているのか、勝手な自分の思い込みで判断せず、きちんと耳を傾けるようにしましょう。
人望を得ることにこだわりすぎない
人望を得るための方法を試していく上で常に気をつけておきたいのが、人望を得ることにこだわりすぎないということです。人望を得たいという気持ちや目標は素晴らしものでしょう。しかし露骨にそれを意識してしまえば、自分勝手な振る舞いが無意識に出やすくなってしまいます。
たとえば、人望を集めたいから人受けが良い行動をするのと、相手のことを考えた結果人受けが良くなるのとでは、待っている結末は異なってくるものです。前者の場合、相手よりも自分の目標を優先した行動になっているため、自分の都合を重視した振る舞いが出やすくなります。
しかし後者の場合は、自分の目標を意識していたとしても、相手のことを考えることが優先であり基準となっているため、自分勝手な振る舞いはあまり生まれません。心から相手のことを考えて接しているため、相手も同じく心から信頼できるようになっていくのです。
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