そもそも「プー太郎」とは?
そこで今回は、プー太郎の意味、ニートやフリーターとの違い、さらにプー太郎の特徴などを詳しく紹介していきます。プー太郎からの脱出方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
プー太郎の意味・語源
「プー太郎」は1950年頃に生まれた言葉で、当時は日雇いの仕事をしている人の事を「風太郎(プー太郎)」と呼んでいましたが、「フリーター」という言葉が世の中で使われ始めた1990年頃から、プー太郎は日雇いの仕事ではなく無職の人を指すようになりました。
プー太郎の語源にはさまざまな説があり、「仕事をせずプラプラしている」の「プー」や、「気まぐれもの」という意味の「風来坊」、「浮浪者」などから来ていると言われています。はっきりと断定されている語源はなく、英語で「貧しい」という意味の「poor」が語源ではないかと言う人もいるようです。
プー太郎は無職の人を言うとお伝えしましたが、プー太郎は無職でも求職中であったり働く意欲は持っています。
「プー太郎」と「ニート」の違い
プー太郎とニートの違いをよくわかっていない人もたくさんいます。どちらも無職にかわりはありませんが、大きく違う点があります。それは、働く意欲があるかどうかです。プー太郎は現在は無職でも将来的には仕事に就きたいと考えていますが、ニートは働く気がさらさらない人のことを言います。
プー太郎は社会から孤立しているわけではなく、人付き合いが嫌いでもなければ、外にでることを拒否しているわけでもありません。その反面ニートは、人付き合いを苦手とし、社会に出ることに嫌悪感を持っています。ニートは人と接することが嫌いなので、職に就く気もありません。
無職という点では同類ですが、同じにしてしまうと、働く気のあるプー太郎は心外だと感じるでしょう。
「プー太郎」と「フリーター」の違い
プー太郎が無職なのにたいして、フリーターは正社員ではないけれどアルバイトなどをして収入を得ています。プー太郎は正社員として働きたいと考えている無職ですが、フリーターは正社員ではなくても問題ないと考えている点が大きな違いです。
また、フリーターは15歳~34歳ぐらいまでの人のことをいいますが、プー太郎は就労可能年齢の人を指すと言われています。この点からも、フリーターは比較的若い年齢層に使われる言葉だということが分かりますよね。
アルバイトで働いているけど正社員を目指してはいないフリーターと、正社員を目指しているけど無職のプー太郎。どちらも不安定な状況ではありますが、お互いにプライドがあるので呼び方には気を付けましょう。
出典:NHKニッポンのポ『実は”無職”じゃなかった「プータロー」』
http://www.nhk.or.jp/po/zokugo/326.html
あなたの周りにプー太郎はいますか?
5年前の自分がまさにそうだった
「5年前に今の仕事に就くまで、ずっと無職だった。求職していたけど約2年間仕事が見つからず、バイトもせず実家暮らしをしていた」(32歳/男性/会社員)
このように、自分自身がプー太郎経験者という人もたくさんいます。
自分が納得のいく仕事を探しているうちに、アルバイトも始めず、気が付けば世間からプー太郎と呼ばれる立場になっていた、なんて事はプー太郎にはよくある話です。どこでもいいから働きに出ようという考えはないけれど、働く意欲はあるため、自分がプー太郎だと気づくのに時間がかかる人もいます。
今現在求職中の人で、気づけば仕事をしていない歴が長くなっている人も多いはず。実はすでにプー太郎の仲間入りをしているかもしれません。
弟が高校卒業してからずっとプー太郎…
「弟はお金がないからと大学に行かず就職すると言ったものの、卒業してからずっとプー太郎でもう2年。いつになったら働くのか不安…」(28歳/女性/看護師)
身内にプー太郎がいる人も多めです。本人の夢を尊重して思いのままにさせていたら、気づけばプー太郎になっていたなんて事も。
特に末っ子だと、家族は可愛さのあまり強く言えず、周囲がプー太郎にしてしまっているケースも少なくありません。本人に仕事をする意思があるからいつかは職に就くだろうと自由にさせていると、親のすねをかじらなければ生きていけないようになってしまうかもしれません。
身内にプー太郎がいれば、仕事探しの手助けをしてあげるといいでしょう。
親友の姉がプー太郎で家に行くと絶対いる
「学生時代、親友の家に遊びに行くと絶対にお姉さんがいた。友人がお姉さんにすぐ部屋に戻るように怒っていて、いつも家にいるから何しているのか親友に聞いたら、プー太郎だった」(23歳/男性/会社員)
このように、友人の身内がプー太郎で、少し気まずい空気になってしまった人も少なくありません。プー太郎に理解のある人は世の中には多く存在せず、ほとんどの人はプー太郎と聞くと怠けている、わがままなだけだと感じます。
そのため、身内にプー太郎がいると、周囲に気づかれないようにしたいと考える人も少なくありません。ですがその行為がプー太郎に拍車をかけ、ニートのように社会から孤立する考えを芽生えさせてしまう可能性もあるのです。
元カレがプー太郎
「元カレがプー太郎で、いつもデート代は私もちだった。働く働くと言ってなかなか仕事を始めなかったので、痺れを切らして別れた」(26歳/女性/会社員)
プー太郎と過去に付き合っていた人もたくさんいるはずです。なぜだか、プー太郎の男性はモテる傾向にあります。
ダメ男に惹かれる女性は意外と多くいますが、夢を追いかけている無職のプー太郎に魅力を感じる女性もその一部です。「自分がいなければ彼は頑張れない」「彼の夢を一緒に追いかけたい」なんて考えているうちに、彼氏を立派なプー太郎に仕上げてしまっていませんか?
彼氏のことを買い被りすぎていると、彼氏がプー太郎から抜け出せなくなってしまいます。早めに対処しましょう。
プー太郎になりやすい人の特徴|外見編
まずは、プー太郎になりやすい人の外見の特徴を紹介していきます。
体型がだらしない
プー太郎に多いのが、だらしない体型。生活は体にでると言いますが、仕事をせず家でだらだらしていると、自然と体型も崩れてしまいます。必ずしも「無職=体型がだらしない」というわけではありませんが、プー太郎は自分に甘い人が多いため、その甘さが体型にでてしまうのでしょう。
自分が望む仕事以外はしたくない、嫌ならば働かなくていい、という考えを持っているのがプー太郎。就職に対して甘い考えを持っている人が、普段の生活に対して厳しい考えを持っているとはあまり考えられません。
行動力がなく自己管理ができないタイプのプー太郎は、体型の管理も疎かになっています。最近では筋トレが流行っていますが、努力ができないプー太郎の場合、筋トレにもすぐに飽きてしまうはずです。
美意識が低い
家にいる事が多いプー太郎は、見た目を気にする事も少なくなってしまいます。プー太郎は周囲からの見る目を気にしていないので、美意識も他の人に比べればかなり低め。先ほどお伝えした通り自己管理ができな人が多いので、見た目に問題があっても自分自身では気づけないのでしょう。
周囲の事を考えていれば、まずプー太郎になっていないはず。自分の事しか考えていないので、自分の外見が周囲に不快感を与えていようがいまいが、全く気にならないのがプー太郎です。バリバリ仕事をしていて周囲の意見を大切にする人は、外見もいつもきっちりしていますよね。
また、プー太郎は仕事をしていないので収入がありません。そのため外見にお金を使うより、違う事に使いたいと感じているのです。
いつもヨレヨレの服
美意識が低いことと似ていますが、プー太郎はたいていいつもヨレヨレの服を着ています。見た目を気にしないので、服装が気にならないのも理解できますよね。外に出る事が少ないので、服が欲しいと感じる欲求もほとんどなく、いつも同じ服を着る傾向があります。
自己管理ができず自分に甘いため、家事も疎かになっています。そのため洗濯をマメにしていない人も多く、きっちりした服を着る事がほとんどありません。実家暮らしでも同じ事。何日も同じ服を着ていたら、洗濯に出すタイミングがないでしょう。
表情が暗い
仕事を続ける事ができないプー太郎には、表情が暗い人が多め。困難な事に対面した時すぐに逃げてしまうタイプのプー太郎は、精神的に弱く自然と笑顔が少なくなってしまいます。働く意欲はあっても自分の理想の仕事が見つからなければ、明るい表情にはなれないはず。
人付き合いが嫌いなわけではないけれど、バリバリ仕事している人に比べるとかなり悲観的なプー太郎。仕事がみつからないのは自分に合った仕事が少ないせいだと感じていたりして、なにかと周りのせいにしがちです。
仕事の疲れから暗い表情になってしまう人もいますが、プー太郎の暗さは肉体的な疲労からではなく精神面から来ています。そのため、周囲を暗い気持ちにしてしまう可能性もあるので、気を付けたいところです。
プー太郎になりやすい人の特徴|内面編
また、内面を理解できれば、プー太郎からの脱出方法も見つけやすくなるはずです。
プライドが高い
プー太郎のほとんどが、プライドが高いがゆえに仕事に就けない傾向にあります。「自分はこんな仕事をする人間じゃない」「自分にはもっと給料の高い仕事が合っている」など、プライドが高く自分自身を過大評価する人が多め。
そのため、仕事が続かなかったり、理想の仕事を探しすぎて無職期間が長いのです。プライドが邪魔をして仕事場で人とぶつかることが多く、仕事が長続きしません。また、妥協できないのでとりあえず働こうという考えにならず、働く意欲はあっても無職が続いてしまうケースもあります。
さらに、プライドの高いプー太郎は、働く気のないニートやアルバイトをしているフリーターと自分は違うと感じているため、同類にされると怒ってしまうこともあるでしょう。
責任転換が得意
自分に甘いタイプのプー太郎の特技は、責任転換。仕事が続かないのはきつい上司のせい、職に就けないのは自分に合った仕事を提供できない周囲のせいなど、全てを他の人のせいにして現実から目をそらそうとします。
自分を過大評価するプー太郎は、自分自身の努力や工夫が足りないのではなく、自分の才能を見出せない会社が悪いと考えるほどです。自分の非を認めないので、自分が変わらなければという考えにはなりません。全てにおいて自分は被害者だと感じているでしょう。
プー太郎が責任転換する対象は会社だけではありません。親や家族も対象です。いい学校にいれてくれなかった親が悪い、兄弟喧嘩ばかりしていた兄のせいだ、など理不尽な理由をつけてとにかく人のせいにしてしまいます。
ネガティブな発言ばかり
プライドは高いけれど精神面が弱いプー太郎は、ネガティブな発言をよくします。働く気持ちがあっても「どうせ自分なんて…」と弱気になったり、否定的な事を口にすることが多め。前向きに考える事ができないので、自然とネガティブな発言になってしまうのです。
常に不安と戦っているプー太郎は失敗してしまうと、ポジティブに考えたり次は頑張ろうという考えにはなりません。「だからやりたくなかったんだ」「失敗したのは自分の責任ではない」などと得意の責任転換を全開にし、ネガティブな発言をする事でその状況から逃れようとします。
明るく前向きなら仕事を続ける事ができますが、ネガティブなプー太郎は悲観的になってしまうので仕事も続きません。
自己管理が苦手
外見の特徴でもお伝えしたように、プー太郎は自己管理が苦手な人が多いです。見た目の管理はもちろん、中身も管理できていないので、無職の期間が長いのです。仕事を始めても遅刻が続いたり、前日に飲み過ぎてしまい二日酔いで欠勤したり、自己管理能力はかなり低め。
また、自己管理ができないので、つい浪費してしまうのもプー太郎の特徴です。無職で収入がないのにもかかわらず、衝動買いをしてしまうのも、自己管理能力の低さゆえです。自己管理できない人は後先を考えながら行動できないため、気づいた時には手遅れなんて事も多くあります。
自己管理が苦手な事がプー太郎の一番の特徴と言っても過言ではないほど、プー太郎になる理由は自己管理能力の低さからきています。
プー太郎になってしまう原因
自分自身がプー太郎にならないためにも、周囲をプー太郎にさせないためにも、プー太郎になってしまう原因をしっかり理解しておきましょう。
自分に合う仕事が見つけられない
プー太郎は理想が高く自分を過大評価しているため、なかなか自分にあった仕事を見つけられずにいます。自分にはもっとすごい仕事が向いているなど、自分のキャパシティーを理解できていない事が仕事を見つけられない理由の一つです。
また、自分に合わないと考えているだけで、ただのわがままだというケースもたくさんあります。「体力がないから力仕事は向いていない」「パソコン業務は苦手だからオフィスワークは向いていない」など、楽な仕事ばかり探していては仕事が見つかるわけがありません。
自分に甘く努力が苦手なプー太郎に合う仕事が見つからないのは当たり前です。自分の能力をしっかり理解し、本当に自分に合う仕事を探す必要があります。
いつまでも子供気分でいる
何歳になっても子供気分が抜けず、嫌な事は避け、自分の好きな事だけをしていたいと考えているのも、プー太郎になってしまう理由の一つです。少しでも嫌だと感じると逃げ出してしまったり責任逃れをするのは、子供なら許されますが、大人になってからは通用しません。
「仕事がなくても親がいるから大丈夫」など、自分で解決せず子供のように周囲に頼りきっていては、プー太郎の道を歩むのみです。いつかは自立して自分の力で生計を立てられるように考えなければ、プー太郎になってしまうのも仕方ないですよね。
プー太郎を抜け出すためには、自分はもう十分大人だという事を理解し、自立する必要がある事を自分自身に言い聞かせる必要があります。
夢を追いすぎている
プー太郎の中には、夢を追いすぎて就職できない人もたくさんいます。いつかは有名になれると感じていて、夢のための時間を削りたくないからと、なかなか仕事に就けずにいるのでしょう。何歳になっても夢を追いかけて現実逃避するのは、プー太郎の得意技です。
俳優やアーティストを目指していると聞くと、夢を持っていてかっこいいと感じますが、仕事もせずに夢だけを追っているとなると、大人としてどうでしょうか?現実を見ることができる人なら、将来が不安になってしまうはず。夢を追いかけるのは素晴らしいことですが、ある程度のところで諦めることが大事な場合もあります。
プライドが高いプー太郎は夢を諦めるタイミングを逃してしまい、気づけば40歳を超していたなんて事もあります。
周りが過保護
プー太郎に多いのが、恋人や親からの援助です。プー太郎な彼氏がいる人は、お金を渡したり「無理に働く必要はない」と言ったりしていませんか?周囲がプー太郎にかまいすぎてしまうと、自分に甘いプー太郎はさらに就職から遠のいてしまうでしょう。
「収入がないのはつらいけど生活はできてるから、頑張らなくてもいいか」と思ってしまうのがプー太郎です。仕事をする意欲はあっても、仕事自体に魅力を感じる事がありません。そのため、仕事せずに生活ができるなら、無理して仕事を見つけようとはしないはずです。
子ども可愛さのあまり何歳になっても甘やかしていたり、好きだからと手助けのつもりで援助をしてしまうのは、プー太郎のためにもよくありません。
恋人がプー太郎な場合はどうしたらいい?
そこで、恋人がプー太郎な場合にどうずればいいのかを紹介していきます。
金銭的な援助は絶対にしない
プー太郎を甘やかしてしまうと、相手はプー太郎を極めてしまい、抜け出すのが困難になってしまいます。そのため、金銭的な援助は絶対に避けるべきです。プー太郎ではない人でも、仕事せずにお金が入るなら仕事はしたくないと感じてしまいますよね。
お金を稼ぐ事は大変な事です。楽してお金が手に入ってしまうとお金を稼ぐ大変さや重要さに気づくことができず、せっかく就職できたとしても、しんどいからとすぐにやめてしまうのは目に見えてわかります。彼氏にプー太郎から卒業して欲しいなら、絶対にお金の援助はやめましょう。
ですが、何も手助けしないわけではありません。お金は無理でも心の援助はできるはずです。つらそうな時は癒してあげてください。
彼氏の意見に流されない
責任転嫁が得意で自分に甘いプー太郎の彼氏に流されないようにしましょう。交際相手の意見に耳を傾けるのは付き合っていく上で大事なことですが、プー太郎の意見はたいてい自己中心的だという事を頭に入れて話をしましょう。
どうして仕事をしないのかを尋ねて、「自分に合った仕事が見つからないし、無理して就職するとストレスが溜まるから、一緒にいるのがつらくなってしまう」なんて言われた事はありませんか?または、「働くように急かして無理やり仕事をさせたおまえが悪い」と言われた人もいるでしょう。
そんな自分に甘い意見に流されてしまっては、プー太郎から卒業させることは無理です。びしっとあなたの意見を貫き通しましょう。
別れるまでの期限を決める
プー太郎の彼氏を持つ女性のほとんどが「いつまでも養うのは嫌」「いつかは仕事をしてほしい」と感じているはずです。ならば、別れるまでの期限を決めるべきでしょう。「何年何月まで」「何歳まで」など具体的な期限を区切れば、さすがのプー太郎も焦り始めます。
口では「仕事を見つける」と言っていても、現実をなかなか見る事ができないプー太郎は、本当にまずいと感じる状況にならなければ行動に移せません。「彼女はいつも厳しい事を言うけど、いつも助けてくれるし自分を見捨てないだろう」という自信があるうちは、真剣に職探しをしないでしょう。
ならば、こちらからヤバイ状況を作る必要があります。彼女に捨てられると感じれば、しっかり就職活動をしてくれるはずです。
できる事をみつけてあげる
自分に合った仕事がないと感じているので、なかなか就職できないプー太郎。自分に甘いので一人ではなかなか行動に移せないですが、彼女が一緒に彼氏の出来る事や好きな事を探してあげれば、彼氏に合った仕事が何なのかを知る事ができるはずです。
プー太郎はプライドや理想が高いため、実際に自分ができる事よりもハイレベルな仕事を求めがちです。ですが、実際にハイレベルな仕事を始めてもできない事が多く、それを仕事や上司の責任にしてしまいます。そんな事を防ぐために、しっかり彼氏に合った仕事を見つけるべき。
彼女が一緒に楽しみながら彼氏のできる事を探せば、自信に繋がり仕事をする気になってくれるでしょう。
プー太郎から脱出する方法は?
そんな人達のために、プー太郎から脱出する方法をいくつか紹介します。
とにかく外に出るようにする
プー太郎から脱出したいと感じたら、まず外に出ましょう。プー太郎はお金がないため、外に出る機会も自然と減ってしまいます。そうなると引きこもりがちになってしまい、職探しを難しいと感じてしまうでしょう。
まずは外に出て人と触れ合う事で、ほとんど誰とも接しない日常から脱出する事ができます。外に出る事が日課になれば、次は決まった時間に外に出て、決まった時間に帰ってくるようにしましょう。仕事が始まれば、当たり前に勤務時間が決まってきます。
プー太郎の多くが就職しても続かないのは、プー太郎からいきなり規則正しい生活をするのが困難だと感じるためです。プー太郎の時から規則正しい生活を送っていれば、この問題は解決できますよね。
フリーターから仕事を始める
「給料が高く好条件な仕事でなければ就職したくない」「アルバイトなんてもってのほか」と考えているプー太郎がたくさんいます。そんなプー太郎は、アルバイトで生計をたてているフリーターより正社員を目指している自分の方が上だ、と感じているのが悲しい事実です。
ですが、いつまでも現実を見る事ができず理想ばかり語っていても、収入を得ることはできません。プー太郎を抜け出すには、まずはフリーターから始めるのも一つの手です。正社員になることにこだわりすぎていつまでも働きに出ないより、アルバイトでも仕事をするという事に意味があります。
アルバイトをしながらでも就職先を探す事は可能ですし、アルバイトから始めて正社員へ昇格する事も夢ではありません。
親離れをする
近くに援助してくれる人がいれば、自分を追い込む事が難しくなります。特に、自分に甘いプー太郎にとってはかなり困難な事です。親元を離れて自立すれば、嫌でも仕事をするしかあかりません。自分で稼ぎ、自分で様々な支払いをするようにしましょう。
何歳になっても親のスネをかじり、家賃はもちろんスマホ代や飲み代まで親からもらっていては、いつまでたっても自立できないのは当たり前。お金の援助をやめてもらい、自らお金を稼がなければならない状況を作るべきです。
最初は親にお金を貸してもらって一人暮らしを始め、何月までに全額返金し家賃も自分で払っていくなど、自分を追い込む状況を作る事で就職できるでしょう。
自分のできる事を再確認する
仕事への理想が高いプー太郎はたくさんいますが、実際にその職種が自分のできる事なのかどうかをしっかり考えてみてください。それぞれのスキルや相性によってできる仕事は変わってくるはずです。
仕事をしている多くの人がそれを理解し、理想ではなくても自分に合った仕事をしています。いつまでも理想を追いかけて、自分を過大評価していては見つかるものも見つかりません。しっかり自分と向き合い、自分のできる事は何かを理解するべきです。
好待遇な仕事ができれば最高ですが、いざ働いてみて自分に合わなければ、プー太郎は結局辞めてしまいます。プー太郎を繰り返さないためにも、自分の出来ることを探して下さい。
プー太郎から脱出できたエピソード
そこで、プー太郎から脱出した人のエピソードをまとめてみました。
貯金が無くなったタイミングで…
「プー太郎を3年続けていて、気づけば貯金が無くなってしまった。本当にやばいと感じて仕事をするようになった」(34歳/男性/飲食業)
もともと働く意欲のあるプー太郎は、生活が危うくなると渋々働きにでるケースがあります。
プー太郎の中には、一人暮らしで貯金だけでやりくりしている人も少なくありません。その場合、無職でいられる期限は貯金が残っている間だけ。貯金が底をついてしまうと、職を探すか実家暮らしに戻るのみです。
プライドの高いプー太郎は、実家暮らしは嫌だと感じる人もいるため、ほとんどがプー太郎卒業の道を選ぶでしょう。ですが、実家暮らしのプー太郎には貯金がなくなっても親がいるため、卒業は難しいでしょう。
仲間内で疎外感を覚えて…
「ずっとプー太郎をしていたけど、気が付けば友達はみんな就職していて、自分だけ仕事の話に入れず疎外感を感じた。それが嫌で就職しました」(25歳/男性/会社員)
学生時代は同じような立場だった友人達が就職し、自分だけが取り残されると焦ってしまうプー太郎がたくさんいます。
友人達と集まっても仕事をしていないだけで話に入れなかったり、集まりにも呼んでもらえなくなる可能性もあります。また、プー太郎を尊敬してくれる人はなかなかいません。友人達から冷めた目で見られる前にプー太郎を脱出するべきです。
ですが、プー太郎歴が長ければ長いほど、友人達からの疎外感という理由ではプー太郎を脱出する事は難しくなってしまいます。
好きな人にプレゼントしたくて
「好きな人ができて何かプレゼントしたくなったけど、お金がなくて親から貰うのも違うと感じた。それがきっかけで働き始めて、無事プレゼントもできてし仕事も続いてます」(24歳/女性/会社員)
好きな人がきっかけで、プー太郎を脱出できた人も少なくありません。
恋をすれば、人は別人のように変わる事もあります。今までは家でダラダラしていたプー太郎が、好きな人ができた事でオシャレをして外出するようになり、好きな人に認めてもらいたいという気持ちからしっかり就職する事もあるでしょう。
なかなかプー太郎から脱出できず、外出もしなくなったと感じる人は、好きな人を作ってみてはいかがですか?
テレビでプー太郎を見てこうはなりたくないと思った
「テレビを見ていた時にプー太郎が出てきて、こんな人は嫌だなと感じていたら、親から自分と同じだと言われた。こうはなりたくないと思い、急いで就職した」(29歳/女性/飲食業)
自分がプー太郎だと気付いておらず、プー太郎だと実感した時に焦りを感じる人も多くいます。多くの場合、世間的にはプー太郎は良くない印象を持たれています。プー太郎と自分は違うと考えていても、周囲からはしっかりプー太郎認定されていた、なんて事もあります。
自分はただ仕事が見つからないだけと感じていませんか?いい年齢になっても就職が出来ず家にいる人は、一度客観的に自分を見てください。「自分こそがプー太郎だ…」と気づくかもしれません。
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