アイスピックの同人誌「夏のオトシゴ」の魅力
「夏のオトシゴ」の三人の登場人物と簡単なあらすじをご説明しました。どの登場人物も「夏のオトシゴ」を魅力的な作品にするには欠けてはならない人物であることが分かって頂けたでしょうか。
ここからはアイスピックの同人誌「夏のオトシゴ」の魅力をストーリーやイラストといったより様々な観点から深堀りしていきます！まだ「夏のオトシゴ」を読んでいない方も、「夏のオトシゴ」を愛読している方も新たな魅力を発見してみてください。
同人誌「夏のオトシゴ」…ストーリーはNTR系
ここまででもご説明している通り、アイスピックの同人誌「夏のオトシゴ」は同人の人気ジャンルの一つ、NTR系です。NTRとは寝取りや寝取るの略語であり、恋人や配偶者のいるキャラクターが別の異性に寝取られてしまうというストーリーを持つジャンルです。
NTR系には同意の上でや無理矢理寝取られるなど様々なパターンがあります。アイスピックの「夏のオトシゴ」は、彼氏のいる女性が別のクラスメイトに弱みを握られてエッチせざるを得ない状況になる、王道のパターンと言えるストーリーなのではないでしょうか。
また、主な登場人物も一ノ瀬さん、恋人の山岡くん、クラスメイトの藤池くんの三人だけ、エッチのシチュエーションも自室でなど、非常にシンプルな構成になっています。もしかしたら身近でも起こりうるようなストーリー展開が、アイスピックが描くこの作品の魅力の一つなのかもしれません。
イラストが繊細で緻密
アイスピックの同人誌の大きな特徴の一つが、イラストが繊細で緻密であることです。
同人誌にありがちな女性の体を誇張した描き方はされていません。あくまで、リアルに描かれており、登場人物を非常に身近な人物として捉えることが出来るようになっています。
また、背景なども非常に緻密に描かれており、エッチしているシチュエーションをリアルに想像することが出来ます。そして、エッチの最中の表現がまた秀逸で、緻密に描かれた汗や吐息から一ノ瀬さんの戸惑いや感じている様子なども、手に取るように感じ取ることが出来ます。
こういった繊細で緻密な表現が私たち読者に没入感を与え、多くの読者を虜にしたアイスピックのテクニックなのではないでしょうか。
ヒロイン以外は顔なし？
先ほど、アイスピック作品は物語への没入感があるというお話をさせて頂きました。その没入感を更に増大させる特徴として、ヒロイン以外は顔がぼかされているということも挙げられます。
「夏のオトシゴ」では、ヒロインの一ノ瀬さん以外のキャラクターは、彼氏の山岡くんやNTR相手の藤池くんですら顔がぼかされています。
ヒロイン以外の顔をぼかす・写さないというテクニックはAVでもよく使われており、物語やエッチの当事者として読者が自分自身を投影でき、大きな没入感を感じることが出来るようになるのです。
「夏のオトシゴ」は物語自体が学園モノであることやエッチのロケーションが自宅であることなど身近に感じる要素が多い作品ですが、一ノ瀬さん以外の顔をぼかすことでさらに自分自身を投影しやすいように工夫されているのです。
山岡くんと藤池くんの対比描写
「夏のオトシゴ」の大きな魅力の一つとして、二人の男性登場人物のタイプが大きく違うことが挙げられます。
クラスでも目立たない存在の山岡くんは、初めての彼女である一ノ瀬さんを非常に大切に一途に想うピュアな青年です。一方、藤池くんは非常に女性慣れしており、自分の欲望の赴くままに一ノ瀬さんとエッチをします。
一ノ瀬さんが藤池くんに挿入される直前、一瞬山岡くんの様子が描かれたコマが入って来ます。待ち合わせに来ない一ノ瀬さんに想いを募らせるシーンです。このシーンからも山岡くんのピュアさや、そんな彼氏を差し置いて他の男とエッチをしている一ノ瀬さんの心情が伝わってくるかのようですね。
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