生まれ変わりたいと思う方へ！その方法や考え方を徹底解説します！

あなたは今の人生に満足しているでしょうか。「はい！大満足です！」という人は、あまりいないかもしれませんね。

理想とする人生は、人それぞれです。しかし、理想の人生そのものを進んでいる人はあまり多いとは言えません。

理想とかけ離れた人生を送っているほど「やり直したい」「生まれ変わりたい」と思うものであり、それは誰しも経験があると言えるでしょう。

いったい皆さんはどのような時に「生まれ変わりたい」と思うのでしょうか。生まれ変わりたいと思った時のエピソードや、生まれ変わりたいと思う心理や原因を分析し、生まれ変わる方法を探っていきましょう。

生まれ変わりたいと思う人におすすめの映画や本も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

それでは早速、生まれ変わりたいと思った時のエピソードを紹介していきましょう。どのようなタイミングで生まれ変わりたいと思うものなのか、一緒に考えてみてください。

自分の思い描いていた人生と全く違うから

「本当はキャビンアテンダントになって世界を飛び回りたかった…。年齢制限までに合格しなかったので諦めたけど、あまりにも思い描いていた人生と違うので、生まれ変わりたいという気持ちが消えないんです」(27歳/女性/総務部)

若い頃は夢を大きく描いて、いつか理想の人生を送る日が来るんだと心躍らせた人も多いのではないでしょうか。

しかし、描いた夢のとおりに人生を進む人は本当に少ないです。ほとんどが挫折を経験し、ある程度妥協しながら人生を修復させているのですね。

ただ、本気で夢を追っていた人は、なかなか現実に気持ちが追い付かず、生まれ変わりたい、もう一度初めからやり直したいと思ってしまうのでしょう。

あの時に違う選択をしていたら…とよく思う

「ちょうど同じ時期に交際を申し込まれた人が2人いて…。タイプだった今の旦那を選んだけど、短気だし安月給。断った方は一流企業で出世していると聞いて、あの時にその人を選んでいたら今頃幸せだったのではないかと後悔している」(31歳/女性/在宅ワーク)

人生には選択肢がたくさんあり、人は頻繁に選択を迫られます。思ったとおりの結果になれば、この選択をして良かったと思えるのですが、思ったとおりの結果にならなかった場合は「違う方を選べば良かった」と後悔してしまうのです。

もう一方を選択していれば、もっとひどい結果になったかもしれないということは考えず、ただ「あの時に違う選択をしていたら…」とどうしようもないことを悩み続けてしまうのですね。

今の自分が嫌いだから生まれ変わりたい

「要領が悪く、昔からよく周囲にバカにされてきた。いくつになっても自分が嫌いで、いっそのこと生まれ変わりたいと現実逃避してしまうんです」(26歳/男性/人事部)

あなたは自分のことが好きですか？自分のことが好きな人ほど、人生に納得する傾向にあり、逆に自分のことが嫌いな人ほど、人生に後悔していることが多いといえるでしょう。

自分なんて価値がない、自分は何をやってもダメ、そんなことを考えているうちに「今の自分は嫌い。いっそ生まれ変わりたい！」と思ってしまうのです。

生まれ変わりたいという気持ちで現実逃避してしまう気持ちは仕方がないものかもしれません。しかし、今の人生や今の自分の直すべきところをしっかり見極めて、修正していくべきでしょう。

今の自分の状況に納得できないから

「転職は3回目…。今度こそはと転職するのですが、やはり何かトラブルが…。年齢が上がるほど転職は難しくなるし、かと言って今の状況に納得できない。現世でどうにもならないなら、来世に期待して生まれ変わりたい」(29歳/男性/営業職)

年齢的なことや家庭環境、健康問題など、努力次第で解決できない悩みもあります。今の自分の状況を大きく変えることができないとなると「生まれ変わりたい」と考えるようになってしまうのですね。

確かに、自分の努力次第でどうにもならないはたくさんあります。年齢は若返らないし、家庭環境の悪さや持病なども簡単には改善されません。

この場合は、自分一人で悩まずに、周囲に相談するなどして、解決法を模索するしかないでしょう。

世の中には生まれ変わりたいと思う人、生まれ変わりたいとは思わない人がいますよね。では、生まれ変わりたいと思う心理や原因とはどのようなものがあるのでしょうか。

生まれ変わる方法を探る前に、生まれ変わりたいと思う心理や原因を分析しておきましょう。

自分の容姿がキライ

背が高いかどうか、スタイルが良いかどうか、顔が美人かどうかなど、外見は生まれ持った要素がほとんどです。メイクやファッションである程度ごまかすことはできますが、大きく変えることはできません。

例えば、女優やモデルのような容姿に憧れて、同じようなメイクやファッションをしても同じようにはなりませんよね。

整形やメイクで変化させても、あくまで「自分の顔の印象が変わる」というだけであり、憧れの女優の顔そのものになるわけではありません。

そして、そのままの自分を受け入れられずに「自分の容姿が嫌い！」「美人に生まれ変わりたい！」「新しい自分になりたい！」と強く願ってしまうのです。

人生が楽しくない

あなたの人生そのものが楽しい場合、あなたは「自分の人生をやり直したい」「自分の今の人生を捨てて、生まれ変わりたい」などと思うでしょうか。

「生まれ変わりたい」と思う人は、基本的に今の人生に納得しておらず、人生が楽しくないと感じているはずです。

あなたは自分の人生のどのあたりに不満を抱いているのでしょうか。まず、そこから分析して、どうすれば人生が楽しくなるかを考えていかなくてはならないと言えるでしょう。

「人生が楽しくない」という心理がある以上、生まれ変わって人生をやり直したいという気持ちは消えないのです。

過去の失敗が許せない

人生は、何度も失敗しながら学び、成長していくものであり、失敗のない人生などあり得ません。

しかし、完璧主義な人ほど、過去の失敗が許せず、また、失敗をしてしまった自分自身のことも許せないのです。

「あの時、なんで失敗したんだろう」「すごく恥をかいて、思い出すのが辛い…」と、いつまでも過去の失敗を引きずってしまいます。

「生まれ変わってやり直したい」「生まれ変わって失敗のない人生を送りたい」などと言っていては、いつまで経っても過去の失敗を受け入れることができません。失敗を消すのではなく「あの失敗があったから、成長したんだ」と思えるようにしていきましょう。

自分の今の環境を変えたい

結婚生活に不満はないですか？職場に不満はないですか？人間関係に不満はないですか？また、金銭面で辛いと感じることはないでしょうか。

今の自分の環境が、納得いかないものだったり、辛いものだったりすると、やはり「生まれ変わってやり直したい」と言う気持ちになることが多いようです。

「生まれ変わりたい」というのは、ある意味現実逃避ですから、生まれ変わりたいという気持ちになる前に、自分に努力できることはないか、一度自問自答してみてください。

少しでも自分の人生が向上してきたら、不安定な心も落ち着いてくるでしょう。

生まれ変わりたいと思う人の心理や原因を分析してきましたが、今度はそれをふまえて、新しい自分に生まれ変わる方法を探っていきましょう。

生まれ変わりたいと本気で思っている人は、ぜひチェックしておいてください。

自分がなりたい姿を明確にする

あなたはどのように生まれ変わりたいのでしょうか。「美しくなりたい！」「憧れの職業に再挑戦したい！」など、なりたい自分は人それぞれです。

しかし、まずは「こうなりたい」という姿を明確にしておく必要があると言えるでしょう。なりたい姿を明確にすることで、自分は何が足りないのか、何を努力すべきなのかが見えてくるはずです。

例えば、美しくなりたい人は、具体的に理想の芸能人などを想像してください。ファッションやメイクはマネできそうですか？

憧れの芸能人には似合うけど、自分には到底似合わないこともあり得ます。この場合は、マネするより自分の容姿を生かす努力をするべきでしょう。なりたい姿を明確にすると、しなければならないことが見えてくるのです。

外見を大幅にイメージチェンジする

新しい自分に生まれ変わる方法として、手っ取り早いのが「外見を大幅にイメージチェンジする」ということです。

内面を変えるのには時間が必要になってきますが、外見を変えるのは、今日からでもやろうと思えばすぐできることですよね。

黒髪ロングだったのを茶髪ショートにしてみる、メイクの雰囲気をガラっと変える、古着ファッションだったのをガーリーファッションにしてみるなど、今までの自分とは全然違うものに挑戦してみてください。

外見が変わると、気持ちもガラッと変わります。新しい自分を想像しながら、イメチェンを楽しんでくださいね。

人間関係を広げてみる

自分の殻に閉じこもっているようでは、生まれ変わるチャンスは回ってきません。今の自分の考え方を変えたい、人生を大きく変えたいというのなら、まず人間関係を広げていくことをおすすめします。

世の中には、さまざまな考え方の人がいますので、いろいろな人と触れ合うことで刺激をもらえるはずです。自分の知らない世界を教えてくれたり、生きるヒントを教えてくれたり、人生に役立つ情報をもらったりと、人間関係を広げることで自分の視野を広げることになるでしょう。

「人間関係は苦手」だと、敬遠しているのはもったいないかもしれません。思い切って、人と触れ合う楽しさに飛び込んでいきましょう。

行ったことのない場所へ旅に出る

生まれ変わりたいと切に願っている人におすすめなのが「行ったことのない場所へ旅に出る」というものです。

いきなり引っ越しするには勇気がいりますし、仕事の都合や住居のことなどを考えると現実的とは言えません。そこで、ある程度の休みを取って現実の世界を離れ、ゆっくりと人生について、また自分について考えられる状況を作ってみませんか。

都会に住んでいるなら、リゾートや田舎暮らしにどっぷり浸かってみるのも良し、日本から出たことがないのならプチ留学をしても良しです。

普段とまったく違う環境に身を置くことで、自分の人生を客観的に見つめ直すきっかけになるでしょう。

生活パターンを変えてみる

毎日同じ時間に起きて、同じ時間に帰宅し、食事をとって、テレビを見たら、あとは同じ時間に寝るだけ…。このような生活を毎日何年も続けていたら、今の人生に納得しているのかどうかすら分からなくなってしまうこともあり得ます。

生まれ変わりたいと思うほど、今の人生に納得していないのなら、まず生活パターンを変えてみることがおすすめ。

朝早めに起きてジョギングをしていたら、オシャレなカフェを見つけた。会社帰りにジムに通っていたら、ダイエットに成功した上に友人ができた。帰宅した後、毎日30分だけ資格取得の勉強をしていたら、仕事で役立っている…など、新しい自分を発見できるはずです。

新しい自分に生まれ変わる方法を見て、自分にできそうなものは見つかりましたか？まだ見つからない人も安心してください。新しい自分に生まれ変わる方法は、まだ他にもあります。

引き続き、新しい自分に生まれ変わる方法を紹介していきましょう。

新しいことに挑戦する

本気で生まれ変わりたいと思っているのなら、やはり思い切って、新しいことに挑戦しなくてはならないでしょう。

今までと同じ生活や考え方のままでは、生まれ変わることは難しいです。新しいことに挑戦する勇気を持ってください。

海外一人旅を目標に英会話を始める、運動が苦手だけどテニスサークルやゴルフサークルに入会してみる、難関の資格取得を目指すなど、今の自分にできそうなものから始めてみましょう。

新しいことに挑戦する時はワクワクするものですよね。生まれ変わりたいという気持ちがあるのなら、勇気を出して新しいことに挑戦してみてください。

生まれ変わりたいと思う前に今の自分を大事にする

「生まれ変わりたい」と思うことは悪いことではありません。むしろ、今の自分を変えて、人生を良くしたいという気持ちの表れですから、その気持ちを大事にするようにしてください。

しかし、中には「逃げ」の気持ちで生まれ変わりたいと思っている人も少なくありません。今の自分が嫌いだからという理由だけなら、どんなに努力しても、自分が嫌いなままでしょう。

生まれ変わりたいと思う前に、まず今の自分を大事にしてください。今の自分のどこが嫌いですか？今の自分に好きなところは1つもないのでしょうか。

今の自分を捨てるのではなく、今の自分を向上させるんだという気持ちで挑みましょう。自分を好きになった時点でもう、あなたは生まれ変わっているのかもしれません。

何事にも感謝の心を持つ

今の環境や状況に不満なのはなぜでしょうか。周囲に感謝をせずに、また努力もせずに不満だけを持って「生まれ変わりたい」などと思っているのではないでしょうか。

いくら生まれ変わりたいと思っていても、ネガティブだったり、否定的だったりすると、自分に納得することはないでしょう。

周囲に対するネガティブな気持ちを捨て、何事にも感謝の心を持ってください。その中で「やはり生まれ変わりたい」という気持ちが芽生えたら、行動すべきなのでしょう。

ただの不平不満から生まれ変わりたいと思っているのか、人生を真剣に考えたうえで生まれ変わりたいと思っているのか、自問自答してみてください。

過去を引きずらない

人生には失敗はつきものであり、つらい過去や嫌な過去は、大なり小なりあるものです。どんなに生まれ変わりたいと思って努力しても、過去を引きずっていては明るい未来は見えてこないでしょう。

過去は変えられませんが、未来は変えられます。過去を受け入れ、明るい未来を実現させるために、現在あなたは何をするべきなのかを考えていくべきなのです。

つらい過去を引きずっていたり、ずっと後悔したりしていても、生まれ変わることはできません。「あの過去があったから、今の自分はあるんだ」「あの失敗を人生に生かしていこう」と前向きに考え、生まれ変わる努力をしてください。

生まれ変わりたいという目標を明確にする

「生まれ変わりたい」という気持ちは本気でしょうか。それなら目標を明確にしておきましょう。

「25歳まで公務員試験に挑戦し続ける！」「6ヶ月で10キロ痩せる！」「年末のピアノコンクールに出場する！」など、明確な目標を立て、周囲に宣言してみてください。

目標をあやふやにしていても、生まれ変わりたいという気持ちを実現することはできません。目標をはっきりさせ、それに向かってひたすら努力せざるを得ない状況を作るのです。

周囲もその熱意に押され、できる範囲で協力してくれるかもしれません。目標がはっきりすることで、あなた自身も本気で行動するようになるでしょう。

新しい自分に生まれ変わる方法を読んで、今どのような気持ちになっているでしょうか。新しい自分を夢見て、前に進んでいこうという気持ちになった人も多くいることでしょう。

今度は、新しい自分に生まれ変わるための考え方について解説していきます。どのような考え方で日々を過ごせば生まれ変わることができるのでしょうか。

やる前から無理だと思わないようにする

あなたは今から生まれ変わろうとしているのです。生まれ変わりたいという気持ちは本気のはずですが、本当に生まれ変わることができるかどうか不安になることもあるでしょう。

生まれ変わるためには、相当努力しなくてはなりません。しかし、自分に自信がないまま人生を過ごしてきた人ほど「目標を立てても無理じゃないかな…」と気負いしてしまうことが多いのです。

やる前から「どうせ無理」と思ってしまっては、生まれ変わることはできません。やれるかどうかはやってみないと分からないのですから、勇気を持って挑戦していきましょう。

過去より未来に目を向ける

生まれ変わりたいと思うほど、自分の人生に納得していない人は、大抵過去に固執していることが多いです。過去の自分を悔いたり、過去の自分を卑下したりして、どんどん自尊心を失ってしまうと言えます。

しかし、過去は過去であり、今さら変えることはできません。変えられないものに固執するくらいなら、これから変えられる未来に目を向けていきましょう。

生まれ変わり、どんな人生を送りたいのか、どのような自分になりたいのかを想像してください。

過去の自分を見ることはつらいことでも、これから始まる未来の自分を見ることは、夢や希望があってとても楽しい気持ちになることでしょう。

自分にないものより自分にあるもので勝負する

人は、自分にないものを欲しがります。確かに、自分にないものを欲しいと思い、それを手に入れようと必死で努力することで人は成長していきますよね。

しかし、自分にないものばかりに気を取られていませんか？あなた自身を振り返ってみてください。あなた自身にあるものは何でしょうか。

「要領が悪くて仕事が遅いがミスが少なく確実」「ムードメーカーにはなれないけど、脇役としてサポートするなら得意」など、短所の裏には長所もあるはずです。

自分にないものに気をとられるのではなく、自分にあるものは何かを考えてみましょう。視点を変えるだけで、人生が変わり、生まれ変わったように過ごせるかもしれません。

努力することをやめない

「継続は力なり」という言葉があるように、努力し続けることはとても大事です。せっかく生まれ変わったところで、努力をストップさせてしまっては、また振り出しに戻ってしまうでしょう。

生まれ変わりたいなら、それ相応の努力が必要であり、生まれ変わったあとの自分を維持したいなら、やはり努力は必要になってくるのです。

例えば、容姿を磨いて恋人をゲットしても、その後の努力がストップしてしまったら意味がありません。「生まれ変わる」という目標だけ達成して満足せず、生まれ変わった理想の自分を維持できるようにしてください。

ネガティブな事ほど生まれ変わるチャンスだと考える

人生は良いことばかりではありません。ネガティブなことも大なり小なりあるはずです。

ネガティブなことが起こった時ほど、人間は真価を問われることになり、実際にネガティブなことへの対応の仕方が運命を大きく分けてしまいます。

ネガティブなことに対し「最悪…」「やっぱりダメだ」と思っていては良い方向に向くことはありません。逆にネガティブなことに対し「人生の勉強だと思おう」「何とかできるように努力しよう」と思っていれば、事態が好転したりするものです。

本気で生まれ変わりたいと思っているなら、ネガティブなことほどチャンスだと考え、乗り越えられるようにしてください。

新しい自分に生まれ変わる方法や生まれ変わるための考え方を紹介してきました。今度は、生まれ変わりたいと考える人におすすめの書籍を紹介します。

ここで紹介する書籍は「どのような意識を持つべきか」「どのように生きるべきか」を読者に問いかけていますよ。ぜひ参考にしてください。

「生き方」

京セラ・KDDIの創業者の稲盛和夫は、120万部突破のロングセラーになるほど反響があった「生き方」というシンプルなタイトルの本を発表しました。

この本の第1章の「思いを実現させる」では、夢を抱き、強く思い続ける必要性を訴えています。

世の中には「人生は思いどおりにならない」と考えている人がとても多く、実際、思いどおりにいかないことの方が多いといえるでしょう。

しかし、稲森氏は「人生は思いどおりにならない」と考えている人は、そのような人生を歩む傾向にあり、理想を現実にするには、寝ても覚めても強烈に思い続ける必然性があると力説しているのです。

この1冊には、稲森氏を成功へと導いた人生哲学が詰まっており、生きるヒントがたくさん出てきます。

「置かれた場所で咲きなさい」

200万部を超える大ヒットセラーの「置かれた場所で咲きなさい」は、キリスト教カトリック修道女で2016年に亡くなった渡辺和子氏の著書です。

彼女は、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に任命された時「こんなはずでは」「誰も協力してくれない」などと悲観的になっていました。しかし、ある宣教師からこの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉をかけられ改心するのです。

どんなにつらい時でも逃げ出すことなく、そこの場所で咲く努力をし、それでもつらい時は無理せず下へ根を張らせようというメッセージであり、彼女の人生が一変する出来事でした。

今の現実を受け入れ、その場所で生まれ変わろうと努力することが大事なのだと教えてくれる貴重な1冊だと言えるでしょう。

「嫌われる勇気」

オーストリア出身の精神科医、心理学者であるアルフレッド・アドラーのアドラー心理学の解説書ともなる「嫌われる勇気」もロングセラーの大人気書籍です。

くよくよしたり、他人と比較したり、劣等感や自己嫌悪と戦いながら悩む現代人に、アドラー心理学はとてもよく響きます。

「トラウマは存在しない」などの前向きなメッセージが多々織り込まれており「なぜ変われないのか」「なぜ劣等感に苛まれるのか」「なぜ過去にとらわれてしまうのか」という現代人が抱きがちな疑問に直球で答えているからです。

劣等感を払しょくしたい、生まれ変わりたいと強く願っている人ほど、おすすめの1冊だといえるでしょう。

夢をかなえるゾウ

人生の哲学書のような堅いものが苦手な人におすすめなのが「夢をかなえるゾウ」です。

「人生を変えたい」と思い悩んでいた主人公が、ある朝、関西弁を話す神様・ガネーシャと出会い、ガネーシャの出す課題を1つ1つクリアしていくというコミカルな作品で、楽しく一気に読むことができるでしょう。

一見ふざけているようですが、中身は真剣そのもの。ドラマにもなった人気作品なので、DVDで鑑賞することもできます。

1つ1つの課題が胸に刺さり、今の自分に足りないものを見つけることができるでしょう。

明るく前向きに生まれ変わりたい、楽しく読み進めたい人にとても向いていますので、1度探してみてください。

生まれ変わりたい人におすすめな本を紹介しましたが、本が苦手な人もいることでしょう。本よりも映画が好きだという人に、生まれ変わりたい人におすすめな映画をいくつか紹介していきます。

映画好きの人も、そうでない人も、チェックしてくださいね。

「シェイプ・オブ・ウォーター」

「シェイプ・オブ・ウォーター」は、アカデミー賞4部門を受賞した作品で、1962年の冷戦下のアメリカが舞台です。

幼少期のトラウマで発話障害がある主人公・イライザが、政府の極秘研究所で清掃員として働いていたある日、密かに運び込まれた謎の生物と出会い、手話を交えて交流を深めていくという不思議なストーリー。

好き嫌いがハッキリ分かれる作品ではありますが、障がい者、ゲイ、黒人などマイノリティが登場し、そのようなマイノリティが人生をどう進んでいくかが見ものです。

自分は人とは違う、だから生まれ変わりたいと思っている人にとてもおすすめの作品だと言えるでしょう。

「わたしに会うまでの1600キロ」

シェリル・ストレイドという女性の手記をもとに製作されたのが「わたしに会うまでの1600キロ」です。シェリル・ストレイドは、実在の人物であり、実際に1600キロを踏破しました。

彼女は母の死でショックを受け、それが原因で薬と男問題を起こし、結婚生活を破綻させてしまいます。しかし、このままではいけないと、元の自分を取り戻すための旅に出るのです。

人生には幾多の困難があり、失敗や挫折をすることもあり得ます。しかし、失敗や挫折をした後が肝心なのです。

失敗や挫折をした後に「もうダメだ」と諦めてしまう人生を選ぶのか、「もう一度原点に返り生まれ変わりたい」とやり直す人生を選ぶのか、あなたに問いかけてくれることでしょう。

「アバウト・タイム 愛おしい時間について」

イギリスのSF恋愛映画であり、タイムトラベルをする作品になっています。

タイムトラベルができる能力のある主人公が、自分と家族の人生を良くするためにタイムトラベルを実行するのですが、その中で大切なものは何かを見つけていくストーリーです。

主人公は後悔した場面に戻り、改善しながら人生を修復させますが、最後にはタイムトラベルを使わずに1日1日を大切に過ごすことが素晴らしいということに気づきます。強いメッセージ性があり、とても心に響く作品だと言えるでしょう。

生まれ変わりたいと思っているなら、周囲や自分を大切にしながら生きなければなりません。あなたは1日を大切に生きていますか？自信がない人は、ぜひ鑑賞してくださいね。

「借りぐらしのアリエッティ」

スタジオジブリの人気映画「借りぐらしのアリエッティ」も生まれ変わりたい人におすすめの映画だと言えるでしょう。

14歳の主人公アリエッティは少数しか生き残っていない小人の一族です。人間の生活品を借りながら暮らしているのですが、ある日少年に見つけられてしまいます。

小人というマイノリティの生き物が、必死で家族とともに生き抜こうとするストーリーで、心臓病を持ち、生きることを諦めかけている少年に、生きる意味や生きる勇気を与えていく作品です。

あなたは必死で生き抜こうとしているでしょうか。生まれ変わりたい、生きる意味を感じたい、そんな人に見てほしい映画だと言えるでしょう。