そもそも「ヘタレ彼氏」とは?
「ヘタレ」と聞くとネガティブな印象を抱きがちですが、実際どうなのか気になりますよね。
この記事では、ヘタレ彼氏の特徴はもちろん、上手な付き合い方、ヘタレ彼氏を頼れる男にする方法までを一挙に解説していきます。「私の彼氏ってもしかしてヘタレ?」とお悩みの女性はぜひ最後までご覧ください。
「ヘタレ彼氏」にありがちな特徴
自分に自信がない
まず、ヘタレ彼氏の多くは自信がない人です。男女問わず、自分に自信がある人には、凛としてカッコいいイメージがありますよね。しかし、ヘタレな男性は自分に自信がないため、仕事でもプライベートでも根性がないように見えてしまうのです。
「どうせ自分はダメだ」「俺なんて…」という自信の無さから、ヘタレになってしまうんですね。
声は小さめ
さらにヘタレな彼氏に多い特徴の一つに、声が小さいというものもあります。ヘタレ彼氏はあまりハキハキ喋ることはなく、声が通りにくい喋り方をしています。ボソボソと喋る人も多いみたいですね。
また、自分の得意な話ならハキハキと喋ることができますが、苦手な話題になると一気に声のトーンが落ちてしまうことも。
ヘタレな彼氏の喋り方と、優しい男性の喋り方は似ているため、少し分かりにくいかもしれませんが、優しい男性の場合はいざという時はしっかりハキハキと話すことが出来ます。
優柔不断
ヘタレな彼氏は、何事にも優柔不断です。飲食店でメニューを決めるのはもちろん、デートプランの選択や、結婚に関しても決断するのにとにかく時間がかかります。物事に慎重なのは悪いことではありませんが、何事にも優柔不断なのは彼女としてはウンザリしてしまいますよね。
中には、一度決めたことを何度も選びなおす人もいます。何度も「どうすればいいと思う?」と質問したり、パッと決めてくれないのであれば、ヘタレ彼氏の可能性が高いでしょう。
喧嘩すると黙ってしまう
ヘタレ彼氏は、喧嘩をすると言い返すことはなく黙ってしまいます。本人に感情がないわけではないので、何か思うことはあるのでしょうが、それを口に出すことはありません。
ヘタレ彼氏が黙ってしまうのは、「喧嘩で彼女に負けたくない」「どうせ分かってくれない」と思っているからでしょう。また、優柔不断な性格から「こう言い返したらどうなるんだろう」と頭の中でグルグル考え込んでしまっている場合もあります。
悪い言い方をすれば、喧嘩ができないということは、ヘタレ彼氏は話し合いから逃げる傾向にあるということになります。
逃げ癖がある
ヘタレ彼氏は責任を負うことを嫌い、そのような場面からは逃げてしまう癖があります。喧嘩から逃げ、結婚からも逃げてしまうのは、先ほど紹介した「優柔不断」な性格が原因でしょう。
また、ヘタレ彼氏は基本的に自分に自信がないため、大きな責任を任されるような場面に遭遇すると怖くなり逃げてしまうのです。
彼女としては、喧嘩を避けるくらいであればまだ許せるものの、大事な話し合いや結婚から逃げるようでは寂しい気持ちになってしまいますよね。
なかなか手を出してこない
ヘタレ彼氏の中には、彼女と付き合ってもキスやセックスをするところまで関係を進めることが出来ない人もいます。付き合っている彼氏がなかなか手を出してこないと、女性は少し不安になってしまいますよね。
性欲が無いわけではないのですが、彼女に嫌われるのではないかと考えてしまい、なかなか手を出せないのです。また、過去のセックスによるトラウマがある場合もあります。
ヘタレ彼氏が童貞であれば、失敗を見られたくなかったり、どのようにセックスに持ち込めばいいのか分からず悩んでいる可能性も高いでしょう。
どっちにしろ、ヘタレ彼氏ではない男性の場合は、ぎこちなくても手は出してくるものです。付き合って長いのになかなか手を出してこないという場合は、ヘタレ彼氏である可能性を考えたほうがいいでしょう。
「ヘタレ彼氏」がよく使うセリフとは?
「俺には無理だよ」
「俺には無理だよ」「俺には出来ない」は、ヘタレ彼氏にみられる代表的なセリフです。本当に出来ないと思って言っているパターンもありますが、期待されるのがつらい、面倒だという理由で使う場合もあります。
自分を成長させよう、挑戦してみようという気持ちが一切ないことの表れなのかもしれません。
彼女からのお願いも「無理」と最初から決めつけてしまう人が多いので、自分の彼氏がヘタレなのかを確認したい場合は、一度彼氏がしたことがないようなことをお願いしてみるのもいいかもしれませんね。
「俺には関係ない」「俺は知らない」
無関係を装うようなセリフもヘタレ彼氏はよく使います。責任を負いたくないという気持ちが強いヘタレ彼氏ならではですね。例えば彼女が悩み相談をしたとします。
誠実な男性であれば、話に耳を傾けてくれたり、アドバイスをくれたりするものですが、ヘタレ彼氏は自分に自信がなく、責任を負いたくないので、「俺は知らないよ…」と話を遮ろうとするでしょう。
「じゃあどうしたらいいの?」
喧嘩中、ぶすっと黙っていた彼氏が口を開いたと思ったら「じゃあどうしたらいいの?」とポツリ…なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。解決策を自分で考えるわけでもなく、すべて彼女任せにしてしまうんですね。
このセリフをよく使うヘタレ彼氏は「じゃあ〇〇してくれる?」とお願いしたとしても、不機嫌そうになる可能性が高いでしょう。
ヘタレではない彼氏なら、「分かった」とハッキリ彼女の要望を受け入れて、態度で示してくれるはずです。
「俺のせいじゃない」
自分を正当化し、逃げるタイプのヘタレ彼氏に多いセリフです。このセリフをよく使うヘタレ彼氏は、被害妄想が激しいこともあります。責められているわけではないのに、必死になって「俺のせいじゃない」「俺は何もやってない」と弁明してしまうのです。
カップルの間でトラブルが起きた場合は、なんでも彼女のせいにする可能性もあります。そんな彼氏では、一緒にいても癒されませんよね…。
「ヘタレ彼氏」を頼れる男にする方法
彼氏のことが好きなら、別れを考えるのはもう少し後にしてみてはいかかでしょうか?
段階を踏んで慣れさせる
ヘタレで彼女に手を出せなかったり、いつまでもぎこちない「童貞ヘタレ彼氏」には、女性がリードするつもりで接しましょう。いきなりキスやセックスを迫るのではなく、まずはデートで手を繋いだり軽くハグしたりして、スキンシップに慣れさせるのです。
最初はヘタレ彼氏でも、「彼女は触れても嫌がらないんだ」ということが分かれば、案外スキンシップをしてくれるようになるかもしれません。
注意点としては、慣れていない彼氏に対して上から目線でアドバイスしたり、元カレと比較したりしないことが挙げられます。接し方を間違えると、さらに彼氏の自信が無くなり、ヘタレに磨きがかかるかも!?
断ることも大事と教える
人からの誘いや頼みごとを断れないタイプのヘタレ彼氏には、「断っても大丈夫」「断ることも大事」ということを教えてあげましょう。
人の頼みごとを毎回聞いていれば、だんだん「都合のいい人」になってしまい、彼氏自身のキャパシティーを超え、最悪の場合、精神的に病んでしまうことも。
彼氏の目の前で、誰かの誘いを断いる姿を見せて、「嫌なら断ってもいい」ということを教えてあげましょう。
彼氏に甘えてみる
ヘタレ彼氏でも、彼女に甘えられて嫌な気持ちになる人はいません。そこを利用して、彼氏に思いっきり甘えてみましょう!ポイントは、彼氏が得意なところを突いて甘えること。どんな些細なことでもいいのです!
例えばゲームが得意な彼氏なら、そ「ここがクリア出来ないからやって~」と甘えるのもヨシ、パソコンやスマホに詳しい彼氏なら「なんかスマホの調子が悪いんだ~」と頼ってみるのもヨシ。どんなことでもいいので、彼氏に甘えて頼ってみましょう。
忘れてはいけないのが、彼氏に対する「ありがとう!助かった!」の一言です。感謝の気持ちを表すことで、人に頼りにされる嬉しさを実感してもらえるでしょう。
褒めて伸ばしてみる
彼氏をとにかく褒めてあげるというのも有効です。彼氏の自己肯定感を高めて、自分に自信を持たせましょう。旅行プランを一から彼氏に考えてもらったり、ディナーのお店決めから予約まで、すべて彼氏に任せてみるのです。
女性の方がテキパキしている人が多いので、歯がゆい気持ちになるかもしれませんが、グッと我慢しましょうね。
そして彼氏が決めてくれたプランには文句を言わず、「すごい楽しかった!」と少しオーバーなくらい褒めてあげましょう。
「ヘタレ彼氏」とうまく付き合うには?
感情的になる前に1度深呼吸をする
彼氏のヘタレな一面を見てしまうと、どうしてもイライラしたり、声を荒げたくなるときもあるでしょう。ただ、そこで感情的になって彼氏を責めると、さらに委縮させてしまい、意見を言えないヘタレ彼氏になってしまいます。
感情的になる前に1度深呼吸して、彼氏に何をしてほしいのか、自分がどんな気持ちなのか、冷静に伝えるようにしましょう。
彼氏を否定する発言はしない
ヘタレな彼氏であっても、男性としてのプライドが無いわけではありません。いくら彼女だとしても、彼氏の人格まで否定するような発言はしてはいけません。
ヘタレ彼氏は自分の気持ちを内に隠す傾向にあるため、否定的な言葉ばかり投げかけると、知らず知らずのうちに傷つけてしまうことも。
彼氏のことが好きなのであれば、否定するのではなく、一緒に改善策を探すような賢い彼女になりましょう。
長所をよく見てあげる
ヘタレな彼氏にも、長所はあるはずです。ヘタレだけど優しいところであったり、彼女のことを優先してくれるところであったり…。自分の彼氏がヘタレだということにとらわれすぎると、欠点ばかり目について、長所が見えなくなってしまいます。
そうならないよう、欠点の分まで長所を愛し、伸ばしてあげるようにすれば、双方にとって幸せなのではないでしょうか。
リードして引っ張ってあげる
ヘタレ彼氏に悩むのではなく、彼女側がリードして引っ張っていくと、案外すんなり上手くいくパターンもあります。すべて彼女が決めたり選んだりするため、負担が重くなってしまうというデメリットはありますが、自分の意見を貫くことができるというメリットもあります。
旅行先もお店選びも、自分のしたい放題にできる…そう考えると少しラクになるかも?
「ヘタレ彼氏」のあるあるエピソード
女性たちの本音に、思わず共感してしまうのではないでしょうか。
こっちがイライラするほどほど優柔不断!
「デートに行く場所もなかなか決めてくれないし…何より一番嫌なのか優柔不断なところ!服も料理も選ぶのにめちゃくちゃ時間がかかるので、デートのたびにため息…。友達の彼氏がハキハキしている人で、憧れてしまいます…。そろそろ別れどきかなぁ」(23歳/女性/営業職)
ハキハキしているタイプの女性であれば、なおさら優柔不断な彼氏にはイライラしてしまいますよね…。友達の彼氏を自分の彼氏と比較して、別れを考えてしまう女性も多いようですね。
ケンカするとすぐ話さなくなるからな…
「喧嘩とか言い合いになると、沈黙してしまう彼。最初は我慢していたのですが、あまりに何も話してくれないのでウンザリしてしまい…。結局別れ話もきっちり出来ず、LINEでさよならを送りました」(19歳/女性/学生)
喧嘩や話し合いは、大声で怒鳴りあうのもダメですが、お互いに言いたいことを言えず我慢してしまうのもよくありません。ヘタレ彼氏が喧嘩で黙り込んでしまうと、彼女も何も言えない状況になりますよね。そうなると、喧嘩の原因を解決するどころか、気まずい険悪な雰囲気になってしまうでしょう。
長続きするカップルの特徴として、「お互いに言いたいことはハッキリ言う」というものが挙げられますが、片方が我慢して黙り込んでしまうカップルでは、長続きしませんよね。
ナンパされて困ってたのに見てるだけ!
「夜に彼氏と待ち合わせしていると、知らない男性にナンパされました。断ってもしつこく迫ってきて困っていたら、すぐ近くに彼氏の姿が。明らかナンパに困っている私が見えているはずなのに、目が合った瞬間にそらしやがった!その瞬間、ああこの人はダメだなと思いました」(27歳/女性/OL)
ヘタレな彼氏は、特に男性には強く出ることができません。彼女がナンパされているところを見ても、自分には助けられないと思って見て見ぬふりをしてしまったのでしょう…。
自分がナンパされて困っているのに、彼氏にスルーされたらショックですよね…。彼氏に愛想をつかすのも当たり前かも?
親への挨拶を避けようとするヘタレ!
「付き合って5年目、たまたま正月休みが彼と被ったので、親と一緒にご飯でも…と誘ったのですが、断固拒否されました。結婚とかそういう話ではなく、普通に会ってほしいだけだったのに…。それから親の話題を避けられています。」(29歳/女性/服飾関係)
恋人の親への挨拶は、誰だって緊張しますよね。しかし、本当に好きな相手の両親ならば、勇気を出して会いに行くのが当然なのではないでしょうか。また、親に会うということは、自分の本気度を恋人に伝えられますよね。
しかし、ヘタレな彼氏はその勇気を持つことができず、親への挨拶を避け、将来の話からも逃げてしまうのです。
ヘタレ彼氏だったけどある日を境に…
「私の彼氏は完全にヘタレなタイプでした。喧嘩はすぐに折れるし、声も小さいし、優柔不断だし…。しかしあるとき、私の生理が遅れていて、そのことを話すと『心配しなくていい、大丈夫だから』と一言。その日から見間違えるほど頼りがいのある彼氏に変身してくれました。どうやら子供が出来たと勘違いしていたみたい(笑)。でも、すこし見直しました!」(23歳/女性/事務職)
ヘタレな彼氏でも、何か大きな出来事があれば180度変わることがあります。今回のケースでは、彼女に子供が出来、彼女を養う・結婚する決意が付いたところで、責任感が芽生えたのでしょう。
結果的に子供は出来ていなかったようですが、「心配しなくていい」という一言は、彼女にとって安心できる一言だったのでしょう。
ヘタレ彼氏はリードする気分でうまく付き合おう
また、頼りがいのある男性に進化する可能性もありますので、まずは彼氏の性格をしっかり把握し、どのようなカップルになりたいのか整理してみましょう。
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