男はなぜ風俗へ行くのか?
「今すぐやめて!」と言いたくなるかもしれませんが、この問題を解決するには、「そもそも風俗とは」「男性の風俗に対する意識・姿勢は」「果たしてこれは浮気なのか」などなど、さまざまなことを考慮せねばなりません。よりよい恋愛関係のために、これらの謎を紐解いていきましょう。
風俗とは何をする場所?
風俗、風俗というけれど、そもそもどんなことをする場所なのか、具体的には知らないのではないでしょうか。「性行為をする場所でしょ!」と怒り心頭に発して答えたあなたは要注意。もしかしたら心配しすぎの可能性もあります。
というのも、風俗という言葉は必ずしも性行為を行う場所だけを指さないからです。下半身に一切触らない風俗店だってあります。「上半身だけでもアウトでしょ」と思ったら、確かにそれもごもっとも。しかし、具体的に知ったら、「想像してたよりはマシかも…」と思えるかもしれません。まずは彼氏が行く風俗店の種類を知りましょう。
「風俗」といっても種類はいろいろ
彼女にとって一番嫌なのは、彼が射精を伴う風俗に行くことではないでしょうか。このタイプでは、ピンクサロンや店舗型ヘルス、ソープランドなどがあります。また、本番行為ができるかどうかはまた別。お店によってサービスは多種多様なので、彼氏が行く店の情報をよく調べる必要があります。
一方、射精を伴わない風俗店は、セクシーキャバクラやおっぱいパブなど。男性にとってこれらは単なる「ちょっと濃厚な交流の場」でしかありません。仕事帰りに付き合いで行くようなケースも。これらだったら、「まだ許してもいいかな」と思えるかもしれませんね。
彼女がいるのに風俗=浮気?
これは極めて難しい問題です。「ほかの女性に恋愛感情を持ったら浮気」と定義するなら、風俗店に行くのは浮気になりません。しかし、ほかの女性と性的な行為をしているというのは、見過ごすことのできない事実ですよね。
世間では、「風俗に行くのは浮気に該当する」という意見が多めのようです。しかも、これは女性に限らず、男性も多くがそう思っています。ただし、肝心な彼氏がそれに該当するかどうかはまた別。
もっとも建設的な考えは「無理だと思ったら別れる」ことです。そこまで大きく価値観が違う彼氏に無理して合わせても、その先もきっとどこかでつらい思いをするでしょう。
男が風俗に行く理由
人に言えない性癖があるから
人の性癖は呆れるほど千差万別です。他人には全く理解できない性癖も世の中にはごまんと溢れています。そして、他人には理解できないからこそ、他人には打ち明けられないもの。その結果、男はそれを満たすために風俗に行くケースがあります。
性癖を満たすのと、性欲や愛情を満たすのは別物。後者は彼女との関係で充分に満たせますが、前者は難しいものです。打ち明けるのが恥ずかしいうえ、打ち明けても実現困難なことがあります。
ただし、風俗で満たせる程度の性癖であれば、彼女との性生活でも満たせる可能性大。ちょっとプレイ内容を変えてみるなど、二人で工夫すると彼は風俗に行くのを止めるかもしれません。
いろんな女性とエッチしたいから
こちらはかなり「浮気寄り」の理由と言えるでしょう。男はもともと複数の女性と関係を持ちたいと考えています。理由は単純で、生物学的にそのほうが有利だからです。オスは妊娠しないため、関係を持つメスが多ければ多いほど子孫を残しやすくなります。相手が好きな人であるかどうかは基本的に関係ありません。
風俗に行くと、この欲求を手軽に満たせます。本当は風俗ではなく個人的に性行為を行う相手、つまりセフレが欲しいと望んでいる男性も。そういう男性は、風俗はまだマシという認識を持っています。
男同士の付き合いの流れで行くから
男が群れると確実に女性の話が出ると考えましょう。これは友人関係だけでなく、会社の飲み会などでも同じ。そこで、同僚や上司に風俗に行くのを誘われることになります。
場合によっては、風俗に行ったことがないのを馬鹿にされたり、断ると「付き合いが悪い」と言われることも。その結果、不本意ながらしぶしぶ風俗についていくケースもあります。特に相手が上司では、きっぱり断るのは困難です。
ところが、風俗に行くとそこで待っているのはプロ。そこでもたらされる快感の虜になると、逃れるのは難しくなります。
行くのが習慣化しているから
彼女ができる前から風俗に行く習慣ができている場合があります。その男性にとって風俗に行くのは生活の一部であるため、そう簡単にはやめられません。お酒やたばこをやめるのと同じくらい抵抗を感じるでしょう。彼にとっては彼女と過ごしてきた生活より風俗に通ってきた生活のほうが長いのです。
中には、依存症と呼べるレベルまですっかり生活に定着していることも。ほんの少し時間が空いたり、お酒が入ったりすると、すぐに風俗のことを考えるようになります。
彼女に不満があるから
おそらく、彼氏が風俗に行っていることを知って女性が初めに思うのは、この理由ではないでしょうか。「ほかの女性を求めるということは、私では物足りないのだろう」と解釈しますよね。
確かに、それが理由で男性が風俗に行くことはあります。ここ最近の二人の性生活はどうでしたか?あまり充実していないのであれば、彼はそれを満たすために風俗店に行くのかもしれません。
このケースは、彼女の努力次第で解決する見込みがかなりあります。少なくとも、異常な性癖に対応したり、習慣化しきった風俗通いを止めさせたりするよりは、改善しやすいパターンといえます。
気を遣わなくて楽だから
風俗に行く男性の多くが主張する風俗の魅力は、気を遣わなくてよいことです。彼女が相手であれば、気持ちよくさせてあげたいなどいろいろ考えなくてはなりませんが、お金を払う風俗であれば気遣いは必要ありません。純粋に自分の欲求を満たすことに集中できます。
たとえ人には言えない性癖があっても、相手が風俗嬢であれば問題ありません。また、相手はプロなので、男性が何もしなくても気持ちよくさせてくれます。
風俗に行く男の見分け方はある?
見た目では判断できない
風俗に行く男に限らず、見た目で人を判断することはできません。モテなさそうなブサメンが、彼女がいない寂しさを紛らわせるために風俗に行くケースがあります。一方、誰が見ても女性に困っていなさそうなイケメンが、歯を磨くのと同じくらい当たり前の感覚で風俗に行くケースもあります。また、今は通っていなくても、これから風俗に行くようになる可能性も。
経済的余裕がある
風俗に継続的に行くには、ある程度のお金がなければなりません。同じ習慣でも、毎日缶ビールを1本飲むのとはわけが違います。数万円、あるいは数十万円単位のお金を毎月のように風俗に費やす余裕が必要なのです。
先ほど「見た目では判断できない」と述べましたが、持ち物や服装はある程度判断材料になります。あまりお金がなさそうな男性であれば、行きたくても行く余裕がないかもしれません。もちろん、風俗にお金を回した結果としてほかの部分がおろそかになっているだけの可能性もあるため、断定は困難です。
潔癖症の男は行かない
もちろんこれも100%断言できるわけではありません。しかし、本当に潔癖症の人が風俗に行くのは困難だと考えられます。
風俗で相手をしてくれる女性は、常に不特定多数の人と接触しています。ドアノブでさえ忌避する潔癖症の人が、風俗店で裸のふれあいをするのは難しいでしょう。ただし、そういった男性と交際すると、別の面でいろいろと難しいことがあるかもしれませんね。
風俗通いをやめられない男性の本音
飲み帰りに男友達と行きたい
「多分女性には信じがたいことだと思うんですけど、『よっしゃ、じゃあ風俗行くか』みたいな感じで話すんですよ、男って。そこで断るのもなんかカッコ悪いなと思って、気づいたら到着してますね」(29歳/男性/保険関係)
飲みにいった流れでそのまま一緒に風俗へいくケースも。男性にとって風俗店は居酒屋とそんなに変わらない感覚で行ける場所ということです。仲間に気弱なところを見せたくないという見栄もあります。
純粋にエッチなサービスを受けたい
「風俗に行く目的なんて、そりゃエッチですよ。ムラムラっときたら風俗行きますよね。男は誰だってエッチしたいんですから」(33歳/男性/飲食店)
純粋に、風俗店で提供されるサービスを求めて行く人も。特に他に理由はないため、満足できるまで彼女が性生活の相手をしてくれるようになれば、ぱったりと止めるケースが多いです。ただし、本当に性欲が旺盛な男性は一晩で何度も求めるため、ずっと対応し続けるのは難しいかも。
変わった性癖を満たしたい
「彼女とのエッチには満足しています。でも性癖は別。別腹っていえば分かりやすいでしょうか。どっちも彼女で満たせればいいんでしょうが、自分の場合はたぶん難しいです…」(28歳/男性/IT関係)
風俗店は客のニーズを満たすため、さまざまなプレイを用意しています。そんなことをしたい人がいるのかと、目を見張るようなものも少なくありません。女性から見ても「確かにこれは恋人には言えないだろうな…」と納得できるかも。
寂しさを癒したい
「しばらく彼女と会っていないと寂しくなります。そういう時に、人肌恋しくて風俗に行ってしまいますね。あの満たされる感覚にハマって、結局通い続けています」(26歳/男性/営業職)
遠距離恋愛をしているとありがちなパターン。あくまでお金を払って得た関係とはいえ、直接肌と肌が触れ合う感覚は、孤独に満ちた心に沁みわたるもの。このケースでは風俗嬢に本気で恋をしてしまう場合があるため要注意です。
ストレスを発散したい
「嫌なことがあったりむしゃくしゃすると、風俗行ってすっきりしたい!と思っちゃいますね」(30歳/男性/医療関係)
「そんな理由で!?」と絶叫したくなりますが、なんと男性はストレス発散という軽い目的で性行為をしたがることがあります。体を動かすことや欲を吐き出すことが、ストレス発散につながるのです。女性と違って、まったく愛情がなくても性行為に及べる男性ならでは理由と言えるでしょう。
風俗へ行く男に対する女性の本音
彼女がいるのに信じられない
「率直に無理。私という彼女がいるのに…。生理的に拒否します」(22歳/女性/アルバイト)
ほとんどの意見はこれです。理由はどうであれ、彼女がいるのに風俗に行くなんて信じられません。ところが、心と体は別だと考えている男性にこの気持ちをぶつけてみても、なかなか伝わらないのが残念なところ。
ただし、「私が同じことしたらどう思うの?」と言われたら、ウッと答えに詰まる男性は少なくありません。つまり、自分だってされたら嫌なことをやっているわけです。この時点で男性側に非があると断言できます。
ただし、そう言っても通じない男性がいるのも事実。「別にいいんじゃない?」と言われたら、ほとんどの女性は愛を疑いたくなるはずです。
犯罪に走るよりいいのでは?
「性欲を持て余して犯罪に走ってしまう男性もいるから、まあ、そういうことされるよりはいいかなって…。最悪のケースではないと自分に言い聞かせて、なんとか妥協してます」(25歳/女性/アパレル関係)
世の中には性欲が溢れたがゆえに発生する犯罪があります。痴漢や強姦が分かりやすい例ではないでしょうか。そういう犯罪に走られるよりはマシだと考える女性もいます。確かに、彼氏に犯罪者にでもなられたら目も当てられませんからね。
自分を否定されたように感じる
「私じゃダメなんだ…って思って落ち込みます。女としてひどく否定された気分です」(24歳/女性/飲食店)
「彼氏がほかの女性を求める=私では不満」と考えてしまう女性は少なくありません。いくら男性に「違う」と言われても信じられませんよね。彼が別の女性で欲を満たしたことは確固たる事実なのですから、自分を否定されたように感じるのも当然です。
性感染症が心配
「風俗って、病気の対策とかちゃんとしてるんですか?知らない人と毎日交わるのに、病気が移らないほうが不思議。彼がそんなところから病気もらってくるなんて嫌です」(27歳/女性/公務員)
病気が心配という声も。実際、風俗店は衛生面でやや不安が残るケースが多いようです。頻繁に通っていれば、性病の感染を完全に防ぐのは難しいでしょう。まして、病気をもらってきた彼と夜を共にし、自分までもが被害にあったら耐えられませんよね。
懲らしめたい
「彼女がいるのに風俗に行くなんて明確な裏切り。ちょっと痛い思いをさせてやらないと、煮えくり返ったはらわたが収まりません」(30歳/女性/教師)
彼が風俗に行ったことに対して感じるのは悲しみだけではありません。こんな悲しい思いをさせてきた男性に仕返ししたい、という気持ちも湧いてくるはず。しっかりと反省させて、二度と風俗に行かないと誓ってほしいですよね。
風俗に行く彼氏は許せる?女性の体験談
次はないからと釘を刺した
「幸か不幸か彼は気弱な性格なので、念入りに釘を刺しました。目を合わせることもできずに平謝りする彼に『次はないから』って。すごく反省したみたいで、完全に止めてくれたのでそれで許しました」(27歳/女性/福祉関係)
反省の兆しが見える男性に効果的なのは、釘をさすこと。その反省を確固たるものにできます。逆に、簡単に許してしまうと「次も許してもらえる」と思って反省を止めてしまうため、甘やかしてはいけません。
浮気されるよりマシだから許した
「もちろん嫌ですけどね。でも聞けば聞くほど、別に風俗嬢のことなんてなんとも思ってないんだなってわかってきて。本格的に誰かに恋愛感情抱かれるよりはマシなので許しました」(21歳/女性/学生)
男性が風俗に行く場合、基本的にそこに恋愛感情はありません。だからこそ浮気としてはカウントしないと決めた女性も。
謝罪のプレゼントを買わせた
「強く怒ったら反省したみたい。ただそれだけでは腹の虫がおさまらなかったから、プレゼントを買わせました。『次やったらこれより高いやつね』と言っておいたので多分大丈夫」(30歳/女性/出版業)
反省の印として、プレゼントを買わせたというケースも。次もまた買うことになるのかと思うと、彼も二度と風俗に行かなくなるでしょう。欲しいものも手に入ったので、彼女にとっては一石二鳥ですね。
性病検査に行った
「『心配だから』という名目で、彼を性病検査に行かせました。もちろん心配なのは事実ですが、どっちかというと懲らしめる目的で。さすがに情けない気分になったのか、『もうやめる』と言ってくれました」(24歳/女性/デパート勤務)
万が一、彼が風俗で性病をもらっていたら、自分に移る可能性もあります。そのリスクを減らすと同時に彼に反省を促すこともできて、こちらも一石二鳥の方法と言えるでしょう。
別れた
「風俗に行ってほかの女を抱いてるんだ…って考えたら、無理でした。彼は特に罪悪感を抱いていなかったので、許容するか別れるか悩んだのですが、私は別れることに。やっぱり価値観が合うかどうかって大事なんだなと痛感しました」(25歳/女性/営業職)
男性が「風俗に行くのは浮気にならない」と考えているのであれば、どうしようもありません。無理に一緒にいるより、価値観の合う人を探した方が、お互いにとって幸せな場合があります。
彼氏を風俗へ行かせない方法とは?
エッチの嗜好を話し合う
彼があなたたとの性生活に不満を抱いている場合、風俗に行く可能性は高くなります。そのため、その不満を取り除いてしまいましょう。
どんなエッチを望むのかは、人によって驚くほど異なります。よかれと思ってやっていたことが、相手に我慢を強いていたり、逆に悪いと思って控えていたことが、相手の嗜好にドストライクなこともあるのです。
お互いの嗜好を知るために、一度話し合いましょう。恥ずかしいでしょうが、彼女に引かれないことが分かれば、彼も打ち明けてくれるかもしれません。よほど実現が難しい内容でなければ、工夫次第でお互いに満足できる可能性もあります。
体型を維持する
彼女に女性としての魅力を感じないことも、男性が風俗に行く理由の一つです。これを取り除くには、体型を維持するしかありません。
「体型の維持」と言われて、痩せなきゃ!と思いませんでしたか?もちろん痩せたほうが良いケースもありますが、必ずしもそうとは言い切れません。あまりスリムだと、性生活においてはかえって逆効果になることもしばしば。これについても、彼の意見をよく聞いてそれに近づけることが大切です。
エッチの頻度を増やす
よほど性欲の旺盛な男性であれば話は別ですが、たいていの男性は一度エッチをすると、しばらく興味がなくなります。そのため、彼が欲を持て余す前にそれを満たしてしまえば、風俗に行く余裕はなくなるのです。
どれくらいの頻度でしたくなるのかは男性によりさまざま。彼が何日おきにムラムラするのか把握し、そのペースで満たしてしまえば、風俗に行きたいと考えることはなくなるでしょう。
男の心理を理解して彼に風俗に行くのを止めさせよう
ただし、無理やり止めさせると二人の関係にひびが入るおそれもあります。彼がなぜ風俗に行くのかを理解し、その原因を取り除くのがもっとも建設的です。
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