そもそも「根暗」の意味とは?
根暗な特徴についてご紹介する前に、まずは「根暗」という言葉の意味や語源についておさらいしていきましょう。
「根暗」の意味
一般的に「根暗」とは、「根が暗い性格」という意味を持つ言葉です。たとえば、ネガティブ思考だったり何事にも消極的だったりする性格の人や、そのような振る舞いをする人のことを根暗と呼ぶことが多いです。
対義語には「根っからの明るい性格」という意味を持つ「根明(ねあか)」という言葉があります。こちらは、何をするにもポジティブ思考で積極的など、いわゆる「明るく元気な性格の人」のことを差すことが多いでしょう。
根暗な人は何かと根明な人と比較されることが珍しくなく、ネガティブな思考も手伝って、より自分に自信をなくしたり、「どうせ自分は内向的だから…」と自分を卑下したりして、根暗な性格がより加速してしまうこともあります。
「根暗」の語源
根暗の「根」の部分は、その人の精神的な部分や性質を表しています。たとえば「性根」「根性」などにも「根」という漢字が使われていますが、これらはその人の根っからの性格・根底を意味している言葉ですよね。
そして「暗」は、「ネガティブ」「じめじめ」「消極的」といったニュアンスで使われることが多い言葉です。根底を表す「根」と合わせることで、暗い性格を意味する「根暗」という言葉ができあがります。一般的には、これが根暗の語源だと言われています。
「根暗」な人の特徴《前編》
根暗な人の多くには共通点があり、自分自身に当てはまる特徴が多ければ根暗な性格、または周りから根暗だと思われている可能性が高くなります。
根暗な人についてもっと知りたい、自身が根暗かどうか照らし合わせたいという人は、特に注目してみてくださいね。
引っ込み思案で内気
根暗な人の多くは、基本的に引っ込み思案で内気な性格をしています。自ら積極的に何かを発言したり行動したりすることは少なく、どちらかというと積極的な人の後ろについてまわることが多いでしょう。
たとえば話し合いをする場面などでも、根暗な人は自ら発言することがほとんどありません。意見を求められたとしても上手く発言できないことが少なくなく、周りの人の意見に同調するだけになってしまうこともよくあるでしょう。
ネガティブ思考
前向きに物事を考えることが苦手であり、何かと悪い方向に物事を考えがちなネガティブ思考であるのも、根暗な人によく見られる特徴です。
根暗な人の多くは、たとえ物事が良い方向に進んでいたとしても「きっと失敗するに違いない」とネガティブに考えてしまいます。その不安や心配が集中力を奪い、実際に悪い方向に物事を進めてしまうことも少なくありません。
結果的に「やっぱり悪い方向に物事が進んだ」と思うことに繋がり、ネガティブな考えが加速してしまうのです。
恥ずかしがり屋
恥ずかしがり屋で、あまり人前には立ちたくない、目立ちたくないと思っていることが多いのも、根暗な人によく見られる特徴です。
あがり症で、人前に立つことがあるとすぐに顔を赤くしてしまう人も珍しくありません。もともと人前で発言することにも慣れていないため、緊張や羞恥心から、普段よりも上手く話せず、気まずい思いをしてしまうことも多いでしょう。
基本的に1人が好き
根暗な人は基本的に1人で過ごすことが好きです。内向的で積極的に人と接することができないため、1人でいたほうが何かと気が楽なのでしょう。
そのため、根暗な人は何かと1人になりたがる傾向にあります。誰かと一緒に何かをすると緊張をしたり、集中できなかったりすることが多いため、1人という気が楽な状態で何事もこなしていきたいと考えているのです。
集団生活や協調性が必要な場面でも、1人のほうが気が楽だ…と思って周りから距離を取ることが珍しくありません。
「根暗」な人の特徴《後編》
コミュニケーションを取るのが苦手
根暗な人の代表的な特徴になるのが、コミュニケーションを取るのが苦手というものでしょう。
先述したように、根暗な人は誰かといると無駄に緊張してしまったり、集中できなくなってしまうため、基本的には1人でいることを好みます。そういった性格もあり、あまり積極的に人と関わる機会を持たないため、コミュニケーションに慣れていないのです。
突然話しかけられると言葉が詰まってしまったり、上手く話せず無愛想な態度を取ってしまったりすることも多いでしょう。
卑屈な考えをしてしまいがち
ネガティブ思考であるために卑屈な考えをしてしまいがちなことが多いのも、根暗な人によく見られる特徴でしょう。
根暗な人は明るい性格の人となにかと比べられることも多いため、劣等感を抱いていることも少なくありません。世間的にも明るい性格のほうが魅力的という風潮が多いため、そんな一般的な考えから外れた自分に対して、「どうせ自分なんて」と卑下してしまうこともあるでしょう。
何か褒められることがあったとしても「どうせお世辞」「影では馬鹿にしているはずだ」と卑屈な考えを思い浮かべてしまいがちで、他人に対して素直になれないことも少なくないのです。
人目を気にしすぎている
必要以上に人目を気にしすぎてしまうのも、根暗な人によく見られる行動のひとつです。あまり人前には立ちたくない、目立ちたくないという気持ちが強いため、人前ではできるだけ目立たないように過ごしたいと思う根暗な人は多くいます。
そのため、周りに他人がいる時は慎重な振る舞いをして、できるだけ目立たないように努めているのです。目立たなければ注目を浴びることもなく、誰かから話しかけられる可能性も低くなります。
根暗な人は基本的に1人で過ごしたいと考えているため、誰かと接するかもしれない場面では、人目を気にして行動することが多いのです。
根暗な人は1人で楽しむ趣味が好き
根暗な人は1人で楽しむ趣味が好きな傾向にあります。たとえば、読書やゲームなどは、人目を気にすることもなく楽しめる趣味のため、好んでいる根暗な人は少なくないでしょう。
休日などは自宅に引きこもって趣味に没頭していることも多く、誰かと遊びに行くことはほとんどありません。あったとしても本当に気の許せる友人や家族に限っており、余程の用事じゃない限り、あまり人と会おうとは思わないでしょう。
また、アウトドアが好きな場合は1人でキャンプをしたり、車やバイクでドライブを楽しんでいる根暗な人も多くいます。必ずしも根暗=インドア派というわけではなく、1人で楽しめるようにさまざまな工夫を凝らしている人がほとんどです。
「根暗」になる主な原因
人の性格は生まれつきのものも多いですが、その人が育った環境や接する人たちの影響によって変わっていくことも珍しくないと言われています。ここからは、根暗な性格になってしまう原因について詳しく見ていきましょう。
自分に自信が持てない
自分に自信が持てないことが原因で、根暗になってしまうのはよくあることでしょう。自分に自信が持てないとネガティブ思考になりやすく、物事を悪く捉えがちになります。考えが卑屈になったり、必要以上に周りと自分を比較したりすることも増えるでしょう。
そうなると「自分はどうせダメなやつだ」と思い込むようになり、引っ込み思案な性格が加速していくことに繋がります。積極性がどんどん失われていき、誰かと過ごすよりも1人で過ごしたいという気持ちが大きくなり、他人との距離が開いていくのです。
他人の行動による人間不信
他人の行動による人間不信が原因で、根暗な性格になってしまう人も珍しくありません。もともと明るく元気な性格だとしても、たとえば信頼できる人に傷つけられたり、裏切られたりすると、人間不信になりネガティブ思考が培われていってしまうのです。
また、周りに冗談でも「お前はダメなやつだ」と卑下してくる人がいる場合も、それが原因で根暗な性格になってしまうことがあります。冗談だとわかっていても自分のことを悪く言う人が身近にいれば、「実は冗談ではないのかも」と思うようになり、自信が失われてしまうのです。
他人の行動による人間不信は自己肯定感を低下させ、ネガティブ思考を加速させていきます。結果的に性格から明るさが失われていき、根暗な性格になってしまうのでしょう。
コンプレックスを抱えている
何らかのコンプレックスを抱いている場合も、根暗な性格になりやすいと言われています。特にそのコンプレックスを周りに指摘されたり、からかわれたりした経験があると、自己肯定感が低下し、自分に自信が持てなくなってしまうのです。
たとえば「あまり可愛くないよね」と冗談でも言われたことがある女性は、少なからず自分の容姿や性格に自信が持てなくなります。すると、人前に出ることや他人と接することに不安を覚えるようになり、徐々に1人行動が増えていくことに繋がるのです。
コンプレックスが改善されない限り、「どうせ自分はダメなんだ」というネガティブ思考にも襲われやすくなるため、根暗な性格にどんどん染まっていってしまうのでしょう。
ストレスが原因で根暗になることも
どんなに明るい性格の人でも、ストレスが溜まっていけば気持ちが淀み、ネガティブ思考になりやすくなります。特にそのストレスの原因が対人関係だと、「もう人と接したくない」と思うようにもなり、どんどん根暗な性格になっていくのです。
また、ストレスは精神的な余裕や判断力を奪ってしまうことも珍しくありません。普段ならば「考えすぎかも」で済ませられる物事も、ストレスが合わさることで「やっぱり自分はダメなのかも」というネガティブ思考に繋がります。そうなると、卑屈な考えが加速してしまうこともあるでしょう。
「根暗」な人のメリット
ここからは、そんな根暗な性格のメリットや長所について、詳しくチェックしていきましょう。
自分を振り返る時間がある
自分を振り返る時間があるのは、根暗な人の長所だと言えるでしょう。近くに人がいたり誰かと接したりしていると、なかなか客観的に自分のことを考える時間ってありませんよね。
その点、根暗な人は基本的に1人でいることが多いため、自分を振り返る時間がたくさんあります。客観的に物事を見つめたり、自分のことを分析したりする時間が十分にあるため、何か失敗をしたとしても改善点を見つけやすいと言えるでしょう。
「今回はこれがダメだったから、次はこうしてみよう」「こうしたほうがいいのかもしれない」そんなアイディアもたくさん浮かぶため、失敗を元に着実に成功へと近づいていける魅力を持っているのです。
豊かな発想力を持っている
豊かな発想力を持っていることが多いのも、根暗な人の魅力のひとつ。根暗な人は1人でさまざまな考え事をしたり、想像をしていたりするため、たくさんのアイディアを持っていることが多い傾向にあるのです。
また、他人と接していない分、良い意味で他人の考えに影響されないのもメリットでしょう。他人の考えや印象、固定概念に触れる機会が少ないため、自身の自由な発想を常に巡らせることができます。
趣味が読書やゲームという人も多いため、夢想家な人も少なくなく、斬新なアイディアを思いくことも多いでしょう。
冷静に判断できる
普段からさまざまな角度で物事を見ているため、冷静に判断できる場面が多いのも根暗な人のメリットでしょう。
コミュニケーションをたくさんとっている人の場合、人間関係や相手を考慮しすぎて冷静で客観的な判断ができないことも珍しくありませんよね。その点、根暗な人は人間関係などに左右されすぎず、比較的公平な判断を下せると言えます。
また、人とあまり接していない分、人によって態度を変えたり物事を考えたりすることもないため、忖度がない客観的な視点から物事を考えることができるのも、根暗な人の長所だと言えるでしょう。
人の気持ちを理解できる
根暗な人は常に自分の気持ちと向き合って過ごしています。自己分析に非常に優れている人も少なくなく、その経験を活かして、他人の考えや気持ちを分析することも珍しくありません。
相手の行動や言動から「もしかしたらこう思っているのかもしれない」という考えの元で行動できることも多いため、周りからは「案外優しい人なのかもしれない」「思いやりに溢れている人なのかもしれない」と思われることも少なくないでしょう。
また、あまり人と関わりたくないという心理が強いのもあり、他人とは一定距離を保つ根暗な人は多くいますが、そんな適度な距離感も人によっては心地よいと感じられる魅力のひとつになっているのです。
一人でさまざまなことに挑戦できる
何をするにも「とりあえずは1人で試してみよう」というチャレンジ精神を持っており、一人でさまざまなことに挑戦できるのも、根暗な人のメリットです。
根暗な人は「誰かがいないとできない」という状況に陥ることがほとんどないため、常に身軽な状態でさまざまなことを楽しめるでしょう。
たとえば映画を観に行きたいと思っても、人によっては「誰かと一緒じゃないと行けない」という人もいますよね。しかし根暗な人の場合は基本的に1人行動が多いため、1人で気にせず映画を観ることができます。
一人行動が苦手という人からすると、このような根暗な人の行動力が羨ましく思えることもあるのではないでしょうか。
「根暗」な人のデメリット
しかし、どんな人にも長所と短所があるように、根暗な性格にもデメリットはあります。根暗な人に対する理解を深めるためにも、どういったデメリットや短所があるのかチェックしていきましょう。
周りから不愛想な人と思われやすい
根暗な人のデメリットとしてまず挙げられるのが、周りから無愛想な人と思われやすいことです。
これまでご紹介してきたとおり、根暗な人は普段あまり人とのコミュニケーションを取らなかったり、人との接し方がわからずに変な態度を取ってしまったりすることが多い傾向にあります。そのため、周りから不審がられたり、無愛想に見られたりすることがあるのです。
コミュニケーションが苦手であるゆえに言葉数が少なく「何を考えているのかわからない」
と思われやすいことや、人と目を合わせられない、ぼそぼそ喋るなどの特徴が、無愛想と思われる原因となっていることもあります。
多人数で集まることが苦手
基本的に1人で何事もこなせる根暗な人ですが、多人数で集まることには苦手意識を持っている人がほとんどです。人前に立つと緊張したり劣等感を覚えて上手く動けなかったりすることが多いため、多人数の中ではあまり本領を発揮することができません。
また、どんなに仲が良い人と一緒に過ごしていても、もともと「誰かに合わせて行動する」ということに慣れていないため、やや自分勝手に見える振る舞いを取ってしまうことも多いでしょう。
根暗な人は1人で過ごすプロではあるものの、他人がいる場では調子が狂ってしまい、上手く立ち回ることができなくなってしまうのです。
スポーツに苦手意識がある
スポーツに対して苦手意識を持つ根暗な人は少なくないでしょう。もちろん、中には根暗だけどスポーツは好きという人もいるため、一概には言えません。
ただ根暗な人の中には、「幼少期に体育の授業などで運動神経の悪さを指摘されたり、からかわれたりした経験を持っていて、それが劣等感やコンプレックスとなり、結果的に根暗な性格になってしまった」という人も珍しくありません。
また、一般的には「体育会系=明るくて元気」というイメージがあるため、自分とは真逆と感じ無意識に苦手意識を抱いてしまうのも、理由のひとつでしょう。
一人で考え込んでしまう
一人でいることに慣れすぎてしまい、悩みごとを自分だけで抱え込んでしまいやすいのも、根暗な人のデメリットです。
困った時に誰かを頼ったり、ストレスを感じた時に友達に話を聞いてもらうという人は多いでしょう。根暗な人には、そのように人を頼ったり、人に相談するという選択肢がないため、色んなことを一人で抱え込んでしまいやすいのです。
また、人と接していない分、他人の価値観などに触れる機会が少ないのも事実でしょう。そのため、何か悩みごとがあっても、自分の考えや価値観の中だけでしか答えが出せないことも少なくありません。
いつまでも自分の中で悩みを抱え続けることが、結果的にストレスや自己肯定感の低下に繋がってしまうことも多いでしょう。
親しい人ができにくい
あまり人と接しないということは、誰かと親しくなる機会が少ないということを表します。そのため、根暗な人の多くは親しいと思える人がほとんどいません。心許せる友人や、一緒に趣味を楽しめるような存在がいないということも、実は珍しくないのです。
もちろん、中には少ないコミュニケーションの中で関係を築き、仲の良い人と楽しく過ごしているという人もいます。しかしそれも、相手に興味を持ったり、少しでも積極的に仲良くなろう、コミュニケーションを取ろうという意思があったからだと言えますよね。
そんな意思や心がけが芽生えない限り、親しい人ができる可能性は、残念ながら低いのが事実なのです。
「根暗」な人をどう感じる?みんなの意見
一般的に根暗な人はあまり良い印象を持たれないことが多く、暗くてどこかジメジメとした印象を持たれることが多いでしょう。しかし中には別の印象を持つ人もいて、自分が思う印象と別の印象に目を向けることで、根暗な人へのイメージが変わっていくかもしれません。
そこでまとめていくのが、さまざまな人が持つ根暗な人への印象です。どんな印象を持たれることが多いのか、早速注目していきましょう。
話しかけにくさはあるかも…
「根暗な人には話しかけにくいのが本音です。あまり人と話したくないような印象を持つので、話しかけたら迷惑かなと思ってしまって…。どんなことに興味があるかもわからないので、話しかける話題や理由が思いつかないのも正直なところです」(24歳/女性/販売業)
根暗な人に話しかけづらさを感じる人は少なくないでしょう。特に根暗な人は人と接するのを避けて生活していることも多いため、どこか距離や壁を感じてしまい、余計に近寄りがたさを感じてしまうのだと言えます。
ミステリアスで気になる存在!
「ミステリアスで気になる存在だと思っていて、できれば仲良くなりたいなって思うことが多いです。口数が少ないので、謎に包まれている感じがすごい漂っていて…。どんな人なんだろう?どんなことに興味があるんだろう?と好奇心がくすぐられます」(29歳/女性/会社員)
こちらの女性のように、「どんな人物かわからないから好奇心がくすぐられる」と感じている人もいます。
根暗な人は自分語りをすることが少ないため、どんな人物なのか、何に興味があるのかがわかりにくいですよね。それゆえに、根暗な人のことをもっと知りたいと思う人も多いのです。
不器用なだけなんだと思う
「僕には俗に言う根暗な友達がいます。コミュ障で消極的で、正直周りから不気味と思われることも珍しくないんですけど、本当は誰よりも色々なことを考えていて優しい人なんです。ただ不器用すぎるからそういう良い部分が気づかれないんだろうなって思いますね」(31歳/男性/事務)
身近に根暗な人がいる人の場合、「本当は良い人なんだけど、不器用すぎて周りには伝わっていない」と思うことは多々あるのではないでしょうか。根暗な人は基本的に自分からコミュニケーションを取っていかないため、誤解されることは非常に多いのです。
また、偏見を持たれることも珍しくないため、本当は優しい人なのに悪い印象ばかり持たれ、敬遠されている根暗な人は決して少なくはないでしょう。
陰気な感じがして正直気を遣う…
「偏見かもしれませんが、陰気な感じがするし何を話したらいいかもわからないので、近くにいるとすごい気を遣います…。話しかけるなオーラも出てる気がするし、用事があって話しかけることがあっても、話しかけづらいなって思ってしまいますね」(31歳/男性/サービス業)
こちらの男性のように、「陰気な感じがする」「話しかけづらいオーラを感じて、とても気を遣ってしまう」という人も少なくないでしょう。たとえ用事があって話しかけるにしても、周りと壁を作っている雰囲気の人物が相手だと非常に勇気がいりますよね。
また、根暗な人に対して暗くてジメジメとした雰囲気を感じる人や、何を考えているかわからないところに不気味さを感じる人も少なくなくありません。
「根暗」を改善するポイントとは?
そこでここからは、根暗を改善するポイントやコツについて解説します。根暗な性格を変えたいと思っている人は、ぜひ試してみてくださいね。
一歩引いて自分を見つめる
まずは、一歩引いて今の自分を見つめてみましょう。もともと根暗な人は自己分析が得意なので、客観的に自分を見つめ直して「どうすれば明るくなれるか」「積極的な性格になるには何が足りないのか」を考えてみるのがおすすめです。
できるだけ客観的に自分のことを見つめていけば、自分の根暗な部分は見えてくるでしょう。改善点と改善方法を考えていければ、徐々に根暗な性格から明るい性格へと変わっていけるはずです。
改善点や改善方法がいまいちわからないと思うのならば、身近にいる明るい人や明るく元気がいい芸能人などを目標にしてみると、わかりやすいでしょう。
他人は思うほど人に興味がない
自分が思っているほど、他人は人には興味がないということを知っておきましょう。
根暗な人は人目を気にしすぎる癖があり、それが原因で自己肯定感が低くなっていることもあります。人目を気にして、「あの人は自分を白い目で見ているかも…」と被害妄想を働かせることも多いでしょう。
しかし、自分が思っているほど他人は自分のことを見てくれていません。白い目で見られていると感じるのは、ほとんどの場合、被害妄想や思い込みです。単なる思い込みで自分を卑下し、自己肯定感を低下させてしまうのはとっても勿体ないことですよね。
とはいえ、どうしても他人の目が気になってしまうこともあるでしょう。その際はネガティブ思考に陥らないためにも、「単なる思い込みかもしれない」という考えを強く持つようにしましょう。
ハキハキとした言葉で喋ってみる
声の小ささやボソボソ喋りなどは、根暗だと思われる原因のひとつです。そのため、普段からハキハキとした口調で喋ることを心がけていきましょう。そうすれば、明るい人というイメージがつき、根暗だと思われることが減っていくでしょう。
また、明るくハキハキと喋ることで、気持ちも明るいものへと変わっていくかもしれません。言葉もできるだけポジティブなものを選ぶようにしていくと、ネガティブ思考が徐々に改善されていくはずです。
ただ、いきなりハキハキと喋るのは難しいのが事実ですよね。そのため、まずは部屋で1人の時にハキハキ喋る練習をしてみたり、心許せる人に相談をして練習に付き合ってもらったりしましょう。
相性が良さそうな人とは積極的に接してみる
相性が良さそうな人とはできるだけ積極的に接してみるようにしましょう。人と接するのが苦手だったり億劫だったりしても、相性が良さそうな人とならば、ある程度楽に接していけるはずです。
そうやって人と接することに慣れていけば、コミュニケーション能力が向上し、いずれは誰とでも話せるようになります。コミュニケーション能力が高くなれば、根暗な性格も改善されていくでしょう。
また、相性が良い人と友達に慣れれば自己肯定感が向上し、自信を持って日々過ごせるようになるかもしれません。そうなれば自然と表情や言葉は明るいものへとなっていき、根暗な印象が徐々に払拭されていくでしょう。
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