言い訳ばかり言う人に困った!対処法ってある?
そこで今回は、言い訳ばかり言う人への対処法を解説します。また同時に、言い訳ばかり言う人の心理や特徴もご紹介しましょう。
中には、言い訳ばかり言ってしまう自分に悩んでいる人もいるはずです。そうした人のために改善策もご用意!言い訳ばかりするとどんなデメリットが生じるのかを踏まえながら、この機会に自身を改善していきましょう。
周囲に言い訳ばかり言う人はいますか?
負けを認めない職場の後輩は言い訳ばかり
「自分の失敗を負けだと思ってるのか、職場の後輩は言い訳ばかりして認めません。仕事だから関わらないわけにもいかないし、かなり手こずってますね。正直面倒くさいです。」(34歳/男性/営業)
職場の後輩が、言い訳ばかりする人のようですね。仕事を任せたりミスを指摘したりする立場にある先輩としては、「扱いにくい」といった印象を持つのも当然かもしれません。
夫に怒っても言い訳ばかり!
「確実に夫に非があるのに、怒ってもいつも言い訳ばかり!こっちとしては改善してもらいたくて言ってるから、言い訳ばかりされると余計にイライラする。」(40歳/女性/一般事務)
夫に直してもらいたいと思うところを指摘しても、言い訳ばかりされては困ってしまうでしょう。まるで「言うだけ無駄」といった気分になってしまいますから、イライラするのも無理はありません。
高校生の娘が言い訳ばかりします
「高校生の娘がいるんですが、何を言っても言い訳ばかりしますね。そういうお年頃なのかなとも思いますが、社会に出た時が心配です。」(42歳/女性/会社員)
年齢的に、何かと言い訳ばかりしてしまう人もいるでしょう。このような時、「そういう時期だから」と諦めるか、それとも見合った対処をすべきかで悩む親御さんも多いはずです。
言い訳ばかりする彼女が一向に成長しない…
「彼女が言い訳ばかりするので困ってる。一緒に成長して長く付き合って行きたいって思ってるのに、すんなりと聞き入れてくれないから喧嘩ばかりしてますね。最近は、この先上手く付き合っていけるかが心配になってきました。」(26歳/男性/保険業)
人の欠点やミスを指摘したり怒ったりする時に、相手への期待を込めている人もいるはずです。そうした中、言い訳ばかりされたら困ってしまいますよね。
こちらの男性は「長く付き合いたい」という思いがあるだけに、言い訳ばかりされると「付き合っていくのは難しいのかな…」と考えてしまうのでしょう。
言い訳ばかり言う人の特徴・性格
プライドが高い
先ほどの男女の意見にもあったように、自分の非を認めることや謝ることを「負けた」と感じる人がいます。こうした人はプライドが高い傾向にあるでしょう。
自分が相手に見下されること、あるいは自分よりも上の立場になられることを恐れているため、プライドが高い人は自ら負けを認めるようなことはしません。
周囲のアドバイスを聞かない
「こうした方が要領良く仕事できるよ」とか、「こういう時はこっちのやり方でしてみたら?」といったように、相手のためを思ってアドバイスをする人もいますよね。それらを聞き入れないのも、言い訳ばかり言う人の特徴です。
つまり、人の優しさや気遣いを素直に受け止めることができない人と言えます。そうした人は、周囲からのアドバイスに対して「余計なお世話」と感じていることが多いです。
責任逃れをする
言い訳ばかり言う人は、責任逃れをすることが多いです。
物事の失敗や問題の原因が自分にあると思われたくないからと、例えば「○〇さんにやれって言われたので」というように、人に責任転嫁することがあるでしょう。
こうした人に大きな仕事を任せてトラブルが起きた場合、仕事を任せた側が責任を取らざるを得ないこともあります。
視野が狭い
「この仕事やっておいて」と頼まれた時、視野が広い人であれば後先のことまで考えるでしょう。あるいは、「これもやっておいた方が良さそうだ」と感じて、頼まれている仕事以外のことにも目を向けるものです。
一方、言い訳ばかり言う人は視野が狭い人が多く、頼まれた仕事だけに専念する傾向に。ですから、仮に「これもついでにしてくれれば良かったのに」と言われても、「それは言われてないので」と言い訳します。
言い訳ばかり言う人の心理
言い訳ばかり言う人は、どうして素直に人の意見や指摘を受け入れることができないのでしょうか。これからご紹介する心理から、その理由が知れるはずです。
信頼を失いたくない
仮に仕事でミスをしてしまった時、「自分がミスをしました」と認めれば、その分周囲からの評判が下がる可能性がありますよね。同時に信頼を失うことになりますから、それを恐れて言い訳ばかり言ってしまうのでしょう。
これまでに長い時間をかけて信頼を獲得してきたとしたら尚更です。「ここで認めたらこれまでの努力が水の泡になる」といった捉え方をしているため、自分の非を認めることができないと言えます。
自分の意見を変えたくない
言い訳ばかり言う人の中には、自分の意見を変えたくないという心理の人もいます。
中でも、固定観念を持っている人は、他の人の意見や状況の変化に応じず、自分のやり方や考え方を優先させがちです。そのため、たとえ「間違ってるよ」と指摘されても受け入れることができません。
これを「頑固」という見方をする人もいるかもしれませんね。これまでにしてきた経験上、「これで合ってる」「これが正解」という認識を強く持っている人は、自分の意見を変えない傾向にあります。
怒られるのが怖い
周囲の人から怒られるのが怖くて、つい言い訳ばかりしてしまうという人もいるでしょう。この心理を持っている人は、自分以外の人や物に責任を擦り付けることも少なくありません。
例えば、仕事で問題が起こった時に自分の非を認めてしまえば「君のせいで問題が起こった」と怒られかねませんよね。そうした状況になるのを「怖い」と思っているため、「本当はこうするつもりだった」とか「こうしようとしたけど他の人が…」といったように言い訳ばかりしてしまうのです。
人に嫌われたくない
自分の非を認めたり謝罪する立場になれば、それまで周りに与えていた自分の印象がガラッと変わってしまうことがあります。
例えば、これまで周囲から慕われていた人気者が不祥事を起こしたとなれば、「いい人そうに見えて実は悪い人だったんだ」といったイメージに変わりますよね。そうなれば人から嫌われてしまいますし、これまでと同じ人間関係を維持することが難しくなるでしょう。このような事態を防ぐために言い訳ばかり言うのです。
つまり、周囲の目を気にしている人と言えます。自分の良いイメージを変えたくないという心理から、つい言い訳をしてしまうのです。
本当に自分が悪いと思っていない
中には、本当に自分に非がないと思っている人もいるでしょう。つまり、あなたが「言い訳された」と感じたとしても、相手にとっては言い訳しているつもりではない場合があるということです。
言い訳することに意図がある人ならまだしも、無意識かつ「自分が正しい」と思い込んでいる相手への対処はとても難しいでしょう。
すでに固定観念を持っていたり、視野が狭く頑固になっている恐れがあるタイプですから、接し方を工夫する必要があります。
言い訳ばかり言う人への対処法は?
そこで次は、言い訳ばかり言う人への対処法をご覧いただきます。アドバイスや指摘をなかなか受け入れてもらえない時は、次のような対処をしてみてください。
まずは意見を受け止めてあげる
日頃から言い訳ばかりするその人にアドバイスや指摘をしたとしても、第一声は「でも…」「だって…」といった返事が返ってくるでしょう。
ただ、そこで相手の話を折って自分の話を進めようとすると、相手が不満を抱いてより言い訳が増える可能性があります。
ですので、まずはその人の意見を受け止めてあげてください。「そういうことだったのね」「そうだとは知らなかった」と言いながら、相手の言い訳を聞き入れてあげましょう。
自分が先に落ち度を認める
言い訳ばかりする人の中には、自分の非を認めることを「負けた」と感じる人がいるため、相手の言い訳を聞いたら次は自分の落ち度を先に認めましょう。
例えば、あなたが頼んだ仕事の出来が不十分だったとします。そんな時はきっと、相手が「○○さんからここまでしろとは言われてなかったのですが」といった言い訳をしてくるでしょう。
そうした言い訳を聞いた後に、「そうだね、指示しなかったのがいけなかったね」と自分の落ち度を認めてください。すると相手は、あなたが先に負けを認めたと感じるため、その後に続くあなたのアドバイスや指摘を聞き入れやすくなります。
このように、あえて自分が下手に出ることで相手を素直にさせることができますから、「とにかく早く聞いてもらいたい」といった時にはこの対処法が最適です。
上から目線にならないよう言い方に気を付ける
言い訳ばかりする人の中には、プライドが高い人も多いです。ですから、上から目線にならないようにアドバイスや指摘をする必要があるでしょう。
例えば「こうすれば良かったのに」という言い方をすると、「だったらそういう指示をしてください」といった言い訳が返ってくるはずです。
そのため、何か指摘やアドバイスをする時には「こんなやり方をしてみてはどうかな?」「この方法も良いと思わない?」といったように、相手に問いかけるような言い方にして上から目線になるのを防ぎましょう。
言い方一つでも相手の受け止め方は異なりますから、自分の発する言葉を一度変えてみてはいかがでしょうか。相手のプライドを傷つけない言い方であれば、もしかしたらすんなりと受け入れてくれるかもしれません。
相手の言い訳に共感する
相手の言い訳に共感すると、相手は「分かってもらえた」と思い自信を得ることができます。ですから、相手の言い訳を聞いた時は頭ごなしに「そんなだからいけないんだ」と否定するのではなく、「自分も同じような経験をしたことがある」といったように共感してみてください。
人は、自分の思いを理解してくれる人の話を「聞いてみたい」「聞き入れよう」と前向きに捉える傾向にありますから、かえってこうした方法を用いた方がスムーズに話ができます。
特に、「信頼を失いたくない」「人に嫌われたくない」という心理で言い訳ばかりする人に有効的です。このタイプの人は指摘されたり否定されることを恐れているため、共感を示しながら自信をつけてあげてください。
言葉ではなく行動で示す
「きっと、何を言っても言い訳をする」「嘘をついてまで言い訳をする」なんて人もいるでしょう。そうした人には、口でいくら言っても言い訳で返ってきてしまいますから、行動で示すようにした方が良いです。
例えば、その人の視界に入るところで仕事をして「こうやるんだよ」ということを行動で示す方法ですね。言葉で言っても受け入れてもらえないのであれば、見本を見せる形で改善を試みてください。
実際に行動で示した方が、自身の間違いに気づき改めてもらえるパターンもありますよ。
言い訳ばかり言ってしまう…改善方法は?
言い訳ばかり言うことにはデメリットも少なくないため、改善していくことが大切ですよ。
素直になるメリットを考える
まずは、素直になるメリットを考えてみてください。素直になれば相手も「伝えて良かった」と感じるでしょうし、「きっとこれから成長するだろう」と期待もしてくれるものです。
しかし、言い訳ばかりしていたらどうでしょうか。「言っても無駄」「恩を仇で返された」なんて思う人もいるはずです。あるいは、「言い訳ばかりだから成長できないだろうな」と見放されてしまう可能性もあります。
そう考えたら、素直になることにはたくさんのメリットがあると言えるでしょう。
責任感の強い仕事をする
あえて責任感の強い仕事をこなすというのも一つの方法です。例えば、皆でする仕事だと誰かのせいにすることができてしまうので、あえて一人でこなさなければいけない仕事を担うことで、言い訳することが減ります。
また、すべての責任が自分にあると思うと「こうした方がいいかな?」「これだとダメだろうな」といったように、視野が広がる上に注意深くなりやすいです。そうした経験を積んでいくことで、責任感が強まり言い訳することがなくなっていくでしょう。
ですから、自分の今置かれている状況を変えてみるというのもアリ。あえて過酷な環境に身を置き、自分を鍛えていくのも良い方法ですよ。
楽になった分だけ誰かの負担になっていると考える
人からアドバイスや指摘をされた時に、「○〇さんから言われてないので」「こう教わったので」と言い訳をすることがあるでしょう。言い訳することにより、確かにあなたはその状況から逃れることができるかもしれません。
しかし、そうした発言は、人を巻き込んでいるとも言えます。このような言い訳をされた相手は、「それじゃ、〇〇さんに責任を取ってもらおう」と、あなたからその人へ意識が移るはずです。
つまり、あなたが楽になった分だけ誰かの負担が増えるということ。それを繰り返していれば、周囲から嫌な目で見られても仕方ありません。
周りからの信頼を失いたくない、あるいは人から嫌われたくないと思うのであれば、人のせいにしたりせずしっかりと向き合いましょう。
納得いかないことがあるなら受け入れた後に伝える
アドバイスや指摘をした瞬間に、相手から「でも…」と言い訳ばかりされたら誰でもあまり良い気持ちにはなりません。言い訳は反論をしているのと同じですから、場合によっては相手の怒りを誘発する恐れもあります。
そんなことにならないよう、第一声は特に注意すべき。たとえ納得できないことがあるとしても、とりあえずは「はい」「分かった」と受け入れてみてください。
そしてその後、納得できないことについて相手に質問してみると良いです。「成長したい」「期待に応えたい」といった思いで、改めて確認することは悪いことではありません。
また、確認することで相手を不快な気持ちにさせることは少ないですから、受け入れた後に伝えるようにしてみてください。
言い訳は誰にとっても良い効果をもたらさない!
確かに、言い訳をすれば問題や責任から逃れることができますから、一時的には楽に感じるはずです。しかし、それらを回避したことにより自分が成長するきっかけを失ってしまったとも言えますよね。
また、言い訳をされた側はどう感じるでしょうか。きっと「成長する気はあるのかな?」「言って損した気分だな」と感じるでしょう。だとしたら、言い訳は誰にとっても良い効果をもたらさないと言えます。
「言われるうちが華」と言われるように、人が注意してくれたりアドバイスをくれるのは、気にしてくれている証拠。そうした中言い訳ばかりしていれば、相手は言い訳ばかりする人を見放すかもしれません。中には、心配して意見を伝えてくれる人もいるので、貴重な意見として受け止めてみることが大切です。
また、言い訳ばかり言う人に困っている場合は、この記事で紹介した対処法を用いて上手にコミュニケーションを取ってみましょう。接し方を工夫してみれば、案外簡単に分かり合えるかもしれませんよ。
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