「結婚を前提に付き合う」の意味とは?
「結婚を前提に付き合う」って正直どんな意味なんだろう?と疑問に感じたことがある人もいるでしょう。
もちろんその名の通り、結婚を前提にしたお付き合いだということは、誰でもわかると思います。しかし、その具体的な意味がわからないという人は少なくなく、「他の交際と何が違うんだろう?」「自分達は結婚前提の交際をしてるけど、この付き合い方であってるのかな?」など、細かなことに悩む人は意外にも多いのです。
そこで今回は、「結婚前提の付き合い」に注目していきます。結婚前提の付き合いを経て結婚した人の体験談や、逆に途中で別れてしまう理由、注意点などを紹介するので、結婚前提の付き合いに関して疑問がある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚前提の付き合いについてどう思う?【アリ派】
そもそも皆さんは、「結婚前提の付き合い」にどのような印象を持っていますか?「結婚ありきで付き合うのはおかしい気がする」と思う人もいれば、「結婚を目的として付き合うから安心できる」と思う人もいるでしょう。
そこで、結婚前提の交際に対するアリ派、ナシ派の意見を紹介します。
まずは「アリ派」の意見をまとめてみました。アリ派の人は、結婚前提で付き合うことにどんな魅力を感じているのでしょうか。
結婚を見据えた関係はわかりやすくていい
「結婚を見据えた関係なので、色々とわかりやすくていいなと思います。金銭感覚のすり合わせはもちろんのこと、同棲も提案しやすいし、最終的に結婚できるという安心感もあるので、無駄に相手の考えを探る必要もないし。お互いの目的がわかってるからすごく楽だと思います」(27歳/男性/会社員)
結婚を前提とした交際なのか定かではない場合は、まず相手に結婚の意思があるかどうかを探らなければなりません。自分には結婚願望があるのに相手に結婚の意思がない場合は、別れを検討する必要も出てくるでしょう。
一方、結婚前提の付き合いの目的は結婚です。お互いにそのことを意識して交際しているため、結婚に関する話し合いをスムーズに進めることができます。相手の意思や考えを探る必要もないため、結婚したいと思っている人にとってはとても楽な関係だと言えますね。
結婚を意識するだけで絆が深まる
「結婚を意識するだけで絆が深まる気がするので、結婚前提のお付き合いは素敵だと思います。お互いに、この人と将来を共にしていくんだ!という覚悟を持てるし、気が引き締まって、より相手を大切にしようと思えるので」(30歳/女性/美容師)
はじめから結婚を意識した交際は、丁寧な交際になることが多いでしょう。相手のことを、将来の妻や夫として見ているため、何をするにも自然と気が引き締まりやすいのですね。
その結果、お互いに「大切にされている」「将来をきちんと考えてくれている」と感じることができ、絆が深まりやすいでしょう。
結婚の意思がわかるから焦らずに済んで精神的に楽
「相手に結婚の意思があることがわかるから、いつプロポーズすべき?早い方がいいのか?とか焦らなくていいのは、精神的にかなり楽な感じがします。片方が結婚を焦ってしまった結果、関係がギクシャクした友達カップルがいたので、結婚の意思がわかるだけでもすごく良いと思いますね」(24歳/男性/営業職)
相手に結婚の意思があるのかどうかよくわからない場合、結婚願望が強い人はとても焦ってしまいますよね。結婚を焦るあまり一方的な言動が増えてしまい、結果的に恋人とギクシャクした関係になってしまうことも珍しくありません。
しかし、最初から双方に結婚の意思があるとわかっている関係なら、焦る必要がなくとても気が楽でしょう。安心して交際できるため、より良い関係を築くことができそうですね。
この人との結婚は無理だと思ったら別れられる
「結婚前提の付き合いなので、この人と結婚は無理だと感じたら、それを口実に別れられるのもメリットだと考えています。結婚は無理だと感じる人と交際を続けても時間の無駄だし、最終的に結婚しないなら相手のためにも早く別れる必要があるので…」(31歳/女性/公務員)
結婚前提の交際は、交際中に「結婚は無理」と感じたら早めに別れる必要があります。「結婚を前提に」という条件で交際をスタートしているため、結婚の意思がない状態で付き合うのは、言わばルール違反のようなものなのです。
もちろん一度交際してしまったら、簡単に別れを告げるのは難しいかもしれません。しかし、結婚は無理だと感じたら別れる必要があるのは事実なので、他の交際と比べると、口実がある分、別れやすいと言えるでしょう。
結婚前提の付き合いについてどう思う?【ナシ派】
続いて紹介するのは、結婚前提で付き合うことをナシだと感じている人たちの意見です。
結婚前提での交際をアリだと感じている人の意見は、とても現実的で「たしかにアリかも…」と思えるものがたくさんありましたね。一方で結婚前提での交際をナシだと捉えている人たちは、なぜ否定的に感じるのでしょうか?
早速、結婚前提で付き合うことをナシだと思う人の意見を見ていきましょう。
付き合う前から結婚なんて想像できない!
「付き合う前から結婚なんて想像できないです。相手のことをよく知らないし、そんな相手と結婚を前提に付き合うのって難しくないですか?」(26歳/女性/販売業)
どういった出会い方をしたかにもよりますが、基本的に結婚前提の付き合いは、相手を深くまで知らない状態でスタートしますよね。いくら今まで友達関係を築いていたとしても、相手が恋人になってしまえば少し話は違ってきます。
よく相手を見定めて結婚を考えたい人にとって、はじめからそれを飛ばして付き合う結婚前提の交際はリスクが大きいと感じてしまうのでしょう。
正直ちょっとプレッシャーだから嫌かも
「結婚願望はありますが、はじめから結婚の話を出されてしまうとプレッシャーを感じて嫌なのが本音です。何をするにも結婚を踏まえた上で行動しなければならない気がするし、いくら彼女が素敵な女性でも、プレッシャーが大きくてストレスを感じてしまいそうで…」(34歳/男性/会社員)
結婚という二文字に大きなプレッシャーを感じる人は少なくないでしょう。結婚は今後の人生を変える大きな節目となる出来事です。たくさんの責任が生じるため、結婚を前提とした交際にプレッシャーを感じてしまうのも無理はありません。
その結果、交際自体を重いと感じてしまい、恋人とギクシャクすることへと繋がってしまう場合もあるでしょう。
自然な流れで結婚したい
「自然な流れでの結婚に憧れているので、最初から結婚するとわかっている相手と付き合うのはちょっとイヤかな…。夢見がちと言われたらそれまでですが、付き合う中でお互いに『この人だ』と思って結婚に至るほうが良いですね」(31歳/女性/セラピスト)
はじめから結婚するとわかりきっている相手と付き合うことに、面白みを感じない人もいるでしょう。また、交際していく中でお互いに深く惹かれ合い、その結果結婚を考えるようになる、という展開に憧れを抱いている人も決して珍しくありません。
そういった人たちからしてみると、結婚前提で付き合うことは少し合理的すぎて気乗りしないのでしょう。
事務的な感じがしてあまり好きじゃない
「結婚願望が強い人にとっては効率的な付き合い方だと思います。でもなんとなく事務的なイメージが強いので、少し冷淡な印象を持ってしまいますね。自分はお互いの気持ちが自然と結婚に向いて将来を考えたいタイプなので、そう思ってしまうのかもしれません」(30歳/男性/公務員)
基本的に結婚前提の付き合いの大半は、普通の交際とあまり変わりません。しかし、お互いに惹かれ合って結婚したいタイプの人からすると、はじめから目的がわかっている交際は現実味が強く、冷たい印象を受けてしまうのかもしれませんね。
結婚前提の付き合いをしたい人の心理
続いて解説していくのは、結婚前提の付き合いをしたい人の心理です。
結婚前提の付き合いをしたい人の心理は、結婚前提の交際アリ派の意見からも少し見えてきましたね。しかし中には、結婚前提の交際をアリとする人の意見や心理をもっと知りたいと思っている人もいるでしょう。
結婚前提の付き合いをしたい人の心理を知ると、結婚前提の交際のメリットが理解できるかもしれません。結婚について考えたい人や、結婚前提の付き合いをしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
結婚願望がある人としか付き合いたくない
結婚願望がある人は、当たり前のことですが、自分と同じような結婚願望がある人と付き合いたいと考えています。いくら素敵な人でも、結婚願望がなければ交際しても将来を望むことはできず、ただただ時間だけを消費することになり、婚期を逃す原因となります。
それを避けるために、結婚願望がある人は、結婚願望がある人としか付き合いたくないと考えているのですね。
結婚願望の有無を探る方法はさまざまですが、結婚前提の交際がOKならばその人には結婚願望があると判断ができるため、安心して付き合うことができるのです。
相手がどれだけ本気か確かめるため
相手がどれだけ自分のことを愛しているのか、それを確かめるために、結婚前提の付き合いをしたいと考えている人もいます。
たしかに結婚というのは、生半可な気持ちでできることではありません。勢いで結婚しても相手の本気度や誠実さがわかりませんし、場合によってはそれほど本気ではまま結婚して後悔したり、浮気に走ったりするケースも珍しくないでしょう。
したがって結婚前提の交際ができるという時点で、ある程度相手は本気で自分との将来について考えていると判断することができるのですね。勢いで結婚して成功するケースもたくさんありますが、少なくとも結婚前提の交際なら、交際開始時点から相手の本気度がわかる分、安心して結婚を前向きに考えられると言えるでしょう。
結婚を焦りたくない
結婚への熱意に温度差が出て、ギクシャクしたり、別れたりするカップルは珍しくありません。たとえ身近にいなくても、どこかでそんなカップルの話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
そういったリスクを考えると、結婚前提の付き合いはとても安心できるものですよね。はじめから結婚の意思が明らかになっているため、交際してから焦る必要はありません。相手を信じて付き合い、自然と結婚の話題が出しやすいのも魅力的でしょう。
結婚願望を叶えたいだけではなく、恋人と無駄な争いをしたくないと思う人にとっては、結婚前提の付き合いは、はじめから心配事を減らせる付き合い方だと言えるのです。
落ち着いた交際がしたい
実は結婚前提で付き合いたいと考えている人の中には、正直なところ結婚は二の次で、それよりも落ち着いた交際がしたいと望んでいる人もいます。もちろんそういった人たちの多くは、落ち着いた交際ができる相手となら結婚してもいいと考えているので、安心してくださいね。
結婚を前提にした交際は、基本的に落ち着いたお付き合いになることがほとんどです。というのも、結婚を考える人達は精神的に自立していたり、刺激のある交際よりも落ち着ついた交際を望んでいたりする人が多い傾向にあるからです。
もちろん、恋の駆け引きをしたり、お互いに試し試されるようなことをする交際の形は、一概に悪いとは言い切れません。しかし、そろそろ居心地のいいパートナーを見つけて穏やかに生きていきたいと思っている人は、刺激的な恋愛よりも、結婚を前提とした落ち着いた交際のほうが自分に合っている、と感じるのでしょう。
結婚を前提に付き合ったけど別れる理由とは?
結婚を前提とした交際なら、落ち着いたお付き合いができて、むやみに結婚を焦る必要もありませんが、それでも別れてしまうカップルも少なからずいます。
なぜ結婚を目標にして付き合ったカップルが、別れてしまうのでしょうか?
今まさに結婚前提の交際をしている人や、これから結婚前提の交際をしようと考えている人は、別れる理由をぜひとも知っておきたいでしょう。自分たちの恋愛、そして結婚を成功させるために、別れる理由についての理解を深めておきましょう。
金銭感覚や価値観が大幅に違った
結婚前提で付き合うのですから、交際の過程で金銭感覚や価値観のすり合わせをしていかなくてはなりません。金銭感覚や価値観は結婚生活に大きな影響を及ぼすため、可能な限りお互いの考えを理解し、できるだけ近い感覚まで落とし込んでいきたいものです。
しかし、あまりにも金銭感覚や価値観が違う場合は、すり合わせるのが困難ですよね。相手に合わせるにしても限度があり、それよりも先に大きなストレスや嫌悪感が生まれてしまうことも珍しくありません。
結果的に「この人とは結婚はできない」と考え、別れを検討してしまうのです。
相手の両親とウマが合わない
いくら相手の相性が良くても、相手の両親との相性が悪ければ結婚を躊躇してしまう人は少なくありません。結婚は相手とするものですが、同時に相手の両親と家族になることでもあるからです。
そのため、相手の両親と馬が合わなければ、結婚生活に大きな不安を感じることになります。相手の両親と相性が悪いと、結婚生活を送るうちに夫婦間でさまざまな悩みやトラブルが発生するおそれがあります。そういうケースは決して珍しくありませんよね。
あまりにもリスクが大きいため、相手の両親と合わないとわかった時点で、「この人と付き合うのはやめておこう」と判断してしまうことは多いのです。
いつまでも結婚の話が進まない
結婚前提の交際は、結婚するためのものです。しかしいつまでも結婚の話が進まず、将来のビジョンが全くない場合は、「話が違うんじゃない?」と大半の人は思ってしまうでしょう。
結婚の話が進まなければ相手に対する不信感が募り、次第に不安になって大きなストレスを抱えることになります。時間の無駄にもなるため、いつまでも結婚の話が進まない、または相手に結婚の意思が見られない場合、別れを検討する人は少なくないのです。
嘘や浮気で相手を信用できなくなった
嘘をつかれたり浮気されたりすれば、たとえ結婚前提の交際ではなかったとしても、別れを検討する人は多いでしょう。特に結婚前提の付き合いの場合は、このような相手の裏切り行為は見過ごせないポイントですよね。
常習的に嘘をつかれたり浮気されてしまえば、高い確率で結婚後も同じことをされてしまうでしょう。嘘や浮気は癖になりやすいため、結婚したからといって相手が改心するとは限りません。
そんなリスクを背負ったまま結婚すれば、後悔するのは目に見えていますよね。さらに結婚後に別れたいと思っても、離婚するのには色々と骨が折れるのも事実です。「手軽に別れられるなら今しかない」と考え、交際時に別れを切り出そうとする人は少なくないのです。
結婚を前提に付き合った人の経験談!
続いては、結婚前提で付き合った人の経験談を紹介します。
結婚前提の付き合いとは、実際のところどのような感じなのでしょうか?これから結婚前提で付き合ってみたいと考えている人にとっては、とても気になる情報ですよね。
何人かの体験談をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください!
付き合いから結婚までスムーズに進んだ!
「自分たちは半年間の期間を設けて、期間が過ぎた後に結婚の意思を再確認するというルールの元で付き合っていました。その結果、交際開始から結婚までスムーズに進んだし、期間を決めてから意見も言いやすくて、良い付き合い方をしたなって思っています」(35歳/男性/会社員)
予め一定の期間を設けて交際するのは、とても良いルールですよね。期間が決まっていれば話し合いもしやすく、万が一結婚が無理だとわかれば断りやすいのも魅力でしょう。
一定期間を過ぎれば本格的に結婚の話が進んでいくため、交際から結婚までの間、スムーズに事が進む傾向にあります。本気で、そして早く結婚したいと考ている人にはおすすめの方法と言えますね。
生活ペースや価値観にズレを感じて…
「結婚前提で付き合った彼でしたが、生活ペースや価値観のズレを頻繁に感じてしまい、3ヶ月ほどで別れることになりました。ただ、お互いに合わないことが早い段階で理解できたので別れもスムーズでしたし、必要以上に情に流されることもなくてよかったなって思います」(26歳/女性/クリエイター)
結婚前提で付き合ったとしても、相手と合わないと感じることがあれば、別れを検討する人は少なくありません。お互いに合わないと感じる部分が多ければ、自然と別れ話がしやすい雰囲気になるため、後腐れなく別れることができるのもメリットのひとつでしょう。
本来の目的である結婚は達成できなくても、後腐れなく、そして手早く別れることができれば、次の恋に早く移ることができますよね。結婚前提の付き合いは、結婚する場合でも、そして別れる場合でも、時間のロスが少ない付き合い方だと言えるでしょう。
結婚後もギャップを感じることなく過ごしている
「結婚を前提に夫と付き合い、結婚しました。交際中から色々話し合いを重ねて価値観等も共有してきたので、結婚後に良くも悪くもギャップを感じることはありません。落ち着いた生活を送っていて、この先も幸せに暮らしていけそうです」(35歳/女性/販売業)
結婚前提で付き合うメリットのひとつが、お互いに意見や価値観をすり合わせられるというものでしょう。結婚前に相手への理解を積極的に深めていけるため、結婚後も相手にギャップを感じることなく、過ごすことができます。
結婚した後に「こんな人だとは思わなかった」とがっかりして、離婚を検討するケースは珍しくありません。その点、結婚前提の付き合いは、そういったリスクをある程度カバーすることができるため、結婚後もスムーズに過ごしたい人にはぴったりの付き合い方だと言えますね。
結婚の話が進まず意味のない交際だった
「結婚前提で付き合った彼女は、いつまでも自立しなくて遊んでばかりでした。結婚の話をしても他力本願で、当事者意識もなくて…。彼女のことは好きだったけど、将来は望めなかったので別れました」(25歳/男性/会社員)
いつまでも結婚の話が進まない交際は、意味がないものになりますよね。こちらがいくら結婚の話をしようとしても、相手が人任せだったり、結婚の意思が感じられなかったりすると、「付き合っている意味あるのかな?」と疑問に感じてしまうのも無理はありません。
結婚を前提としていない交際の場合は、意味がないと感じながらもズルズル続きやすい傾向にあります。その点、結婚を前提としている場合は、意味がない交際には早めに見切りをつけられるため、時間を無駄に消費するリスクが低いと言えるでしょう。
結婚前提の付き合いを成功させるポイント
結婚前提の付き合いにはメリットがたくさんありますが、悪く言えば相手に見切りをつけやすい交際の形でもあるため、早々に別れてしまうカップルも多いです。とはいえ、せっかく結婚を前提に付き合うのなら結婚までこぎつけたいものですし、できれば別れを選択するのだけは避けたいでしょう。
では、どうすれば結婚前提の付き合いを長続きさせ、結婚までスムーズに進めることができるのでしょうか?
そこでここでは、結婚前提の付き合いを成功させるのポイントを解説します。意味がある交際にするために、これから解説していくポイントを押さえた上で、結婚に繋がる良い関係を築けるよう頑張りましょう!
家計や家事について話し合う
結婚前提の交際を実りあるものにするために、家計や家事について少しずつ話し合っておきましょう。
家計の管理をどうするのかはもちろん、お互いの収入を明かして、あらかじめ無理のない計画を話し合っておきましょう。これらは金銭感覚をすり合わせる機会になるだけでなく、将来のお金に関する不安を早めに解決し、対処法を考えることにも繋がります。
また、家事について話し合うのも非常に重要です。今の時代は結婚して共働きになるケース多いですし、「家事や育児を担当するのは女性」という考え方は、女性に一方的な負担をかける原因となります。お互いに納得できる形で家事分担の計画を立てておかないと、結婚後に揉める原因となるでしょう。
家族として生活していけるか見極める
結婚前提の交際で重要なのは、相手を家族として認め、共に生活していけるかどうかを見極めることです。いくら相手を魅力的だと思っていて好きだと感じていても、一緒に生活していけるかどうかは別ですよね。
また、自分が相手を見極めるだけでなく、相手からも見極められているということを忘れてはいけません。相手の結婚相手として相応しい人間でいられるよう意識しなければ、相手に見切りをつけられてしまいます。
結婚前提の交際を堅苦しく考える必要はないでしょうが、お互いを見極める期間だということは忘れないようにして、気を引き締めましょう。
プロポーズまでの期間を決めておく
結婚前提の付き合いをする上で押さえておきたいポイントが、プロポーズまでの期間を決めておくというものです。期間を決めておかなければ、いつまでもズルズルと交際が続いてしまうかもしれませんよね。
ズルズル交際を続けると、結婚が先延ばしになってしまいます。しかし、交際期間をある程度定め、期間が過ぎた後にプロポーズ、または結婚の意思を確認することを予め決めておけば、結婚が先延ばしになるのを防ぐことができます。
プロポーズにサプライズ要素を求めたい人もいるでしょうが、安定して結婚までの道のりを歩みたい場合は、プロポーズまでの期間を定めておくべきでしょう。その上でプロポーズの仕方を考えて、結婚への道を本格的に歩むようにしてみてくださいね。
程よい距離感を保つ
どんな付き合い方をする場合でも重要ですが、結婚前提の付き合いを上手に続けていくためには、程よい距離感を保つよう心がけることも大事なポイントです。
「結婚前提」と聞くと、他の交際よりも相手との距離感が近そうだと思う人は多いかもしれません。しかし、交際中はもちろん結婚後も、相手に干渉しすぎるのはトラブルの原因になるのが事実です。
また、一人で過ごす時間や趣味を楽しむ時間、友達との付き合いなどは、日々のストレス解消や気分転換になることも多いでしょう。恋人が程よい距離感を保ってくれたら、そのことに居心地の良さを感じ、心から「この人となら結婚できる」と思うきっかけになるはずです。良好な関係を築くために、程よい距離感を保ちましょう。
結婚を前提に付き合うときの注意点
最後に解説していくのは、結婚を前提に付き合うときの注意点です。
結婚前提の付き合いを成功させるためには、注意点を把握しておいて損はありません。気をつけるべき点を気を付けないと、「こんなはずではなかった」と後悔したり、相手を不愉快にさせる原因に繋がったりします。
それを防ぐために、これから解説していく注意点には気を付けましょう。
頑張りすぎない
「結婚前提の付き合いをしたい」と言われたら、つい頑張りすぎてしまう人もいますよね。たしかに他の交際と比べると、お互いに結婚に対する意気込みが強いため、張り切ってしまうのも無理はありません。
しかし、結婚前提の付き合いは、他の交際とそれほど変わりはないのです。他の交際と比べると積極的に結婚の話ができたり、プロポーズまでの期間がある程度決まっていたりするだけで、それ以外はほとんど変わりません。
そのため頑張りすぎてしまうと、気疲れしたり、恋人との熱量の違いに悩んだりする可能性が出てきます。悩みやストレス、ネガティブ思考は関係をギクシャクさせる原因に繋がりやすいため、頑張りすぎないように気を付けてくださいね。
だらだら付き合わない
先ほど紹介した別れの原因にもありましたが、結婚前提の付き合いをだらだら続けると、それ自体が別れの原因になりやすい傾向にあります。結婚前提のはずなのに、いつまでも結婚の話が進まなかったり、プロポーズがなかったりすると、交際自体に疑問を感じてしまいますよね。
そうならないように、交際期間を予め考えておいたほうが無難だと言えます。2人で話し合って期間を決めてもいいですし、自分の中で期間を決めて、その間に相手が結婚相手として相応しいかどうか見極めるのもいいでしょう。
とにかくだらだらと交際を続けると、ただただ時間だけが過ぎて、婚期を逃すリスクが高まってしまうため注意しましょう。
時期が来たらきちんとプロポーズする
いくら結婚前提の付き合いとはいえ、ここぞという時にプロポーズの言葉がなければ、いつまでも結婚することはできませんよね。
ドラマティックなプロポーズの言葉でも、「そろそろ結婚しようか」というシンプルな言葉でもいいので、結婚のタイミングだと感じたら、きちんとプロポーズしましょう。
また、中には相手にプロポーズをされたいと考えている人もいるはずです。もちろんその願望や理想はある程度は尊重されるべきでしょう。
しかし、相手の性格や考え方によっては、いつまでもプロポーズしてもらえない可能性もあります。したがって、本当に結婚したいと思うのであれば、自分からプロポーズすることも考えてみてください。
どちらかが言い出さない限り結婚には至らないため、決めるべきところでは覚悟を決めましょう。
結婚は難しいと感じたら早めに別れる
結婚前提の交際をしているすべてのカップルが、お互いに相性の良さを感じて結婚に至るとは限りませんよね。さまざまな理由で「この人と結婚は難しい」と感じることも、残念ながら珍しくありません。
もしあなたが相手との結婚は難しいと感じたのであれば、できるだけ早めに別れを告げてください。相手は結婚できると思って付き合っているため、結婚の意思がなくなった相手と交際していても意味がないからです。
どんなにお互いに気をつけていても、価値観の違い等で生じる相性の良し悪しはどうにもなりません。この相手との結婚は難しいと感じたら、意味のない期間を少しでも減らすためにも、早めに別れを切り出して、次の恋愛に移りましょう!