猫が持つスピリチュアルな力とは?
あなたは猫が好きですか?猫は犬と並んで人間の身近にいる動物であり、可愛らしい姿や思わずクスリとしてしまうような思いもよらない行動で、私たちの心を癒してくれていますよね。
古くから人間と共に過ごしてきた猫ですが、人間には無いスピリチュアルな力を持っていることでも注目されています。古代エジプトでは神様として崇められていたこともあり、猫には神聖な力が宿っていると考える人も少なくないのです。
一緒に過ごすことで穏やかな気持ちになれたり、良い運気がやって来るとも言われる猫について、今回は詳しく調査してみました。猫にまつわるスピリチュアルな意味を知ると、猫のことがもっと好きになるかもしれませんよ。
浄化や癒しの力がある
姿も仕草も愛くるしい猫の姿は、見ているだけでも癒されますよね。猫好きの人は、猫を膝の上に乗せたり毛並みを撫でたりしても、ホッと気持ちがリラックスするはずです。
スピリチュアルな観点から見ると、猫は浄化や癒しの力を持っていると言われています。猫は近くいるだけで人の心を癒し、ネガティブな気持ちを浄化するパワーを持っているのです。
家で飼っている猫が、帰宅した飼い主に体を擦りつけてくる仕草をすることがありますが、その仕草も外から運ばれてきた悪い運気を取り去ってくれている行為のひとつだと言われています。
飼い主を守ってくれる
猫が持つ浄化や癒しの力は、飼い主を守ってくれることにも繋がります。飼い主からマイナスな運気を追い出し、時には相談役のような立場で寄り添って、人や家を守ってくれているのです。
また、猫は他の動物よりもスピリチュアルなパワーが強く、察知する能力も高いので、事故や災害などのさまざまな危険がある可能性を飼い主に伝えてくれることもあります。
人には見えない何かが見える
猫を飼っている人ならば、誰もいないはずの部屋や何もない壁の一点を、じっと見つめている猫の姿を見たことがあるのではないでしょうか。
猫には、人間には見えないオーラや霊的なものが見えていると言われています。ピタッと止まった状態で目を見開いていたら、人には見えない「何か」を見ているのかもしれません。
見えているものが危険なものではないかと注意深く観察していたり、飼い主がまとっているオーラから体調の変化を読み取っているのだと考えられるでしょう。
幸運を引き寄せる
運気をアップさせるお守りとして、昔から日本で愛されている「招き猫」に代表されるように、猫は幸運を引き寄せるというスピリチュアルな意味を持っています。
猫は人間の心を癒してくれる存在であり、穀物などを食い荒らすネズミを捕まえてくれるために、古くから人と生活を共にし大切にされてきました。猫と一緒にいることで良い運気がやって来るというのは、昔の人もたびたび実感していたのではないでしょうか。
のんびりとひなたぼっこをしていたり、満足そうにくつろいでいたりする猫の姿を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになってきますよね。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【猫の行動①】
いつも自由気ままに過ごしているように見える猫ですが、顔を洗ったり急に姿が見えなくなったりなどと、不思議な行動をとることもあるはずです。いつもと違う行動をしていると、何か意味があるのではないかと気になるのではないでしょうか。
それでは、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、猫の行動別に見ていきましょう。
猫が顔を洗っている
「猫が顔を洗っているのは、雨が降る前触れだ」というスピリチュアルな俗伝があります。また、猫のヒゲが下がっているのも、雨が降る前兆だという言い伝えのひとつです。
猫にとってヒゲは、周囲の様子を敏感に感じ取るレーダーのような役割を持っています。雨が降る前は湿度などが微妙に変化するため、ヒゲが下がってきたり、前足で顔を洗ってヒゲや毛並みのお手入れをしているのだと考えられるでしょう。
大昔は天気の予想を猫が顔を洗うかどうかで判断していたといい、実際に漁師や戦国時代の侍などは、猫を大切にしていたという話もあります。
猫がくしゃみをする
猫にまつわるスピリチュアルな意味のひとつに、「猫がくしゃみをすると幸運が訪れる」というものがあります。
生理現象として猫もくしゃみをすることがありますが、猫がくしゃみをする瞬間はなかなか見ることができません。そんな瞬間を見れるのはラッキーだと解釈できますよね。この先も何か幸運なことが訪れるという予兆かもしれません。
ただし、猫が何度もくしゃみを繰り返していたり鼻水が出ていたりなどの症状がある場合は、病気の可能性があるので病院に連れていってあげたほうが良いでしょう。
猫が家からいなくなる
「猫が家からいなくなるのは、猫の死期が迫っているため」というスピリチュアルな一説があります。
猫は好奇心が旺盛なため、家から脱走したりふらっと散歩に出かけたりすることもあるので、必ずしも死期が近いということではありません。しかし、飼っている猫の姿が見えなくなり帰ってこないと思ったら、人目に付かない場所で亡くなっていたというのはよくあるケースです。
猫は体調が悪くなると、静かな物陰に隠れて体力を回復させるという習性があるようですが、死期が迫っていることを悟り飼い主に悲しい思いをさせないように、人気の無い場所で生涯を終えるとも言われています。
大切な家族の死に目に会えないというのは寂しいものですが、それも猫なりの優しさなのかもしれないと考えると、心を打たれますよね。
猫が暖炉に背を向ける
スピリチュアルな言い伝えに「猫が暖炉に背を向けていると嵐が来る」というものがあります。
日本には暖炉がある家は少ないですが、冬にストーブやヒーターなどの暖房器具の前で、ゴロゴロと気持ち良さそうにくつろいでいる猫の姿は思い浮かびますよね。そんな暖かい場所が大好きな猫が、暖房器具に背を向けているというのは、ただならぬ雰囲気を察知しているのではないかと想像ができます。
嵐のような大きな災害や異常気象が起こる前に、動物が普段と違った行動を取っていたというのは実際にもある話です。暖炉に背を向ける猫は、身の危険を察知して警戒しているというのも、大いに考えられるでしょう。
猫が手足を隠して寝る
猫にまつわるスピリチュアルな俗伝で「猫が手足を隠して寝るのは、寒くなる予兆」というものがあります。
比較的寒さには強い犬に対して、猫は寒いのが苦手で雪の降るような寒い日には、ストーブの前やこたつの中で暖を取っている姿が思い浮かぶのではないでしょうか。
そんな猫が丸まって手足を隠した状態で寝ているのは、寒さを感知しているのだと考えられます。出かける前に猫が手足を隠して寝ている姿を見たら、「今日は冷えるのかもしれない」と判断できそうですね。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【猫の行動②】
猫は人間がまとっているオーラや運気を敏感に察知していると言われています。猫の行動の意味を読み取っていくと、あなたの精神状態や、良い運気がやって来るか否かもわかるかもしれません。
引き続き、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、猫の行動別に見てきましょう。
猫が横切る
自分の行く先を猫が横切るのは、スピリチュアルな意味では「変化の予兆」の暗示です。日々の生活において、何かしらの変化が起きることを意味していると考えられるでしょう。
変化が良いものか悪いものかは、その時の感情によって変わってくると言われています。ポジティブな気持ちが強い時には運気が良い方に向かい、ネガティブになっている時には運気も下がってくる傾向があるでしょう。
もしもネガティブな時に猫が横切ったとしたら、「あまりマイナス思考にならないで」という猫からのメッセージかもしれません。
寝ている布団に猫が入ってくる
寝ている布団の中に猫が入ってくるのは、「ずっとあなたと一緒にいるよ」というスピリチュアルな意味があります。
気まぐれでちょっとワガママにも見える猫も、あなたのことを信頼していて大好きなので、寝る時も一緒にいたくて布団に入れてもらおうとやって来るのです。
日常の中でイライラしたりモヤモヤするような事があっても、フワフワであたたかい猫と一緒に寝ていると優しい気持ちになるのではないでしょうか。
野良猫がついて来る
野良猫がついて来るのは、「あなたから優しいオーラが出ている」というスピリチュアルな意味を持っています。
猫は危険を察知する能力が高く、野良猫は特に警戒心が強いものですが、あなたから心地よく優しいオーラを感じたために近づいてきたのでしょう。
猫は相手をよく見ているので、いくら猫が好きでも無理やり抱っこしようとするような相手からは、危険を感じて近づこうとしないものです。「この人なら大丈夫だ」というオーラを感じ取った相手には、自然と猫も寄ってくるのだと考えられます。
猫がすり寄ってくる
猫がすり寄ってくるのは、「あなたのことが好き」というスピリチュアルな意味を持っています。体をすりすりすることで、あなたのことを信頼しているとアピールしているのです。
またすり寄ってくる動作は、「あなたに付いたマイナスの運気を浄化させている」というスピリチュアルな意味も持っています。外から帰った飼い主にすりすりしながら、悪い運気を取り払ってくれているなんて、ありがたいですよね。
猫に嫌われる
猫は、人間のことをよく見ています。猫に嫌われる人は、スピリチュアルな意味では「マイナスのオーラが出ている」と考えられます。
猫に危害を与えようとしているなど、ネガティブなオーラが出ている人には寄り付こうとしません。
大好きな飼い主でも、予防接種に連れて行こうとしたら隠れてしまって全然捕まらないなんてこともあるといいます。猫は過去に嫌な思いをしたことはずっと覚えていて、自分にとっての負のオーラはすぐに察知するのです。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【自分の行動】
猫を拾ったことがある人は、猫が自分のもとにやって来るのは、何か意味があるのではないかと思ったことはないでしょうか。捨て猫を拾うなど、猫に対して人間が行う行動も、スピリチュアルな意味を持っていることがあります。
それでは、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、自分の行動別に見てきましょう。
猫にまつわるスピリチュアルな意味のひとつに、「猫がくしゃみをすると幸運が訪れる」というものがあります。
捨て猫を拾う
捨て猫を拾うのは、スピリチュアルな意味では「希望」を表します。
猫にとっても、優しい飼い主に拾われることは安定した日々を生きる希望となりますし、飼い主にとっても、猫に癒されながら過ごす毎日は希望へと繋がるはずです。
猫は人間を選んで近づいて来るというので、捨て猫を拾うことになったのは、猫があなたのことを呼んでいたのだと考えられます。
猫を飼うというのは大変なことですが、家族になることでお互いに支え合う関係になるのですね。双方に心の支えができることでポジティブなオーラが生まれ、結果的に良い運気もやって来ることでしょう。
猫を抱いて川を渡る
猫にまつわるスピリチュアルな言い伝えに「猫を抱いて川を渡るのは縁起が悪い」というものがあります。
一般的に猫は水が苦手で、泳ぎも上手くない傾向が強い生き物なので、水辺は溺れる危険があるため良くないということが考えられます。また、川の向こう側は猫の縄張りの外となり、天敵に襲われやすくなって危険だとも言えるでしょう。
川からは「三途の川」も連想できますし、いずれにしても死をイメージさせる要因が強いため、猫を抱いたまま川を渡るのは避けた方が良いと言われているようです。
猫のしっぽを踏む
猫にまつわるフランスのジンクスで、「独身の女性が猫のしっぽを踏むと、婚期が遅くなる」というものがあります。猫のしっぽを1回踏むと、1年婚期が遅れるのだそうです。
猫のしっぽは先の方まで神経が通っているため、踏んでしまうのはとてもかわいそうなことですよね。痛い目にあわされた猫からは、もしかしたら恨まれてしまうかもしれません。
また、猫のしっぽを踏んでしまうのは不注意の表れなので、周囲をよく見ていないということも考えられます。普段から慎重で気配り上手な女性は、しっかりした奥さんにもなれそうです。
猫を殺す
海外のスピリチュアルな言い伝えで、「猫を殺すと17年不幸が続く」というものがあります。
猫に限らず、動物をむやみに殺すのは良くないことですよね。しかし、海外では猫は不吉な動物だとして殺されていた時代があったそうです。この言い伝えは、そんな悲しい実態を批判して作られたものなのかもしれません。
日本でも、殺されて怨みを持った猫が妖怪の「化け猫」になるといった話があるように、猫を殺すと祟られるという俗伝は、広く浸透しているのではないでしょうか。祟りにあうか否かは別としても、動物には優しくしたいものですね。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【毛色・柄①】
白い猫や黒い猫、三毛猫など、猫は様々な毛の色をしていたり変わった柄をしていたりしますよね。猫の毛色や柄の違いによっても、スピリチュアルな意味は変わってくると言われています。
中には不吉に思われがちな毛色の猫もいますが、多くの場合は良い運気がやって来ると言われるものばかりです。
それでは、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、猫の毛色や柄の違いごとに見ていきましょう。
白猫
白い猫のスピリチュアルな意味は「幸運を引き寄せる」です。
白猫は飼い主を癒す力が特に強く、偶然に遭遇した場合は恋愛の運気が上昇すると言われています。有名な豪徳寺の招き猫の伝説でも、招いた猫は白猫だったそうなので、幸せのシンボルだと考えられるでしょう。
一方で、日中に出会った場合は縁起が良く、暗くなってから出会った場合は縁起が悪いというスピリチュアルな説もあります。確かに暗闇の中で猫の白い姿がぼやっと現れると、幽霊のように見えて不吉に感じるかもしれませんね。
黒猫
黒い猫のスピリチュアルな意味は「幸運の予兆」になります。
黒猫に対して不吉な印象を持っている人もいるかもしれませんが、実は黒猫が不吉だとされて忌み嫌われているのは、ヨーロッパなどの一部の地域だけなのです。黒猫は魔女が飼っているイメージが強かったので、昔魔女狩りが行われていた地域では、不吉なイメージが定着しているのだと考えられるでしょう。
一方で、黒猫は航海の守り神として大切にされていたという地域もあります。日本でも黒猫は昔から厄除けや商売繁盛の力があるとされていて、黒猫が家に来るのは縁起が良いと言われているのです。黒い猫のマークが描かれた宅配業者もいるように、黒猫は幸せを運ぶシンボルだと考えられるでしょう。
三毛猫
三毛猫は古くから日本にいる猫なので馴染みがあり、見かけるとホッと和む人も多いのではないでしょうか。そんな三毛猫のスピリチュアルな意味は「金運の上昇」です。
実は三毛猫は、遺伝子の特徴からほとんどがメスとして生まれてくるというのを知っていますか?オスの三毛猫はとても珍しいので、出会えたらとてもラッキーだと言われています。
また、小判を持った招き猫の多くが三毛猫であることからもわかるように、三毛猫はお金にまつわる運気にも縁が深いと考えられるでしょう。
茶トラ
「茶色いトラ柄」が由来の、明るい茶色のしま模様を持つ「茶トラ」も、日本では人気の猫です。茶トラ猫は「富を引き寄せ、家庭を守る」というスピリチュアルな意味を持っています。
茶トラ猫の明るく温かみのある毛並みは、見ているだけでも気分をポジティブにさせてくれることでしょう。甘えん坊で人懐っこい性格の猫も多く、家にいると前向きな気持ちで安定した生活が送れそうです。
キジトラ
日本で一番多く見られると言われている、茶色の毛に黒いしま模様がある猫が「キジトラ」と呼ばれる猫です。日本の国鳥である「キジ」のメスに似た見た目であるため、このような呼び名になったとされています。
キジトラ猫の持つスピリチュアルな意味は「健康や子宝に恵まれる」です。
猫の祖先であるリビアヤマネコはキジトラ柄であり、元々猫はキジトラ柄しかいなかったと言われています。キジトラ柄の派生から茶トラなどの柄が誕生し、突然変異や交配によって白や黒の猫も増えていったと考えられるため、キジトラは猫の原点だとも言えそうです。
キジトラをルーツにどんどん猫の種類が増えていったと考えると、繁栄の運気にご利益がありそうですよね。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【毛色・柄②】
猫には本当にさまざまな毛色や柄があるので、どの種類に当てはまるのか判断に迷うこともあるかもしれませんね。どんな猫でも、ほとんどの場合は良い運気がやって来るものだと解釈できますが、猫の毛色や柄によって呼び寄せやすい運気に違いが出てくるのだと言えそうです。
引き続き、猫にまつわるスピリチュアルな意味を、猫の毛色や柄の違いごとに見ていきましょう。
青みがかったグレーの猫
ロシアンブルーなど、青みがかったグレーの毛色を持つ猫のスピリチュアルな意味は「安定した精神」です。
青みがかったグレーの毛並みをした猫は日本では珍しく、上品で高貴な雰囲気に心を奪われる人も多いのではないでしょうか。キリっとした顔立ちながら、口元が常に微笑んでいるように見える猫が多いのも、魅力的なポイントです。
青みがかったグレーの猫は比較的おとなしい性格をしていて、頭が良い傾向があるといいます。飼い主の気持ちをいちはやく察知して、寄り添ってくれる献身的な面も持ち合わせているようです。落ち着いた静かな暮らしを好む人にとって、とても良いパートナーとなってくれることでしょう。
2色の猫
茶色と白など、2色の毛色を持つ猫のスピリチュアルな意味は「知恵を授ける」です。
異なった2色の毛を持つ猫は友好の象徴。性格もフレンドリーで人懐っこい傾向があるでしょう。飼い主の知恵や常識力を高め、主に対人関係の運気をアップさせてくれると言われています。
人付き合いが上手な人は、仕事や恋愛も上手くいきやすいものです。猫を可愛がる優しい気持ちのあるあなたなら、周囲の人ともきっと上手くやっていけることでしょう。
ブチ猫
ブチ猫は、主に白と黒のまだら模様の毛をした猫のことを言います。ブチ猫のスピリチュアルな意味は「元気と愛情」です。
ブチ猫の模様は猫によってさまざまで、黒い毛の部分の割合によってタキシードを着ているように見えたり牛のような模様に見えたりと、個性的で愛らしい姿が魅力的ではないでしょうか。
飼っていると天真爛漫に遊びまわる姿に癒され、元気がもらえるはずです。
サビ猫
サビ猫は、黒と茶色の毛が混ざって錆びついたような色合いをしている猫のことを言います。サビ猫のスピリチュアルな意味は「癒しの力と見透かす力」です。
サビ猫は日本に古くからいる猫で、三毛猫に近いと言われています。生まれてくるほとんどがメスで、オスのサビ猫は貴重なため、出会ったらかなり幸運だと言えるでしょう。
サビ猫は複雑な柄から好き嫌いの別れる猫ですが、優しくて賢く、人の心を見透かしたような行動を取ると言われています。飼い主の心が弱っている時には、そっと寄り添って癒してくれる存在になってくれることでしょう。
猫にまつわるスピリチュアルな意味【その他】
猫の特徴は毛色や柄以外にも、しっぽの形や目の色などさまざまなものがありますよね。また、猫がどんな場所にいるかなど、さまざまな状況の違いも考えられます。
最後に、その他の猫にまつわるスピリチュアルな意味をご紹介していきましょう。
かぎしっぽの猫
しっぽが曲がった猫のことをかぎしっぽの猫と言いますが、昔から「幸運をもたらす」というスピリチュアルな意味を持った猫として愛されてきました。
くるんとねじれたしっぽの形が、蔵に付ける「錠前」のように見えることから、日本や中国では古くから金銭を守ってくれる守り神のように扱われていたそうです。またヨーロッパでも、曲がったしっぽは幸せな運気を引き寄せてくれる形だとして、縁起の良い猫だと言われてきました。
しっぽが曲がった猫はあまり見かけることがないため、偶然出会うことがあったらラッキーだと言えるでしょう。
オッドアイの猫
左右の目の色が違うことを「オッドアイ」と言いますが、オッドアイの猫は「潜在能力を引き出す」というスピリチュアルな意味を持っています。
神秘的で美しい瞳を持つオッドアイの猫は、その珍しさから遭遇したら幸せになれるとされています。また、人間の眠っている力を引き出すという、スピリチュアルなパワーを持っているとも言われているのです。非常にミステリアスで、出会えたらご利益がありそうですよね。
猫が神社にいる
日本人にとって神社というのは神聖で特別な場所であり、宗教的な意識が無い人でも参拝に行く人は多いですよね。猫が神社にいる時のスピリチュアルな意味は「神様に歓迎されている」です。
静かで平和な神社は、猫にとっても居心地の良い場所なのでしょう。猫があなたを見ても逃げずにくつろいでいたり近寄って来たりする場合は、あなたから優しく穏やかなオーラが出ているのだと考えられます。心の優しい人間は、神社の神様も快く歓迎してくださることでしょう。
野良猫が玄関にいる
野良猫が玄関にいるのは、スピリチュアルな意味では「幸運の前兆」です。
野良猫は安心できる場所を探しているため、危険な場所や嫌なオーラを感じる場所には寄り付きません。人の住む家の玄関に来るのは、その家に居心地の良さを感じているのだと考えられます。
野良猫がやってきた家には良い運気が流れていて、猫もそれを感じ取っているのでしょう。さらに、野良猫が住み着いた家は繁栄するというスピリチュアルな意味もあります。
芸術家が猫を飼う
スピリチュアルな俗説に「芸術家は猫を飼うと才能が開花する」というものがあります。実際のところ、ピカソやダリ、日本の浮世絵師の歌川国芳など、猫好きな芸術家は多いのです。
猫の愛らしい仕草やしなやかな動きなどは、芸術家のインスピレーションを刺激して、作品作りの意欲に繋がっていたと考えられます。また、部屋の中に籠ることの多い職業柄、そばで癒してくれる存在は心の支えとなっていたことでしょう。
作家やミュージシャンなどでも猫が好きな人は多いですよね。猫と一緒にいることで気持ちをリラックスさせながら、日々作品作りに取り組んでいるのかもしれません。
飼い猫が亡くなる
飼っていた猫が亡くなってしまうのは、とても辛いことです。なかなか受け入れられず、しばらくの間は悲しみに暮れる毎日を過ごすことになってしまうかもしれません。
しかし、命があるものはいつかは死んでしまう日が来るのです。飼い猫が亡くなってしまうのは、「与えられた役目を全うし、旅立つ時を迎えた」というスピリチュアルな意味を持っています。
猫と過ごしてきた時間を振り返ると、きっとたくさんの思い出が蘇ってくることでしょう。思い出は、いつまでも心の中に残り続けます。
大切な愛猫は楽しい日々を過ごし、幸せそうな飼い主の姿を見て「私の役目はもう終わった」と安堵して旅立っていったはずです。愛猫に心配されないように、前を向いてしっかりと生きていきましょう。
猫にまつわるスピリチュアルな意味を知って幸運を招こう!
猫にまつわるさまざまなスピリチュアルな意味をご紹介してきましたが、気になるものや当てはまるものはあったでしょうか。猫のスピリチュアルな言い伝えはとても多く、古くから人間と親密な関係にあったことが伺えますよね。
猫がのんびりとくつろいでいる姿を想像するだけでも心が和みますが、見かけたり一緒にいたりするだけで、良い運気がやって来るというのは嬉しいことですよね。スピリチュアルなメッセージを受け止めながら、これからも猫を可愛がっていきましょう。