そもそも「友達」の基準は?
でも、友達が少ない人より友達が多い人の方が「明るくていい人」というイメージが強いのは確かです。ではここで、「友達の基準」と思われている次の項目は果たして妥当なことなのか?を考えてみたいと思います。
LINEやアドレス帳の人数?
「僕のLINE友達の人数は200人くらいいますね。アドレス帳の人数もはっきり分からないけど、もしかしたら500人近くとかいそうです!」(23歳/男性/アパレル系)
「友達の人数=LINE友達の人数」が最近の若者の中での「友達の基準」となりつつあります。LINEの友達が500人いるという人は、本当に「500人全員と友達」と言えるのでしょうか?
二人で遊べるかどうか?
「私の友達は5人くらい。その中で2人きりで遊べる人は実は1人だから、友達が少ないのが今の悩みです」(21歳/女性/大学生)
友達とは「2人で遊べるかどうか」というのも基準になりそうです。むしろ、2人で遊ぶこともないのに「友達」と呼んでいいのか?も疑問になってきます。同じ大学の仲間だけど2人で遊ばない。でも「知り合い」よりは上だから「友達」と呼んでいるだけかもしれません。
悩みを相談できるかどうか?
「『悩みを相談できるのが友達』っていうじゃないですか。僕は、そんな友達が5人はいます。友達からも相談を受けることももちろんあります」(26歳/男性/営業職)
確かによく言われている「友達の定義」として「悩みを打ち明けられる」というものがよく挙がります。「友達を大切にした方がいい」とよく言われるのはこのためかもしません。辛いときに悩みを聞いてもらえると「友達がいてよかった」と思いますよね!
用がなくても会える人?
「暇なとき、とくに用がなくても何となく一緒にいられる友達が2人います。ただぼんやり過ごすだけの時間を共有できると嬉しいんですよね」(22歳/男性/専門学生)
友達とは、気心知れた仲というイメージも強いです。学生時代はそういった時間を一緒に過ごす仲間を「友達」と呼びます。この人の友達はたった2人ですが、これは悪いことなのでしょうか?
友達が少ない人の一般的なイメージ
では「友達が少ない人」の印象はどうですか?ここでは、世間一般的な「友達が少ない人のイメージ」について意見をまとめました。
自己中心的?
「『友達が少ない人』ってわがままな人が多くないですか?自己チューな人って一緒にいるだけで疲れるから避けちゃいます」(23歳/女性/事務員)
自分の意見を押し通す「自己中心的」な人は確かに付き合いにくいです。その人の意見に振り回されるなら「友達になりたくない」と思うのが普通のこと。友達が少ない人は一見明るい人に見えても「自己チュー」なのかもしれません。
かわいそう
「いつも1人でいる人ってなんか『かわいそう』っていうイメージがあるんですよね。いじめに遭って1人になる人が多いからかも?」(19歳/男性/大学生)
「友達が少ない人=かわいそう」というイメージが湧くのは「ポツンと1人でいる」イメージが強いからではないでしょうか?いつもワイワイ友達と一緒に過ごす人から見たら、かなり孤独な印象に映るでしょう。
ちょっと暗い
「私の中の『友達が少ない人』はちょっと暗いイメージですね。だからダメだっていう意味じゃないんですけど、あまり騒ぐイメージは湧きません」(20歳/女性/デザイン職)
世間一般的なイメージとして、騒ぐことを嫌う、ひっそりと過ごすのが好きな人というイメージが「友達が少ない人」にあります。いつもワイワイ騒いでいる人から見れば「ちょっと暗い」という印象に映るのは仕方がないでしょう。
変わっている
「友達が少ない人ってなんか変わってますよね?個性的と言えばそうなんですけど。独特な考えを持っていたり変わった趣味を持っていたり……そんなイメージです」(25歳/男性/企画部)
ファッションや言動が個性的過ぎると「変わっている人」というイメージを与えます。それはダメなことではありませんが、あまりにも趣味がかけ離れていると感じてしまうと敬遠される傾向があるでしょう。不思議な印象を与える場合もあります。
友達が少ない人の「本当の特徴・原因」《男性編》
男女別それぞれよくある内容を挙げてみますが、どちらの内容も性別を超えて当てはまる部分もあるはずです。自分なりに「直した方がいい」と思う点が見つかれば、今後の友達付き合い方の改善点として覚えておきましょう。
むしろ気を遣いすぎて疲れる
「本当は仲良くなりたいんだけど『迷惑かけてないか』『嫌われてないか』とかいちいち気にしちゃって疲れるんです。ワイワイ騒げる人が羨ましい……」(23歳/男性/製造業)
友達が少なくて悩んでいる人の多くの原因に「気を遣いすぎている」が挙げられます。それは、過去に友達同士でのトラウマがあったりいじめに遭った経験者が多いのも特徴。そのために思い切り遊ぶこともできず苦しんでしまっています。
本当に仲のいい親友が2〜3人いる
「僕は友達の人数は少ないけど、何でも話せる同級生がいます。ほんの2~3人だけど、これ以上友達増やしたいとは今のところ思いません」(21歳/男性/学生)
友達が少ないけど「親友はいる」と答える人もいます。このパターンは1番羨ましい内容。逆に、友達はたくさんいるのに「親友がいない」人の方が世間一般的には多いです。「親友」と呼べる存在がいることはとても素晴らしいことです。
周囲には「友達が多い」と思われているケースも
「僕はなぜか『友達いっぱいいそう』って言われるんですよね。多分お調子者だからかもしれないけど。でも実際、友達って呼べる相手は2人くらいなんですよ」(25歳/男性/美容師)
友達が少ない人の中には「暗い」といったイメージとはかけ離れている人もいます。その理由は「友達に対する価値観」の違いがあるからです。たとえLINE友達が500人いても「友達は3人くらいかな」と答える人も中にはいます。
傷つきやすい性格
「友達を増やしたいなと思ってるんです。でも、その人の言葉をマイナスに受け止めてしまってばかりなので……。すぐ『仲間外れにされてないか』とかすごく気にしちゃうんですよ」(22歳/男性/学生)
相手が言ったひと言を深読みしてしまう癖がある「マイナス思考」の人も友達を増やしにくいです。数少ない友達のことも信用できなかったりと、そもそも人付き合いが苦手です。相手にそんなつもりはないのに勝手に傷つくタイプです。
友達が少ない人の「本当の特徴・原因」《女性編》
女性編ですが、男性にも当てはまる内容でもあります。自分の性格を思い返してみてください。
恋人優先タイプの人
「彼氏ができると『友達より彼氏』ってなるじゃないですか。友達から誘われても、彼氏に呼び出されただ断っちゃう。だから友達少ないんでしょうね、私って」(20歳/女性/アルバイト)
「友達より恋人優先」の女性は本当に多いです。「彼氏優先」は暗黙の了解を得ているところも女性同士ならあります。でも、「彼氏がいないときしか遊ばない」のは女友達から敬遠される行為。彼氏に依存しすぎてしまうのも友達が少ない原因です。
気を遣うことが苦手
「友達と一緒にいると自分のペースが崩れるじゃないですか。一応気を使わなきゃダメだし。そういうの、ちょっと疲れるんですよね。それなら1人でいっかって感じです」(23歳/女性/カフェ店員)
女友達と集まっても心の底から楽しめない女性は「一匹狼タイプ」の人。気を遣うのが苦手なのは、自分のペースを崩されるのが嫌な性質の人です。グループ行動も嫌々ながら付き合ってしまうと、自然に友達が少なくなるものです。
集団行動が不得意
「2人なら大丈夫なんです。でも3人とか4人とか、ましてや10人とかホント無理。でも1人ぼっちは寂しいから嫌なんです。私ってわがままなんでしょうか?」(24歳/女性/ジム受付)
ワイワイグループで騒げる人とそうでない人の違いは「集団行動が苦手」とはっきり感じてしまうところ。特に女性のなかには、トイレに行くのも友達と一緒!という「常に友達といたい」タイプも少なくありません。
こういった女性同士の付き合いをめんどくさい…と感じてしまう女性は友達が少ない傾向にあるようです。
超インドア派
「私は漫画とかアニメが好きなので、休みの日はずっと家にいたいんです。このままだと友達がいなくなりそうで不安なんですよね……。でも、この生活は変えたくないんです」(19歳/女性/専門学生)
友達の人数はその人の趣味も大きく影響します。スポーツが趣味の人は友達を増やしやすいです。一方、漫画やアニメ好きの「インドア派な人」はどうしても引きこもりがちになるでしょう。
良いことがたくさん!友達が少ないメリット
そもそも、友達の人数に価値を置く必要性はないんです。実は友達が少ない人は良いこともたくさん!ここからは「友達が少ないメリット」をいくつかご紹介します。
好きなことに時間とお金を使える
「友達多いと色々面倒じゃないですか。お金もかかるし時間も束縛されるし。友達少ないと1人の時間が多いから私は嬉しいですけどね。行きたいところに自由に行けるから束縛感もないです!」(22歳/女性/事務職)
友達付き合いは濃くするほど悩みも増え、しかも時間とお金も消費します。それなら、友達が少なくても「自分の時間を自由に過ごせた方がいい」と考える人も多いです。
自分のペースで行動できる
「最初は『寂しいな』って思ったけど、1人に慣れたら自分のペースで行動できることを発見!だからストレスも溜まりません」(20歳/男性/大学生)
みんなが輪になっている中、1人で過ごすことは少し勇気が必要です。でもそれは、周りのペースに合わせる必要もないので、自分の思う通りに行動できるメリットが生まれる意味をも持っています。
他人の意見に振り回されることがない
「学生の頃は散々悩んだんです。いつも友達の意見の言いなりで振り回されて……。だから1人行動が増えた今は、すごく自由でのんびり過ごせています」(23歳/女性/アパレル店員)
「友達は少なくてもいっか!」と思えるのは、友達付き合いに悩んだことがあるからでしょう。勇気を出して1人になると、思わぬメリットも生まれるということが分かります。
1人の友達の質が上がる
「僕は友達は少ないんですけど全然不満はないですね。『この友達が1人いれば十分』と思える存在はとても大きいです。この友達を大切にしたいです」(25歳/男性/IT系)
友達の人数が少ない人はまさに「深く狭くタイプ」の人。1人に対する時間のかけ方が濃く、友達の質も向上します。こんな人なら「もっと友達がほしい」とも思わず、満足できる人間関係が送れるでしょう。
やっぱり寂しい?友達が少ない人の悩み
新しいコミュニティが苦手
「普段あんまり友達と喋らないから『新しい環境』に行くのがすごく苦手で……。こういうときすぐに馴染める人が本当に羨ましくなります」(18歳/男性/学生)
友達が少ない人の欠点とも言えるのが「新しいコミュニティへの参加が苦手」というもの。新しい学校、転職先や習い事など、色々な場面の「新しい場所」で苦労をします。
結婚式に呼ばれたとき戸惑う
「結婚式に呼ばれたときが本当につらいですね……。式に参加しても知り合いがいないし孤独に過ごしちゃうから本当は欠席したいくらいです」(28歳/女性/オペレーター)
大勢がワイワイするイベントへの参加を余儀なくされたとき、友達が少ない人は戸惑ってしまいます。「友達作っておけばよかった」と後悔する瞬間の訪れです。
困った時に相談する人がいない
「明日の学校の持ち物がわからない時ときとか、どうしても貸してもらいたいときとか。『ああ、友達がいないって寂しいな』と痛感します」(18歳/男性/学生)
「困ったときだけ相談する」友達も問題ですが、友達に聞けば解決できる何かがあるときは「友達の必要性」を感じるでしょう。
シェアしたくてもできない
「『これ誰かに教えたい!』と思っても『友達いないじゃん』ってなる(笑)」(24歳/女性/ペット店員)
感動したことは「シェアしたくなる」のが今の世の中です。でも友達が少ないとそれも叶わず……。
「友達が少ない」と「友達がいない」は別物!
「友達が少ない人」のタイプ
「友達が少ない人」は、狭く深く友達付き合いをするタイプです。全く友達はいらないということはありません。また友達が少ない人は、1人きりになるのは嫌だと感じています。なので、少なくてもいいから友達付き合いをしています。
「友達がいない人」のタイプ
一方、「友達がいない人」は「1人でも平気な人」が挙げれらます。とくに友達への必要性を感じない人です。それとは逆に、「友達ができない人」のパターンもあります。友達がほしいけど、周りに敬遠される原因がある人です。
友達ができない人は「自分の話ばかりする」「わがまま」「不潔」などの、何かしらの原因があります。
やっぱり友達が欲しい!友達の作り方
新しいコミュニティに所属してみる
「友達がほしい」なら人が集まる場所へ行きましょう。学校の部活や大学のサークルに所属するとあっという間に友達ができます。社会人なら新しい習い事を始めるのもおすすめ。緊張するのは初日だけです。
また、笑顔でいるだけで声をかけてもらえるので表情も大きなポイント。
人の会話に参加する
人と会話するのが苦手……と避けてばかりいては友達がいなくなってしまいます。身近な人が集まって会話していたら、自分もその会話に参加してみましょう。
その人達の話を聞いて「そうなんだ」とか「それはすごい!」などの相討ちを取るだけで十分です。次第に会話に慣れて、積極的に参加できるようになります。
相手の話をよく聞く
友達ができにくい人の中には「自分の話ばかりする」人もいます。人というのは話を聞いてくれる人に好意を持つもの。相手の話をよく聞くだけで友達は自然に作れます。会話が弾んだら「LINE交換しよう」とお願いしてみましょう。きっと快諾するはずです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!