40代が低用量ピルをやめるタイミングは閉経!やめるべき理由や注意点を解説
避妊や月経症状を緩和するのに役立つ低用量ピルですが、やめるタイミングに悩んでいる40代の女性も多いのではないでしょうか。
結論、低用量ピルは基本的に閉経まで飲み続けられます。逆にいうと、閉経を迎えてからは低用量ピルの服用は必要ありません。
この記事では40代が低用量ピルをやめるタイミングや飲み続けるリスクをまとめました。ぜひ参考にしてください。
40代が低用量ピルをやめるべきなのは閉経のタイミング
閉経を迎えた40代の女性は、低用量ピルの服用をやめるべきです。低用量ピルは避妊や月経困難症を目的として服用するものであり、閉経したあとに飲む必要はありません。
むしろ、血栓症リスクをはじめとする身体への負担を避けるためにも、閉経後の服用は避けるべきだといえます。
40代が低用量ピルをやめないとさまざまなリスクが生まれる
40代の人が低用量ピルを飲み続けることには、リスクが伴う点に注意しましょう。40代以上の場合、低用量ピルの服用により心筋梗塞をはじめとする心血管系の障害・病気のリスクが高まることが分かっています。
40代以上の人は、心血管系障害のリスクを高める要素がないと医師が判断した場合のみ、服用の継続が可能です。40代を迎えたあとも低用量ピルの服用を続けたい場合は、かならず医師に相談しましょう。
ゆい(26)のコメント
自己判断で低用量ピルの服用を続けると、命の危険にもつながります。たとえば、BMI30以上の肥満体型の人や、高血圧・糖尿病の人は服用継続を避けるべきです。
低用量ピル服用中の40代が閉経を確認する方法
閉経したかどうか知りたいときは、低用量ピルの服用を一旦ストップして、血液検査をするのが一般的です。低用量ピルを服用している間は、閉経していても休薬期間に出血が起こるため、閉経したかどうかの判断ができません。
服用中止時点と中止から数週間後に採血し、エストラジオールという女性ホルモンの数値を比較します。閉経したと判断された場合は、低用量ピルの服用をやめましょう。
ゆい(26)のコメント
低用量ピルの服用中断から閉経の判断がつくまでは、2~3週間の期間が必要になります。閉経しても消退出血が起こる可能性があるため、出血の有無で判断するのは難しいでしょう。
40代が低用量ピルをやめるタイミングで代わりになる薬・避妊方法
40代になり、健康リスクを考えて閉経前に低用量ピルをやめたい場合、避妊や生理の悩みにアプローチする別の手段が必要ですよね。ここからは、避妊目的・治療目的、それぞれで低用量ピルの代わりになる手段を紹介します。
避妊目的の場合
避妊目的で低用量ピルを服用していた人は、コンドームや避妊リングなど装着するタイプの避妊具を使って対策しましょう。コンドームを正しく着用したときの避妊率は85%、避妊リングでは低用量ピルと同程度の避妊率99%以上が確認されています。
アフターピルで緊急避妊する手段もありますが、アフターピルを前提として避妊具なしで性行為することは避けるべきでしょう。
治療目的の場合
低用量ピルを月経困難症やPMS、子宮内膜症などの治療目的で使っている場合は、薬物療法や手術療法・子宮内避妊システムなどの代替手段が考えられます。いずれも、医師による処方・施術が必要なため、まずは産婦人科で相談してみましょう。
月経困難症やPMSの場合、漢方やサプリメントが効果的な場合もあるので、医師と相談して自分にあったものを探してみるのもおすすめです。
ゆい(26)のコメント
避妊・治療の方法は低用量ピルだけではありません。自分の目的に合わせて、身体に負担がかかりにくいものを採用しましょう。
40代が低用量ピルをやめるタイミングの注意点
40代になって低用量ピルの服用をやめると、肌荒れ・ニキビが出る可能性があります。肌荒れやニキビの発生が低用量ピルで防がれていた場合に起きるため、もし突然肌が荒れ始めても慌てないようにしてください。
自己判断で服用を再開するのは避け、皮膚科に行くか、スキンケア商品を使って対処してくださいね。
ゆい(26)のコメント
体質によっては、閉経を迎えていないタイミングで低用量ピルをやめなければなりません。その場合、3ヵ月~4ヵ月程度で月経が戻ることも覚えておきましょう。
よくある質問
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低用量ピルは更年期障害の対策になる?
更年期障害を抑える効果は期待できますが、更年期障害の治療目的で服用するにはリスクも伴うため、医師との相談が必要です。
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低用量ピルは何歳まで服用できる?
閉経を迎えていなければ、最大で50代を迎えるまで服用可能です。リスクを考えると、40代から服用ストップを検討したほうがいいでしょう。
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女性はいつまで避妊が必要になる?
閉経が確認できるまでです。
ゆい(26)のコメント
閉経すると妊娠のリスクや生理に悩むことはほとんどありません。閉経を迎えた場合は、その時点で服用をやめましょう。