中用量ピルは全3種類!種類ごとの特徴や効果・副作用を一覧で解説
「中用量ピルの種類は何がある?」
「中用量ピルの種類によって違いはある?」
上記のような疑問を抱いている人は必見!結論、中用量ピルの種類は3種類ありますが、現在取り扱われているのはプラノバール1種類のみです。
この記事では中用量ピルの種類や保険適用の可否をまとめました。得られる効果や副作用・中用量ピルとその他ピルの違いをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
中用量ピルの種類は3つある!それぞれの特徴を解説
中用量ピルは3種あり、販売されている時期や価格が異なります。中用量ピルの種類は、以下の3つです。
プラノバール
プラノバールは、主に月経移動に使われる中用量ピルです。黄体ホルモンと卵胞ホルモンを配合しているため、月経困難症や子宮内膜症の治療や、PMSの改善などの目的で処方されることもあります。
プラノバールの料金は、3,000~5,000円が相場です。また、プラノバールは緊急避妊で使用する場合もあり、正しく服用した場合の避妊率は約80%です。
ソフィアA
ソフィアAとは、月経困難症や子宮内膜症の治療、月経移動目的で処方されていた中用量ピルです。ソフィアAは、平成31年3月末で販売が中止されています。プラノバールと比べると、低価格で購入できるところもソフィアAの特徴です。
ルテジオン
ルテジオンは緊急避妊や月経移動、子宮内膜症や月経困難症の治療目的で処方される中用量ピルです。ルテジオンも平成31年に販売中止となっています。
ゆい(26)のコメント
ソフィアA・ルテジオンの2つは、取り扱うクリニックがほとんどありません。現時点で購入できる中用量ピルは、プラノバールのみであることを理解しておきましょう。
中用量ピルが購入できるオンラインサービス
ここからは、中用量ピルが購入できるオンラインサービスを紹介します。オンラインサービスは、移動時間や待ち時間がないため、忙しい人でも気軽に利用できます。
中用量ピルの種類によって保険適用されるケース
中用量ピルを処方する目的によっては、保険適用されない可能性があるため注意が必要です。月経困難症や子宮内膜症の治療目的で中用量ピルが処方された場合のみ、保険が適用されます。
しかし、月経移動や緊急避妊目的で処方された場合は、保険適用されません。月経移動や緊急避妊目的で中用量ピルを服用する場合は注意しましょう。
ゆい(26)のコメント
中用量ピルの中でも、プラノバール・ソフィアAであれば、治療目的の際に保険が利用可能です。ただし、月経困難症や子宮内膜症の治療目的の場合は、低用量ピルが処方されることも増えています。
中用量ピルに期待できる主な効果
ここでは、中用量ピルに期待できる主な効果を紹介します。中用量ピルは、緊急避妊だけではなく月経困難症や子宮内膜症の治療目的でも処方されています。中用量ピルに期待できる主な効果は以下の3つです。
月経日の調整
中用量ピルは、月経日を調整する際にも処方されます。中用量ピルを服用することで、生理の予定日を前後にずらすことが可能です。旅行や週末の予定など、大切なイベントと生理がかぶらないように中用量ピルを服用する人も少なくありません。
中用量ピルを服用することで、生理日を前後に移動させることは可能ですが、生理を早めるのではなく遅くする目的で処方される傾向にあります。
月経困難症・子宮内膜症の改善効果
中用量ピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療目的で処方されています。中用量ピルを服用することで、排卵が抑制され、子宮内膜が厚くなるのを阻止します。
生理痛や生理にまつわる疾患の改善効果も期待できるため、頻発月経や稀発月経、過多月経、不正出血などの症状改善にも有効です。
避妊効果
避妊目的で中用量ピルを服用するケースも少なくありません。中用量ピルを服用すると排卵が抑制されるため、着床予防効果が期待できます。
また、ヤッペ法と呼ばれる緊急避妊法として用いられるケースもあることを覚えておきましょう。しかし、緊急避妊時にはアフターピルが処方されるケースが多いため、緊急避妊目的で処方されるケースは少ないです。
ゆい(26)のコメント
中用量ピルは月経移動が主な目的となっています。その他の効果も得られますが、他のピルで代用できることも理解したうえで服用を検討してみてください。
中用量ピルの副作用
ここからは、中用量ピルの副作用について解説します。中用量ピルを服用すると、頭痛や吐き気などの副作用が起こる可能性があるため注意が必要です。
副作用の中でも、命にかかわる血栓症に注意しなければなりません。血栓症の初期症状でもある手足のしびれや痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。
中用量ピルの副作用については、出方に個人差があります。一番症状が重いのは飲み始めのタイミングともいわれており、継続して服用することで徐々に副作用は収まることがほとんどです。
中用量ピルとその他ピルの種類による違い
ここでは、中用量ピルとその他ピルの種類による違いについて解説しましょう。ピルには中用量ピルだけではなく、低用量ピルやアフターピルなど、さまざまな種類があります。
ピルの種類によって処方目的が大きく異なるため注意が必要です。医療機関やオンラインサービスで医師の診断を受け、自分にあったピルを処方してもらいましょう。
監修者のコメント
中用量ピルの主な処方目的は3つありますが、中でも月経移動の用途で服用することが多くなっています。その他の処方目的の場合は、低用量ピル・アフターピルで代用することが多いのも理解しておきましょう。
よくある質問
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中用量ピルの飲み方は?
24時間に1回1錠服用します。
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中用量ピルを飲み忘れた際はどうすればいい?
1日飲み忘れた場合は、気が付いた時点で飲み忘れた1錠を服用しましょう。その後はいつも通りに1日1錠服用してください。2日以上飲み忘れた場合は、生理がくる可能性があるため中用量ピルの効果が期待できません。
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中用量ピルのプラノバールの避妊効果は?
正しくプラノバールを服用した場合の避妊率は80%です。
プラノバールを用いた緊急避妊は、ヤッペ法と呼ばれています。