駆け落ちをする意味＆メリット｜幸せ＆後悔エピソード集も大公開！

「駆け落ち」はテレビドラマや映画などでよく耳にする言葉です。そもそも「駆け落ち」とはどういう意味なのでしょうか。また、現代の駆け落ち事情はどのようになっているのかについてもチェックしていきましょう。

「駆け落ち」とは？

駆け落ちとは、「両親から結婚の許しを得られない男女が、しめし合わせて親元から逃げること」を意味します。つまり両親の反対を押し切ってでも恋人と二人でいることを選択し、行方をくらますということです。不倫関係の男女が離婚できないため、駆け落ちするパターンもあります。

ちなみに、駆け落ちという言葉は昔から存在していましたが、戦国時代は農民が戦乱や税金から逃れるために、家族やグループで村を離れるという意味で使われていたようです。

駆け落ちするカップルは現代では少ない？

両親から結婚を認めてもらえない理由は学歴や仕事、家柄など様々ですが、現代は親に反対されたからと言って結婚を諦めるカップルは少ないのではないでしょうか。時代が変わり、結婚に対して寛容な親が増えているので、最終的には許してもらえるケースが大半です。したがって、駆け落ちするカップルも昔と比較して少ないといえるでしょう。

とはいえ昔ながらの考えを持ち、頑なに結婚を認めない親がいるのも事実。そのため、駆け落ちするカップルは少なくなっているとはいえ、皆無ではないでしょう。

両親の反対を押し切ってまで駆け落ちをすることにはどのような意味があるのでしょうか。駆け落ちをするメリットについて紹介します。

二人の絆を深められる

駆け落ちをするということは、これまで近くにいてくれた人たちと離れることになります。必然的に今後起こりうる様々な困難を、二人だけで乗り越えていかなければならない状況になるでしょう。駆け落ち後は幸せなことだけでなく、つらく苦しい時や、誰かに助けてほしい時が必ず訪れます。そんな時二人で手を取り合い、乗り越えて行くことで強い絆が生まれるのです。

周りに恵まれ、幸せなカップルは素晴らしいですが、そういったカップルは困難に直面すると簡単に別れてしまうことも少なくありません。それに比べ、数々の困難を二人で乗り越えてきた駆け落ちカップルの絆はそう簡単に壊れるものではないでしょう。

家族に交際や結婚を認めてもらえる

駆け落ちをすることで、家族に交際や結婚を認めてもらえる場合があります。家族が結婚に反対する理由は様々ですが、大切な子供に駆け落ちされるくらいなら認めてあげた方が良いと考える親が多いのです。強引な手段を使って渋々認めさせる形にはなってしまいますが、認めてもらえる良いきっかけとなるでしょう。

また、駆け落ちをするという強い意思表示により、両親に真剣さや覚悟が伝わります。真剣さが伝わったことで、両親の気持ちが認めてあげたいという方向に動くこともあるのです。

周りに縛られず好きな人と一緒に過ごせる

駆け落ちをすることで、これまで結婚や交際を認めてくれなかった家族や、余計な口出しをしてくる友人など、二人にとって障害となっていた人たちから離れることができます。それにより周りに縛られることなく、思う存分二人だけの生活を楽しむことができるのです。

駆け落ちをする人は「誰にも邪魔されず二人で過ごしたい」「二人だけで一緒に過ごせるなら全てを投げ出してもいい」などと考えている人が多いので、望み通りの世界を作り上げることができるでしょう。

お互いの真剣さを確認できる

駆け落ちをするということは、これまで築き上げてきた交友関係や仕事、家族など多くのものを捨てるということです。そのような大きな犠牲を払ってまで一緒にいたいということは、お互いのことを真剣に考えている証拠であると言えます。

恋愛をしていれば、相手は本気で自分のことを愛しているのか不安になることはよくあるでしょう。そして言葉では何とでもいえるので、本当の部分での真剣さを確認することは難しいです。

しかし、駆け落ちはお互いが大切なものを犠牲にするという行動を実際に起こすことで成り立ちます。駆け引きなどをすることなく、お互いの真剣さを確認できるのは駆け落ちのメリットと言えるでしょう。

駆け落ちには、メリットだけでなくデメリットも数多くあります。駆け落ちを考えている人はデメリットについてもしっかりと理解し、覚悟しておかないと後悔することになるでしょう。

家族や友人との縁が切れるおそれがある

駆け落ちをすることで、今まで育ててくれた家族や、そばにいてくれた友人との縁が切れる可能性があります。家族との縁が切れてしまえば、兄弟の結婚式や両親の葬儀といった大切な席に出席することも難しくなるでしょう。

子供ができたら、その子はおじいちゃんやおばあちゃんを知らずに育つことになってしまいます。また、何かに悩んだ時に話を聞いてくれていた友人もいなくなってしまうのです。

ある意味ではまっさらな状態から新しい人間関係を構築するチャンスと捉えることもできますが、これまで支えてくれた人を全て失うということは、とてもつらく悲しいことです。

安定した生活を送るのが難しい

駆け落ちすることにより、これまで勤めていた会社を退職し、新たな地で職探しをすることになります。就職自体が難しかったり、給料は以前よりも低くなることがほとんどでしょう。また、引っ越しや新生活の準備にも多額の費用がかかり、金銭的に厳しくなりがちです。

さらには、新しい地域で新しい仕事、新しい人間関係、新しい暮らしという状況になり、全てがガラッと変わります。慣れるまでは精神的に余裕が持てず安定しません。そんな中で喧嘩も多くなり関係が悪化するカップルが多いので、注意が必要です。

いざという時に頼れる人が少ない

人生には困難がつきものです。家族や友人など、多くの人に助けてもらってこそ乗り越えられる困難も数多くあるでしょう。しかし、駆け落ちをすることで家族や友人との縁が切れてしまうため、いざという時に頼れる人が少なくなってしまいます。

子どもができた時、病気になってしまった時、どうしてもお金が必要になった時など、いざという時に頼れる人がほとんどいないことに気が付くことになるでしょう。二人ではどうにもならない状況のときに、誰にも頼らず自分たちだけで乗り越えていくことは容易ではありません。

別れる可能性もある

駆け落ちをしたからといって、永遠に一緒にいることが保証されたわけではありません。当然のことながら、駆け落ち後に別れる可能性もあるのです。駆け落ち後に幸せに暮らすカップルは少数だという話もあるほどです。それが本当なら、ほとんどのカップルは別れているということになりますね。

全てを投げ出して駆け落ちしたにもかかわらず、環境がガラッと変わることで相手との関係性も変わってしまい、別れてしまうケースが大多数なのでしょう。別れた後に失ったものが多すぎることに気が付き、後悔する人が数多くいるのが現実です。

世間の目が気になる

駆け落ち後にいくら幸せであったとしても、世間の目が気になる瞬間は必ず訪れます。新しい職場で出会った人や、新たにできた友人などから、引っ越してきた理由について何気なく聞かれることもあるでしょう。「駆け落ち」とはっきりと答えるのも一つですが、やはり世間の目が気になって、本当のことを言えず別の理由を考えるケースも多いです。

新たな人と出会い、引っ越してきた理由などについて聞かれる度に、ストレスを感じることとなります。これはいつまでも続くことです。慣れてしまえば済む話ですが、世間の目を過剰に気にする人は駆け落ちをするべきではないでしょう。

実際に駆け落ちをした人のエピソードを紹介します。まずは駆け落ちをしたことで、その後幸せになれたカップルのエピソードを見ていきましょう。

年上の彼氏と駆け落ちして結婚

「私は15歳年上の彼氏と駆け落ちして結婚しました。当時、私が20歳、彼が35歳で、歳の差から両親に大反対されてしまったのです。私は若いながらも、この人と何があっても一緒にいるという強い意志を持っていたので駆け落ちをすることにしました。

駆け落ち後は大変なこともありましたが、うまくいったのは、彼が私をリードして計画立てて物事を進めてくれたり、お金の面で助けてくれたりしたおかげです。彼でなかったら駆け落ちはうまくいかなかったかもしれません。

今ではそんな頼りになる彼との間に二人の子供を授かり、家族みんなで幸せに暮らしています。両親との縁が切れてしまったことは悲しいですが、私たち二人の幸せを実現できたので後悔はしていないです」（37歳/女性/サービス業）

両親が結婚に大反対！彼と駆け落ちした

「私はバツイチです。初婚時には子供もいましたが、離婚する際、夫側に引き取られる形をとりました。そのような過去があったため、彼の両親は結婚に大反対。直接話せる場を設けてもらっても、彼の両親は私と仲良くする素振りすら見せてくれず、『子供を捨てるような奴は信用できない』と強く罵るだけでした。

私はとてもつらかったですし、彼も両親の態度に呆れてしまったこともあり、二人で駆け落ちすることにしました。駆け落ち後は数えきれないほどの困難が待ち構えていましたが、彼は本当に強い覚悟を持っていて、どんな時も私を支えてくれたのです。

次第に生活も安定し、二人だけで結婚式を挙げることもできました。他の人とは少し違った形ではありますが、私たちはとても幸せです」（39歳/女性/営業職）

駆け落ちがきっかけで両親に認めてもらえた

「駆け落ちがきっかけで、妻の両親に結婚を認めてもらえました。私は、収入が不安定な仕事をしています。妻の家族は皆、立派な仕事をしているため、妻の両親は収入の安定しない私との結婚を認めてくれませんでした。結婚を認めてくれないどころか、私と顔を合わせることすら拒否する始末です。

いくら説得しても私と話すらしてくれない両親に妻も嫌気がさし、私たちは駆け落ちをすることにしました。本気なのが伝わったようで、駆け落ちから半年後、私に会わせてほしいとの連絡がきたのです。

駆け落ちをしていることもあり、両親と会うことは不安しかありませんでしたが、会ってみると怒った様子もなく、それどころか今までのことを謝ってくれました。話すことで私の人となりにも目を向けてくれて、最終的に結婚を認めてもらえました」（48歳/男性/建築業）

愛する子を産むことができた

「私たちはお互いに20代前半という若い時期に子供を授かりました。計画的な妊娠ではなかったため、子供を授かったとはいえ、両親に結婚を認めてもらえませんでした。お腹の子をおろすことを要求してきた両親に私も彼も怒りが爆発。若かったこともあり、ほぼ勢い任せで駆け落ちすることにしました。

20代前半の若者が全てを捨てて駆け落ちをすることはとても大変でした。それでも、私たちは高卒で働いており無駄使いもしてこなかったため、貯金がそれなりにあったことでお金の面で苦労や喧嘩をすることがなかったです。

出産するための費用も、貯金をしておいたおかげで困ることはありませんでした。無事に私たちの愛する子を出産することができたのも、思い切って駆け落ちしたおかげです」（28歳/女性/病院勤務）

続いて、後悔したケースの駆け落ちエピソードを紹介します。反面教師にして、同じような後悔をしないように気を付けましょう。

駆け落ちしたが結局別れることになった

「私は当時、死別経験のある男性と交際していました。一度結婚を経験していることもあってか、若いながらもしっかりしていて人間的にも魅力あふれる人です。そんな彼と婚約したので、両親に報告をするために二人で実家へ行きました。

彼の境遇について話すと、私の父は『前の妻が亡くなったのは全てお前のせいだ。そんな男に娘はやれない』と最初から全てを決めつけて、結婚も認めずでした。心ない言葉を1時間ほど浴びせられ、さすがの彼も気分を害してしまいました。そして、彼から別れ話を切り出されてしまったのです。

私はどうしても別れたくなかったので、『駆け落ちして一緒にてほしい』と何度もお願いしました。彼も渋々駆け落ちに納得してくれましたが、その後の生活はうまくいかず、半年で別れることに。駆け落ちによって失ったものは大きかったです」（28歳/女性/医療関係）

生活が苦しくケンカが日に日に増えていき…

「低収入なことを理由に彼との結婚を認めてくれない両親に嫌気がさしたため、駆け落ちをしました。二人きりの生活を始めた当初は楽しく幸せだったという印象しかありません。しかし、現実は甘くなかったです。引っ越し費用で貯金を大幅に切り崩してしまった私たちは、次第に金銭的余裕がなくなり生活が厳しくなりました。

仕事を始めましたが、日雇いのバイトです。貯金がない不安感と不安定な収入によって、金銭的余裕だけでなく、精神的余裕も徐々になくなっていきました。日に日に喧嘩が増え、最終的には別れることとなってしまったのです。愛さえあればなんとでもなると思っていましたが、愛に加えて最低限のお金は必要だということを学びました」（39歳/女性/製造業）

子どもを授かり余裕がなくなった

「駆け落ち後の私たちには金銭的な余裕がなく、二人で働きに出ていました。二人で働くことで、なんとか生活できるという状況です。そんな中、私たちの不注意によって、子供を授かることになってしまいました。子供を授かったことで妻は働くことができなくなり、金銭的な面で生活が成り立たない状況になってしまったのです。

私は複数の仕事を掛け持ち、昼夜を問わず必死に働きましたが、それでも生活は苦しいままでした。子供を出産するにもお金が必要ですし、生まれてからはオムツやミルク、服など、買わなければならないものが盛りだくさんです。

二人で話し合った結果、ギブアップして実家へ戻りました。戻ったことで両親は少しうれしそうではありましたが、なんだか肩身は狭いですし、妻の両親との仲は悪いままです」（35歳/男性/運送業）

孤独に耐えきれなくなった

「駆け落ち相手の彼とは、私の一目惚れがきっかけで交際がスタートしました。しかし、家柄の違いから彼と交際することを両親から猛反対されてしまったのです。認めてもらえないまま長い月日が経ち、私たちは駆け落ちする決断をしました。

当時の私は彼に夢中だったので、彼さえいれば他には何もいらないと本気で思っていました。実際に駆け落ち後の数ヶ月は幸せでした。しかし、時が経つにつれて、孤独感に襲われることが多くなりました。

彼との悩みを友達に相談したい、ガールズトークがしたいなど、これまで仲良くしていた友人を求める気持ちを抑えられなくなりました。彼にその話をすると、地元に戻ることを認めてくれましたが、ガッカリされて別れることに。遊んだり話を聞いたりしてくれる人たちの大切さを改めて感じました」（42歳/女性/介護士）

駆け落ち後に幸せになりたいというのは、誰もが思うことでしょう。どのようなパターンだと駆け落ち後に幸せになれるのでしょうか。

駆け落ち前に下準備をしっかりしている

駆け落ち後は、住居、仕事、人間関係など、全てがいちからスタートすることとなるでしょう。そして、やらなければならないこともたくさんあります。頭ではわかっていても、実際に駆け落ち後の環境に身を置くことで、心身ともに余裕がなくなってしまう人が非常に多いです。駆け落ち後に少しでも余裕を持つために、下準備をしっかりしておくことが大切でしょう。

下準備は様々ありますが、住居や仕事をあらかじめ決めておくことや、役所関係の手続きを済ませておく、といったことを優先的に行っておくと良いでしょう。

生活できる経済力がある

駆け落ちには、引っ越し費用や新生活で必要な道具の購入費、新しい仕事が見つかるまでの生活費など、多くのお金が必要となります。あらかじめ仕事を決めておいたり、どこでもお金を稼ぐことができるスキルを身につけておくなどして、経済面での安定を確保しておくことが重要です。

貯金もあるに越したことはないでしょう。駆け落ち後には、新しい環境に馴染めず体調を崩してしまったり、子供を授かったりといったイレギュラーな出来事が発生する可能性があります。予期せぬ事態も全て自分たちで乗り越えなければなりません。仮に仕事をしなくても1、2年は生活できるくらいの貯金があれば安心でしょう。

何があっても添い遂げる覚悟がある

駆け落ち後に幸せになるには強い覚悟が必要となります。駆け落ち後は、これまで親や友人に助けてもらっていたことも、自分たちで何とかしなければなりません。相手しか頼れる人がいなく、つらく苦しいことも多くあるでしょう。何があっても恋人と添い遂げるという強い覚悟がないと、乗り越えることは難しいです。

何があっても一緒にいると思うこと自体は簡単でしょう。しかし、「お金がなくて苦しい」「誰にも頼れない」「相手の嫌な一面が見えた」など、実際に起こりうる現実的な面を理解し、イメージした上で本気の覚悟を持つということが大切なのです。

相手のことを詳しく知っている

相手のことを詳しく知っていることは大切です。駆け落ち後は一緒に暮らして共に過ごす時間が多くなり、これまで見ることのなかった相手の一面を見ることとなります。

特に交際期間が短いうちに駆け落ちしたカップルは、相手の良い一面しか見えていない可能性が高いでしょう。そのため一緒に暮らした途端、だらしなかったり怒りっぽかったりなど、これまで知らなかった相手の一面を知って冷めてしまうケースもあるのです。

駆け落ち前から相手のあらゆる一面を知っていれば、その分イメージとのギャップを感じることなく安定した関係を続けることができるでしょう。

駆け落ちして後悔するパターンについて紹介します。このパターンを理解して後悔することのないように気を付けましょう。

勢いで駆け落ちしてしまう

運命の人だと思った相手との結婚を否定されると、つい感情的になってしまいます。その感情に任せて勢いで駆け落ちすることはやめた方がいいでしょう。勢いで駆け落ちしてしまって後悔するカップルは多いです。今後のことが何も決まってない状態で駆け落ちしたことで喧嘩が増え、関係がすぐに壊れてしまいます。後先考えずに突っ走ってうまくいくほど、駆け落ちは簡単なことではありません。

仕事のことやお金のこと、子供を含めた将来のことなどを二人で冷静に話し合い、幸せになれると確信したうえで実行するべきです。

駆け落ちする資金がない

駆け落ちで幸せになるためには、ある程度の資金が必要です。引っ越し費用や、新生活で使用する家具や家電を購入するお金、仕事が安定するまでの生活費など、予想している以上に費用がかかってしまいます。それらの資金がない、またはギリギリあるという程度で駆け落ちを考えるのは非常に危険です。

二人で協力すれば何とかなると安易に考えるのはやめましょう。実際になんとか生活できるとしても、お金に対する不安や我慢が続くことによって破局するカップルは多いです。駆け落ちには精神的な不安要素が多く、気持ちに余裕がなくなりがちです。お金の面だけでもクリアしていれば精神的にも楽でしょう。

頼れる人がいない

駆け落ちをするということは、これまで築き上げてきた人間関係が全てなくなるも同然です。頭では理解していても、実際にその環境に飛び込んでみると、相手以外に頼れる人がいないという厳しい現実に打ちのめされる人も少なくありません。

社交的な人であれば、新しい環境でも頼れる人が見つかるかもしれません。しかし、駆け落ちしたと打ち明けるにも勇気がいるので覚悟してください。また、駆け落ちしたことを打ち明けると予想外のところから噂が広まり、両親に居場所がばれてしまうというリスクもあるので慎重に考えるべきでしょう。

一緒に暮らしたら喧嘩ばかり

ラブラブだったのに、同棲を開始した途端に別れるカップルは多いです。これは駆け落ちでも同じことでしょう。一緒に暮らすことで、それまで見えなかった相手の嫌な一面も数多く目の当たりにすることになります。そこで幻滅したり、喧嘩ばかりしていてもうまくいきません。

価値観や生活リズム、家事のやり方やタイミングなどが、最初から完全に一致するカップルなど存在しないのです。一緒に暮らすことで感じるマイナスの部分についても、歩み寄って話し合い解決する姿勢がなければ、良好な関係を築いていくことはできないでしょう。

駆け落ちで幸せになるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。また、注意点としてどのようなことが挙げられるのか解説します。駆け落ちを成功させるための足掛かりとしてください。

困難に立ち向かう覚悟をする

駆け落ちには困難がつきものです。おそらく多くの人が想像している以上に、過酷な現実が待ち構えています。これまで築き上げてきたものをすべて捨てて、一から困難に立ち向かっていく強い覚悟を持たなければなりません。二人のうちどちらかが中途半端な覚悟しか持っていなかったら、破局するのも時間の問題です。

中途半端な覚悟で駆け落ちをしたとしても、化けの皮はすぐに剥がれるでしょう。ごまかしは一切通用しないほど、駆け落ちで幸せになることは難しいことなのです。困難に立ち向かう覚悟ができているか、できていないかで、駆け落ちの成功率は大きく変わってくるでしょう。

相手に支えてもらおうと思わない

駆け落ち後の困難は全て二人で乗り越えていかなければなりません。駆け落ちを選択したのであれば、それなりの覚悟を持っているはずです。それにもかかわらず、相手に支えてもらうことばかり考えていては、相手への負担が大きくなってしまいます。頼る人が少ない分、二人で乗り越えるという意識が大切ですし、自分自身も強くなることが重要です。

もちろんつらい時に支えてもらうことは必要なことですので、頼る気持ちも忘れないようにしましょう。

失ったもののことは考えない

駆け落ちすることによって、育ててくれた両親や仲良くしてくれていた友人、頑張ってきた職場でのキャリアなど、多くのものを犠牲にしてしまいます。しかし駆け落ち後に、それらに対しての未練を持つことはやめましょう。それが相手に伝わって喧嘩の原因になったり、自分自身の気持ちが揺らいでしまう原因にもなってしまいます。

全てを犠牲にしても、大切な人と二人で生活することを自ら望んで駆け落ちしたのです。過去に未練を持っていても、未来にはマイナスの影響しか与えません。今後幸せになるためには、しっかり気持ちを切り替えて、前だけを向いて歩んでいきましょう。

仕事や住居を決めておく

精神的余裕を持つことは、駆け落ちを成功させるうえでとても大切です。精神的に余裕がなくなる要因は様々ですが、お金のことだったり、やるべきことが多すぎるといったことが挙げられるでしょう。駆け落ちすると、職探しから住居探し、役所での手続き、新生活の準備など、多くのことを一気にやらなければならないので、精神がかなりすり減ってしまいます。

できることは駆け落ち前に全てやっておくことがベストですが、最低限、仕事と住居は決めておくと良いでしょう。仕事が決まっていることでお金の心配が多少は減りますし、安心して休める住居があるのとないのとでは精神的な疲労感が全く違います。