LINEの告白はアリ？ナシ？告白成功＆失敗パターンと上手な返し方

一昔前であれば、「告白は面と向かってするのが当然！」と考える人が大多数でしたが、最近ではLINEで告白するケースも多いようです。特に中学生や高校生を中心に、LINEでの告白が広がりつつあるのだとか。

実際のところ、LINEで告白するのは賢明なのでしょうか。ちゃんとした返事をもらえるのか、正確に気持ちが伝わるのかと考えると、ちょっと不安ですよね。そこで今回は、LINEでの告白はアリなのかナシなのか、詳しく見ていきましょう！

以前と比べればLINEで告白する人が増えたとはいえ、「LINEでの告白はナシ」と考える人はいまだに多いようです。いったいなぜなのでしょうか？

LINEでの告白は半数以上が「ナシ派」？

あるデータによると、およそ8割の人が、LINEでの告白はナシと答えています。中高生ではもう少し割合が低くなっていますが、それでも半数以上がナシと答えているようですね。

若い世代ほどLINEでの告白に抵抗を感じにくくなっているのは確かですが、それでも告白は直接会ってしてほしいと考えている人が少なくありません。

LINEで告白「ナシ派」の意見

ナシ派の意見を調査したところ、「会って告白されるほうが誠意を感じられて嬉しい」という意見が目立ちました。LINEで告白されると、果たして本気なのか分かりづらいということですね。

また、「次に会った時にどんな顔をすればいいのか分からない」という声も。LINEで二人の関係が大きく変わってしまうと、直接会った時にどう対応すればよいのか分からないのです。LINEを境にいきなり恋人モードになるのは、確かに難しいかもしれません。

LINEで告白「アリ派」は全体の2〜４割

ナシ派が多いとはいえ、アリ派がいないわけではありません。世代にもよりますが、およそ2～4割程度の人は、LINEでの告白もアリだと答えています。

少なくとも告白しないよりはいいですよね。直接告白するのが恥ずかしいからと、結局諦めてしまうのが一番よくありません。会って告白するのが難しいのであれば、せめてLINEで告白したほうが、まだ可能性があるはずです。

告白の方法として積極的にLINEを使うべきではないでしょうが、絶対にダメというわけではありません。

LINEで告白「アリ派」の意見

LINEでの告白には「対面よりは緊張しないから本心を伝えやすい」「落ち着いて対応できる」など、告白する側とされる側の両方にメリットがあります。この点を重視して、LINEでの告白がアリだと考えている人は少なくないようですね。

普段軽いノリの人がLINEで告白すると、確かに誠意が伝わらないものです。しかし、日頃から真面目な人であれば、あまり軽い印象を与えないでしょう。そういうタイプの人がアリ派には多いのかもしれませんね。

「LINEでの告白より、直接会って告白するほうがいいに決まってる！」と思っていませんか？確かに直接のほうが気持ちは伝わりますが、LINEでの告白ならではのメリットもあるのです。では、そのメリットをご紹介します。

素直な言葉を伝えられる

直接会って告白するのは緊張しますよね。そのため、恥ずかしさのあまり気持ちを素直に言葉にできないかもしれません。その結果、曖昧な伝え方になってしまい、相手に「何が言いたいの？」と思われて、微妙な空気が流れてしまうことも…。

一方、LINEであればじっくり心の準備をしてから告白できます。慌てて変な文章を送ってしまうリスクはありません。落ち着いて、本当に言いたいことを整理してから伝えられるのです。LINEでの告白には、勢いだけの告白にはない魅力があるといえますね。

テンションや話の流れで告白できる

LINEでの告白には、タイミングを見極めやすいというメリットもあります。なぜなら、誰も見ていないからです。

直接告白する場合は周りの目があるので、いいムードになったとしても、すぐに告白することはできませんよね。しかし、LINEなら周囲の目は関係ありません。告白できそうな流れになったら、そのタイミングで告白してしまえるのです。

また、直接の会話ほどとっさに応える必要がないのも、告白しやすい要因です。相手が目の前にいるのであれば、緊張して言葉が出て来なければ気まずくなってしまいますが、LINEであれば少しなら待たせても大丈夫です。

返事をじっくり考えられる

こちらは、主にLINEで告白された側のメリットですね。LINEで告白されたら、じっくり返事を考えることができます。とっさに言われて変な対応をしてしまうリスクがありません。

告白した側も、相手にはじっくり答えを考えてもらいたいはずです。その場の勢いや雰囲気で断られたら傷つきますからね。

また、仮にすぐに返事をできなかったとしても、LINEであれば顔を合わせていないので、気まずい雰囲気になりません。お互いにとってリスクや負担が少ない方法といえるでしょう。

時間のある時を狙いやすい

直接会って告白しようと思ったら、まず二人の予定を合わせなくてはなりません。しかし、そういう時間がとれないことも多いでしょう。学校や職場で会うことはできても、二人きりになるのはなかなか難しいです。

しかし、LINEであればその点も関係ありません。二人きりで会う必要はないですし、お互いに時間の空いているときに告白できます。大抵の場合は、仕事や学校が終わった夜でしょう。忙しくないので落ち着いた状態で告白できるはずです。

LINEでの告白には独特のメリットがありますが、逆にデメリットもあります。このデメリットが気になって、LINEでの告白を「ナシ」と思っている人も多いようですね。では、デメリットを見ていきましょう。

返事がこない可能性がある

LINEで告白した場合、そもそも返事がこない可能性があります。直接言われるのと違って、無視しやすいからです。

告白されて断るのって、けっこう気が重いですよね。それでも直接告白されたら返事をしないといけないという気になりますが、LINEだったら「無視しちゃおうかな…」と思われがち。さらに、そのまま気まずくなって直接会ってもらえなくなる可能性もあります。

きちんと返事が欲しいのであれば、直接告白したほうが良いということですね。

冗談だと思われる

LINEは気軽にメッセージをやり取りするためのツールですよね。そのため、LINEで告白すると「これって本気の告白？それともネタ？」などと思われる可能性があります。冗談半分なのではないかと思われしまう恐れがあるのです。

ただし、これは二人の性格や価値観によって左右されがちな点でもあります。普段真面目な人からLINEで告白されたら、冗談だと思う人はいないでしょう。また、告白される側も軽いノリで喋らない真面目なタイプであれば、うまくいくことがあります。

お互いの考えていることが分からない

文章だけのやり取りをするLINEでは、相手の姿が見えませんよね。そのため、本心では相手が何を考えているのかわかりません。直接会っているときと違って、声や表情、身振り手振りなどから感情を判断することができないからです。

つまり、文面を見る限りではテンションが高くても、実際はそうとは限らないということ。「この流れなら告白のチャンスかも！」と思っても、実際には相手は適当に返事をしているだけかもしれませんよね。結果的に見当違いのタイミングで告白して玉砕することになるかも。

場合によっては画像が晒されることも

告白した内容を他人に晒されるのは、LINEで告白することの独特のデメリットとして、もっとも恐ろしいものではないでしょうか。スクリーンショットを撮られて、それを友人に晒される可能性があるのです。メッセージを削除してもスクショを撮られていたらどうしようもありませんから、永遠に証拠が残ることになります。

つまり、後々になって誰かに見られるリスクを避けたいのであれば、そもそも文章での告白はまずいということです。紙のラブレターでも同じことが言えますね。告白の証拠が残ることはかなりリスキーであると考えましょう。

総合的に言えば、LINEでの告白は直接の告白よりも成功する確率が低いといえそうです。簡単に断ることができてしまうというのが大きな要因です。

しかし、LINEでも告白の成功確率を高める方法はあります。では、うまくいく告白のパターンを見ていきましょう。

直球ストレートな告白

「『最初会ったころってこんな感じだったよね』みたいな会話の後に、彼に『好きです。付き合ってください』っていわれました。シンプルなんですけど、真剣さが伝わってくると嬉しいものですね」（31歳/女性/化粧品メーカー）

LINEであろうと直接であろうと、ストレートな告白が一番いいようです。

そもそも告白の成否を決めるのは、告白の方法ではなく、それまでの経緯です。どんなに魅力的な告白でも、事前に十分な関係を築いていなければ成功しません。逆にいえば、告白までにしっかりと仲が深まっていれば、余計な飾り文句は不要です。真っ直ぐに気持ちを伝えればそれでOKということですね。

会って告白することを匂わせる「伏線」告白

「親しくしている男性から、いつもの軽い感じじゃなくてちょっと真剣な感じで、唐突に『週末会える？』って聞かれたんですよ。これは告白されるかもしれない…って心の準備を固めました」（25歳/女性/飲食店）

LINEで告白するより直接会って伝えた方が心に響くことは、これまでにも解説しました。そのため、LINEを告白の伏線として利用するのがおすすめです。

具体的には「大事な話があるんだけど、近いうちにどこかで会える？」といったメッセージを送りましょう。相手が鈍感でない限りは、告白されるのではないかと考えるはずです。そのため、この誘いに真剣に応じてくれるようであれば、その時点である程度「脈あり」と判断できます。

温度差をつける

「いつもの彼女のLINEって、めちゃくちゃ絵文字とかスタンプだらけなんですよ。文字より多いくらい。でもある日のLINEではやけに静かで、変だなと思ってたら告白されました。OKしたら、またスタンプの嵐が吹き荒れましたけど」（25歳/男性/SE）

LINEでの告白の際に、絵文字やスタンプを多用するのはおすすめしません。どうしても軽い印象を与えてしまうからです。

ただし、あまり軽い印象のないものであれば、かえって気持ちを伝えやすくする効果もあります。会話の流れや相手の性格も踏まえて、使うかどうかを決めたいですね。

「電話しない？」と誘う

「普段彼とは電話はしないんですけど、あるときLINEしてたら『電話していい？』って言われて。その時点で、もしかしたら…とは思いましたけど、やっぱり告白されました。ちゃんと声で聞けて良かったです」（28歳/女性/看護師）

電話だと、LINEの文章よりも誠意が伝わりやすいです。顔は見えませんが、声のトーンから真剣さが分かりますよね。特に、普段はあまり電話をしない人がこれをすると、それだけで真面目な話だと相手に伝えられるでしょう。

告白を促す

「できれば彼の方から告白してほしかったんです。なので『告白してほしいな』って言っちゃいました。そういうことを言っても大丈夫な関係になってるって自信はあったので…。結果的にそれが奥手な彼の告白を後押しすることになって、付き合うことになりました」（23歳/女性/アパレル関係）

これはどちらかというと女性におすすめの告白方法ですね。男性は奥手であっても自分から告白したいと思っている人が多いため、促すとうまくいくことがあります。信頼関係がないとこのようなことは言えないかもしれませんが、そもそも告白を成功させたいなら信頼関係は不可欠です。

世の中には「ありえない…」と思ってしまうような告白のパターンもあります。しかし、案外自分がそれをやってしまっている危険性もあるかもしれません。そこで次は、LINEの告白失敗パターンをご紹介します。

中途半端で意味が分からない告白

「『もっと仲良くなれたらなーって』みたいなLINEをもらったんですけど、これって告白なんですかね？あとで彼女に聞いたら告白のつもりだったらしいんですけど、なんて返したらいいのか分からなくて適当に流しちゃったんですよ。もうちょっとはっきり言ってほしかったなぁ」（21歳/男性/学生）

ストレートな告白が一番いいということは、先ほど解説しましたよね。逆に言えば、回りくどい告白はNGということ。何が言いたいのか分からず、相手は反応に困ってしまいます。その結果、微妙な返事をされると、「振られた！」と勘違いして落ち込むことも。お互いにとっていいことはないので、はっきり伝えましょう。

ポエムみたいな文章の告白

「ロマンチストなんでしょうね、彼から来た告白のLINEがなんか詩みたいで…。要するに好きだってことを伝えたいんでしょうけど、なんか自分に酔ってる感じがして気持ち悪いって思ってしまった」（23歳/女性/物流関係）

率直に伝えたほうが分かりやすいのに、あえてポエムのようにしたら、自己満足だと思われても仕方がありません。告白は相手に自分の気持ちを伝えるのが目的ですから、それを妨げるような飾りはかえって逆効果だと考えましょう。

長すぎ、短すぎ

「『好きです』とだけ言われたことがあって、これだと、本気なのかな？って疑ってしまいますよね。冗談かもしれないし、打ち間違いの可能性とかも考えてしまいます。まあ、あんまり長文でも引きますけどね」（26歳/男性/金融関係）

告白のメッセージは、短過ぎると気持ちが伝わりませんよね。かといって長すぎると驚かれます。どれくらいの長さが良いのかは人によりますが、二言、三言くらいで伝えるのがシンプルで良いでしょう。

最後に「笑」がつく

「『俺らって付き合ったらうまくいくんじゃね？笑』というLINEをもらって、本気の告白だと思う人なんていないですよね。笑ってんじゃねーよって思いません？」（23歳/女性/福祉関係）

LINEで告白する際は、ただでさえ真剣さが伝わりにくいです。そこに「笑」「w」などが付くと、真面目な雰囲気は少しも感じられません。恥ずかしさのあまりそういう文章を送ってしまう気持ちもわからなくはないですが、告白は真剣さが命だと心得ましょう。

これまではLINEで告白する方法についてご紹介してきました。では逆に、LINEで告白された場合はどうやって返したら良いのでしょうか。

「よろしくお願いします」

もっともシンプルな返事です。できれば、直前に「嬉しい」「ありがとう」などの言葉をつけるとよいですね。

ストレートな告白が一番いいのと同じで、返事も気持ちをまっすぐに伝える内容が一番いいです。「私でいいの？」などと焦らすと、緊張して告白している相手はモヤモヤします。早く安心させてあげるためにも、誤解を招かない返事をしましょう。

「私も同じ気持ちだった！」

両想いであることを確認できる率直な返事です。告白してくれた相手にこれを返して、気まずくなることはほぼありません。勘違いされることもないでしょう。

もちろん、シンプルにOKを出すだけでも良いのですが、それだと本当に好きなのかどうかが伝わりにくいことも。結果的に、告白した側は自分が好かれているのか釈然としない気分になります。これを避けるためにも、「私も同じ！」と両想いであることをはっきりと伝えたほうがよいですね。

「他に好きな人がいるからゴメン」

ほかに好きな人がいる場合も、それを率直に伝えましょう。断るのはなかなか心理的な負担が大きいですが、無視してはいけません。LINEとはいえ、相手が真剣に告白しているのならば、こちらも真剣に対応するのが最低限のマナーです。

単に断るだけだと、相手には「なぜ？」という気持ちが残ります。実は嫌われているんじゃないかと感じることもあるでしょう。また、「まだチャンスがあるかも」と変な期待を持たせることにもなります。

そのように思わせてしまうと、後で余計に気まずくなったり、繰り返しアプローチされる可能性があります。きっぱり諦めてもらうためにも、ほかに好きな人がいる場合はそれを伝えましょう。

「近いうちに会える？」

返事は直接会ってからしたいと思う人もいるかもしれませんね。そういう場合は、「近いうちに会える？」と誘ってみましょう。そして、その時に返事をすることを伝えましょう。

ただし、あまり待たせてはいけません。その間、相手はどんな返事をされるのか不安で頭から離れず、仕事や生活に集中できません。

すぐに会えないようであれば、LINEで返事がOKであることをほのめかしておくとよいでしょう。これなら、相手はあまり不安を膨らませずにあなたの返事を待つことができます。

最後に紹介するのは注意点です。LINEで告白する際や返事をする際には、どんな点を意識すればよいのでしょうか。

はっきりとわかりやすい言葉で伝える

これまで何度も解説してきたように、ストレートな言葉で伝えるのが一番です。曖昧な言葉を使うことにメリットはほとんどありません。何が言いたいのか分からなくて、相手はまともな返事ができないからです。

恥ずかしいのは仕方がないことですが、相手を困らせるような回りくどい表現はやめましょう。

他人に言わない、晒さない

告白のLINEや、それに対する返事のLINEは、誰にも見せないようにしましょう。それは、お互いに相手にだけ送ったメッセージです。

わざと誰かに見せるケースはほとんどないでしょうが、ふとした拍子に友人に見られる可能性はあります。そのようなことが絶対にないように、受け取ったメッセージは厳重に管理しましょう。もうそのやり取りは役目を終えたのですから、いっそのこと消してしまったほうが良いかもしれませんね。

早すぎる告白はしない

これは告白する側の注意点です。大して親しくもなっていないのに告白するのはやめましょう。

LINEでやりとりするときは周りの目がないため、面と向かっては言えないようなことも言葉にできてしまいます。そのため、まだ告白するような間柄でもないのに、好きだと伝えてしまうことも。

当然ながら、受け取ったほうは「まだお互いのこと何も知らないよね？」と思いますよね。そして、一度このようなことがあると、その後関係を深めるのも気まずくなります。LINEは気軽にやり取りできるツールですが、告白の際には充分すぎるほど慎重になりましょう。

返事を待たせない

こちらは告白された側の注意点です。基本的に、告白に対する返事をあまり待たせないようにしましょう。なぜなら、待たせたところで返事が変わることはないからです。

断る理由が「まだ早い」にしても「ほかに好きな人がいる」にしても、これらが簡単に変化することはないですよね。それなら、できるだけ早く伝えて相手に余計な不安を与えないようにしましょう。