鈍感な男を好きに…落とす方法はある?
ところが、ただただ悩むばかりになってしまう恋愛もあります。その一つが、「好きになった人が鈍感な男」というパターンです。
いくら好きオーラを出しても、あの手この手でアプローチを試みても、一向に気持ちに気付いてくれない男性が相手では、片思いが進展せず、ヤキモキしてしまうのも無理はないでしょう。
そこで今回は、「鈍感な男」との恋愛について考えていきます。鈍感な男性の特徴や心理を踏まえて、効果的にアプローチする方法を学んでいきましょう。
「鈍感な男」の特徴って?
本人の性格やそれまでの経験などが要因となり、女性のアプローチに気付きにくいのです。その要因は人によっても異なりますし、いくつかの要因が重なっている可能性もあります。
鈍感な男性の多くは、次のような特徴を持っていると考えられます。一つずつ見ていきましょう。
マイペースな性格
マイペースな性格の人は、周りを気にせず自由に生きられますが、その反面、周囲の状況を察することが苦手です。職場や学校にも「あいつはマイペースだからなあ」などと周りから言われるような人、いませんか?
そのような性格の男性は、女性がいくら好きオーラを出してアプローチしても気付きません。周りを気にしないため「自分に対する態度が他の人とは違う」ということにも鈍感なのです。
恋愛経験が少ない
基本的には特に鈍感な性格ではないのに、恋愛のこととなるととたんに鈍くなってしまう男性もいます。大きな理由として、恋愛経験が少ないことが考えられるでしょう。
恋愛経験とは、交際経験だけでなく、人を好きになった経験や告白したりされたりといった経験も含みます。恋する・恋されるという感覚がわからない、もしくは遠い昔過ぎて忘れてしまったため、女性からのアプローチに対しても鈍感になってしまうのです。
女性に慣れていない
男子校育ちだったり、職場が男性ばかりだったりして、母親以外の女性と関わる経験が著しく乏しいことも、鈍感な男の特徴に挙げられます。女性のいない環境ではなくても、奥手な性格で女性に慣れていないため鈍感になってしまうことも考えられます。
女性慣れしていない男性は、女性の脈ありサインがどのようなものかわかりません。女性に対する苦手意識もあるため、そもそもあまり女性を見ないようにしている人もいるでしょう。
女性に慣れ過ぎている
逆に、女性に慣れ過ぎてしまっている男性も意外と鈍感になりがちです。なぜなら、女性と関わることが当たり前で、友達のようになってしまうから。
恋愛経験が多いと、「別に一人の女性に絞らなくてもいい」と思うようになったり、アプローチされ過ぎてかわすテクニックが自然と身についていたりもします。
アプローチしても慣れた感じでかわされる場合、鈍感なだけでなく「モテすぎて飽和状態」という可能性もあります。
「鈍感な男」の心理
鈍感になりやすい背景があっても、必ずしも全員が鈍感な男になるとは限りません。特に女性に対して鈍感なのは、男性の中に何かしらの潜在意識があるからだとも考えられます。
その心理を理解することによって、より効果的なアプローチの仕方を見つけられるはずです。そこで、どのような心理によって鈍感になっているのかをご説明します。
相手に興味がない
男性は単純な人が多いため、興味のある女性のことはよく見ますが、興味がない人に対してはとことん鈍感になりがちです。その場合、鈍感な性格というよりも興味がないからアンテナを張ってないだけでしょう。
このような心理によって鈍感に見える男性は、好きな女性に対しては逆に敏感にもなれます。必死でアプローチしている女性にとってはつらい現実ですが、鈍感になるのは単に相手の女性に興味がないから、ということも考えられるのです。
無意識にブレーキをかけている
恋愛経験の少ない男性や、過去に恋愛で痛い経験をした男性に多いのが、無意識に気持ちにブレーキをかけているせいで鈍感になってしまっているというもの。
女性からアプローチされることや、アプローチを受け入れることが怖いという気持ちがどこかにあるせいで、恋愛に積極的になれないのです。そのためアプローチにも気付きにくくなってしまうのでしょう。
わざと恋愛しないようにしているわけではないため、本人にブレーキをかけているという自覚がなく、ただの鈍感な男に見えてしまいます。
単純に気付いていないだけ
中には、根っからの鈍感男もいます。すべてにおいて鈍感な人もいれば、恋愛に関することだけに鈍感な人もいますが、彼らには本当に悪気はなく、ただ気付かないだけなのです。
相手の女性のことが好きでもそうでなくても、自分に好意を持ってくれているとは思っていないため、女性のアプローチに含まれる心理を読み取れません。
このようにただ気付かないだけの男性の場合、もう一押ししたりわかりやすいアプローチに変えてみたりすれば、あっさり伝わるケースがほとんどです。
鈍感なフリをしている場合も
こちらは例外ですが、女性の気持ちに気付いていないように見せかけて、実はバッチリ気付いている男性もいます。あえて鈍感なフリをしているのです。
これには二通りの心理が考えられます。一つ目は、もっと女性にアプローチしてほしいからわざと焦らしている、というもの。二つ目は、苦手な相手だけどはっきり断る勇気がない、あるいは断るのが面倒だから、気付かないフリをして諦めさせようとしている、というもの。まったく逆の心理ですね。
このような鈍感な男のフリをして女性を悩ませる悪い男だとしたら、対処法を考えなければなりません。
「鈍感な男」を好きになった女性の悩み
鈍感男は女性たちが悩んでいることに気付きもしないのだと思うと、モヤモヤしてしまいますよね。
ここで、鈍感な男性に恋をした女性たちの悩みにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。好きになった人や彼氏が鈍感過ぎてつらい…という女性の声を集めてみました。
相手にされてない感じがしてつらい
「自分なりにアプローチしてきたつもりだし、周りの友達にも彼のことが好きだと態度で気付かれるくらいです。それなのに、本人には全然伝わらず、相手にされてないなって思います。彼の気持ちがわからなくて、モヤモヤします」(21歳/女性/大学生)
周りにもわかるくらいアプローチを頑張っているにもかかわらず気付かれないとは、相手はかなり鈍感なようですね。この女性のように「気付かれていないどころか、相手にもされていない…」とつらくなってしまうのも無理はありません。
アピールに気付いてもらえず疲れてしまった…
「いい感じの男性がいるのですが、友達以上の関係から発展しません。私はOKだよってサインを出して、好意もさんざんアピールしてるのに…。なんだか一方通行な感じでもう疲れてしまいました」(26歳/女性/塾講師)
あとは告白を待つのみ!といういい雰囲気にもかかわらず、一向に行動を起こしてもらえないどころか、好意のアピールもかわされてしまったようです。鈍感な男を相手に空回りばかりして、疲れてしまう女性も少なくないでしょう。
恋愛が進展しなくてモヤモヤする
「自分から告白して付き合えるようになったのですが、手を繋ぎたいオーラを出しても、彼氏はまったく気付かず…。私からアピールしても、空振りなことが多いです。付き合う前の関係からあまり変わってない気がして、モヤモヤします」(23歳/女性/販売)
鈍感な男は、付き合ってからもこのように女性を悩ませてしまうのでしょうか。両想いなのに、自分の気持ちが伝わっていないと感じることばかりだと寂しいですよね。せめて彼女に対してだけは鈍感でなくなってほしいと願うばかりです。
いちいち言わなければ伝わらないのが面倒
「デートする関係の男性がいるのですが、私からいちいち言わなきゃ伝わらないんです。そのくらいわかってよ!って思うことが多くて、ホント面倒くさい。私のこと全然見てくれてないんだな…って思ってしまいます」(30歳/女性/看護師)
このように、デートできる関係の女性に気を遣わせる鈍感男に呆れてしまう、という声も少なくありません。鈍感な男はどこまでもマイペースなので、いい感じの女性ができても、ガラッと人格が変わることはないのです。面倒に感じて、気持ちが冷めてしまう女性もいるかもしれませんね。
「鈍感な男」を落とす効果的アプローチ方法!
そのためには、鈍感でもわかるような積極的なアプローチが必要です。自分なりにアプローチしてきたつもりでも気付かれないということは、その方法では彼には届かないのかもしれません。
本気で彼を振り向かせたいなら、これからご紹介するものをすべて実践するくらいの気持ちで臨むことをおすすめします。
積極的に遊びに誘う
彼の方から誘ってくれることを期待してもつらくなるだけなので、自分からどんどん遊びに誘いましょう。まずは彼との距離を縮めることが大切です。
一方的になるのを覚悟のうえで、いろいろな場所に二人で出かけましょう。楽しいことを二人で共有しているうちに、いくら鈍感な男性でも「居心地がいい」という気持ちになるはずです。
恋愛経験が少ないせいで鈍感になっている男性も、楽しく遊べる女性には心を許せるようになるのではないでしょうか。
近づく&ボディタッチをする
異性と身体の距離が近いとドキドキするものです。ふと顔が近づいたり手が触れたりしたことがきっかけで恋に落ちるのは、ちょっと古い感じもしますが、案外よく起こります。
友達以上の関係から発展しない場合は、思い切って自分から手を繋いだりハグしたりしてみましょう。そのくらい大胆な方が、鈍感な男性にはわかりやすいのです。
ただし、会話できる程度の関係の場合は、いきなり思い切ったボディタッチをすると引かれてしまいます。隣に座ったり肩を並べて歩いたりすることから始めましょう。
わかりやすい言葉で好意を伝える
もう告白してるのと変わらないくらい、わかりやすく好意を伝えるのも効果的です。「一緒にいると楽しい」と好意をほのめかしても、鈍感な男には聞き流されてしまいます。もっと大胆になりましょう。
「○○くんと付き合えたら幸せだろうな」「○○くんの彼女になれたらいいのに」などのセリフがおすすめです。いくら鈍感でも、さすがにこれなら伝わるでしょう。
ここまで言ってもスルーされたとしたら、残念ながら鈍感なせいではなく脈なしということですので、早く次の恋を見つけた方がいいかもしれません。
他の人にもわかるように好意を表現する
少し計算高いやり方ですが、周りを巻き込むという方法もあります。鈍感な男に好意をアピールしていると、本人に伝わる前に周りが気付くパターンが多いです。それを逆手にとって、男性の周りの人に気付かせ、背中を押してもらうという作戦です。
「あの子、お前のこと絶対好きだよ」などと言われれば、それまで気付いていなかったとしても、意識するようになるでしょう。
ただし、周りに冷やかされるのを嫌がる男性も多いので、逆効果になる可能性もあります。彼の周りに人を冷やかすようなタイプがいないかどうかチェックしてから実践しましょう。
「鈍感な男」へやってはいけないNG対応
また、鈍感な男はそもそも自分とは考え方が違うということを理解しないといけません。そうしないと、次のような間違ったアプローチ方法で失敗することになるでしょう。
わざとそっけなくするなど駆け引きを仕掛ける
鈍感な男に駆け引きは通用しません。よく「押してダメなら引いてみろ」と言われますが、それは相手が鈍感ではない場合にのみ通用します。もしやるのであれば、押して押して押しまくっていきなり引くなど、かなりわかりやすくしなければなりません。
鈍感な男性の場合、女性からそっけなくされても「ああ、嫌われたのかもなー」と思うだけで終わってしまいます。押してくれるはずと思って引いても、追いかけてはもらえないでしょう。
こちらが引いたら相手も引くだけですので、ややこしいテクニックは使わない方が身のためです。
他の男性と親しくして嫉妬させようとする
やきもちを焼かせるために、わざと他の男性と親しくしているところを見せつけるのも逆効果です。鈍感な男性は、それが自分へのアプローチだなんて夢にも思わないでしょう。
きっと「あの男性のことが好きなんだろうな」と思ってスルーします。女性に対して好意を持っていた場合、一人で恋愛を諦めて終わらせてしまう可能性が高いです。
ほとんどの場合、嫉妬心をあおるような行動は鈍感な男性には逆効果ですので、避けた方がよさそうですね。
察してくれるのを待つ
「待っていればいつかこの思いに気付いてくれるだろう」という願いを胸に、ひたすら彼が察してくれるまで待とうとするのはやめましょう。
特に、アプローチも十分にできていないのに相手の行動を期待しても、ただ時間が過ぎていくだけです。告白して答えを待つというならまだしも、相手に気持ちが伝わっていない状況で待っていても何も起きません。
鈍感な男を好きになってしまったら、自分から行動し続けるしかない!と覚悟する必要があるのです。
「どうして気付いてくれないの?」と責める
ほとんどの場合、鈍感なのはそういう性格だからであって、鈍感男に悪気はありません。したがって、責めるのはNG。アプローチが分かりにくかっただけなのです。
わざと鈍感なふりをして女性を困らせるような男なら、ガンガン責めていいでしょう。「そうやって怒ってる姿も可愛い」と思えるくらい心の余裕があるはずです。
でも鈍感な男性は、責められても困るだけ。「こんなにアピールしてるのに気付いてないの?信じられない!」と笑ってあげましょう。
鈍感男との恋愛エピソード集!
でも、いくら鈍感でも彼のことが好きという気持ちが本物なら、うまく付き合っていくしかないですよね。それに、鈍感な男性にもいいところはたくさんあるはずです。
ここで、鈍感な男性との恋愛経験がある女性たちのエピソードをご紹介します。彼女たちがどのように鈍感な男との恋愛を進めてきたか、ぜひ参考にして下さい。
じれったくなり自分から告白!
「気持ちに気付いてほしくて自分なりにアプローチしていましたが、全然気付かれてなくて。誘えば会ってくれるし嫌われてはないと確信していたので、もういいや!と告白しちゃいました。あっさりOKだったのも、なんか笑えました」(24歳/女性/接客)
このように、アプローチに気付かれなくて悩んでしまう前にさっさと告白してしまうというのは、鈍感男との恋愛では賢い選択なのではないでしょうか。結局OKをもらえるケースも多いようなので、悩んでいる時間がもったいないかもしれませんね。
露骨すぎるアピールで気持ちに気付かせた
「明らかに天然だし、これは一筋縄ではいかないぞと覚悟しました。それで、周りが引くくらい好きオーラを出しまくって彼にアピールし続けたんです。もちろん嫌がられない程度に。そしたら、最後は彼の方から告白してくれました!」(28歳/女性/営業)
この女性のように、自分ではやり過ぎと思うくらいのわかりやすいアプローチの方が、鈍感な男性には伝わりやすいでしょう。ただし、むしろ嫌われてしまう可能性もありますので、相手の様子を見ながら行うのも大切です。
友達がキューピッドになってくれた
「精一杯アプローチしていたんですけど、全然伝わらなくて心が折れそうになっていました。でも彼の友達が気付いていたみたいで、うまく仲を取り持ってくれたんです。連絡先を交換できて、今度二人で食事に行くことになりました」(20歳/女性/専門学生)
女性の中にも、積極的に迫れない控えめな性格の人もいますよね。その場合、友達など周りの人がキューピッドになってくれるのはとてもありがたいことです。鈍感な男性は性格が穏やかな人も多く、友達に恵まれやすいため、このような展開も考えられます。
鈍感なのは彼の個性と諦めている
「私の彼氏はとにかく鈍感です。付き合う前だけじゃなく今もそう。正直鈍すぎてイライラすることもあります。でも、そんな性格も含めて好きになったのは私です。鈍感は直らないと諦めて付き合った方が楽だし、幸せだと思います」(27歳/女性/事務)
この女性は「諦めた」と言っていますが、鈍感という彼の個性を受け入れながら付き合うことができているから、うまくいっているのではないでしょうか。お互い長所もあれば短所もあります。それを認め合うことができれば、幸せになれるのかもしれません。
鈍感なところも可愛くて好き
「夫と暮らしてると、なんで気付かないの?ってことが多すぎて逆に笑っちゃいます。でも、そんな鈍感なところが憎めないんですよね。可愛いなって思います。結局、もともとこの人の鈍感なところもまるごと好きになったんだなって」(32歳/女性/主婦)
おのろけエピソードでごちそうさまでしたって感じですが、確かに見方によれば鈍感な男は可愛いのかもしれません。このように、鈍感なところを逆に長所として捉えてしまうことができれば、かなり付き合いやすくなるのではないでしょうか。
鈍感な男にはわかりやすいアプローチが正解
そんな相手には、わかりやすすぎるくらいのアプローチで気持ちを伝えることをおすすめします。彼に気付いてもらおうと期待するくらいなら、さっさと告白してしまった方がいい場合もありますよ。
鈍感なのは彼の個性。それも含めて愛せるのなら、自分ばかりがアプローチするのも苦にならないのではないでしょうか。
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