面倒な「マウンティング男子」に要注意!
そもそも「マウンティング」とは?
マウンティングとは元々、動物社会において自分が優位であることを表すために相手に馬乗りになる行為のこと。近年ではその行為から派生して、人間関係において勝手に格付けをし、自分が相手より勝っていることをアピールする意味の言葉として知られています。
直接的に「自分のほうが勝っている」と伝えてくるのではなく、言葉の裏に本心を隠して暗に伝えてくるパターンもあり、今思えば気付かないうちにマウンティングされていた!なんてことも多いでしょう。
マウンティング男子はどんな場面に出没するの?
では、マウンティング男子はどういった場面で見られるのでしょうか?特に多く出没するのは、飲み会の席です。さらに、その場所に女性がいると、よりマウンティングしたくなってしまう傾向にあります。
しかし、マウンティング男子が現れるのは飲み会だけではありません。会社や学校など、日常生活においても、何かとマウンティングをしたがる男性はいます。
そのため、マウンティング男子にどのように接していくべきか、悩んでいる女性は多いでしょう。この後のページでそういった男性への対処法もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
マウンティング男子の特徴
上から目線で話す
空気を読まずに人を見下す話し方をして、他人を不快な気持ちにさせてしまう人に心当たりはありませんか?話し方が上から目線になるのは、マウンティング男子の特徴の一つです。
例えば、相手が求めてもいないアドバイスや知識を押し付け、自分が優位であることを示したり、他人に対して「お前」などと失礼な呼び方をすることもあります。マウンティング男子は、自分を尊敬してほしいがあまり、人を見下してしまう傾向にあるのです。
自分の価値観を押し付ける
マウンティング男子は、自分の意見や価値観を「間違っている」と指摘されることを嫌います。そのため、自分がすべて正しいかのような話し方をするのです。もちろん自分の意見を持っていることは悪い事ではありません。しかし、それを他人に押し付け、周りの意見を否定してしまうのがマウンティング男子の恐ろしいところとも言えるでしょう。
他人の言葉を遮って話す癖のある人や、「でも」「そうじゃくて」といった否定の言葉から話し始めてしまいがちな人は、マウンティング男子である可能性が高いので注意が必要です。
負けず嫌いな性格
他人に負けたくない気持ちが強いのも、マウンティング男子の特徴の一つです。全てにおいて勝敗で判断するので、些細なことでもつい張り合ってしまいます。自分が一番でなければ気が済まず、負けたくないために相手の粗や弱点を探してしまうのです。
同じ負けず嫌いな性格でも、上昇志向が高い人であれば負けたくない気持ちを行動で示します。しかし、マウンティングしてしまう男性は現状のままで他人に勝とうとするので、他人から面倒に思われてしまうことも少なくありません。
精神年齢が低い
マウンティング男子はとても幼稚で、自分のことに精一杯。他人のことを気遣う余裕がないので、小さなことに突っかかってしまうのです。自分ではない他の誰かが持てはやされていると、機嫌を損ねて、構ってほしい気持ちが生まれます。
そのため、他人の気を引こうと自分が目立つような幼稚な行動をするのです。マウンティングも、他人の気を引くための行動の一つと言えるでしょう。
狭い世界で生きている
広い世界で活躍している男性は、自分の小ささを知っています。自分よりもさらに上がいることをよく理解しているのです。しかし、同じ枠の中でだけしか物事を見られない視野の狭い人間は、どうしても自分が上位にいるような気持ちになってしまいます。
また、マウンティング男子は新しいことに挑戦するのを拒む傾向にあります。自分の限界を思い知らされることを恐れているのです。古い考え方にとらわれている心の狭い男性が身近にいたら、実はその人はマウンティング男子かもしれませんね。
何考えてる?マウンティング男子の心理
承認欲求が強く周りに認められたい
「自分を認めてほしい」という承認欲求は、誰もが心の中に少なからず持っているものです。しかし、マウンティング男子はそのような承認欲求が人一倍強く、それを他人に押し付けてしまいます。行き過ぎた承認欲求を持った結果、「自分を尊敬してほしい」と思ってしまい、マウンティングという行為に及ぶのです。
そういった男性は、故意に他人をおとしめようとマウンティングするのではありません。無意識のうちに強すぎる承認欲求が表に出てきてしまうので、他人の気持ちをかえりみることができず、場の空気を悪くしてしまうこともしばしばあります。
他人に注目されたい
マウンティングを取る男性は、実はとても寂しがり屋です。自分が人の上に立っていないと、誰からも見向きもされないと感じてしまいます。そのため、マウンティングを取ることで注目を集め、人の輪の中に入ろうとしているのです。
話の中心でいたい気持ちが強く、まったく関係ない話をしていても自分の話にすり替えようとするのも、そのためです。
相手に負けたくない
マウンティング男子の特徴の一つとして、負けず嫌いな点があります。そのことから、実はマウンティングする相手は自分と共通点のある人物であることが多いのです。負けたくない相手、つまりライバルと認めた相手に対してこそ、どこか自分が勝っている部分はないかと粗を探したくなります。
マウンティングする相手に対して「もしかしたら負けてしまうかもしれない」という気持ちを抱えているので、些細なことでも優位に立とうとマウンティングしてしまうのですね。
自信のなさを隠したい
自信たっぷりに見えるマウンティング男子ですが、実はこのマウンティングは劣等感の表れとも言えるのです。自分に自信が持てない男性は、他人から称賛を得ることで、自分の劣等感を隠そうとします。
また、自分の劣っている部分を少しでも良く見せようと、話を大げさにして相手を下げることもあるでしょう。弱点を良く見せようと話すことで、「自分はすごい」と安心したい気持ちがあります。
マウンティング男子がよくやる自慢話
仕事を自慢する
自分がいかに仕事ができる男なのかを自慢するのも、マウンティング男子がよくとる手段です。上司からの評価を大げさに話したり、少しの出世であっても周りにアピールせずにはいられません。「俺は部署内での売り上げがトップだった。お前もこうしたほうが良い」など、自慢だけではなく一方的なアドバイスも目立ちます。
さらに、「昨日は深夜まで残業していた」「いろいろ仕事を任されて2時間しか寝ていない」などの不幸自慢も、仕事関係でのマウンティングでよく見られます。一見自分の不幸を嘆いているように見えて、「自分は人よりも頑張っている」ということを遠回しにアピールしているのです。
学歴を自慢する
学歴自慢もマウンティング男子の得意な手法の一つ。自分よりも偏差値の低い学校の出身の人を見ると、これ見よがしにマウントを取ります。「俺は○○大学を出たけれど、あの大学は別に大したことなかったな」などと、卑下しているようにも聞こえるのもマウンティングのポイント。
同じように、「俺は全然勉強しなかったけれど、○○大学に合格した」といったように、大げさに盛って話すのも、マウンティング男子によく見られます。自分には、出身大学の偏差値以上のポテンシャルがあることを暗に伝えたいのです。
お金に余裕があることを自慢する
「50万円の時計を買った」「今年は3回ハワイに行った」など、多額のお金を使ったことを、マウンティング男子は周りに言わずにいられません。この金額を出せる余裕がある、良い給料を貰っているということをアピールしてしまいます。
年齢を重ねるごとに、車であったりマイホームであったりと、お金の使い方は変わっていきますよね。その都度、マウンティング男子は相手と自分の持ち物を比べて、自分の持ち物のほうが価値があると、ついひけらかしてしまうのです。
モテることを自慢する
マウンティング男子は、女性からモテることもステータスの一つだと思っています。「彼女が絶えたことがない」といった元カノの人数であったり、「今の彼女は看護師をやっている」など、男性から人気の高い職業に就いている女性と付き合っていると、それを利用してマウンティングしてしまうのです。
さらに、女性に対してもこのモテ自慢をするマウンティング男子も多いでしょう。自分は女性からモテるとアピールをすることで、自分の男としての価値を高めて気を引こうとするのです。
マウンティング男子に狙われやすい人の特徴とは?
気が弱く言い返せない
気が弱い人が狙われやすい傾向にあるのは、マウンティングしてもはっきりと拒絶されないと分かっているからです。マウンティング男子にとって、自分の言っていることを「間違えている」と指摘されることほど恥ずかしいことはありません。
気が強い人が相手だと、逆にマウンティングし返された場合や反論された場合、負けてしまうかもしれないという恐れがあります。気が弱く、反論してこないだろうと分かっている人に対しては、「何を言っても大丈夫」という気持ちが生じるのです。
普段あまり怒らない
マウンティングされやすい人の特徴として、温厚な性格というのも挙げられるでしょう。普段あまり怒らない人が相手なら、「これくらいで気分を害さないだろう」「これくらいで離れていかないだろう」という余裕が生まれます。それこそが、狙われやすい理由です。
また、日頃の鬱憤を晴らすために、ストレス解消としてマウンティングしてしまう人も多くいます。残念ながら温厚な人は、そういった人が自分を上げるための踏み台として使われやすいのです。
相手の気持ちに過敏
相手が嫌な気持ちになっていないかを気にしすぎてしまう人は、とても優しい心の持ち主。しかし、過敏であるがゆえに、相手の言うことをすべて肯定してしまう傾向にあります。実は良い人こそ、マウンティング男子に狙われやすいのです。
マウンティング男子の根本にあるのは「自分を肯定してほしい」という気持ち。「すごいね」「さすが!」と褒めてもらうことで、マウンティング男子は快感を覚えます。そのため、次回からもマウンティングの対象にされてしまうでしょう。
自分に劣等感を持っている
自分に対して劣等感のある人は、マウンティング男子にとって格好の餌食となってしまいます。劣等感を持っている人からは、自信のなさが滲み出てしまうもの。そういった人ならばマウンティングをしても言い返す言葉もないだろうと、マウンティング男子は確信しているのです。
マウンティング男子に狙われないためには、何よりもまず自分自身を認めてあげることが大切です。自信を持っている人の前では、マウンティング男子はひるんでしまう傾向にあります。
マウンティング男子に困った時の対処法
適当に聞き流す
マウンティング男子への対処法として、適当に聞き流すことはとても効果的です。相手のマウンティングを「そうなんだ」「へぇ」と適当に相槌を打ちながら聞きつつ、あまり興味がないということを、怒らせない程度に態度で表しましょう。
もともとマウンティングを取る人は、自信がない人が多いです。自分の話が相手を退屈な気持ちにさせていると察すれば、だんだんとその話を避けるようになるでしょう。
張り合わずスルーする
相手のマウンティングに対して腹を立ててしまうこともあるでしょう。しかし、そんな時に張り合って「自分のほうがもっとすごい」とマウンティングで返してしまっては、その場の雰囲気は最悪になるでしょう。今後の関係にも影響しかねません。
相手の言葉を聞き入れずにスルーしてしまうのも一つの方法です。上手く話を逸らし、これ以上その話はしたくないということをほのめかしましょう。
あえてマウンティングし返す
あからさまに自分の立場が優位である場合のみ、マウンティングをし返すというのも方法の一つです。しかし、ムキになって相手が気分を害すような言い方をしてしまうと、喧嘩に発展しかねません。自分の方が上であることを事実として伝えた上で、「これ以上そういったことをひけらかすのは良くない」と諭してあげましょう。
最初にマウンティングした側は、恥ずかしくなってそれ以上の反論はできなくなります。また、あなたの大人の対応を見て、今後の言動を改めるきっかけになるでしょう。
はっきり嫌だと伝える
嫌だということを行動で表しても相手がマウンティングをやめようとしない時には、はっきり伝えることも大切です。職場の人など、今後も関係を続けていかなければならない相手であればなおさら、我慢し続けることになれば精神的な負担となるでしょう。ストレスとなり、身体を壊す原因にもなりかねません。
喧嘩腰になるのではなく、「実はそういうことを言われるのはつらい」と落ち着いて具体的に内容を伝えてくださいね。もしかしたら、相手は自覚のないままマウンティングをしてしまっているかもしれません。あなたの言葉が、考えを改める機会にもなるでしょう。
今後なるべく関わらないようにする
自分を傷つける人と一緒にいても、あなたには何のメリットもありません。それどころか、マウンティングされ続けることでだんだんと自信がなくなり、後ろ向きな人間になってしまう可能性も大いにあります。
こちらが何をしてもマウンティングをやめない人とは、思い切って一切の縁を切ってしまいましょう。縁を切るのは、勇気が要ることですよね。しかし、自分を守るためには効果的な対処法と言えます。
マウンティング男子に負けない強い心を
無理して付き合おうとせずに、自分を守ることも大切です。まずは、マウンティングを気にせずに受け流してみましょう。それでもなかなかマウンティングをやめようとしなければ、他の方法を試さなければなりません。どのように対処するかは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
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