お別れする人に面白い送別メッセージを送りたい!
世の中には、卒業から始まり、引っ越しや転勤、退職など、たくさんの別れがあります。送別メッセージというのは、お別れをする人に激励の言葉をかけるためにも、大切なものですよね。
とは言え、いつも堅苦しい定型文では面白ないと思っている人もいるのではないでしょうか。相手が親しい間柄であったり、お世話になった人ならなおのこと、面白い送別メッセージを読んで、笑顔で新しい門出に立ってほしいものです。
それに、お世話になった人や親しい人にメッセージを送るなら、他の人よりも印象に残りたいと考える人は多いはず。
というわけで今回は、お別れする人へ送る、面白い送別メッセージの書き方や例を紹介していきます。
面白い送別メッセージの考え方とは?
面白い送別メッセージを書きたいと思っても、すぐには思いつきませんよね。というわけでここからは、面白い送別メッセージを書くために必要な考え方を紹介していきます。この考え方に沿っていけば、スムーズにメッセージを書けるようになるかもしれません。
相手とはどんな間柄だったのか
送別メッセージを送りたい相手は上司でしょうか、先輩でしょうか、友達でしょうか。相手との関係性によって、冗談の度合いを変えなければいけません。
たとえば友達同士であれば、多少のブラックジョーク程度なら問題ない場合が多いでしょう。しかし、上司の送別メッセージにブラックジョークを書いてしまうと、面白いどころか最悪のイメージを植え付けてお別れなんてことになりかねません。
そのため、面白い送別メッセージを考えるときにはまず、メッセージを送りたい相手との関係性や、相手に言っていい冗談の度合いなどを把握しておいた方がいいでしょう。
相手はどんな人柄だったのか
面白い送別メッセージを送るには、相手がどんな人柄だったのかを考える必要もあります。なぜなら、面白いメッセージの中には相手の気分を上げるような言葉も必要だからです。
確かに、メッセージを書く際、面白いことを書こうと必死になるのは大切なことでしょう。
しかし、そのことにこだわり過ぎると、通常のメッセージに加えるような「優しいところが好きでした」や「いつも頼りになりました」などの相手の人柄を褒めるような言葉を入れ忘れる危険性があります。
面白さにこだわるのも重要ですが、人柄を褒めるのも重要なことなんですよ。
送別する理由はなんなのか
お別れする理由は、人や環境によってさまざまです。その内容を考えずに書いてしまうと、相手を傷付けてしまったり、場違いなメッセージになってしまうことがあります。
たとえば、寿退社する人や定年退職する人へのメッセージに「次の場所でも頑張ってください」と書いても、それは相手にぴったりのメッセージとは言えないでしょう。しかし、同じメッセージを卒業や転勤、転職する人に送るならどう思うでしょうか。
嬉しい気持ちになりますよね。嬉しい気持ちになれば、面白い内容を書いている部分も気持ちよく読めます。そのため、送別する理由も知ったうえでメッセージを書いた方がよいでしょう。
どういう方法でメッセージを伝えるか
送別メッセージを送ると言っても、方法はたくさんあります。寄せ書きしたり、直筆のカードを手渡したり、メッセージアプリを使うこともあるかもしれません。ほかにも、送別会で長文を読み上げることもあるのではないでしょうか。
そのどの方法を使うにしても、書ける量というのは決まっていますよね。寄せ書きやメッセージアプリではたくさんの量を伝えるのは難しいですし、送別会で読み上げるのに短い文では足りない場合が多いでしょう。
特に寄せ書きする場合は、なるべく一言で済ませなければいけないことが多いので、面白いことも短くまとめなければいけません。そのため、伝える方法を考えるのは重要なことになってくるのです。
面白い送別メッセージ書くためのコツ
面白いメッセージを書くためのコツとは何でしょうか。コツを知れば、どんな相手にもユーモアあふれる面白い送別メッセージを書けるようになるかもしれません。
面白い部分はなるべく簡潔に書き切る
たとえ面白い文章であっても、だらだらと書き綴ってしまうと、何を伝えたいのかが分からなくなる場合があります。そのため、面白いメッセージを書くときには、なるべく一言で書き切るのがよいでしょう。
また、面白い一言を文のあちこちに放り込むのもおすすめしません。なぜなら、面白いこと以外の言葉が埋もれてしまうからです。
面白いことともに、感謝の気持ちや嬉しかったことなどを書き綴っても、その一つ一つに笑えるようなことを書いてしまうと、お別れする相手の感動が薄れてしまう可能性が高くなります。
面白いことは面白いこと、感謝は感謝ときちんと切り替えるのが、面白い送別メッセージを書くコツです。
自分の失敗談を面白く書く
面白いメッセージを書くときに、自分の失敗談を書くのもコツの1つです。そのときに間違ってはいけないのが、失敗談は自分のものであること。送別メッセージを送る相手の失敗談は書いてはいけません。
送別メッセージを送りたいと思うほどの関係性ならば、自分も相手も別れを惜しんでいるケースが多いですよね。別れを惜しんでいるタイミングで、自分の失敗談を思い出したい人はほとんどいないはず。
しかし、あなたが話題に出しても大丈夫だろうと思うくらいの小さな失敗であれば、相手は「そんなこともあったなあ!」と笑ってくれる可能性大です。もちろん、話題に出したくない失敗談を無理に出す必要はありませんよ。
過去にあった面白い思い出を書く
相手と一緒に過ごした面白い思い出は、お別れのときに最適な内容です。
あざ笑うようなものは論外ですが、一緒に笑いあったり頑張ったりした思い出は、将来の財産にもなることでしょう。親しい友達であるなら、一緒に馬鹿なことをやった、みたいな内容を書いてもいいかもしれません。
相手にメッセージを伝えたとき、「今まで楽しかったな」と思わせることができれば、面白いメッセージとしては最高の出来だと言えます。思い出したときに大笑いするようなものではなく、思い出してクスリと笑えるぐらいがちょうどいいですよ。
思い切って英語を使ってみる
英文には、前向きで日本人にはない発想が含まれていることがあるので、面白い送別メッセージに使ってみるのもいい方法です。
ただし、英語のメッセージはブラックジョークが含まれている場合も多いので、送る相手は慎重に選んだ方がよいでしょう。また、文章が長すぎるとスペルを間違えて書いてしまったり、相手に意味が伝わらなかったりします。
もちろん、自分も相手も英語が得意な場合は長文でもかまいません。しかし、英語が得意な人に英語の長文を送るには勇気がいりますよね。
そのため、英文は一言だけにし、あとは日本語で書いてしまうのをおすすめします。
誰もが知っている名言を書く
世の中には、偉人や有名人、果てはアニメのキャラクターまで、いろいろな人たちの名言があります。その中には、言葉は前向きなのにふふっと笑えるものがあったりしますよね。
そんなふふっと笑える名言を、メッセージに取り入れてみるのもコツです。特に、寄せ書きなどは短く済ませなければいけない場合が多いもの。そんなときに名言を使えば、面白くかつ短くメッセージを伝えられます。
誰もが知っているものをそのまま使うのもいいですし、自分で少し変えてみるのも1つの手です。
前向きな一言で締めくくる
面白いメッセージを書くときには、最後はまじめに前向きな言葉で締めくくるのも大切です。
面白いエピソードや一言などにこだわるのももちろんよいのですが、別れを惜しむ瞬間というのは大切なものなので、まじめな要素も必要なのです。
まじめな言葉で締めくくれば、相手はそのままの笑顔で去っていけるはず。面白いことで相手を笑顔にして、そのまま笑顔で去っていってもらうためには、最後の前向きな一言も重要なんですよ。
面白いメッセージは、相手が最後の最後まで笑顔でいられるようなものが理想なのです。
面白い送別メッセージに添える好印象な言葉
面白いメッセージは、ただ面白いことを書き綴れば完成するわけではありません。むしろ、面白い言葉だけでは送別の言葉としてふさわしくなく、好印象で終わることは少ないのです。というわけでここからは、面白いメッセージを好印象にする一言を紹介していきます。
「今までありがとうございました」
送別メッセージを書く際に、よく使われているイメージのある「今までありがとうございました」という一言。一般的によく見る言葉であっても、決して馬鹿にはできません。なぜなら、感謝の言葉を言われて嫌な気持ちになる人は、ほとんどいないからです。
感謝の言葉というのは、日常的によく聞く言葉ではありますが、お別れの瞬間にメッセージとしてもらうと、また違う感動が生まれます。お別れのときの感謝の言葉は、自分の頑張ってきたことが肯定される気分になることが多いためです。
面白いことを書いてくれて、さらにそんな嬉しい言葉をかけてくれる人に悪印象は持てませんよね。感謝の言葉は、それぐらい影響力のある言葉なのです。
「また会いましょう」
再会を望む言葉は、もらって嬉しい人がたくさんいます。特に、つながりが強かった人は嬉しくなってしまうことでしょう。しかも、その言葉に加えて面白い一言も書いてあるなんて、好印象を持つ人がほとんどなのではないでしょうか。
それに、再会を望むメッセージは「これは完全なお別れではなく、いつかきっとまた会えるはず」というプラスな言葉として受け取れます。そのため、再会を望む「また会いましょう」という言葉は、一人で去る予定の相手の背中を押してくれるのです。
「お別れするのが寂しいです」
一見マイナスな、後ろ髪を引かれるような一言ですが、言われて嬉しいと感じるのも事実ではないでしょうか。とは言え、この言葉だけでは、相手は残していくあなたのことが心配になってしまいます。
そのため、この一言のあとには「教わったことを実践していきます」「必ずあなたを超えてみせます」など、前向きな言葉を添えましょう。そうすれば相手は、別れを惜しんでくれていると思うと同時に、「後は任せてもいいんだな」という思考になります。
そういった印象を受ければ、面白い言葉にプラスして更なる好印象へ変化していくことでしょう。
「〇〇さんがいてくれてよかったです」
好印象を与えるというよりは、感動を与えることができそうな言葉です。面白いことを言われて笑顔になった後にこう伝えられたら、嬉しさが込み上げるのではないでしょうか。
嬉しい言葉をもらうと、多くの人はそれを言ってくれた人に好印象を持ちます。関わり合いのあった相手ならなおさらです。関わり合いの少なかった相手でも、エピソード付きで伝えるといい印象を抱いてもらえる可能性大。
もちろん、関わりがあった相手にもエピソードを入れて問題ないですよ。相手を笑顔にした後には、「ここにいて良かった」と感動と嬉しさを与えましょう。
面白い送別メッセージの例文《仕事編》
面白い送別メッセージ書くための考え方やコツを紹介しましたが、とは言っても、面白い送別メッセージって具体的にどう書けばいいのか分かりませんよね。相手によってふさわしい内容が変わりますし、環境によってもだいぶ変わります。
そんな悩みを解決するために、例文をいくつか紹介していきます。まずは「仕事編」です。
上司の場合
「〇〇部長、今まで大変お世話になりました。〇〇部長の頼りがいのあるオーラがもう見られないと思うと悲しいですが、転勤先での更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。」
「〇〇部長、長い間お疲れさまでした。〇〇部長の指導があったからこそ、私は今ここにいます。これまで本当にありがとうございました。」
2つとも、お世話になった上司に向けての例文です。上は転勤する上司へ、下は退職する上司への送別メッセージですね。相手は上司なのでユーモアの度合いはかなり低めで、転勤のときよりも退職のときに感謝の言葉を増やすのがポイントです。
先輩の場合
「〇〇先輩、今までありがとうございました。先輩が連れて行ってくれた釣りで、初めはへっぴり腰だった私でも最後は無事に釣り上げることができたのは先輩のおかげです。転勤先でのご武運をお祈り申し上げます。」
「〇〇先輩、今までのことに感謝の気持ちでいっぱいです。転職なさると聞き、寂しくて仕方ありませんが、将来の夢が実現しますよう、お祈り申し上げます。これまで本当にありがとうございました。」
こちらは先輩が転勤、転職する場合の例文です。特別仲のよかった先輩ならば、自分の失敗談や面白かったエピソードなどを盛り込むとよいでしょう。
同期の場合
「〇〇さん、〇年前に一緒に入社したときから今までありがとうございました。〇〇さんの明るく前向きなギャグに笑わせてもらったのは、一度や二度では済みません。転勤先でも、そのまま明るい〇〇さんで頑張ってください。ご武運を。」
「〇〇さん、あのときから今までありがとうございました。〇〇さんの笑顔はいつも私を癒し、ほんわかさせてくれました。〇〇さんが同期でよかったです。また会える日を心待ちにしています。」
同期に向けての送別メッセージのため、少しカジュアルな内容です。ポイントは敬語であること。送別の面白いメッセージは敬語で書いてこそ際立つのです。
後輩の場合
「〇〇、ご栄転おめでとうございます。〇〇が入社したのはつい最近だと思っていたのに、気づいたら巣立ちのときで驚いています。まるで子育てをしている気分ですね(笑)。また会える日を楽しみにしています。」
「〇〇、ご結婚おめでとうございます。幸せなおしどり夫婦になってください。暇ができたらまた顔を見せに来てくれると嬉しいです。」
可愛がっていた後輩に対しての送別メッセージなため、フランクなトーンです。フランク過ぎるのはお別れの雰囲気を壊してしまう危険性があるため、ほどほどにしましょう。
面白い送別メッセージの例文《学校編》
次は「学校編」です。学生時代は出会いと別れのサイクルが早いので、送別メッセージを書くことって多いですよね。そして段々ネタがなくなっていくこともあるでしょう。下記の例文はネタ切れ防止にも使えるかもしれません。
クラスメイト
「〇〇くんへ。あんまり仲良くなれないまま学校を離れるのは少し寂しいです。今度こっちに来たときはもっと話そうね。面白い話を準備して待ってます。」
あまり仲良くなっていないクラスメイトとも、引っ越しなどでお別れすることがあります。その際、メッセージを書くことって多いですよね。
しかし、単なるクラスメイトという関係だと、別れの言葉が出てこない場合がほとんどです。そんなときには、仲良くなりたいという気持ちと再会を望む言葉を入れましょう。
相手を笑顔にするように、ほんの少しおちゃらけている感じを出すのがポイントです。
友達
「〇〇がいなくなると思うと寂しいです。一緒に勉強したり遊んだりするの、すごく楽しかった!こっちに帰ってきたらまた一緒に馬鹿やろうね(笑)」
こちらは仲がいい友達への送別メッセージです。友達へのメッセージなら、書きたいことがいくらでも出てきますよね。
しかし、送別メッセージは短めがベストです。また会ったときのために、再会を望む言葉とちょっとした冗談を書く程度にしておきましょう。
また、冗談の代わりに面白い思い出や失敗談があったら、1つか2つ取り入れてみるのもいいですよ。
先輩
「〇〇先輩、今までありがとうございました。そして、先輩の天然な発言で毎日癒してくれてありがとうございました。高校へ進学してもいつでも遊びにきてください。後輩一同待ってます。」
「〇〇先輩、ご卒業おめでとうございます。先輩がいなかったら、どんくさいままの私だったかもしれません。毎日楽しかったです。ありがとうございました。」
お世話になった先輩へのメッセージには、感謝の言葉が必須です。また、後輩の失敗談をよく知っているのも先輩でしょう。そのため、先輩には自分の失敗談をさりげなく盛り込むのが面白いメッセージとして書きやすいかもしれません。
先生
「〇〇先生、今までありがとうございました。次の学校でも、先生の授業中にはおやじギャグが飛び交うことでしょう。本当に楽しい授業をありがとうございました。」
「〇〇先生、今までお世話になりました。私が授業中に居眠りした際、優しく諭してくれたおかげで親に怒られることも減りました。次の学校でも優しく生徒を救ってあげてください。ありがとうございました。」
どちらも、恩師に対する面白い送別メッセージになります。感謝の気持ちとともに、面白い思い出や自分の失敗談、救ってもらった話など、エピソードを入れるとよいでしょう。
面白い送別メッセージを書く際の注意点!
面白い送別メッセージには、書くときに注意した方がいい点がいくつかあります。それらに気を付けて書かなければ、メッセージを渡す相手に悪い印象を残してしまうかもしれません。そのため、注意点をきちんと確認したうえで書くことをおすすめします。
送別メッセージは基本的に敬語で
送別メッセージは、敬語で書くのがよいでしょう。ため口で面白いことを書いても、ただのいつもの冗談と思われて終わる場合があります。いつもは使わない敬語だからこそ、面白いことが際立つのです。
ましてやメッセージを伝えるのはお別れのとき。いつもと違う雰囲気になることでしょう。その雰囲気の中でずっとため口では、少々テンションがずれてしまう危険性があります。
とは言っても、絶対に全てを敬語にしなければいけないというわけではありません。仲のいい者同士であれば、少しため口を入れた方が親密な感じがしてよいでしょう。もちろん、目上の人には全て敬語で書かなければいけません。
送る相手に冗談が通じるか考える
自分では面白いメッセージだと思っても、相手やその場にいる人達が笑ってくれるかは分かりません。お別れのときだからこそ、まじめな場にしたいと思う人は一定数存在するのです。
そういったまじめな人に面白いメッセージを伝えても、逆に不快な思いをさせてしまうかもしれませんし、最悪の場合、送別する場の雰囲気がよくないものになってしまう可能性があります。
そのため、送別メッセージを送る相手に冗談は通じるのか、本当にこのメッセージの書き方で笑顔になってくれるのかを慎重に考えましょう。
傷付ける言葉は避ける
面白い送別メッセージに、相手の失敗談や傷付けるような言葉を加えるのは絶対に避けましょう。
送別の場というのは、相手にとってとても大切なものと言えます。そんな大切な場で、少しでも傷付くようなメッセージをもらうと、新しい門出を前にテンションが下がってしまうでしょう。
あまりそういったことを気にしない相手なら、尾を引くことはないかもしれません。しかし、多くの人は大切な場で傷付けられたら、そのことが記憶に残ります。
そのため、常に相手のことを考えて、少しでも相手を傷付けそうな言葉は避けましょう。
伝わりやすい言葉で書く
送別メッセージを送る際には、伝わりやすい言葉で書くことも大切です。たとえば、自分の年代にしか通じない冗談や言い回しを書いても、相手に伝わらなければ意味がありません。
面白いメッセージを届けるときの主役は、あくまでそれを受け取る相手です。自分がただ「相手を笑顔にしたい」と思うだけでは足りないのです。その笑顔にしたい気持ちに、相手のことを考えるという工程を上乗せしなければいけません。
そのため、面白い送別メッセージは相手に伝わりやすいことが大前提になります。相手とのジェネレーションギャップなどを加味しながら、メッセージを書きましょう。
文字を丁寧に書く
文字を雑に書いてしまうと、どれだけ面白いことを書いていても、こちらの思いが相手に伝わる可能性が低いです。読めれば最低限の内容は伝わるかもしれませんが、せっかくの送別メッセージならできるだけ丁寧な字で書かれたものを読みたいもの。
とはいえ、丁寧な字は「綺麗な字」とは違います。確かに、綺麗な字は読みやすくていいでしょう。しかし、自分の筆跡を殺してまで綺麗に書く必要はなく、相手のことを思って懸命に書けばそれでよいのです。
それに、丁寧に書こうとした字には、送別する相手を思う気持ちが浮き出てきます。その気持ちをもらった相手は、嬉しい気持ちが倍増することでしょう。
そのため、面白い送別メッセージを書く際には丁寧な字を意識することが重要です。
シーン別!寄せ書きに書く面白い送別メッセージ
長文の場合は、コツや注意点に気を付ければだいたい大丈夫ですが、同じようにいかないのが寄せ書きです。送別メッセージを寄せ書きする場合は、一言か二言で終わらせなければいけないことがほとんどでしょう。つまり、これまで紹介した例文では長すぎるのです。
というわけで最後に、寄せ書きに書ける面白い送別メッセージを、シーン別に紹介していきます。
卒業
卒業する相手への一言には「先輩は笑顔が一番可愛いです」「笑う門には福来たる」「〇〇先輩が大好きだー!」など、卒業する相手にいつもなら言えないような言葉をチョイスするのがよいでしょう。
告白めいた言葉も混ざっていますが、そういったことも面白いメッセージには必要なこと。とはいえ、行き過ぎた愛情表現は、相手が驚いてしまうのでおすすめできません。相手がふふっと笑顔になってくれるぐらいがベストです。
どうしても、文章にならないぐらい愛や感謝の気持ちが強いなら、四字熟語や英語で表現してみてもいいですよ。
引っ越し
引っ越しが理由でお別れする人への面白いメッセージは、面白い言い回しで、なおかつ相手に嬉しいと思ってもらえる一言がよいでしょう。具体的には「いつかまた君に会いたい」「別れは笑顔で再会も笑顔で」など、少々くさい言い回しがおすすめです。
普段なら「くさい」と思われそうな言葉は、お別れという特別な場であれば特別な言葉に変化します。そんな特別な言葉は、相手の心に届き、笑顔にしてくれることでしょう。
それに、引っ越しというのは、知らない土地へ行くことがほとんどです。知らない土地、知らない人たちばかり…と想像して、不安な気持ちも芽生えていることでしょう。
そんな気持ちでいるときに、嬉しい言葉を面白い言い回しで伝えてくれる友達がいたら、それだけで笑顔になるのではないでしょうか。
異動
異動の場合は、相手との関係を考慮しなければいけません。仲のいい同僚や後輩ならば、マナーを守って書けばいい場合がほとんです。しかし、上司や先輩へメッセージを寄せ書きするなら、最大限の配慮をしなくてはいけません。
たとえば、仲のいい同僚や後輩には「前を向け、そこには光がある」「成功はあなたの前に」など、ちょっとした冗談交じりの成功を願う一言がいいでしょう。
しかし、上司や先輩にそんな一言は伝えられませんよね。そのため、上司には「〇〇さんの強いオーラがなくなると思うと悲しいです」といった風に、褒め言葉の中にほんの少しの冗談を入れるとよいでしょう。
退職
退職者への送別メッセージには、背中を押すような言葉を入れるのをおすすめします。たとえば、「明るい未来がすぐそこに」「ここは私に任せてください」などです。
相手がいなくなった後もやっていけるよという気持ちを、面白い言い回しで書くのがよいでしょう。
また、定年退職の場合はねぎらいの言葉を、寿退職の場合は祝福の言葉を付け加えると、まじめな言葉と面白い言葉とのギャップができます。そのギャップには、相手が思わず笑ってしまう威力があるでしょう。
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