「マンスプレイニング」って一体なに?
女性がこの言葉を使いたくなる場面は、「あの男、うざい!」と感じてしまう瞬間ばかりです。まずは、「マンスプレイニング」とは一体どういった意味なのか、確かめていきましょう。
マンスプレイニングの意味
マンスプレイングとは、「man(男)」と「explain(説教する)」を縮めてできた動名詞「mansplaining」のこと。「女性を見下しながら説教したがる男性」という皮肉めいた言葉として、ニューヨーカーやSNSでジワジワ広まりました。
きっかけになった本『説教したがる男たち』
マンスプレイングが広まるきっかけになった、レベッカ・ソルニットのエッセイ『説教したがる男たち(Men Explain Things to Me)』という一冊の本があります。説教という言葉の暴力を、世の女性たちが日常的に受けている事実に多くの人が共感しました。
実際に起きているジェンダー問題を知り、フェミニズムを改めて考える機会になる内容です。男性自身がマンスプレイングに気づくきっかけになる本としても話題にもなりました。
しかし、本の中に「マンスプレイニング」という言葉は一度も登場していません。内容そのものがマンスプレイニングである、と後付けされたことが、この言葉が広まるきっかけになったと言われています。