そもそも「教養がない」ってどういうこと?
まずは、「教養」という言葉の意味を解説します。「教養がある」「教養がない」についても、具体的にどういう人を指すのか見ていきましょう。
教養の意味
「教養」は、学問・知識・芸術などをしっかり身に着けることによって養われた、精神的な豊かさを指します。単に「色々知っていて頭がいいこと」ではなく、「知識が豊富で頭が良いことが心の豊かさにつながっていること」であり、人格的な価値までを指しているのです。
元々の意味は「教えて育てること」でしたが、現在は知識が豊富な人に敬意を持って使われています。
「教養がある」とはどういうこと?
「教養がある」とは、知識や知性を創造的活動に生かすことができ、知識に裏打ちされた思考ができることを指します。知識があっても、活用することができない人には使われません。
自分の知識を創造や思考に生かすことができるということは、他人や社会に貢献することができるということになります。そのため、「教養がある人」は周りの人から尊敬されたり認められたりしているのです。
「教養がない」とはどういうこと?
「教養がない」とは、何に対しても知識が乏しく一般常識も欠けていて、そのことが性格や振る舞いにマイナスに作用している状態を指します。勉強ができなくても、一般常識があり、自分の興味のある分野などに詳しい人のことは「教養がない人」とは言いません。