シングルファザーとの恋愛は難しい！？その理由や注意点を解説！

「好きになった男性がシングルファザーで、子どもがいる人だった！」というような経験がある女性は、もしかしたらあなただけではないかもしれません。シングルファザーには一般的な独身男性とは違った独特の雰囲気や魅力があるため、恋愛感情を抱いてしまう女性は少なくないようです。

この記事では、シングルファザーとの恋愛を考えている女性や、今まさに恋愛中の女性に向けて、シングルファザーとの恋愛が難しいと言われている理由や恋愛するときの注意点を解説。シングルファザーと恋愛するメリット・デメリットなどもお伝えします。

そもそもシングルファザーとは

シングルファザーとは、何らかの事情があって一人で子どもを育てている独身男性のことをいいます。離婚をして子どもを引き取った場合や奥さんと死別して一人親になった場合などが多いでしょう。

シングルファザーが増加している？

離婚の増加により、シングルマザーの存在が当たり前のようになった今、同じようにシングルファザーの数も急増しているといいます。男性と同じように女性が社会進出できるようになったことで、かつてのように男性が働き女性が家事や育児をするという構造が崩れ去り、男性が子育てに励むというケースも多くなってきたのです。

とはいえ、シングルファザーへの認識や理解はシングルマザーほどではなく、恋愛や再婚に踏み出すための地盤が整っていないことがほとんどのようです。

シングルファザーの恋愛事情

シングルファザーももちろん恋愛がしたいと思っていますし、女性に恋愛感情を抱くこともあります。子どもに母親という存在を作ってあげたいという思いから再婚を希望する男性もいるでしょう。

ですが、一度結婚で失敗している男性の場合、恋愛に臆病になってしまい、なかなか最初の一歩が踏み出せないことも。仕事や家事、子育てに追われて恋愛どころではないシングルファザーも多く、そもそも女性との出会い自体少ないというのが現状のようです。

一般的な独身男性との恋愛と比較すると、シングルファザーとの恋愛は難しいと思われることがほとんどでしょう。それにはシングルファザーならではの理由があるようです。

仕事や子育てが忙しい

子育て真っ只中のシングルファザーは、ちょうど働き盛りの年齢でもあるため仕事が忙しい場合が多いでしょう。それに加えて家事や子育てもしなければならないため、毎日が慌ただしく過ぎ去っていくのです。

仕事が終わっても家事や子育てに時間をとられてしまうので、恋愛をする時間など到底とれないというシングルファザーは多いのではないでしょうか。恋愛につながるような良い出会いがあったとしても、日々の生活の忙しさから恋愛に発展させる気力が生まれないことがほとんどなのです。

両親の反対や周囲の目

シングルファザーが恋愛に躊躇してしまう理由として、両親の反対や周囲の目という問題があります。離婚をしてシングルファザーになった男性の場合、一度結婚に失敗していることから両親や周囲に対して負い目を感じていることがあるのです。

シングルファザーの中には両親や周囲の人から家事や子育てのサポートをしてもらっている男性もいるでしょう。このような場合、手助けしてもらっている手前、恋愛をするのが後ろめたく感じることも。恋愛や再婚について遠回しに反対されている男性もいるかもしれません。周りの人たちにどう思われるか気になって恋愛に踏み出せないシングルファザーもいるのです。

子どもの気持ち

恋愛をすることで子どもに与える影響を心配するシングルファザーも多いです。シングルファザーになった経緯は人それぞれですが、どのような場合であっても母親に対する子どもの思いは大きいもの。母親と離れて暮らさなければならなくなった子どもの気持ちを考えると、恋愛をしようという気持ちにはなかなかなれないのです。

生活環境や住居の問題

シングルファザーの中には両親と同居をしていたり、マイホームを購入済みで生活環境を変えることができなかったりする男性もいます。今の暮らしを変えることが難しいため、女性と恋愛関係に発展したときにそのことが障害になるかもしれないと考える男性が多いのです。

行動が制限される

シングルファザーはさまざまな場面で行動が制限されます。子どもがいることで親としての責任が生じるため、未婚の男性や子どものいないバツイチ男性のように夜に出歩いたり休日を自由に過ごしたりすることができません。

そのため、女性と恋愛関係になっても一緒に過ごす時間がとれず、十分に満足させてあげることができないのではないかとネガティブなことばかりを考えてしまう事が多いと言えます。

恋愛に臆病になっている

ほとんどのシングルファザーは恋愛に臆病になっています。もちろん恋愛をしたいという気持ちはあるのですが、仕事や家事に追われて子育て中心の忙しい生活を送る中では、恋愛に向かう気力も体力も十分に残っていないというのが現実でしょう。

そもそも「子持ちの男性と恋愛や結婚をしたいという女性はいるはずがない」と思い込んで、恋愛自体をあきらめている場合もあります。過去にシングルファザーであることを告げた途端に避けられたり振られたりした経験がある男性も、恋愛に対して自信がなくなっている可能性があるでしょう。

いま一つ恋愛に積極的になれないシングルファザーが、いざ恋愛をしようと思ったときに重視することはどんなことでしょうか？いくつかご紹介します。

子どもと良い関係を築けるか

シングルファザーにとって子どもは生きる糧のような存在です。離婚をしてシングルファザーになった男性の場合は、離婚の際に親権を求めたり勝ち取ったりしたわけですから、子どものことが大好きで何よりも大切に思っているはずです。なので、恋愛相手にも子どもと良い関係を築いてくれることを望みます。

子どもを優先することを受け入れてくれるか

シングルファザーがパートナーを選ぶときに重視するのは、子どものことを大切にしてくれるかどうかということ。子どもの具合が悪いときはもちろん、イベントごとや学校の行事があるときに子どもを優先させてくれる女性を求めているのです。

再婚についてどう思っているか

シングルファザーが恋愛に踏み出したときは、再婚に対して気持ちが向かっているときだと考えられます。そのため、相手の女性が自分との再婚についてどう思っているかを重視するようです。子どもを一緒に育ててくれるかどうかが一番気になるところだといえます。

自分の生活に合わせてくれるか

両親との同居が原因で離婚をした男性の場合、恋愛から再婚に至ってもまた同居問題が出てくるのではないかという不安があります。また、すでにマイホームがある男性の場合は女性に生活環境を合わせてもらわなければならないという問題もあるでしょう。

相手の女性が自分の生活に合わせてくれるかどうかも、シングルファザーが恋愛するときに気になるところなのです。

シングルファザーとの恋愛は難しいと思われることが多いですが、決して大変なことばかりではありません。シングルファザーと恋愛するメリットについて見ていきましょう。

家族が増える

シングルファザーと結婚すると、当然のことながら家族が増えます。好きな男性の子どもの母親になれることは女性にとってうれしいことではないでしょうか。

もちろん子育てには苦労や悩みがつきものですが、その分子どもから幸せをもらうことができ、にぎやかで楽しい毎日になるでしょう。

包容力がある

毎日子どもと向き合っているシングルファザーには包容力があります。子どもは可愛いだけではなく、ときには腹が立ったりイライラさせられたりすることもあるでしょう。そんな中でも子どもの悪いところを受け入れて寛大な心で許すという術を身につけているのがシングルファザーなのです。

子育てをしていると親も精神的に成長することができます。ほかの独身男性には見られない穏やかな人間性が何よりの魅力ではないでしょうか。

人生経験が豊富

元妻との離婚や死別を経てシングルファザーになった男性は、一般的な独身男性と比べると人生経験が豊富です。結婚をして子どもが生まれたことで、家事や子育てをひと通り経験しているため、時間の使い方や段取りなどがしっかり身についています。また、離婚や死別を経験したことで人の痛みが分かり、人間性に深みがあります。

このようなシングルファザーと結婚すれば、夫婦で協力しながら家事や子育てができるはずです。

責任感が強い

仕事と家事をこなしながら子育てに励むシングルファザーは、責任感が強い男性といえます。責任感がなかったらこのような忙しい毎日をこなしていくことは不可能でしょう。離婚をきっかけに子どもを施設に入れる親もいる中、父親としての責任を果たそうと日々奮闘する姿は素晴らしいです。

現在の日本ではシングルファザーへの認識や理解もまだまだ不足していて、決して子育てがしやすい環境とは言えません。そんな状況の中でも自分の責任を全うしようとする男性がシングルファザーなのです。

いろいろな制約があるため難しいと思われているシングルファザーとの恋愛ですが、具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか？シングルファザーと恋愛するデメリットをお伝えします。

交際中は会えないことも多い

シングルファザーの生活は子ども中心なので、子どものイベントや学校行事などで会えないことも多いでしょう。休日はもちろん、夜に会うことも難しいというデメリットがあります。

子ども優先なので寂しさを感じる

シングルファザーが何かと子ども優先になってしまうのは仕方ないことですし、父親としての責任を果たすためには当然のことです。このことを理解していながらも寂しさを感じてしまうというのがデメリットになるでしょう。

将来に不安がある

シングルファザーと付き合うことができたからといって、必ずしも結婚に結び付くわけではありません。彼にとっては子連れの再婚になるわけなので、簡単に決断を下すことが難しいのです。付き合っていても将来がどうなるのか不安に感じる女性も多いでしょう。

両親に反対されることがある

シングルファザーとの結婚を両親から反対される可能性もあります。離婚経験があったり子どもがいたりすることで、自分の娘が何かと苦労してしまうのではないかと心配になるのでしょう。

また、後妻ということで周囲の目が気になるというのもデメリットになるかもしれません。

シングルファザーにアプローチする場合は、適度な距離感や温度感を大切にしなければなりません。つぎは、シングルファザーにアプローチするときの正しい方法をお伝えします。

誠実な態度で接する

これはシングルファザーが相手である恋愛に限らないことですが、誠実な態度で接するというのが一番大切です。

とくにシングルファザーの場合は一度離婚を経験しているため、女性に対して不信感を抱いていたり恋愛そのものに臆病になっていたりするもの。なので、何より信頼できる相手であることが重要なのです。

悩みを聞いて気遣う言葉をかける

シングルファザーにはいろいろな気苦労や悩みがたくさんあります。まずはあなたが相談相手となって話を聞いてあげるようにすると喜ばれるでしょう。

彼がどのようなことに悩んでいて何を不安に思っているのかが分かると、自然に彼のことを気遣うことができるようになります。それによって彼からの信頼を得ることができるので、恋愛関係に発展しやすくなるのです。

子どもに好かれる努力をする

シングルファザーが恋愛に積極的になるときは、その先に再婚という未来を思い描いていることがほとんどです。そのため、自分と相性のいい女性であると同時に子どもと仲良くできる女性が恋愛相手としての第一条件になります。

彼に恋愛相手として認めてもらうためには、子どもに好かれる努力が必要です。最初は上手くいかないかもしれませんが、焦らずに愛情をもって接していくことが大事です。

積極的にアピールしすぎない

シングルファザーは、元妻との離婚や死別を経験しているため恋愛に対して消極的になりがちです。なので、あまりにぐいぐいアピールしてしまうとあなたのことを負担や重荷に感じてしまったりするかもしれません。

とくに子どもがまだ小さくて手がかかる時期だと、恋愛に割く時間が取れないため、積極的にアピールされると困ってしまうことも。シングルファザーの大変さを理解したうえで、過剰すぎるアプローチは控えるようにしましょう。

好きになった男性がシングルファザーの場合、恋愛をするうえで注意をしなければならないことがいくつかあります。最後に、シングルファザーと幸せな恋愛をするための注意点をご紹介します。

過剰な子供好きアピールは避ける

子どもの母親候補として認められたいがために、子どもが好きなことを過剰にアピールしすぎるのはおすすめしません。なぜなら、子ども好きであることを印象づけて自分を良く見せようとしている策略なのではないかと疑われてしまう可能性が高いからです。

一人で子育てに奮闘しているシングルファザーは、子育ての辛さや大変さもたくさん味わっています。子どもの可愛くないところもたくさん見てきているので、子育てについて何も知らない女性が子ども好きを過剰にアピールしてしまうと嘘っぽくなってしまうのです。なので、うわべだけの子ども好きアピールは避けるようにしたほうがいいでしょう。

両親に理解してもらう

シングルファザーと結婚を前提に恋愛をする場合、あなたの両親に彼のことを理解してもらわなければなりません。彼がいくら誠実で素敵な人であっても、バツイチで子持ちの男性と結婚をさせたいと思う親はあまりいないのではないでしょうか。彼のことだけでなく子どものことも認めてもらう必要があるでしょう。

シングルファザーである彼と結婚をしたいのなら、あなたの両親と顔合わせの機会を何度か作って彼の人間性を見てもらうのがおすすめです。また、あなた自身も彼の子どもを自分の子どもとして責任をもって育てていくということをしっかり伝えましょう。

無理に母親になろうと頑張りすぎない

シングルファザーと結婚を考えている場合、いずれは子どもの母親として一緒に生活をすることになります。なので、恋愛中から彼の子どもと仲良くなることはとても大切なことです。

ですが、信頼関係が築けていないうちから母親になろうと頑張りすぎるのはNG。両親が離婚して母親を失った子どもは精神的に不安定になっている可能性があります。そんなところに突然ほかの女性が来て母親のように振る舞ってしまうと混乱したり戸惑ったりしてしまうでしょう。

また、彼にとっても自分の子育てに横から口を出されるのはいい気分がしないものです。無理に母親になろうとせず、まずは何でも話せる友だちを目指して徐々に距離を詰めていきましょう。

過去のことを追及しない

彼が離婚をしてシングルファザーになった場合、どうして離婚をすることになったのか、離婚の原因がとても気になるものです。また、シングルマザーが多くの割合を占めているというのに、どうして子どもを引き取ることになったのか、その経緯も知りたくなるでしょう。

ですが、いくら気になるからといって信頼関係が築けていない段階ですぐに聞いてしまうのはNGです。過去のことはあまり追及せず、彼のほうから話してくれるタイミングまで待つようにしましょう。

元妻に嫉妬しない

離婚したとは言っても、子どものことで元妻と連絡を取ったり会ったりすることもあるかもしれません。そんなときに元妻の存在を疎ましく思ったり嫉妬してしまったりするのはやめましょう。子どもにとっては永遠に父親・母親なので、その点をしっかり納得しておく必要があります。

また、たとえ元妻に悪いところがあったとしても悪口を言ったり責めたりするのは良くありません。一度は結婚していた相手であり、子どもの母親です。元妻を否定されると子どもを否定されているような気分になり、あなたに不信感を抱いてしまう可能性もあるので注意しましょう。

シングルファザーとの恋愛は、彼と自分だけの問題ではなく子どものことも関係してくるので簡単ではありません。ですが、彼のことや子どものことを理解しようとする気持ちがあれば、お互いにとってかけがえのない存在になることができるはずです。

シングルファザーとの恋愛で学ぶことは多く、あなた自身もたくさん成長できるでしょう。彼の良き理解者になれるよう努力しながら恋愛を楽しんでいきたいものですね。