人に好かれるオープンマインドな人になりたい!
人といがみ合うことも少なくなり、何より、自分の中の負荷要素も減るので、オープンマインドに憧れる人は少なくはないでしょう。
今回は、そんなオープンマインドな人に着目していきます。オープンマインドとは何なのか、どうしたらオープンマインドな人になれるのか、解析していきましょう。
ビジネスや恋愛にも役立つノウハウもご紹介していきますので、ぜひ参考にして、役立ててみてくださいね。
「オープンマインド」ってどういう意味?
まずは、オープンマインドの意味からみていきましょう。
オープンとは、開く、開かれた、など開放的な意味を示唆しています。そして、マインドは、精神、心、気性、意識などの意味があり、感情(heart)よりも思考や頭脳といったニュアンスの強い意味となっています。
これらの意味から、単直に意味をみてみると「開放的な精神」といった具合に捉えることができますね。
自分の考えに固執せず、自分をさらけ出した上で、他人の意見を寛容に受け入れることができる。それが、オープンマインドの意味なのです。
「オープンマインド」の類語と対義語
オープンマインドの類語には、開放的・非常に明るい・爽やかな精神などがあります。どれも人当りの良さや、余裕を持った精神を示していますね。主にプラス的な類語です。
反対に、お調子者・独りよがりなどマイナスな意味での類語もあるので、オープンマインドが必ずしも、プラス要素だけではないことは覚えておきましょう。
そして、オープンマインドの対義語は、クローズマインドです。オープンと対称的な意味を持つクローズには、閉ざすという意味があります。そのままの意味で、閉ざされた精神や心と解釈していいでしょう。
クローズマインドな人は、自分の意見が絶対で、他人の意見を頑なに否定します。周囲の人からすれば、わがままでしかなく、人との衝突を生みやすくもなります。これは、マイナス要素が強い性質と言えるでしょう。
オープンマインドな人の特徴
代表的とも言える、オープンマインドな人の特徴を4つ、挙げていきます。
好奇心旺盛
オープンマインドな人は、好奇心旺盛で、多角的な視野を持っているようです。一点集中型だと、他のことが目に入りにくく、イレギュラーなことにも反応しにくくなってしまいます。好奇心旺盛な分、様々なことに目が行き届き、対処できるようになるのです。
例えば、本が好きと言う人でも、ジャンルを問わずに読める好奇心旺盛な人は、他のジャンルを否定したりしませんよね。こだわりが強すぎる人の場合、「他ジャンルは受け付けない!」と頑なになりやすいでしょう。
興味の幅が広い
好奇心旺盛にも通じることですが、興味の幅が広いことも、オープンマインドな人の特徴のひとつ。前述したように、特定のものに縛られず、様々なジャンルに目を向けられます。そのため、探求心も強くなり「知りたい」という願望が芽生えるのです。
そして、その「知りたい」欲求を満たすために、人の意見を積極的に聞くようになります。自分の知らない知識を知っているように振る舞うこともないので、素直な姿勢で聞き入れることができるのでしょう。
物腰が柔らかく笑顔が多い
オープンマインドな人には、物腰が柔らかいという特徴があります。この物腰の柔らかさは、人をリラックスさせることができ、心を開かせるきっかけにもなっているようです。
刺々しい言い方をしたり、圧が強い人と話していても、緊張感ばかり高まってしまい、心を許すことはできませんよね。温和で、物腰が柔らかく、人の話をきちんと聞く姿勢ができている人だからこそ、心を許すことができるのです。
また、オープンマインドな人には笑顔が多いことにも、気づくでしょう。オープンマインドな人そのものが、相手に自分の心を開いている分、自然と笑顔がにじみ出てくるのかもしれません。
想像力が豊か
想像力が豊かというのも、オープンマインドな人の特徴のひとつ。視野が広く、いつでも色々な可能性を考えているので、あらゆる展開を見越すことができるのです。
そういった柔軟な思考を持っているので、人の意見を否定したりすることもないのです。自分にはない考えでも「そういう考え方もあるのか」と、聞き入れることに抵抗がないのでしょう。
そればかりではなく、想像力を働かせて、人の気持ちを先読みすることもできるのです。「NO」という人に対して、「謙遜しているだけかも」「本当にいやなんだろう」…など、言葉の奥に隠れた心理を読むのにも、想像力を働かせています。
オープンマインドになれない人ってどんな人?
オープンマインドな人になりたいと思うのに、なかなか上手くいかないという人は、なにかしらの原因があるのでしょう。
その原因がわかれば、オープンマインドな人に近づく大きな一歩を踏み出せます。それでは、オープンマインドになれない人はどんな人なのか、参考例を挙げていきましょう。
他人の意見を受け入れられない
他人の意見を受け入れられないということは、自分の心も開けていないし、相手の心を受け入れようともしていないことになります。
頭では、「相手の話を聞かなきゃ」なんて思っていても、どうしても自分の意見を曲げられないという人は、珍しくもありません。多くの人は、自分の信念がある以上「自分が正しい」と思ってしまうもの。
相手の意見を受け入れられないだけではなく、否定までするようになると、オープンマインドな人とはかけ離れていってしまいます。他人の意見を聞く機会がある時には、一度自己主張を抑えて、耳を傾けてみましょう。
他人を信用できない
他人を信用できないのは、相手に心を開けていないからと言えます。過去に人間関係で傷を受けた人ほど、他人を信用することは難しいですよね。傷ついたからこそ、心を開くことができないのですが、オープンマインドな人を目指すのであれば、克服も必要なこと。
「傷つくのがいやだ」と、自己防衛反応が出ると、他人に対して構えてしまいます。オープンマインドな人は、傷つくことを恐れてはいないのです。
「傷つくようなことになったらその時考える」。そういった考えを持つことで、他人を警戒しなくなっています。他人を信用できないのであれば、まず、傷つくことを恐れ過ぎないようにしてみましょう。
イエスマンになってしまう
オープンマインドな人になりたいから、相手の話を受け入れればいいというのは、少し安直かもしれません。確かに、オープンマインドな人は、自分の考えに固執せず、相手の話に耳を傾けることができます。
しかし、それは相手の言いなりになるのとは違うのです。自分の意見を捨てずに、相手の意見も聞きながら、総合的にどんな判断をすればいいのかを考えます。なので、なんでも人の言う通りにするイエスマンとは違うのです。
大事なのは、相手の意見を否定しないこと。そして、自分の意見を簡単には捨てないことです。お互いに心を通わせる意味でも、意見の共存は大切なことと言えるでしょう。
自分以外に関心がない
自分以外のことに関心が持てないと、思いやりの心を持つことできません。これは、極端な言い方にはなりますが、「自分のこと以外どうでもいい」という意識を意味しています。
この意識が定着していると、相手を思いやっているようでも、実はただの自己満足で終わっていることがほとんどなのです。
オープンマインドな人になるためには、「自分がどうしたいか」ではなく「相手はどうして欲しいんだろう」と関心を向けることが大切と言えるでしょう。
ビジネスや恋愛にもオープンマインドは必要!
そこで、ビジネスや恋愛において、オープンマインドが必要といわれるのは、どんな場面でのことなのか。具体例とともに、ご紹介していきましょう。
信頼感があるので人が集まる
自分の心を開いて、相手の意見を丁寧に聞くことができるオープンマインドな人は、信頼感も得やすくなります。そのため、「あの人ならちゃんと話ができそう」と、心を許した人たちが、自然と集まるようになるでしょう。
これは、ビジネス面においてとても大切なこと。仕事をする以上、仲間は無視できませんし、共有意識が多いほど、仕事全体が回りやすくなります。また、積極的に人の意見を聞いてみようという意識を持っていれば、視野が広くなり、様々な可能性に気付くこともできるでしょう。
上司から見ても信頼できる
オープンマインドな部下を持った上司は、自然と信頼を寄せることができます。感情的にならずに、人ときちんと話し合う姿勢が、見てとれるからです。冷静な対処ができる上に、客観的な目線になれるので、仕事で間違いをすることも少ないのでしょう。
上司からの信頼を得ていると、意見や相談もしやすくなっていきます。そうすると、自分も上司との関係を良好に保っていける上に、よりよい環境で仕事に取り掛かれますよね。上司からの信頼は思っている以上に重要なものなのかもしれません。
傷つくのを恐れずに恋愛できる
オープンマインドな人になることで、恋愛に対して臆病になることがありません。恋愛に臆病になってしまうのは、自分が傷つくことを恐れるからですよね。気持ちが届かなかったり、自分が愛されていないことを感じたくないのです。
それらは全て、自分の意識の問題です。相手に対して、本当の意味で心を開くことができれば、相手の話を聞きたいとも思いますし、自分の気持ちを聞いて欲しいと考えるようになるはず。
オープンマインドな人になれば、傷つくことを恐れて消極的になる恋愛ではなく、積極的な明るい恋愛が出来るようになるでしょう。
安定した恋愛を長く続けられる
恋愛に亀裂が入る原因の多くは、気持ちのすれ違いでしょう。自己主張ばかりが先走ってしまい、相手の言葉を聞く余裕がなくなり、喧嘩へと発展してしまうのです。
ここでも、オープンマインドな人になることで、「まずは相手の話を聞こう」といった冷静さを持てるようになります。
もちろん、自分の意見を言うことも忘れてはいけません。しかし、「まずは相手の話を」といった思いやりが、安定した恋愛を長続きさせるポイントになることは、間違いないでしょう。
あなたの周りのオープンマインドな人を教えて!
それでは、自分の周りにいるオープンマインドな人を紹介してくれる、いくつかの経験談をみていきましょう。あなたの周りにいるオープンマインドな人に、当てはまる例もあるかもしれませんよ。
自分の意見や主張をしっかり聞いてくれる上司
「相手が誰であっても、人の意見をちゃんと聞く上司は、もちろん部下である自分の意見も聞いてくれる。ちゃんと向き合ってくれていると感じることができるので、仕事に意欲的になれる!」(28歳/男性/不動産業)
「前の職場の上司は、何かと言うと相談事を面倒がる人だった。適当にあしらわれ、不信感も強くなるばっかり!その点、現在の上司は、しっかり向き合って話に耳を傾けてくれる。なんでも相談できる素敵な上司です」(27歳/女性/介護士)
上下関係が成り立っている職場で、上司としての振る舞いは、大きく二つに分けられるでしょう。自分が上の立場にいることを承知で、スタッフの意見をしっかりと聞いてくれる上司は、部下からの信頼も厚くなるようですね。
あっけらかんとしているようで芯がある友達
「いつも飄々としている友達だけど、人の話を適当に聞き流すなんてしないし、横槍も入れない。だけど、ただ聞き役になるんじゃなくて、ダメだと思うところはビシッと指摘してくれるから頼もしい」(26歳/男性/フリーター)
「人のことを真っ向から否定したりしないし、割となんでも聞き入れてそうなのに、ちゃんと自分を持っている友達。自分は自分、他人は他人のスタイルなんだけど、ちゃんと人のことを受け入れようとしている姿勢は尊敬する」(27歳/女性/公務員)
気兼ねしなくて済む友達こそ、ルーズな関係になってしまいがちですよね。オープンマインドな友達には、「適当に相槌を打っておこう」「友達なんだから全肯定しておこう」ということがありません。
きちんと自分を持っているからこそ、どんな時でも、信頼感を持って友人関係を続けていけるのかもしれませんね。
人を否定したりしないで受け入れる先輩
「『全てにおいて自分が絶対に正しいなんてことはない』が口癖の先輩は、言葉の通り、自分の正当性を主張したりしない。意見の対立があっても、『そういう考えもあるね』と話を聞いてくれる」(25歳/男性/営業職)
「職場の先輩は、誰もが認めるオープンマインドな人。特にお客様との距離感を掴むのがすごく上手で、どんなに愚痴っぽくなる人が相手でも、否定したり突き放した物言いをしない。先輩指名のお客様が増えるのも納得です」(24歳/女性/美容師)
どんな人でも、自分が正しいという信念は持っているもの。正しいと信じていたことが間違っているのが嫌で、対立する意見は否定しやすくなってしまうのです。しかし、オープンマインドな人は、人を頭ごなしに否定したりしません。
話を聞いてもらう側からしたら、否定されないことは嬉しくなりますよね。また、素直な気持ちになるので、相手の話をちゃんと聞こうと考えることもできるのです。
お互いを尊重しようとしてくれる恋人
「付き合って数年の彼女と、一度も喧嘩をしたことがない。気に入らないことがあっても、お互いに言いたいことを言っているし、オープンマインドな彼女に影響を受けたおかげもある。自己主張だけじゃなくて、彼女の話を聞こうと思える」(30歳/男性/飲食業)
「お互いを尊重しようという気持ちが強い恋人は、自分の意見もいうし、私の意見も聞き入れる。譲れない時には、お互いが納得するまで話し合う。おかげでモヤモヤもたまらないし、すれ違いもない。愛情もそうだけど、信頼も深まる!」(28歳/女性/アパレル)
恋人と気持ちがすれ違ってしまうと、どうしても自分の気持ちばかり考えてしまいますよね。オープンマインドな恋人は、どちらもが納得できるようにと、尊重する意思を持っているようです。
どちらかが不満を溜め込んだり、無理をすることもないので、円滑な恋人関係を維持できるのかもしれません。
オープンマインドな人になる方法
ここでは、オープンマインドな人になる方法をご紹介していきます。自分ができる努力を、少しずつ重ねていきながら、オープンマインドな人に近付いていきましょう!
不満があっても態度に出せない
オープンマインドな人になるためには、不満があったとしても態度に出さないことが大切。納得していないことほど、不満はきっちり主張しないと気が済まない人もいますが、悪態をついても人に不愉快な思いをさせるだけです。
人に不愉快な思いをさせてしまうと、相手が心を許してくれることはなくなります。それどころか、反発心からくる売り言葉に買い言葉といった状況になってしまい、自分の心を閉ざすことになってしまうのです。
不満を持った時、話す気分にならなければ、ゆとりを持てるまで時間をおくなどの計らいをしてみましょう。
苦手な事にも挑戦してみる
「苦手なことは後回し」なんてしていると、面倒を避ける癖がついてしまいます。そうすると、人と話す時にも、「面倒そう」と感じたら退いてしまい、きちんと向き合うこともできなくなるでしょう。
どんなことでも、苦手意識から避けるようなことはせず、どんどんチャレンジしていく事は大切です。チャレンジする中で、苦手だと思っていたことでも、実は得意だったという発見の可能性もあるもの。
オープンマインドな人に必要な、視野を広げるというスキルも、こういった努力から見つけていくことができるでしょう。
視野を広くして偏見を持たない
様々なことにチャレンジして視野を広くすることが出来たら、これまで持っていた偏見も少しずつ消えていくはずです。もともと偏見というものは、「自分が正しい」という考えのもとに成り立っています。
あらゆる可能性に目を向け、人の意見も否定したりせずに視野が広がると「必ずしも自分が正しいわけではない」と気付くでしょう。何が正解かわからないという意識を持っていれば、偏見を抱いて距離をとるということもなくなります。
それは、お互いに心を開くためにも、非常に重要なことと言えるでしょう。
自分にも他人にも否定的にならない
オープンマインドな人の心得として覚えておきたいのは、誰に対しても否定的にならないこと。自分の中で納得のいかないことでも、否定してしまうと、心を開いて話し合うことはできなくなってしまいます。
否定的になってはいけないといっても、全てを全肯定する必要はありません。違うと思えば、それを話し合うことが必要なのです。
その話し合うきっかけをつかむためにも、否定的にならないようにします。自分でも他人でも、否定した時点で心を閉ざしていると同じことだと、覚えておきましょう。
オープンマインドは相手の心も開く!
人との関係が深くなればなるほど、「自分のことを理解してほしい」という欲求は強くなるものですよね。そして、自分を受け入れてもらうためには、相手を受け入れることが重要であり、オープンマインドな人はそれを正しく理解しています。
「持ちつ持たれつ」という言葉があるように、オープンマインドな人が開けるのは、自分の心だけではありません。自然と、相手も心を開く気になるのです。人生の中で絶対に避けることができない人間関係を、少しでも心地の良いものにするためにも、あなたもオープンマインドな人を目指してみませんか?
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