そもそも「傲慢」の意味について
そんな傲慢な人について今回は注目していきますが、まずチェックしていきたいのが傲慢という言葉の意味についてです。
そもそも傲慢とはどういう意味を持つ言葉なのか。意味や類語、対義語を紹介していきましょう。
「傲慢」の意味
まず注目していく「傲慢」の意味。一般的に傲慢とは「驕り高ぶって偉そうにする」「人を見下し自分が優位であるように振る舞う」などの意味を持っています。一言で言えば「偉そうな態度」とあらわすのが分かりやすいでしょう。
基本的に傲慢は、傲慢な人・傲慢な態度・傲慢な言動などのように使われることが多い言葉です。意味からも分かる通りあまり良い印象を持たず、大半の人は傲慢な人や態度に対しては不愉快な気持ちになります。
「傲慢」の類語
言葉の理解を深めるためにも、傲慢の類語に注目をしていきましょう。
傲慢の類語には「高慢」「高飛車」「高圧的」「横柄」などが挙げられます。どれもが「偉そうな様子」をあらわす言葉で、あまり良い印象を持たれないというのが分かりますよね。
人を見下している偉そうな態度、ふんぞり返っている様子…そんな意味を連想させる類語が当てはまると言えるでしょう。
「傲慢」の対義語
次に傲慢の対義語に注目をしていきましょう。
傲慢の対義語はズバリ「謙虚」。謙虚とは気取ることはせず、つつましく、控えめな様子をあらわす言葉です。たとえどんなに偉い立場や実力があったとしても、それをむやみに見せびらかしたり、それを盾に偉そうにしたりはしません。
何かと偉そうにしたがる傲慢な人と、謙虚な姿勢を貫く人はまさしく真逆の存在だと言えますね。
出典:goo辞書『傲慢(ごうまん) の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%82%B2%E6%85%A2/#jn-75138
傲慢な人に対する印象とは?
傲慢な人の特徴などに注目をしていく前に、まずは傲慢な人に対して人はどのような印象を抱くのか、男女の意見をまとめてみたのでご覧ください。
「嫌な気持ちになるのであまり関わりたくない」
「偉そうな態度を取られたり見下されたりするのは、きっと嫌な気持ちになるんだろうなって思います。だからできれば傲慢な人には関わりたくないし、もし身近にいたら避けちゃうと思います」(23歳/女性/美容師)
嫌な気持ちになるのが目に見えているから距離を取っておきたいと感じる人は決して少なくないでしょう。実際傲慢な人と一緒にいて疲れたり、不愉快な気持ちになったりすることは珍しくありません。
嫌な気持ちになるとわかっているからこそ、できるだけ距離を取って少しでも不愉快な気持ちにならないように自分を守りたいと思うのは当然のことでしょう。
「純粋に何でそんな態度なのか気になる」
「純粋に、何でそこまで偉そうな態度を取れるのか疑問です。自信があるのは良いことだと思うけれど、わざわざ他人を見下してまで偉そうにする意味ってあるのかなって。人から疎まれるし、損しかないのになって思います」(35歳/男性/会社員)
なぜそこまで傲慢な態度を取れるのだろう…と純粋に疑問に感じる人もいるでしょう。たしかに、傲慢な人がなぜあそこまで偉そうでいられるのか、他人を見下して平気でいられるのか、その感覚がない人からしてみれば疑問でしかありませんよね。
「常識がないんだなって感じる」
「普通に常識がないのかなって感じてしまいます。傲慢な人のほとんどは思いやりもなければ常識やモラルもない方ばかりなので、ああこの人は常識を学んでこなかったんだなって。見ていて恥ずかしいと思うことが多いし、自分ならば絶対できません」(31歳/女性/秘書)
常識がなく恥ずかしい人だと感じる人もいるようです。たしかに、ある程度常識やモラルがあるならば、多くの場合傲慢な態度にならないでしょう。
傲慢な人の振る舞いや言動は常識とはかけ離れたものが多いため、常識やモラルを学ばずに育ってしまったんだな…と思えてしまうのですね。
「人から好かれていなさそう」
「人から好かれてなさそうだなって感じます。普通に考えて傲慢な人を好きだという人っていないじゃないですか。嫌われることが多いだろうし、できれば関わりたくないって思うし。友達もいない孤独な人って印象があります」(29歳/男性/事務)
傲慢な人は人から疎まれることも多いため、孤独だと感じる人も少なくありません。どんなに輪の中心で偉そうな態度をしていたとしても、周りからは疎まれ腫れ物のように扱われることが多く、実際浮いていたり孤立していたりすることがほとんどでしょう。
傲慢な人の特徴とは?≪性格編≫
傲慢な人はどのような性格をしていることが多いのでしょうか?早速傲慢な人によく見られる性格に注目をしていきましょう。
プライドが高い
プライドが高く、とにかく高飛車な意識を持っているのが傲慢な人の主な特徴でしょう。負けず嫌いでとにかく自分が優位に立ちたいと考えているため、必然的に人を見下し、優越感に浸ろうとします。
また、他人に何かを譲ることや妥協をすることなども嫌いで、とにかく自分の思い通りにならないと気がすまないというのも傲慢な人の特徴でしょう。プライドが高いゆえ、自分から折れるということができず、他人に対して素直にはなれません。
非を認めることもできず、とにかく「自分は偉い!誰よりも優れている!」という高いプライドを掲げ続けています。
人に対して思いやりの心がない
人に対して思いやりの心がないのも、傲慢な人によく見られる特徴です。
とにかく他人よりも自分優先という考え方をしているため、人に思いやりの気持ちを持つことはまずありません。他人を思いやる暇があるならば、いかに自分が美味しい思いをできるか、楽をできるかを考えているのです。
また、思いやりがあれば、傲慢な態度が相手を不愉快な気持ちにさせるという想像はできるはず。思いやりの気持ちがない…つまり相手の立場に立って物事を考えられないからこそ、傲慢な態度を取り続けてしまうとも言えます。
自分の価値観が絶対だと思っている
自分の価値観が絶対だと思っており、それ以外の価値観は認めない…そんな姿勢を持っているのも傲慢な人の特徴です。基本的に自分は周りよりも優れているという考え方があるため、他人の価値観や考え方よりも、自分の価値観や考え方のほうが絶対に良いと信じているのでしょう。
そういった価値観を持っているからこそ、何かの話し合いなどでも自分の意見をなんとしてでも突き通そうとしていきます。どんなに周りが良い意見を言っていたとしても、自分より下の存在が考えた意見は無意味だと考え、自分の意見こそ選ばれて当然だと思っているのです。
他人に対して否定的
傲慢な人は他人に対しては否定的で、何かと言動や態度で相手を否定したり蔑ろにしたりする性格が目立っています。これも自分の価値観こそ最良という思い込みがあるからこそ生まれるもので、自分と違う意見は全てナンセンスと思い込んでいるのでしょう。
そのため、自分と違う意見が少しでも出れば「いや、それは違うよ」と真っ向から否定をし、相手が折れるまで持論を続けるのも頻繁に見られる光景です。
とにかく自分以外の意見は許さないという姿勢を持っているため、必然的に他人に対して否定的な態度や言動が生まれてしまうと言えます。
自己中心的
言わずもがな、傲慢な人は自己中心的な性格をしています。自分が世界の中心であり主人公であると言わんばかりに、自分の都合を優先に振る舞ったり動いたりすることが多く、周囲に迷惑をかけることは日常茶飯事でしょう。
ただ、本人は周りを振り回しているという自覚はありません。自覚はないものの、誰よりも自分は優れているという自信があるため、周りが自分の都合通りに動くのは当然であると考えている人がほとんどです。
そのため、自分の思い通りにならなかったり、自分の都合が優先されなかったりすれば癇癪を起こすことも珍しくありません。自己中心的であることが本人にとっては当たり前のことなので、そのリズムを崩されることは決して許されないことだと思っているのです。
自意識過剰
自意識過剰なのは、非常にわかりやすい傲慢な人の特徴です。ある程度自意識過剰じゃなければ、傲慢な振る舞いをすることはできません。自分は誰よりも優れている、評価をされている、そんな自意識過剰なところが傲慢さを助長させていると言えるでしょう。
また、傲慢な人は周りから自分が疎まれていることに気付いていません。むしろ周りから憧れられている、慕われられているという自信を持っている人も多く、そんな思い込みがより偉そうな態度に拍車をかけていることも珍しくないのです。
とにかく自意識過剰で自分を過大評価しすぎているのでしょう。
傲慢な人の特徴とは?≪言動編≫
傲慢な人は性格だけでなく、態度や言動にも横暴さがあらわれていることがほとんど。そんな傲慢な人の言動に注目していきましょう。
自分の思い通りにしたがる
自己中心的な性格で自分の意見や価値観が正しいという思い込みがあるため、何かと自分の思い通りにしたがるのもよく見られる傲慢な人の特徴でしょう。言動や態度などで相手の意見や都合を押さえつけ、自分の思い通りになるようにプレッシャーをかけることも珍しくありません。
たとえ周りの意見のほうが効率的で最善策だったとしても、傲慢な人はその事実を受け入れようとしないでしょう。頭の中では効率的だとわかっていても、プライドの高さゆえ、他人の意見を認めることができないのです。
プライドを守るため、自分の優位性を確立させるため、あの手この手で自分の思い通りにしたがり、周りへの迷惑は一切考えないでしょう。
不愛想な態度
無愛想な態度を取ることも珍しくないのが、傲慢な人の特徴です。傲慢な人は基本的に自分が媚を売られる立場だと考えているため、他人に対しむやみに笑顔を振りまいたり、愛想よく振る舞ったりはしません。
むしろ周囲に自分の偉大さをアピールするため、あえてムスッとした無愛想な態度を取り、周りが媚を売るのを待っていることもあるでしょう。また、無愛想な態度を取ることで周りが機嫌取りをしてくれると信じているため、気を引くためにしていることも珍しくありません。
無愛想な態度は特に内気な人や臆病な人にプレッシャーを与えるものになるため、自分の思い通りに動いてくれそうな人を意のままにするために、そういった態度を取っていることもあるでしょう。
思い込みが激しい
言動や態度から、傲慢な人の思い込みの激しさに驚いた経験がある人も多いでしょう。傲慢な人はとにかく思い込みが激しく、それによって言動や態度をコロコロ変えて周りを疲弊させることも少なくありません。
たとえば周りがお世辞や愛想笑いをしたら、それを自分への好意や敬意だと思いこんで気分良くすることがあります。自分は慕われている、尊敬されていると感じ、その思い込みが傲慢な態度や言動に拍車をかけていくのです。
また、自分の意見が少しでも否定されれば相手を敵だと認識し、屈服させるまで徹底的に追い詰めることも珍しくありません。自分に異を唱えるものはプライド的に許すことができず、執念深く執着してしまうことが多いでしょう。
話を盛る癖がある
話を盛る癖があり、何かと大袈裟に物事を言うのは傲慢な人によく見られる特徴でしょう。とにかく自分を優位に立たせたい、大きく見せたいという気持ちが強いため、頻繁に話を盛ってしまいます。
周りから「すごい」「かっこいい」と言われることが気持ちよく、称賛をもらうために話を盛って注目を集めようとするのです。ただし、あまりにも大袈裟に話すため不自然な会話になっていることも多いのが事実。矛盾点を突かれれば機嫌を悪くしてしまうでしょう。
傲慢な人はとにかく自分を優位に立たせてくれるものがあればどんどん利用していくため、盛れそうな話題があれば大袈裟に話して、自分の評価や価値を上げようと躍起になるのです。
自分の話ばかりする
暇さえあれば自分語りをするのも傲慢な人によく見られる特徴でしょう。たとえ他人の話題だったとしても、「自分はこの時~…」と自分の話にすり替えてしまうのはお手の物。少しでも自分の話に繋げられそうなことがあれば、自分の話をしてしまいがちです。
また、プライドが高く他人が自分より目立つのが嫌なため、人の話を遮りたいという心理も持っています。特に他人の話に周りが盛り上がっている光景は負けた気がしてしまい、その注目を奪おうと話を遮って自分語りをすることも珍しくありません。
「自分の話や価値観こそ至高」というのも信じてやまないため、他人の話を聞くよりも自分の話を聞いてもらったほうが周りにとって「価値がある」と思い込んでいる節もあります。
傲慢な人の特徴とは?≪言動編≫<続き>
どのような言動や態度が傲慢な人には見られるのか。もしあなたが「自分は傲慢な人なのかもしれない…」と少しでも思うならば、日頃の言動や態度を照らし合わせてみると、自分の傲慢さに気づけることもあるでしょう。
非を認めない
明らかに自分に非があったとしても、決して謝らないのが傲慢な人の特徴です。プライド的に許せない、相手よりも立場が上の自分が謝るのはおかしい、そんな考え方をしているため、素直に謝ることができないのです。
そのため、明らかな非があったとしても何かと言い訳をしてその場を切り抜けようとすることも珍しくありません。場合によっては責任転嫁や論点を変え「自分は悪くない」という主張をすることもあるでしょう。
どんな些細なことだったとしても決して謝らず、自分が悪くない方向へと持って行きたがるのです。
傲慢な人は言葉遣いが乱暴
言葉遣いが乱暴なのも傲慢な人にはよく見られる特徴でしょう。あえて乱暴な言葉遣いをして偉い自分を演出している人は多くいます。人を見下したい、自分を優位に立たせたい、そんな気持ちが言葉遣いに現れているのです。
特に傲慢な人は明らかに目下の人にはとことん乱暴な言葉遣いをすることが多く、立場や実力がわからない人には乱暴な言葉遣いも控えめになるという特徴があります。相手によって言葉遣いを変えて、立場が弱い相手にはふんぞり返ろうとするのでしょう。
厳しいことを言う自分に酔いしれている
「周りが言いづらい厳しいことを言える自分」に酔いしれていることが多いのも、傲慢な人によく見られる特徴でしょう。あえて乱暴な言葉遣いや相手を傷つけるような言葉を選び、厳しい物言いで相手を指摘しようとするのです。
時には厳しい言い方をしたほうが効果的な場合もありますが、傲慢な人の場合「厳しいことを言う自分」に酔いしれているだけなので、完全に自己満足になっていることがほとんど。実際は厳しいことを言うタイミングじゃないことが多く、場が凍ることは珍しくありません。
傲慢な人は空気を読んだり相手の立場に立って物事を考えたりすることができないため、タイミングを見て発言することができないのです。あえてみんなが言わないでいるところを「言いづらい」と解釈し、自分が気持ちよくなるために空気を読まない発言をしてしまうのでしょう。
感謝の言葉が言えない
傲慢な人は、何かをしてもらっても感謝の言葉が言えません。これは照れくさくて言えないというよりかは、自分は偉いのだからやってもらうのが当たり前、という考え方をしているからです。
周りが自分に気遣ってくれるのも、何かをしてくれるのも、自分が偉いから当然である。そんな態度で普段からふんぞり返り、決して感謝の言葉を口にはしません。そもそも偉いはずの自分が目下のものに感謝を言うのはおかしいとすら思っている人も多いでしょう。
傲慢な人になる原因とは?
なぜそこまで傲慢な人になってしまったのか。傲慢になってしまう原因をいくつか紹介していきます。
自分に強いコンプレックスがある
実は強いコンプレックスが原因で傲慢な人になってしまうこともあるってご存知ですか?コンプレックスとは無縁そうな傲慢な人ですが、実は強いコンプレックスを隠すため、あえて傲慢に振る舞っている人も少なくはないのです。
こういうタイプの人はもともと周りと自分を比較する癖があります。そのため自分の中にコンプレックスがあると、「自分は周りよりも劣っている」と思い込んでしまうのです。
しかしプライドが高いため素直に「自分は周りよりも劣っている」という思い込みを受け止めることができません。他人に負けたくない、弱みを見せたくない、そんな思いが傲慢な振る舞いを演出するようになり、偉ぶった態度で周りを牽制してしまうのでしょう。
「強く見られたい」という気持ちが強い
「強く見られたい」という気持ちが人一倍強いことから、傲慢な人になってしまう場合もあります。誰よりも強くありたい、かっこいいと言われたい、そんな願望や理想を叶えるために傲慢な振る舞いをしてしまうのでしょう。
本人からしてみれば強い人やかっこいい人というのは、権力があったり、偉そうな態度を取ったりしている人なのです。人によっては全くかっこよくも強くもないと感じられるものですが、傲慢な人の強くてかっこいい人というのは王様のような偉そうな人なのでしょう。
強く見られるために、周りから敬われるために…自分が思い描く強くかっこいい人を演じているのです。
甘やかされて育った
幼いころから両親や祖父母から甘やかされて育った場合、傲慢な人になりやすいと言えるでしょう。小さい頃からわがままを聞いてもらい、自分の思い通りに世界が動いてきたのならば、大人になってからもそれが自分にとっての当たり前だと思ってしまうのは仕方がないことです。
傲慢な人には小さな子どものように癇癪を起こしたり、思い通りにならないと駄々をこねたりする人っていますよね。それも幼い頃からそうやって生きてきて、思い通りに事が運んだ経験があるからしている可能性が高いと言えます。
我慢をすること、他人を尊重すること…そういった精神的に大人になるために必要なことを学ばずに歳だけとってしまったため、わがままな子どものような傲慢な人になってしまったのでしょう。
大きな成功を収めて天狗になった
過去に大きな成功を収めたことがある人は、それで天狗になって傲慢な人になってしまうことがあります。成功を収めたことで誰よりも何よりも自分が偉くなった気がして、王様のような偉そうな態度をとっても構わないだろうと都合の良い解釈をしてしまうのです。
これは芸能人によく見られる原因でしょう。謙虚な姿勢を貫く芸能人も多くいますが、芸能界デビューや大ブレークを機に謙虚さを失い、横暴な態度でスタッフやファンにふんぞり返った態度を取る人もよく週刊誌やネットの噂などで悪目立ちしていますよね。
出世をした、事業が成功した、有名大学に入学できた、誰もが憧れる人と親しい関係になれた…そんな出来事が傲慢さに火をつけ、人を天狗にさせていくのです。
裕福な家庭に育った影響で自分も凄いと勘違いしている
実家がお金持ち、両親が社長や医者など、生まれ落ちた環境にとても恵まれている人っていますよね。そしてそれを鼻に付けて大人になってしまう場合があります。
自分の手柄ではないのに大きな顔をして威張っていたりするのです。バックにあるものが大きいため横柄な態度を取って嫌われたとしても屁でもないと思っているのでしょう。
また、実業家などの子供の場合は周りが自分の両親に媚びへつらえていたりする可能性があります。そうなるとその子供は、「自分が何をしても自分や両親から相手は離れていかない」と勘違いしているのです。
常に自分が一番でないと嫌
闘争心が強いと何が何でも相手に勝とうとします。単純に勝つだけではなく一番になることに固執している可能性もあるでしょう。また、甘やかされて育ったりわがままを許されていた環境でも、なんでも自分が一番ではないと気が済まない大人になっているかもしれません。
そうなると自然と一番になることが当り前になり、傲慢な人になってしまうのです。そしてその傲慢な人はその感情を持ち続けるため一番に固執し、傲慢さをキープし続ける…というループに陥ります。
傲慢な人の中でも空気が読めずぐいぐいいくタイプと言えます。少し子供っぽい部分も持ち合わせていると言ってもいいでしょう。
仕事などで上のポジションにいる
人の本心は、誰かに何かを教える立場になった時に表れるもの。これは他の人よりも知識を持っており、尚且つ人の上に立ち優越感を得ているからこそと言えます。また、人を評価する立場において自分のさじ加減でどうにでもなってしまうのです。
傲慢な人が仕事などでこのような役職を持っている場合、かなりの確率で独裁政治のような環境になるでしょう。気分一つで社員をどうにでもしてしまう可能性があります。
そのため社員は上司の機嫌をうかがいながら仕事をするようになり、傲慢な人はさらに良い気分になり今よりも傲慢になる…という訳です。
親からの影響
子は親の鏡です。そもそも親が傲慢だと子供も傲慢になります。子供からしてみると親が行っていることが正でありそれが全てなのです。疑うこともなく親と同じことをするでしょう。
そして親はそれに注意をしない、もしくは気付いて注意をしたとしても、子供からしてみれば「お父さんとお母さんもそうじゃん」という一言に尽きるのです。親はいいけど子はだめという理論が理解できないかぎりどんどん傲慢になるでしょう。
傲慢な人に対する上手な対処法とは?
上手い対処法が分からなければ一方的に都合よく使われたり、不愉快な思いをしたりするため、日々ストレスを抱えて悩んでしまうということも十分にありえます。
そうならないためにも、傲慢な人に対する上手な対処法を紹介していきましょう。
話す事に共感してあげる
話す事に共感してあげるのも、上手な対処法になります。傲慢な人は自分の話を聞いてもらったり称賛してもらったりすることが大好きなので、良好な関係を築きたいならば共感をして持ち上げてあげると良いでしょう。
傲慢な人も自分勝手な性格とは言え、自分に良くしてくれる人のことをぞんざいに扱ったりはしません。そこそこ仲良くなったり、信頼関係が生まれてきたりすれば、多少の思いやりを持って接してくれるようになるでしょう。
自慢話などは適当に聞き流す
傲慢な人の話を全て聞くのは疲れてしまうものです。人の自慢話はどんなに素晴らしいものだったとしても、聞き続ければ疲れたり、イライラしたりするもの。特に傲慢な人の話し方は周りを見下す言い方をすることが多いため、ストレスになる人が大半でしょう。
そのため、傲慢な人の話を聞く際は適当に聞き流すのがベストです。本人は誰かに自分の武勇伝や自慢話を話している時点である程度気持ちよくなれているため、適当に聞き流したところでそこまで問題にはならないでしょう。
適当に相槌をしたり、それっぽい質問をしたり…頭の中で別のことを考えながら聞き流すことができるならば、それが上手な対処法になります。相手も自分も傷つかない、程よい距離を保ちたい人にはぴったりでしょう。
反論・対抗しない
反論や対抗をすると傲慢な人はあなたを屈服させようと粘着してくるでしょう。そのため、上手に対処をしたいならば反論や対抗をしないのが正解です。言い返したくなることもあるでしょうが、後々のことを考えれば非常に面倒くさいことになるため、聞き流すのがいいでしょう。
ただ、もしどうしても反論や対抗したくなったならば、絶対に揺らがない意思や根拠を持って挑むのがおすすめです。いくら言い訳や責任転嫁をする傲慢な人でも、事実や根拠のあること、強い意思に対抗していくのはやや難しいのが事実。
関係は悪化するかもしれませんが、どうしても我慢ならないと思った時には冷静に事実だけを淡々と述べ、反論するようにしましょう。間違っても傲慢な人のように感情的にならないように気をつけてくださいね。
傲慢な人とは距離を置く
できることならば傲慢な人とは距離を置くのが良いでしょう。距離が開いていれば傲慢な人から受ける不愉快な気持ちもなくなります。ストレスもなくなり、傲慢な人を気にしないのびのびとした日々を送れるようになるでしょう。
場合によっては傲慢な人から距離をつめてくる可能性もありますが、それでも適度に距離をあけることを意識していけば、自然と相手も関わらなくなっていくはずです。
もともと傲慢な人は構ってちゃんタイプの人が多いため、自分のことを構ってくれない人にはそこまで執着はしません。自分のことを構ってくれたり、都合よく動いてくれたりする人にターゲットを変えてくれるでしょう。
会う時はなるべく複数人で会うようにする
傲慢な人は押しが強くなんでも自分の思いどおりにしようとします。気が弱いと押し切られて嫌な思いをする場合があるでしょう。
それを回避するためには数を利用するのが一番です。一対一だと、傲慢な人の一挙手一投足をすべて自分一人で受け止めなければなりませんが、複数人で会えばそれを自分が100%受け止める必要はなくなるのです。
また、傲慢すぎるが故に周りが嫌な思いをしてしまった場合においても、複数人でなだめれば落ち着いてくれる可能性が期待できます。自分を守る手段となるので状況に応じて取り入れてみてくださいね。
傲慢な人にならないために気を付ける事
傲慢な人になってしまう可能性は誰にでもあります。日頃から傲慢にならないように気をつけていないと、知らずのうちに周囲から傲慢な人という印象を持たれている可能性もあるでしょう。
そうならないためにも、傲慢な人にならないために気を付けたいことをいくつか解説していきます。
周りの意見や話を聞き入れる
周りの意見や話にはよく耳を傾けましょう。自分以外の意見に耳を傾けることで、いつでも自分を客観視できるだけでなく、周りへの思いやりの気持ちも忘れずに済むはずです。
傲慢な人はとにかく周りの意見や話を聞かず、自分の都合の良いことばかりを考えて過ごしています。それゆえに客観的に自分を見ることができず、他人の意見を取り入れることもできず、歪んだ自分本位な考えがどんどん育ってしまっているのです。
そんな裸の王様状態になってしまえば、傲慢さはどんどん成長していきます。そうならないためにも、周りの意見や話にも耳を傾け、常に客観的に自分を見れるようにしておきましょう。
自分の価値観が絶対ではないと知る
自分の価値観が絶対ではないと知りましょう。自分の価値観を大切にすることは悪いことではありませんが、十人十色という言葉があるように、周りにはさまざまな価値観や考え方があります。
そんな周りの価値観や考え方の中には、自分では思いつかないほど素晴らしいものがあることも少なくありません。しかし、自分の価値観が絶対だと信じ込んでしまえば、そんな素晴らしい価値観に触れることもできず、凝り固まった視野の狭い価値観を持ち続けることになります。
他の人の価値観を知ることは自分の成長に繋がることがほとんどです。自分の価値観を大切にしつつ、それは絶対ではないということを忘れないように過ごすようにしましょう。
謙虚さを忘れない
どんなに成功を収めても素晴らしい経験をしたとしても、謙虚さを忘れないようにしましょう。謙虚さを忘れてしまえば天狗となり、傲慢さが生まれてしまいます。
実はさまざまな分野で素晴らしい人や見事な栄光・成功を収めている人ほど、謙虚な姿勢を持っているってご存知ですか?そういった人たちは常に上を見ているため、自分の成功の上であぐらをかくことはしません。そんな姿勢が謙虚さを生んでいるのでしょうね。
いつでもどんな時でも謙虚さは忘れず、自分の成功や栄光の上であぐらをかかず、上には上がいるということを忘れないようにしましょう。
乱暴な言葉遣いや振る舞いには気をつける
乱暴な言葉遣いや振る舞いには気を付けるようにしましょう。
傲慢な人になりやすい人は、人に対して威圧的な態度をとりがちです。乱暴な言葉遣いなどは相手を従えている気になれて気分良くなれるという人もいるでしょうが、その分傲慢で思いやりに欠けた人になることを忘れてはいけません。
たとえ厳しい物言いをすべき場面だったとしても、言葉の選び方や言い方には気を付けるようにしましょう。また、今は本当に言ってもいいタイミングなのか、発言前に空気を読んだり、相手の様子を伺う癖を身に付けておくのがおすすめです。
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