女同士で付き合うのってどんな感じ?
しかし、中には女性が恋愛対象の女性もいれば、男女問わず恋愛できる女性もいます。「レズビアン」「バイセクシャル」と呼ばれる人達です。最近はLGBTなどセクシャルマイノリティを尊重する世の中になりつつあるので、なんとなく身近に感じる人もいるでしょう。
でも、実際に自分が女同士で恋愛をしたことがないと、「そもそも女同士で付き合うのってどんな感じ?」と思いますよね。どんな性別の組み合わせでも恋する気持ちは同じですから、女同士の恋愛も男女の恋愛と変わりはありません。むしろ、本来の性的指向に従っているなら、女同士の恋愛がこれまでにないほど心地よく感じるでしょう。
この記事を読んでいるということは、女同士の恋愛事情に興味があるということですよね。もしかしたら、あなたの心の奥に女性を恋愛対象としている部分があるかもしれません。
この記事では女同士の恋愛事情を丸裸にしてきます。理解を深めたら新たな気づきがあるはずです。
女同士で付き合うのはアリ?女性に調査!
今回、女同士で付き合うのはアリなのか、20~30代の女性に聞いてみました。人には言わない秘密の思いをのぞいていきましょう。
未知の世界すぎて全然想像できない
「私の恋愛対象が男性なので、自分が女性同士で付き合うのは正直想像できません。でも偏見はないので、周りに女性同士のカップルがいても何とも思わないかな」(27歳/女性/販売職)
最近では、LGBTに対しての理解が深まってきましたよね。そのためか、周りの人が女同士で付き合っていても偏見の目で見る人は少ないようです。
ただ、男性が恋愛対象の人は、自分が女同士で付き合う想定をしていない人がほとんど。「女同士のカップルがいても自然だけど、自分が付き合うのは無いかな…」と思っている人が多いのが事実です。
実はちょっとだけ興味がある…
「女性同士で付き合ったことはないけど、興味があります。ボーイッシュな女性を見るとドキっとするから、もし告白されたら付き合うかも」(22歳/女性/大学生)
女同士で付き合うのがどんな感じなのか、興味を持っている人は実は多いようです。そんな人は、かわいい女性やクールな女性を見てドキっとしたり、エッチな想像を膨らませてしまうことも…。
自分では気づいていないだけで、実は女性に性的な興味を持っている人もいるはず。そんな人が女同士で付き合えば、ドはまりすること間違いなしです。
女同士で付き合うのはアリ!
「昔から好きになるのは女の子ばかり。いつも気持ちを伝えられずに終わっていたけど、今度こそ女性同士で付き合いたいです」(21歳/女性/介護関係)
女性を恋愛対象として見る女性も、もちろんいます。最近では、レズビアンやバイセクシャルをカミングアウトする人が増えましたが、人に言えず一人で悩んでいる人も多いでしょう。周りの女性を好きになっても、友達関係が壊れるのが怖くて言えずにつらい思いをする人もいるんですよ。
好きになるのに性別は関係ないと思う!
「好きになるのに性別は関係ないです。私も、好きになったら男女問わず付き合います。性別にこだわるのはハッキリ言って古いと思う」(30歳/女性/医療関係)
好きになった人の性別がたまたま同性だっただけ。このように、好きになる相手の性別を問わない人のことを「パンセクシャル」と言います。たとえパンセクシャルではなかったとしても、好きになれた人を性別だけで諦めるのはもったいないですよね。
女同士で付き合うきっかけとは?
男性にトラウマがあったことが付き合うきっかけ
「昔付き合っていた彼氏がDVをする人で、それがトラウマになって男性とは付き合えなくなりました。今は、女性同士で付き合えて幸せです」(23歳/女性/事務職)
DV、浮気、性暴力…。理由は人それぞれですが、過去の経験がトラウマになり男性恐怖症になってしまう女性は数多くいます。
そうすると自然と男性を避けるようになり、まわりは女性ばかりになりますよね。男性にはない女性の魅力にふれて、恋愛に発展することもあるでしょう。
興味本位で付き合ってみたら本気になって…
「今まで男性としか付き合ったことなかったけど、女性同士で付き合うことに興味がありました。友達もそうだったみたいで、軽い感じで付き合ってみたら見事にハマりました…」(19歳/女性/学生)
最近では、女性カップルを題材とした漫画やドラマも増えてきました。それだけ、世間でセクシャルマイノリティが認められつつあるのでしょう。それに伴い、女同士で付き合うことに興味を持つ女性も増えてきています。
もともとバイセクシャルやレズビアンの素質を持つ人は、女同士で付き合ってみて初めて自分の気持ちに気づくことも少なくありません。
ネットで出会った人と
「私の恋愛対象は女性なので、付き合う人とはネットで出会います。お互いレズビアンなので付き合うのに時間もかかりません」(29歳/女性/販売職)
今は、ネットでパートナーを探すのが当たり前な時代。それは女同士で付き合う場合にも言えることです。SNSやネット掲示板、レズビアン専用の出会い系サイトやマッチングアプリもあります。相手も女性が恋愛対象なら付き合うまでの時間も長くはないでしょう。現に、レズビアンの人はネットを利用してパートナーを見つけていることが多いようです。
スキンシップから盛り上がっていつの間にか
「友達と部屋でふざけ合ってスキンシップをとっていたら、心地よくなってお互いのアソコを触り合いました。そんな関係を続けていたらいつのまにか付き合うことになっていて…。今ではラブラブです」(21歳/女性/アルバイト)
女同士は友達同士でもスキンシップが多いですよね。触っている内にもっと触りたくなってそのまま…なんてこともあるんです。そして、女同士の触れ合いが心地よく「またしたい」と思う人が多いんだとか。身体の感覚が忘れられなくて、そのまま付き合うこともあるんですよ。
相手から告白されて…
「いきなり親友に告白されてビックリ。男性としか付き合ったことなかったけど、その子のこと好きなので付き合うことにしました」(25歳/女性/金融関係)
男性としか付き合った経験がなくても、人として好きな相手から告白されれば付き合う女性もいます。二人の関係が良好なら、相手の恋愛対象が女性でなくてもOKをもらえる可能性はあるでしょう。
女同士のデートやセックスはどんな感じ?
こちらでは、女同士のデートやセックスはどんな感じなのかを紹介します。謎に包まれた女同士カップルの性事情を見ていきましょう。
男性とのデートとほとんど同じ
「女同士のデートって何するの?」と疑問に思う人は多いでしょう。デートを男性としかしたことのない人が多いため、女同士のデートを想像できませんよね。
そのため、女同士のデートは普通のデートとは違うと思いがち。しかし、実際は男性とのデートとほとんど変わりません。映画館やテーマパーク、おうちデートだってします。好きな人と一緒にいれば何をしてもどこへ行っても楽しいのは女同士のカップルも同じなんですよ。
セックスは前戯メイン
男性とのセックスは挿入ありきなので、「早く挿入したい」「男性がイったら終わり」となりがちですよね。しかし、女同士のセックスは挿入が目的ではありません。バイブやディルドを使うとしても、前戯がメインのセックスになります。
そうなると、おのずとキスや愛撫が濃厚になるのは言うまでもありません。挿入が目的ではない分、ゆっくり時間をかけて愛を確かめ合うのが女同士のセックスと言えます。
買い物デートが楽しい!
買い物デートが楽しいのが女同士で付き合う醍醐味。女性特有の「かわいい」を女同士なら共有することができます。流行りの服装、SNSで人気のスイーツなど、男性と一緒だといまいち楽しめないことも、女同士なら思いっきり楽しめるでしょう。
さらに、男性とは入りにくいランジェリーショップも堂々と入れるのが、女同士カップルの特権と言えます。相手の下着を選び合ったりと、刺激的なデートになること間違いなしです。
攻め役と受け役になって…
女同士のセックスには、男性とのセックスのように、攻め役と受け役があります。攻め役のことを「タチ」、受け役のことを「ネコ」と呼んでいるようです。
また、どちらもできる、もしくは相手に合わせられる人のことは「リバ」と言います。中には「攻め役しかできない」「受け役しか無理」という人もいるため、女同士のセックスにも相性があると言えるでしょう。
女同士のセックスは気持ちいい!
自分の性感帯は自分自身が一番わかっていますよね。男性とセックスをして「力が強すぎて痛い」「気持ちいい所とずれてる…」と不満を持つ女性は少なくありません。
それに比べて女同士のセックスは、体の作りが同じだから相手の気持ちいい場所がわかるんです。さらに、女性ならではの繊細な愛撫が気持ちよく、何度もイってしまう人も多いんだとか。女同士のセックスを一度経験すると癖になってしまう女性が多いのも納得できます。
清潔感のあるセックス
男性に比べて女性は体毛や体臭が薄いです。また、女性は自分の体臭のケアやムダ毛の処理をしっかりする人が多いですよね。もちろん、女同士のセックスだからってケアを怠ることはありません。
むしろ、女同士だからこそ、鼻の下のムダ毛など細かい所まで気になるのです。そのため、女同士のセックスには清潔感があります。お互いスベスベの肌なら、愛撫もしやすくなりセックスも盛り上がるはずです。
女同士で付き合うメリット
今回、男性と付き合うと感じられないようなメリットを4つ紹介していきます。女同士で付き合うことに興味のある人は必見です。
同性なので気持ちが分かる
「なんで私の気持ちをわかってくれないの?」と思うことが、男性と付き合っていると意外と多いですよね。男性と女性の考え方は違うので、わかり合おうとしても時間がかかったり、どうしても理解し合えないこともあるのが事実です。
でも、女同士で付き合う場合、同性だからこそ気持ちがわかる場面がよくあります。例えば、生理の時。そのつらさを知っているので「しんどかったら寝てていいよ」「生理なら出かけるのは今度にしよう」など、相手を気遣うことができますよね。相手に気持ちを分かってもらえることは、心の安定にもつながるはずです。
どこでも一緒にいられる
「好きな人とは一秒も離れたくない」と思っていても、男性と付き合うと一緒に入れない場所もあります。銭湯や温泉など、男女で分かれて入る場所は異性では一緒に楽しみづらいですよね。
その点、女同士で付き合えば銭湯や温泉だって一緒に楽しめます。女同士で付き合うのなら、同性だからこそ楽しめることや場所でたくさん思い出を作っていきましょう。
心のつながりが強い
「付き合う=セックスする」ではないケースが多いのが女同士のカップル。男性ほど肉体関係を求めない代わりに、精神的なつながりを求めます。女同士で付き合う場合、相手のことを恋愛対象として見つつ、人としても好きだと感じているパターンが多いです。
さらに、「女性が好き」「女性も男性も好き」という共通点も心のつながりを強める理由の一つでしょう。素のままの自分をさらけ出せる相手は貴重ですよね。お互いを認め合えるのが女同士のカップルと言えます。
服を共有できる
二人で服を共有できるのも女同士で付き合うメリット。特に、同棲している女同士のカップルの多くが「服の貸し借りができて最高!」と思っています。服を共有できれば、自分で選ばないタイプの服にチャレンジできたり、コーデの幅が広がったりと、女性にはうれしいことばかりでしょう。
さらに、好きな人の服を借りる行為自体が幸せなんです。好きな人の香りのする服を着れば、まるでパートナーに抱きしめられているような感覚になるでしょう。
女同士で付き合うデメリットとは?
今回、女同士で付き合うデメリットを5つ紹介します。デメリットを知ることで、余裕をもって女同士で付き合うことが出来ますよ。
親へのカミングアウトの問題
なんだかんだ言っても親の存在は大きいですよね。女同士で付き合う場合、認めてほしいと思う人がほとんどでしょう。
その反面、「カミングアウトしたら悲しませるかな…」と親の気持ちを考えてなかなか言えずにいる人も多いです。また、勇気を出してカミングアウトしても、認めてもらえない可能性もあります。でも、親へのカミングアウトは避けては通れない道だと思うなら、結果はどうであれ、自分の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
周囲から反対される可能性がある
周りから反対される可能性もある女同士の恋愛。悲しいことにレズビアンやバイセクシャルに偏見を持つ人もいるのが事実です。
女同士で付き合ってることが周りに知られると、「そんなの普通じゃないよ!」と言われる可能性もあります。気づいたら女同士で付き合っていることが噂になっていることも…。世間の風当たりの強さに傷つくこともあるはずです。
でも、それと同時に、女同士の恋愛を応援してくれている人もいます。反対する人とは縁を切り、環境を整えることも必要でしょう。
人前でいちゃいちゃしづらい
「人前で手をつないだりイチャイチしづらい…」そう思っている女同士のカップルは多いです。並んで歩いているのに人目を気にして手を繋げないのは、もどかしいですよね。男女のカップルを見て羨ましく感じることもあるはず。
そんな時はこっそりイチャイチャするのがおすすめです。映画館や人混みなら、手を繋いだりくっついても人の目は気にならないでしょう。場所を選べば女同士カップルでもイチャイチャできるので、工夫してみてくださいね。
バレたくなくて嘘つくことも…
カミングアウトしていない場合、友達との会話で嘘をついてしまうこともあります。「彼氏つくらないの?」と聞かれたら「今はいらないかな…」と言ってしまうなど、付き合っている相手のことをとっさに隠してしまうパターンも少なくありません。
もちろん、本音ではないので後から自己嫌悪に陥ってしまう女性が多いんだとか。人に言いたくても言えない葛藤は、女同士で付き合う上で誰しも経験することと言えるでしょう。
恋人同士に見られない
カップル限定やカップル割引など、恋人同士だと受けられる特典がありますよね。一般的には、カップルと言えば男性と女性の組み合わせなので、女同士だとカップル特典を受けづらいのが現実です。例え女同士で付き合うことを隠していなくても、いちいち説明するのも面倒だから諦めてしまう人が多いんだとか。
「女同士で付き合うことを大っぴらにしたくないけど、カップルに見られたい…」そんな複雑な気持ちになることは、女同士で付き合う上で少なくありません。
女同士で付き合う際に気を付けたいこと
いざカップルになった時「こんなはずじゃなかった」と思わないためにも、女同士で付き合う際に気を付けたいことをチェックしておきましょう。
付き合い方を2人できちんと話し合う
女同士なら相手の気持ちが理解できると言っても、口にしないとわからないことはたくさんあります。「パートナーは自分のことわかってるから大丈夫」と過信していると、思わぬところですれ違ってしまうこともあるんです。
そうならないためにも、女同士で付き合うのなら付き合い方をきちんと話し合うのが大事。女友達との付き合い方、人前ではどういった態度をとるかなど、ルールを決めておくのがいいでしょう。
束縛や嫉妬には要注意
女性は嫉妬深い生き物などと言われます。細かいところまで気が利く反面、些細なことを気にしてしまう人も多いでしょう。
また、女同士で付き合う場合、嫉妬の対象が男女両方になります。パートナーが男性と話しているのを見て「やっぱり男がいいのかな…」と思い、女性とスキンシップをとっていると「とられたらどうしよう…」と考えてしまって、不安や嫉妬で束縛してしまうこともあるでしょう。
その結果、お互い不満が募り破局してしまうこともあります。そうならないためにも、友達へのスキンシップは最小限にするなど、相手を不安にさせないように気を付けることが大切です。
将来のことは早めに話し合う
「この人と一生一緒にいたい!」と思っても、戸籍上では婚姻関係になれないのが今の日本。婚姻は書類上のものと分かっていても、事実婚でなく男女のように結婚したいと思うカップルがほとんどです。
さらに、今の日本では女性同士で子供を持つことはできないため、「相手は自分といて幸せになれるのだろうか。別れた方がいいのかな…」と思い悩んでしまう人もいます。
すれ違いが起こらないためにも、付き合うことになったら早めに将来について話し合うのが重要です。お互いの想いが分かっていれば、将来の二人のビジョンが見えてきますよ。
カミングアウトは慎重に
女同士で付き合う上で誰しも考えることが、周りへのカミングアウト。最近ではセクシャルマイノリティが認められられつつあり、昔よりカミングアウトしやすい環境になったと言えます。
しかし、だからと言ってカミングアウトすればいい結果になるとは限りません。カミングアウトして周りとギクシャクしてしまう人も多いです。なので、カミングアウトする時は焦らずタイミングをみる必要があります。大切なことなので、パートナーと話し合って決めるようにしましょう。
付き合うのに性別は関係ない!
そもそも、恋愛対象が男性の人がほとんどなので、女同士の恋愛を避ける人は多いです。「あの女の子いいかも」と思っても、相手が異性愛者なら無意識にブレーキをかけてしまうことだってあるでしょう。
でも、性別にこだわり過ぎると素敵な出会いを見逃してしまうこともありますよ。もし女同士の恋愛に興味を持ったら、まずはその気持ちを受け入れてみてください。そうすることで新しい自分が見えてくるはずです。
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