家庭環境が悪い人の特徴を大調査!性格や恋愛にも影響があるの?

家庭環境が悪い人の特徴を大調査!性格や恋愛にも影響があるの?

家庭環境が子供の性格の形成に大きく影響することをご存知ですか。両親の育て方や行動1つで、良い方にも悪い方にも転がってしまう可能性があります。そこで今回は、家庭環境が悪い人の特徴を大調査!家庭環境が悪い人との接し方や、家庭環境を悪くしないための方法もあわせてご紹介します。


家庭環境が悪いと性格や恋愛に影響するの?

「親の背を見て子は育つ」ということわざがあるように、子供はご両親の言動をよく見て真似し、それを当たり前のことだと思って毎日を過ごします。しかし、幼稚園に入園したり小学校に入学したりしてお友達ができると、自分の家庭がよその家庭とは少し違うことに気づくケースもあるのです。

家庭環境が悪いことに気づくと、性格は歪み、周囲を困らせるような行動に走ってしまうこともあるでしょう。そしてそれは恋愛にも影響を及ぼす可能性があるのです。

そこで今回は、家庭環境が悪い人の特徴について詳しく解説します。記事後半では、家庭環境が悪い人との付き合い方や、家庭環境を悪くしないための対策法についても紹介しているので、興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね!

「家庭環境が悪い」とは?

家庭環境が悪いことにより子供の性格形成に影響を及ぼす可能性がありますが、そもそも「家庭環境が悪い」というのはどんな状態を指すのでしょうか。悪い家庭環境の例を見ていきましょう。

両親の仲が悪い


両親の仲が悪いと、家庭環境が悪くなってしまうでしょう。子供は親の感情を感じ取りやすく、特に母親の態度にとても敏感です。そのため、両親がケンカをしていると気持ちが落ち着かなくなり、ケンカの後に母親が泣いていると不安になってしまうでしょう。

子供は父親と母親が大好きです。そんな2人の仲が悪いと、悲しみを感じるだけでなくストレスを抱えてしまう可能性が高まります。これでは子供が暴力的な性格になってしまったり、反対に顔色をうかがうようになったりするかもしれません。

両親が家にいない


両親が家にいないのも、家庭環境が悪いと言えるでしょう。両親が家を空けるのには様々な理由がありますが、短時間でも子供との時間を大切にしていたり、祖父母にお願いして子供の寂しさを埋めてもらったりしている分には特に問題はありません。

しかし悲しいことに、子供が孤独を感じてしまうほど家を空けてしまう親がいるのも事実です。まだ1人で身の回りのことをできない子供を残して遊びに出かけたり、夜遅くなっても家に帰ってこなかったりする家庭もあります。

子供に対して過干渉である


家庭環境が悪い状態の例として、子供に対して過干渉であることも挙げられます。幼少期の子供に対して「してはいけないこと」を教えるのは大切なことですが、親の望むことばかり押し付けるのは過干渉です。

子供が「◯◯したい」と言っているのに「いいえ、××にしなさい」と強制しすぎていると、次第に自立心が薄れ、自らの意思で行動する力がなくなってしまうことでしょう。

親からすれば子供の将来を考えた上での干渉かもしれませんが、自分の気持ちをポキっと折られた子供のストレスは大きいのです。

DVや虐待などがある


DV(家庭内暴力)や虐待などがある家庭は、紛れもなく家庭環境が悪いと言えるでしょう。虐待には、子供を殴ったり火傷をさせたりする「身体的虐待」、性的な行為を強要させる等の「性的虐待」、自尊心を傷つけていく「心理的虐待」、養育を放棄する「ネグレクト」があります。

ニュース等でも虐待による犯罪が多く報道されていますが、その動機の多くは「しつけ」であり、しつけと虐待の線引きがわかっていないことがほとんどです。そして、「死ぬとは思わなかった」等と無責任な発言をするのですから、虐待は常に危険と隣り合わせな状態にあるでしょう。

一方のDVには、夫婦間における身体的暴力や精神的暴力、性的暴力があります。子供に対して直接的な暴力はありませんが、暴力を受けている親を見ることによって心に深い傷を負う可能性が高まるでしょう。

家庭環境が悪い人の特徴とは?《性格編》

悪い家庭環境で育った子供は、一体どのような性格の持ち主になるのでしょうか。人間の発達にはさまざまな要因が関係しているので、家庭環境が悪いからといって一概に「こういう性格だ」とは言えません。ここでは、家庭環境が悪い人の特徴「性格編」と題して、いくつかの例を解説します。

感情を出すのが苦手


家庭環境が悪い人の特徴として、感情を出すのが苦手な性格をしていることが挙げられます。「自分の意見を言ったら叱られる」「わがままを言ったら殴られる」といった経験が身体に染みつき、無意識のうちに自分の感情を押し殺そうとしてしまうのです。

こうした状態が長く続くと次第に心が冷めていき、「どんな態度なら怒られずに済むか」「どんな対応をすれば殴られずに済むか」といったことを冷静に考え始めます。そのため、周囲からは「冷めている人」という目で見られてしまうこともあるでしょう。

自分に自信がない


自分に自信がないことも、家庭環境が悪い人の性格として挙げられるでしょう。自信がない人の家庭環境が必ずしも悪いということではありませんが、やはり子供の悪いところも全て受け入れてくれる家庭とそうでない家庭とでは、後者の方が自信を失いやすい傾向が強まります。

自信を失いやすいのは、両親から虐待を受けて育った子供に限りません。過干渉な家庭のように、子供の良いところしか評価しない家庭では子供の自己肯定感が育たず、親から認められないことを気に病み自信を失いやすくなるのです。

人を信用できない


家庭環境が悪い人の特徴には、人を信用できない性格をしていることも挙げられます。一番親身になってくれるはずの両親からないがしろにされて不信感を抱いているため、特に大人のことを信用することができないでしょう。そのため、学校で先生に対して反発してしまうことも少なくありません。

また、友人に両親のことを相談して信用できなくなるケースもあります。たしかに、相談する友人の家庭環境も悪ければ、仲間意識が芽生える可能性もあるでしょう。

しかし、本来子供にとって親は尊敬する対象であり、感謝の気持ちが芽生えるものなので、円満な家庭で育った友人に両親の相談をすると、「親に向かってなぜそんなにひどいことが言えるの?」と非難の目で見られてしまう可能性もあります。

承認欲求が強い


承認欲求が強い性格をしていることも、家庭環境が悪い人の特徴として挙げられるでしょう。そもそも、子供は両親から自分の存在を受け入れてもらうことにより安心感を得ることができますが、家庭環境が悪い家庭の両親は子供に対して無関心であることがほとんどです。

そのため家庭環境が悪い状況下で育った子供は、周囲に対して承認欲求が強くなっていきます。寂しい気持ちを埋めるために、両親が受け入れてくれなかった自分の存在を周囲に受け入れてもらおうとするのです。

家庭環境が悪い人の特徴とは?《行動編》

悪い家庭環境の影響が及ぶのは、性格の形成だけではありません。不適切な行動が顕著になる可能性もあるのです。ここでは、家庭環境が悪い人の特徴「行動編」について詳しく解説します。

自分勝手でわがまま


家庭環境が悪い人には、自分勝手でわがままな特徴があるケースが多いです。特に、子供に対して無関心な親の元で育つと、どんなに好き勝手をしても叱られることがありません。その結果、自分勝手でわがままな性格が形成される可能性が高まるのです。

とはいえ、過干渉な家庭でも自分勝手でわがままな性格が形成されることもあるでしょう。過干渉な家庭で育つ子供は、日頃から自分の気持ちを抑えて両親の期待にこたえようとする傾向があります。その反動から、学校など両親の視界に入らないところでわがままを発揮するのです。

不平不満や悪口を言う


不平不満や悪口を言うのも、家庭環境が悪い人の特徴として挙げられるでしょう。夫婦仲や祖父母との関係が悪いことも「家庭環境が悪い」と言えるのですが、こういった家庭では不平不満や悪口が常に飛び交っています。

子供はそんな両親の姿を毎日のように見て育つのですから、それが当たり前と感じ、不平不満や人の悪口を言うことに抵抗がなくなってしまうのです。不平不満や悪口を言うことに慣れてしまうと、他人の欠点を探すのが大好きな大人に成長することでしょう。

暴力的になる


家庭環境が悪い人には、暴力的な行動をする特徴が見られることもあります。特に虐待がある家庭で育った子供は、親に殴られるストレスを外で発散することが多いため、ターゲットを見つけては暴力を振るう行為を繰り返す傾向が強いです。

また、DVを受けている親を守るためにDVをしている側の親に暴力を振るったり、過干渉な親をうっとうしく感じて暴力を振るったり。家庭環境の悪さにストレスを感じ、両親に直接暴力を振るうこともあるでしょう。

家出をする


家出をするのも、家庭環境が悪い人の特徴と言えるでしょう。両親が不仲であったり、子供に対して過干渉だったりすると、そのわずらわしさから逃げ出したくなって家出を考えるようになるのです。

また、いつも両親が家にいない家庭や1人親家庭で育った子供は、「もっと自分を見て欲しい」「構って欲しい」といった寂しさから家出をすることも考えられます。そして虐待を受けている家庭では、その恐怖から逃げるように家出することもあるでしょう。

家庭環境が悪い人の恋愛傾向とは?

家庭環境が悪い中で育った人は、親からしてもらえなかったことを恋愛のパートナーで埋めようとする傾向があります。そして、両親が不仲な家庭環境で育った人は、結婚に対してマイナスのイメージを抱くことが多いです。ここでは、家庭環境が悪い人の恋愛傾向について詳しく解説します。

寂しさを恋愛で埋めようとする


家庭環境が悪い人の恋愛傾向には、寂しさを恋愛で埋めようとするという特徴があります。このタイプの人は、相手のことを本当に好きかというと、そうではない場合も多々あります。極端な話、両親からもらえなかった愛情をくれる人なら相手は誰でも良い、と思っている人もいるのです。

もちろん付き合っている期間は相手のことを好きだと思い込んでいますが、これは錯覚に等しいかもしれません。家庭環境が悪い人の恋愛では、相手が自分を好いてくれていること、これが1番大切な条件なのです。

相手に依存する傾向がある


相手に依存する傾向があることも、家庭環境が悪い人の恋愛傾向として言えるでしょう。本来なら親は子供に対してたっぷりの愛情を注いで育てます。しかし、複雑な家庭環境で育った子供は愛情を受けることなく成長する可能性が非常に高いです。

そのため恋人ができると、自分を好いてくれることに喜びを感じ、そうしてくれる相手に愛情を感じることでしょう。そして、愛に飢えて枯れてしまった心が恋人からの愛によって再び潤うので、恋人なしでは生きていけなくなるのです。

甘えたがる場合が多い


家庭環境が悪い人は、恋愛相手に甘えたがることが多くあります。例えば、心身ともにダメージを負って疲れている時、一般的な家庭の子供なら両親に甘えて頼ることでしょう。

しかし複雑な家庭で育っている子供は、両親が子供に対して無関心であることが多いため、家庭内に甘えられる人がいません。どんなに辛くても抱きしめてもらえないのです。そうした過去があるため、恋人が優しく愛情表現をしてくれるとつい甘えん坊になってしまいます。

結婚に良いイメージを持っていない


結婚に対して良いイメージを持っていないのも、家庭環境が悪い人の恋愛傾向と言えるでしょう。複雑な家庭環境で育った子供は家族で過ごす時間に苦痛を感じていることがほとんどなので、結婚することは辛いことと思い込んでいることがあります。

中には、テレビや映画で見る幸せな家庭に違和感を覚えている人がいたり、外を歩く幸せそうな家族がみな偽善者に見えてしまう人もいたりするほど。それほどまでに、結婚に対して良いイメージを持っていないのです。

家庭環境が悪い人との上手な付き合い方

たとえ自分の家庭環境は悪くなかったとしても、周囲には家庭環境が悪い中で育った人がいるかもしれません。そんな時、どう接するのが最善なのでしょうか。ここでは、家庭環境が悪い人との上手な付き合い方について詳しく解説します。

家族の話は避ける


家庭環境が悪い人と上手に付き合うためには、家族の話を避けるのがベストです。仲の良い友人に対して自分の家族の話をしたくなる気持ちはわかりますが、その友人の家庭が複雑である場合、羨ましがられたり妬まれたりする可能性が高まります。

例えば、長期休みに家族旅行に出かける家庭も多くありますよね。しかし、複雑な家庭で育っている人は家族で旅行に出かけることはまずありません。そのため、友人たちの家族旅行はただの自慢話にしか聞こえないのです。

特に女性は、休み明けに友人たちとお土産交換をしたりすることがありますよね。しかし複雑な家庭で育った場合は旅行に出かけることができないので、交換するお土産を持っていません。家庭環境が悪い人と良好な友人関係を築きたいのなら、そうした場面でも気にかけてあげると良いでしょう。

距離感に気をつける


距離感に気をつけることも、家庭環境が悪い人と上手に付き合う方法の1つです。複雑な家庭環境で育った人は、一番の理解者であるはずの両親から冷たくされたり、良いように使われたりしてきたことがほとんどなので、人を信用することができません。

自分を守るために、一定の距離を保って両親と接してきたことでしょう。そうして生きてきた人に対していきなり近い距離で接してしまうと、驚いて引かれてしまう可能性があります。そのため、程よい距離感を意識して付き合うのが大切です。

共感して励ます


家庭環境が悪い人と上手に付き合うためには、共感して励ますのも良いでしょう。自分が複雑な家庭で育ってきたということを他人に話すのは、とても勇気のいること。話してくれたということはあなたを信用している証拠です。

そんな人から思いを共感してもらい、励まされることは、複雑な家庭で育った人にとってとても喜ばしいことでしょう。ただしこの方法は、家庭環境が悪い人と今後も良き友人関係を続けていきたい人限定です。

一度相手に共感してしまうと、「この人なら受け入れてくれる」と思われて、今後も何かと頼りにされることが増えてしまいます。お互いのためにも、中途半端な気持ちで励ますのはやめましょう。

悪い家庭環境よりもその人自身を見てあげる


複雑な家庭で育った人は、たとえば「◯◯君のママ、不倫してるんだって」「◯◯ちゃんいつも痣だらけだけど、パパが叩くみたいよ」等と、周囲から冷たい目で見られてきた経験があるかもしれません。

しかし、家庭環境が悪いのは決して本人のせいではありませんよね。自分の子供を上手に愛すことのできなかった親のせいです。家庭環境が悪い友人と仲良くしたいのであれば、その人の家庭ではなくその人自身を見てあげるようにしましょう。

【番外編】家庭環境を悪くしないための対策法

家庭環境の悪さは、子供の将来に大きな影響を与えます。そうならないためにも、大人たちはどんな行動に気をつけたら良いのでしょうか。ここでは番外編として、家庭環境を悪くしないための対策法について詳しく解説します。

子供の前で夫婦喧嘩しない


家庭環境を悪くしないためには、子供の前で夫婦喧嘩をしないことが重要です。大好きな父と母が喧嘩をしている姿は、子供にとって辛く悲しいもの。安心の塊である2人がいがみあっていると精神が不安定になり、健康な心が風邪を引いてしまいます。

また、幼少期の子供に「お友達と喧嘩しないように」と教える親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、それを言っている両親が喧嘩をしていれば、「自分たちだってしているじゃないか」と思われても仕方ありません。

そして、「してはいけない」と教えたことをいとも簡単に破った親に対して幻滅します。夫婦喧嘩をするなと言われても難しいかもしれませんが、必ず子供がいないところでしましょう。

お互いを思いやる


良い家庭環境を作るには、円満な夫婦関係を築くことが1番の近道です。そのためには、相手の気持ちを思いやる努力をしましょう。たとえ好き同士で結婚して夫婦になったとしても、育ってきた環境が違うため、考え方や価値観に差が生じることは当たり前のこと。

それを思いやり受け入れることができないと、お互いを嫌い合う原因となります。すると、2人の間に生まれた子供が板挟みになってしまい、心に傷を負ってしまう可能性があるのです。

相手を思いやるためには、相手の気持ちを考えることが大切です。ただし、「こうしたら喜ぶだろう」と思って行動すると余計なお世話になってしまう可能性があるので、「自分がされて嬉しいこと」を積極的に相手にしてあげるようにしましょう。

子供に完璧を求めない


家庭環境を悪くしないためには、子供に完璧を求めないことも大切です。人間はロボットではないので、誰にでも欠点があります。特に子供は全てにおいて経験が浅いので、できないことが当たり前にあるでしょう。

しかし、そんな子供に対して過度に期待し、過干渉してしまう両親も多いでしょう。過干渉をする家庭は親が子供に完璧を求める傾向にあるため、子供がうまくできなかったときに「裏切られた」と思い、勝手に腹を立てます。これを繰り返しているうちに、親も子も疲れ切ってしまうでしょう。

冒頭でも説明したように、子供に過干渉する家庭は家庭環境を悪くしてしまいがちなので注意が必要ですよ。

子供の心を支配しない


子供がわがままを言ったり悪いことをしたりすると、イライラしてしまうものです。ここで「こどものため」と思って叱ることは大切なこと。しかし、言うことを聞かないからと言って暴力を振るったり威圧的な態度をとったりしては、いわゆる「毒親」になってしまいます。

毒親もまた、悪い家庭環境を作り上げる原因の1つです。こうした毒親に育てられて成長した子供は、心身ともに深い傷を負った状態で大人になります。

すると感情を出すのが苦手だったり、自分に自信が持てなかったりといった性格が形成される可能性が高まるのです。子供の将来のためにも、子供の心を支配する毒親にならないように気をつけましょう。

家庭環境が悪いのは本人のせいではない

複雑な家庭環境で育った人には決して良いとは言えない特徴や性格が多くありましたが、本人がそうなりたくてなったわけではありません。複雑な家庭環境に生まれてしまったことを何度も悔やんでいる人もいるはずです。

そして、皆が皆、悪い方向へ向かうのではなく、両親を反面教師にして、絶対に人を傷つけないと誓って生きている人もたくさんいます。家庭環境が悪い人と接する際は、その人自身を見てあげるようにしましょう。

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