デートで現地集合はありえない？男女の心理の違いと注意点を徹底調査

デートでの現地集合を提案した場合、半数以上の女性が「現地集合はちょっと…」と答えるそうです。そして反対に男性は、「現地集合の方が楽」と答える人が多いよう。

では、この答えの違いはどうして生まれてしまうのでしょうか。それは、男性と女性でデートに対する考え方が違うからだと言えるでしょう。

例えばほとんどの女性は、デートの本番は相手と合流した時点からだと認識します。一方男性の多くは、目的地に着いてからがデート本番と考えている人が多め。つまり、デートのスタート地点から認識が違うのです。

スタートから認識が違うということは、デートプランの一部である集合場所決めについても考えに違いが出て当たり前なのではないでしょうか。

この記事では、デートの現地集合に対する男女の考えや注意点を紹介します。楽しいデートをするためには、待ち合わせの段階から考えをすり合わせておくことが大切ですよ。

それでは、デートの現地集合について、男女でそれぞれどんな本音があるのでしょうか。男女とも、意見を紹介していきましょう。

男性：時間が無駄にならなくて良いと思う

「迎えに行く時間がもったいない思う」(20歳/男性/学生)

「駅とかに待ち合わせる時間を短縮すれば、もっとデートコースに費やす時間が増えるし無駄がないと思う」 (23歳/男性/営業職)

こちらは、男性の現地集合への本音の中でも多い意見になります。男性は基本的に、デートはデートコースに入ってからがスタートだと認識している場合が多いです。

そのため「少しでも長くデートするには早くデートコースに入らなくてはいけない」と考えている人も。結果、デートの時間を無駄にしないためには現地集合がベストという考えになるのではないでしょうか。

男性：迎えに行くのが大変だから、現地集合がいい

「毎回迎えに行くのが大変だから、現地集合だと助かる」(26歳/男性/在宅ワーク)

「彼女の家と自分の家が少し遠いので、最寄りの駅に迎えに行くのすら大変。時間もお金もかかるし。」(22歳/男性/学生)

デートで迎えに行く、となると大多数のカップルは男性が女性を迎えに行くという構図になります。そのため、迎えに行くという行為は男性側に負担が寄りがち。

もちろん、家が近所だったり自分の家から目的地への通り道に彼女の家や最寄り駅があれば、迎えに行くのも比較的楽でしょう。

しかし、目的地とは反対の場所に迎えに行かなくてはいけない時などは、時間や労力、交通費などが必要になってきます。だからこそ、現地集合の方がいいと考える男性も多いんですね。

女性：道中がカップルだらけで虚しい気持ちに…

「目的地に行く途中のカップルを見て虚しくなる。」(24歳/女性/OL)

「待ち合わせがカップル向けの場所だと道中が地獄。彼氏もいないのにカップル向けの場所に1人寂しく向かっていく独身女みたいな気分になる。」(23歳/女性/営業職)

女性は自分の境遇と周りの境遇を比べてしまう人が多いです。そのせいか、周りが幸せそうにしている中に1人でいると「なんで自分は1人でいるんだろう…」と虚しい気持ちになってしまいがち。

一度虚しい気持ちになってしまえば、好きな人とのデートも楽しさが半減してしまいます。そんな楽しさ半減状態にならないためにも、集合場所にはどれだけ遠くても彼女の家の最寄りの駅などを指定した方がいいかもしれません。

女性：現地集合にする理由による

「絶対に現地集合が嫌というわけではないけど、なるべく現地集合はしたくないから現地集合する時には理由が欲しい」(26歳/女性/保険業)

「待ち合わせすると遠回りになるとか、何か理由があれば現地集合でもいい」(27歳/女性/介護職)

女性は現地集合を嫌がる人が多いとのことですが、中には理由によっては現地集合でも構わないという人もいます。しかし、たとえ理由によっては現地集合でも構わないと思っている女性であっても、現地集合はなるべく避けたいと思っているのも事実。

そのため、きちんとした理由がない場合には、現地集合するのは避けた方がいいと言えるでしょう。

男性の大多数は、デートの現地集合は賛成という考えのようです。それはどうしてなのでしょうか。きちんと理由を知れば、女性側も現地集合に対して考えが変わるかもしれません。

現地集合であれば効率的にデートが出来るから

デートでわざわざ待ち合わせをすると、お金や時間、労力などがかかってしまうことがほとんどです。そして、そのお金や時間、労力は待ち合わせが成功したからと言って増えるわけではありません。むしろ減ったままデートに臨むことになるでしょう。

しかし、もし待ち合わせをしないで現地集合にすれば、お金や時間、労力をフルに使ってデートに臨めるのです。そうしてフルの状態でデートに臨めれば、彼女へのエスコートも効率的にこなすことが可能になります。

つまり男性は、より効率的にデートで彼女をエスコートするためにお金や時間、労力を節約しておきたいのではないでしょうか。

できるだけ遠回りをしたくない

待ち合わせ場所に向かったり、彼女を迎えに行ったりするとなると、遠回りをしなければいけない場合も出てきます。そしてその遠回りはそれなりの時間とお金を使うことでしょう。つまりは、待ち合わせのためだけに時間とお金を費やすということになるのです。

これが、暇を持て余している人やお金持ちならばなんてことはないかもしれません。しかし学生や仕事が忙しい人など、時間やお金に限りがある人が待ち合わせのためだけにお金や時間を使うというのは、かなりしんどいことなのではないでしょうか。

結果、現地集合の方が金銭面も時間面も楽だということで、現地集合を提案するのです。

道中の会話が苦手

男性は、女性に比べて話すのが得意ではないというタイプの人が多め。そのせいか、現地集合の方が効率的、迎えに行くのがしんどいなどの考えは関係なく、ただ単に会話を繋ぐのが苦手だから現地集合にするという男性が存在するのです。

とは言え、現地集合は嫌と考えている女性のほとんどは「話すのが苦手でもいいから道中一緒に歩きたい」と思っているはず。

そのため、もし道中の会話が苦手で現地集合を希望しているのなら、相手の女性に素直に会話が苦手だということを伝えてみてはいかがでしょうか。

待ち合わせなんてどこでもいいと考えている

女性は待ち合わせ場所もデートの一環だと思っている人が多いですが、男性の場合は待ち合わせ場所はただの待ち合わせ場所であって、デートの内容には関係ないと考える人が一定数存在します。

そういった「待ち合わせなんてどこでもいいだろう」と考えている男性たちは、何の悪気もなく現地集合を提案する場合がほとんどなんです。そのため、女性側から「現地集合なんてありえない」なんて怒りを買うこともあるのだとか。

もしそんな風に怒りを買いたくないのであれば、待ち合わせ場所はただの待ち合わせ場所だと考えている男性たちは少々考えを改めた方がいいのかもしれません。

道に迷った姿を見られたくない

自分自身も初めて行く場所や昔一度だけ行った場所などは、目的地に着くまでに道に迷って
しまう可能性が高めです。もし、道に迷うのが1人の時ならばそれもまた一興と楽しめることでしょう。

しかし、今回行くのは自分が好きな女性とのデート。好きな女性とのデートともなれば、道に迷っている情けない姿なんて見せたくないと思ってしまう男性も多いのです。

そんな情けない姿を見せたくないと考えた結果、現地集合という選択を取ってしまうのでしょう。

現地集合でもいいのではないかという男性の意見に対して女性は、現地集合は嫌だという意見が多めです。というわけでここからは、女性がデートを現地集合にしたくない理由を解説していきましょう。

できるだけ長く一緒にいたい

女性は、目的地に行くまでの時間もデートだと思っている人が多いです。そして、そんな女性のほとんどが、目的地に行くまでの時間にするお喋りやスキンシップも相手と一緒にいられる大切な時間だと思っています。

しかし現地集合にしてしまうと、その相手と一緒にいられる大切な時間が減ってしまいますよね。そうやって一緒にいられる時間を減らさないために、現地集合を嫌がっているのかもしれません。

一人で行くのが不安

デートでの目的地というのは、初めての場所に行くことも多いことでしょう。そして初めて行く場所に1人で向かうのは、誰でも不安なものなのではないでしょうか。

そんな不安があるのにも関わらず、「じゃあ現地集合で！」なんてことを言われてしまうと、女性側は今回のデートに関して「デート楽しみ！」という気持ちよりも「ちゃんと目的地に着けるだろうか…？」という不安が先立ってしまいます。

不安が先立つデートなんて、ほとんどの人が経験したくないもの。そんな不安が先立つデートをしたくないために、現地集合を拒否するのではないでしょうか。

知らない場所で待たされるのが嫌

行ったこともない知らない場所で待ち合わせとなると、待っている間「ここで本当に合っているのか」「相手とちゃんと合流出来るのか」など、不安ばかりが募っていくことでしょう。

そして不安ばかりが募っていけば、これからするデートに対しての楽しみやわくわくは、完全に消え去ってしまうことも多いです。

また、女性にとって待ち合わせはデート序盤のイベントのようなもの。そんなデート序盤のイベントで不安ばかりが募ってしまうと、デートそのものにも不安が芽生えてしまうことがあるのです。

現地集合だと大事にされていない気分になるし

女性は、待ち合わせを決める際に理由もなく「現地集合でいいよね！」と相手から言われると「自分は相手にとって迎えに来てもらえるほどの価値もないのか」と思ってしまう人が多いです。

もちろん男性側からすれば、相手を大事に思っていないなんてあり得ないことだと考えることでしょう。しかし女性側からすれば、ただの待ち合わせ場所でさえ男性がどれだけ自分のことを思ってくれているのかのバロメーターになるのです。

そしてそのバロメーター基準で行くと、現地集合は一番大事にされていないラインの可能性高め。結果、現地集合は相手が自分を大事にしていないから提案されたことなのだと思ってしまうのです。

相手を見つけられるかが心配

集合場所が人の多い場所や複雑な場所だと、相手を見つけられるのか心配になってしまう人は多いですよね。それでも「連絡を取り合いながら合流すればいい」と楽観的に考えてしまうかもしれません。

しかし、人が多い場所や複雑な場所では、電波が上手く通らず連絡そのものができなかったり、自分が今どこにいるのかも理解できない場合もあります。

そうやって、連絡も取れず自分のいる場所も分からなくなった場合、相手と合流するのはかなり難しくなるのではないでしょうか。そういった相手と合流し辛い状況が怖いために、現地集合を拒否している女性もいるのです。

もし、何らかの理由がありどうしても現地集合しなければいけない時には、いくつかの注意点が存在します。これらの注意点を頭に置いておかないと、相手から愛想を尽かされてしまうかもしれません。

彼女の寂しい気持ちを理解する

現地集合にどうしてもしなくてはいけない場合、彼女の「現地集合は寂しい」という気持ちをきちんと理解してあげなくてはいけません。

もし彼女の寂しい気持ちを理解しないまま現地集合にしてしまうと、彼女は寂しいという気持ちを1人抱えたままデートに来なくてはいけなくなるかもしれないのです。そして彼女にとって、寂しい気持ちを抱えて臨むデートは最大限に楽しめるものではないでしょう。

だからこそ彼女に現地集合を提案する場合には、彼女の気持ちをきちんと理解した上で、彼女の寂しい気持ちを少しでも軽減させる方法を模索してみてくださいね。

何か理由がある場合のみにする

現地集合を希望する場合、ちゃんとした理由もなく「迎えが面倒だから現地集合で！」「現地集合の方が効率がいいし、それでいいよね！」なんて言おうものなら、彼女は「自分は迎えに来る価値もないのか」「デートに効率性を求めるの？」と悲しい気持ちになる可能性大。

そのため、迎えに行くと遠回りになる、仕事や学校の都合で現地集合の方が助かるなど、彼女も納得出来る理由がない時には、現地集合は控えた方がいいでしょう。

待ち合わせ時間よりも早く行く

彼女が現地集合にいい顔をしない理由の大部分に、1人で待ち合わせ場所にいるのが嫌というものがあります。もちろん、到着してから5～10分程度の待ち時間なら彼女も不満はないかもしれません。

しかし、彼女が時間より早めに着いてしまって15分、30分と1人で待たなくてはいけない場合、「何でこれからデートなのに1人でいなくちゃいけないのか」という不満が出てきてしまうことがあるのです。

その不満は、たとえ彼氏が集合時間に間に合うように来たとしても出てきてしまうもの。そのため、現地集合での待ち合わせは集合時間より15～20分程早めに着いておくのがベストです。

なるべく目印になるものの近くを指定する

遊園地や野球場、フェスの会場など、混み合う場所で待ち合わせをしなくてはいけない時は、なるべく目印になるものの近くで合流出来るようにしておきましょう。また、目印になるものに関しては当日に連絡するのではなく、前日までに指定しておくのがベスト。

前日までに指定しておくことによって、当日連絡が上手く取れない場合も比較的安心して待ち合わせ場所に行くことが可能になります。

そして、安心して待ち合わせ場所に行ってスムーズに合流出来れば、彼女の「現地集合は合流し辛いから嫌」という気持ちが薄れる可能性大ですよ。

現地集合の選択を取らない場合、どのような場所で待ち合わせするのがおすすめなのでしょうか。今回紹介するおすすめ場所を使って待ち合わせすれば、彼女もあなたを見直すはずですよ。

彼女の家まで迎えに行く

女性側からすると、自分の家に迎えに来てくれるというのは一番嬉しい選択肢だそうです。特に嬉しいシチュエーションとしては、車で迎えに来てくれること。

その理由は単純で、彼氏が車を運転して自分を迎えに来てくれるというシチュエーションに乙女心がくすぐられるからなんです。そのため車を持っている場合には、車でお迎えに行くことをおすすめします。

家や目的地の最寄り駅

家や目的地の最寄り駅は、待ち合わせ場所として一番指定しやすいと言えるでしょう。たとえば、家の最寄り駅であれば彼女は特に不安になることもなく待っていられますし、目的地の最寄り駅であれば合流してすぐに目的地へと向かえるので、時間を有効活用できます。

とは言え、改札口がいくつもある駅や複雑な作りをしている駅などは、合流するのが大変な場合も多いのでおすすめできません。もしそういった合流するのが大変な駅で待ち合わせする時には、合流場所を明確にし常に連絡が取れる状態で待ち合わせ場所に向かうのがいいですよ

お互いの家の中間地点

お互いの家の中間地点であれば、集合場所へ行く交通費や労力などを半分にできます。そのためこの中間地点での待ち合わせは、遠距離恋愛をしているカップルやお互いの家に少し距離がある場合などに有効ですよ。

とは言え、ちょうど中間地点に良い集合場所があるとも限りません。そんな時は、少し相手の家に近くなるような集合場所を選ぶといいでしょう。そうすれば、相手はあなたの優しい気遣いに好感度がアップするはず。

目的地近くのカフェ

仕事帰りや学校終わりなどに待ち合わせをする場合、家から目的地に向かうのとは違い、集合時間に間に合わない場合も出てくることでしょう。また、社会人になれば仕事が終わり次第合流しようと、集合時間さえ不明確になってしまうことも。

そんな集合時間を守れるかが不明確なデートの時は、目的地近くのカフェでの待ち合わせがおすすめです。カフェであれば休憩しながら相手を待つことが出来ますし、外で暑さや寒さに長時間耐えなくて済みますよ。

デートでの現地集合に対しては、さまざまな意見があります。しかし、その意見を尊重し合って、相手の不安や不満を取り除いていけるからこそ、より仲のいいカップルになれることでしょう。

そして今より更に仲のいいカップルになれれば、これから行うデートは全て楽しいものになっていくはず。そうやって楽しいデートを重ね、2人でラブラブな関係を持続していってくださいね。