「足を組む」に関する専門家の意見やアドバイス
「足を組む」という動作には、いろいろな心理が隠されている
座っているときに足を組むのが癖になっている人は少なくありません。単に足を組むだけでなく、足を組み替える、左右どちらを上にして組むかなど、「足を組む」というしぐさにはいろいろな心理が隠されているようです。『面白いほどよくわかる!見ため・口ぐせの心理学』(渋谷昌三)には、以下のような記述があります。
「足を組んで座る場合は、リラックスしているときや、不安や悩み事があるときが多いようです。足を頻繁に組み替えるときは、退屈しているか、そのために気分を変えようとしていると考えられます。
女性が男性の前で足を組むときは、相手に興味をもってもらいたいと思っているとみていいでしょう。足を組み替えるところを見せつけるときは、相手の男性にかまってほしい、誘ってほしいサインとも見られ、性に積極的で奔放な女性と思われがちです。
足を組むとき、どちらの足を上にするかでも心理を読むことができます。左足を上にして組む人は、積極的かつ開放的、自分のペースで話を進めたがる傾向があると見なします。右足を上にして組む人は、やや内気な性格で、何事も控えめと見られます。
(中略)
女性が男性の前で足を組むときは、相手を意識している証拠です。
男性の前で足を組む
相手に興味をもってもらいたいと思っている。
足を組み替える
男性に対して、セックスアピールしている。
組んだ足の靴を脱ぐ
上に組んだ足をぶらぶらさせるときは、相手の男性にかまってほし、誘ってほしいサイン。性に積極的な女性ともいえる。」
このように、女性が男性の前で足を組むのは、相手を意識しているサインだという説があるようです。足を組み替える様子を見せつけるのは、男性を誘っている証拠とも見られ、性に積極的で奔放な女性だと思われてしまうおそれがあるので、気を付けたほうがいいでしょう。
「足を頻繁に組み替える人」が発するサインを読み取ろう!
座っているとき、足を何度も組み替える人は珍しくないでしょう。会話中に相手が頻繁に足を組み替えるようであれば、何らかのサインを読み取ったほうがいいかもしれません。『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!』(渋谷昌三)には、以下のような記述があります。
「座っているとき頻繁に脚を組み替えるのは、不愉快な感情を抱いたり、イライラしたときに表れるしぐさ。一般的に脚の組み替えは、三〇分の会話で二~四回が妥当とされ、倍の四~八回になると相手に心理的負担をかけることが、実験から明らかになっています。会話の相手が何回も脚を組み替えたら、話題を変える、場所を変える、会話を切り上げるなどした方が賢明です。
会話中に何度も脚を組み替える人は、自分の意見を言いたくても言えない人か、自分の意見がまとまっていない人。発言の意志がない消極的な人は、何らかの決着がつくのを静かに待ちますから、この場合、積極的に意思表示をしたいのにそれができなくて、フラストレーションがたまっていると考えられます。」
このように、会話中に相手が足を頻繁に組み替えていたら、不愉快な感情を抱いていたり、イライラしたりしているのかもしれません。自分の意見を言いたくても言えない、あるいはなかなか見解がまとまらず、困っている可能性があるので、発言を促すようにしたり、答えやすそうな質問を投げかけたりして、会話の流れを変えてあげるといいでしょう。
<参考文献>
『面白いほどよくわかる!見ため・口ぐせの心理学』(渋谷昌三)
『「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!』(渋谷昌三)
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