【物覚えが悪い人必見】記憶力を高める方法や改善策を徹底解説！

ついうっかりミスをしてしまうことは誰にでもあるものです。しかし、何度やっても同じ失敗を繰り返してしまう人は、うっかりとは言わず、ただ物覚えが悪いだけだと言えるでしょう。

物覚えが悪いと、さまざまな場面で苦労します。周囲に嘲笑されたり、自己嫌悪に陥ってしまったりすることも珍しくありません。そんな自分を変えたいと思っているのに、うまくいかなくて悩んでいるという人も多いでしょう。

そこで今回は、物覚えが悪い原因を探りながら、記憶力を高める習慣や改善方法などを探っていきます。物覚えが悪くて苦労している人は、今の状況を打開するためにも、ぜひこの記事の内容を参考にしてくださいね。

物覚えが悪い人は、周囲からどのように思われているのでしょうか。初めに、物覚えが悪い人に対する周囲の印象について確認していきましょう。

覚える気あるのかなってイライラ…

「会社に後輩がいて、最初は根気よく教えようと思っていたが、信じられないくらい物覚えが悪い…。最近、本気で覚える気があるのかなとイライラしてきた」(29歳/男性/設計部)

何度も同じことを聞かれたり、同じミスを繰り返されたりすると、周囲は「そもそも覚える気があるのだろうか？」と疑念を抱いてしまうようです。そのような状態では自分の仕事に支障をきたしてしまいますから、イライラされてしまうのも仕方ないことかもしれません。

絶対一緒に仕事したくないタイプ

「うちらのような生命保険業は、ただでさえ覚えることが多く、金融関係なので1円でもミスは許されない。悪いけど、物覚えが悪いタイプとは絶対に一緒に仕事はしたくない」(37歳/女性/生命保険営業)

多くの人が、仕事でミスをしないように気をつけていたり、スムーズに問題なく仕事が進むように努力しています。だからこそ、物覚えが悪い同僚のせいで自分の仕事にも悪影響が及びそうと感じると、「この人とは一緒に仕事をしたくない」と思ってしまうようです。

特に、仕事熱心だったり責任感が強かったりして完璧に仕事をこなしたいと考えている人ほど、物覚えが悪い人とは関わりたくないと思う傾向にあると言えます。

物覚えが悪いという自覚がなさそう…

「後輩は、悪く言えば物覚えが悪い、良く言えばマイペースでおっとり。周囲はやきもきしてしまうが、当の本人は物覚えが悪いという自覚は一切なさそうです。物覚えが悪いという自覚があって頑張っている子なら、助けてあげようと思えるんですが…」(27歳/女性/化粧品メーカー)

物覚えが悪いという自覚を持っている相手であれば助けてあげたくなるけれど、自覚がない人だと改善する気があるかどうかすら見えてこないと不満を持つ人も多いようです。

自分の仕事で忙しい中、物覚えが悪い人のサポートをしているわけですから、本人に自覚している様子が見られないと助けてあげたいという気持ちがなくなってしまうのでしょう。

何だか憎めなくて助けてあげたくなる

「物覚えが悪い後輩にイライラしていたが、悪い子ではないと分かっているため、だんだんと憎めなくなってきた…。今では、過保護かなと思うほど助けてしまっている自分がいる」（39歳/男性/営業職)

一生懸命努力しているのに物覚えが悪い人の場合は、周囲もだんだん同情し、助けてあげたいという気持ちになるようです。だからといって周囲に甘えっぱなしにならないよう、努力する気持ちを忘れずにいたいものですね。

「物覚えが悪くなりたい！」と思って物覚えが悪くなってしまう人はいないでしょう。では、物覚えが悪い原因とは何なのでしょうか。物覚えが悪い原因を探していきましょう。

集中力がない

注意力が散漫だったり、ボーっとしている状態では、物事を覚えることはできません。勉強でも仕事でもしっかりと集中しないと、習得することはできないのです。

「勉強を始めたけど、好きなテレビドラマが気になって集中できず、テストまでに仕上げられなかった」「プライベートでのトラブルを引きずったまま職場に来たものの、集中できずにミスを連発してしまっている」など、集中しないことで起こる悪影響はたくさんあると言えるでしょう。

自分は物覚えが悪いという自覚がある人は、集中できる環境づくりや心構えなどを考えることから始めたほうが良いでしょう。

優先順位を立てていない

仕事や勉強、家事育児など、物事を進めるときには優先順位を立てないと効率よく回りません。

例えば、「朝出社して最初に顧客からの受注を確認し、材料を発注。その後雑務や顧客対応をしながら職人に指示を出し、最後は日報を書いて終わる」というように、段取りや優先順位をしっかり決めて進めることで、仕事がスムーズに回るのです。

優先順位を立てないで仕事をしている場合、顧客に連絡を取ろうとして「午前中にはいたのですが、午後からは外出しております」などと言われてしまうなど、何らかの問題がおきて仕事が滞ることも珍しくありません。

要領が悪いために仕事がスムーズに回らず、いつまで経っても物覚えが悪い人だとレッテルを貼られてしまうのです。

そもそも覚えようと思っていない

物覚えが悪いというと、努力をしているのになかなか物を覚えることができないというイメージですが、そもそも覚えようという気があるのかどうか分からない人もいます。

仕事を覚える場合、覚えなくてはならないことが膨大にあるのです。努力してもなかなか覚えられない量なのに、最初から覚える気がないのでは、なおさら覚えられるはずはありません。物覚えが悪い人というより、やる気がない人と言った方が正解なのかもしれませんね。

要領が悪い

集中して作業している仕事があるのに、上司から横やりで「これ、昼までにやって」と言われ、そのまま今の作業を中断してしまう…なんてこと、ありませんか？

仕事を指示された順にこなしていくことは、一見素直に従っているように見えて、とても効率が悪くいもの。自分の中で優先順位を立てて要領よくこなすことができないと、必要以上に時間がかかってしまいます。

実際に物覚えが悪いわけではなかったとしても、要領が悪く一つの仕事に時間がかかってしまうことが原因で、「もしかして物覚えが悪い子なのかな？」と思われてしまうことがあるのです。

睡眠不足

睡眠不足も、物覚えが悪くなってしまう原因の一つです。睡眠不足であることで、病気やストレスの原因になることもあり、また学習障害や記憶障害などを引き起こすことも研究結果として判明しています。

眠い状態で集中力を発揮するのは難しいものですよね。夜ふかしが癖になっている人は、まず生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

出典：about Medical Tribune「慢性の睡眠不足が健康や仕事に持続的な影響―米研究」
https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/110808524885/

まじめ過ぎる

無理してすべてを覚えようとしてキャパオーバーを起こし、「自分は物覚えが悪い」と悩んでいませんか？

まじめ過ぎる人ほど、自分のキャパ以上のものを要求された時に拒否することができません。良い意味でサボることができないため、業務に必要ないことを覚えようとしてしまうこともあるでしょう。

それでは、勉強や仕事がはかどるはずがありません。物覚えが良いと評価される人ほど、必要最低限のものだけをしっかりと押さえているのです。周囲にいる物覚えが良い人を参考にして、改善策を探っていきましょう。

物覚えが悪い原因についてご紹介しました。続いては、物覚えが悪い人の悩みをご紹介していきます。

物覚えが悪い人はいったいどのようなことで苦労しているのか、一緒に見ていきましょう。

毎日パソコン使ってるのに機能覚えられない！

「毎日していれば大抵どんなことでも習得できると思うのですが、毎日使っているパソコンの機能は、自分でも信じられないくらい覚えられない。今の時代、仕事でもプライベートでもパソコンができないと不便なのに…」(23歳/女性/営業事務)

こちらの女性のように、「仕事上どうしても覚えなければいけないのはわかっているけれど、いまいちパソコンを使いこなせない…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「毎日使っているのに覚えられないなんて…」と、自己嫌悪してしまう人もいるでしょう。パソコンにはたくさんの機能が搭載されていますから、ひとつひとつ地道に覚えていきたいですね。

メモしたこと自体を忘れちゃうんだよね…

「同じことを何度も言わせないで！と先輩に注意され、そんなこと言われたっけと思っていたら、ポケットから教えてもらった時のメモが出てきた。本当に何度も聞いていたんだなと自分でもびっくり」(27歳/女性/ホテル料飲部)

物覚えが悪いことを自覚し、メモをしっかり取ろうと努力するのはとても良いことです。しかし、こちらの女性のようにメモを書いたことすら忘れてしまい、同じ失敗を繰り返してしまうと、せっかくの努力が台無しになってしまいます。

中には、メモしたことを覚えていても、メモを整理することが苦手なため、どこに書いたのか思い出せないという人もいます。こうなると、自分でもどう改善していけば良いのか分からず、悩んでしまうことになるでしょう。

物覚えが悪く同時並行で2つ以上のことができない

「ただでさえ物覚えが悪いのに、今作業中の仕事以外に急ぎの用件を頼まれるとパニックになってしまう。なので、いつの間にか仕事ができない人というレッテルを貼られてしまっている」(27歳/男性/営業職)

作業を同時並行するマルチタスクが得意な人は、仕事ができる人というイメージがありますよね。物覚えが悪い人の中には、このマルチタスクが苦手という人が少なくありません。1つの仕事で手一杯になってしまうため、仕事ができない人のレッテルを貼られてしまいやすいのです。

複雑な作業、急ぎの作業を頼まれるとパニックになってしまい、いつまで経っても慣れることができないと悩む人も多いです。

突発的なことがあると大事なことを忘れてしまう

「物覚えが悪いという自覚があるので、メモを取ったり、朝に今日するべきことを確認したりしているのですが、予定時刻直前に突発的なことが起こると、予定のことはすっかり忘れてしまい、たまにトラブルに発展してしまう」(27歳/男性/営業職)

いつもどおりの毎日を送ってればパニックになることはありませんし、物覚えが悪い人でも落ち着いて仕事ができるはずです。しかし、いつもとは違う突発的なことがあると、物覚えが悪い人は大事なことを忘れてしまうのです。

仕事はいつでも同じようには進みません。突発的なことが起こるたびに大事なことを忘れてしまうようでは、周囲も困惑してしまうでしょう。

物覚えが悪いことで、孤立している

「同僚の中で自分だけが物覚えが悪い。上司からも先輩からも呆れられ、孤立してしまって居場所がない」(26歳/女性/飲食店勤務)

物覚えが悪いと、仕事が滞るだけではなく、同僚や上司からの評価も下がりやすくなります。「仲良くしたい」「コミュニケーションを取りたい」と思っていたところで、相手から冷ややかな態度を取られることが多いでしょう。

職場に居づらくなってしまう前に、物覚えの悪さを改善していきたいですね。

物覚えが悪いと、仕事などで苦労することが多いもの。できれば物覚えの悪さを改善したいという人も多いでしょう。

ここからは、そんなあなたに向けて、記憶力を高める習慣をご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

6時間半～7時間半は睡眠をとる

物覚えが悪い人は「記憶力を高める」ことから始めなくてはなりません。記憶力が低い人、高い人、それぞれ何が違うのでしょうか。

原因はいろいろありますが、まず1番に考えられるのは「睡眠の質」です。人間の記憶は、いったん眠ることで定着すると言われており、研究結果でも7時間半ほどの長めの睡眠時間を取っている人ほど記憶力が高いことが分かっているのです。

就寝時刻が午前様だったり、睡眠時間が2～3時間だったりすることも珍しくない現代人ですが、規則正しい生活がいかに大事かということを理解しておいてください。

出典：日経ビジネス「記憶力低下…原因は睡眠不足でたまる脳内物質！」
https://business.nikkei.com/atcl/skillup/15/111700008/030700025/

日記をつける

あなたは日記をつけたことがあるでしょうか。学生時代に友人たちとする交換日記は、面白おかしく書くものですが、ここでいう日記とは、1日の出来事や自分の気持ちを書く日記のことを言います。

日記をつける時、あなたは今日1日の記憶をたどり、どのようなことが起こり、どのように感じたかを思い出すことでしょう。このことで脳が活性化し、記憶の定着を促すことが分かっています。また、自分の行動を客観視することもできるため、自分の良いところ悪いところが見えてくるでしょう。

最近、記憶力が低下したと感じ始めたら、日記をつけてみてくださいね。

出典：STUDY HACKER「手書き「100文字日記」が脳にもたらす大きな効果。記憶力も鍛えられる！」
https://studyhacker.net/100moji-diary

単語や英語はグループで覚える

学生は勉学に励むわけですから、膨大な知識を脳に定着させなければなりません。また、就職すると、どんな仕事でも膨大な用語を覚えなくてはなりませんので、物覚えが悪い状態ではとても苦労してしまうと言えるでしょう。

まず単語や英語などは、そのまま適当な順で覚えるのではなく、グループ化するようにしてください。関連のある単語だけでグループを作り、それぞれで覚えていくようにすると脳への負担も減り、定着率も上がります。

グループ化することで、単語がイメージしやすくなり、覚えることが苦痛ではなくなるでしょう。

出典：東進ハイスクール「悩み相談Q＆A」
https://www.toshin.com/question_stop/questions/95

日中10分程度の昼寝をする

ドイツにあるデュッセルドルフ大学の研究によると、6～10分程度の短いうたた寝をすることで、記憶力を高めることができるということが分かっています。

「日中10分程度の昼寝？できるわけがない！」という人もいるかもしれませんね。確かに、業務中や授業中にうたた寝をすることはできないでしょう。しかし、お昼休みや休み時間などであれば、無理なく6～10分程度の昼寝ができるのではないでしょうか？

記憶力を高めたい、記憶力に自信がないという人は、ぜひ実践してみましょう。

出典：日経サイエンス2008年7月号「昼寝で記憶が向上」
https://www.nikkei-science.com/?p=17319

記憶力を高める習慣で、今すぐ実践できそうなものはありましたか？記憶力を高める習慣は、まだ他にもあります。引き続きご紹介しますので、参考にしてください。

物覚えが悪いという自覚があるなら勉強を習慣化する

人と同じだけしても、なぜか物覚えが悪くてなかなか覚えられないという人もいるでしょう。人と同じだけしてダメなら、人より少しでも努力していかなくてはなりません。「物覚えが悪い」と自覚しているのなら、勉強を習慣化するようにしてください。

朝30分早めに起きて勉強する、寝る前の20分は勉強する、夕食後の1時間は勉強時間に当てるなど、毎日の習慣にしていくことをおすすめします。習慣化することで、自然と勉強することが生活リズムとなっていくでしょう。

勉強は学生時代では終わりません。社会人になっても日々努力と勉強が必要だと言えるのですね。

瞑想を取り入れる

「瞑想（めいそう）」という言葉を聞いたことがありませんか？瞑想は、アップルの創業者スティーブ・ジョブズやマイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ、パナソニックの創業者である松下幸之助も生活に取り入れていたことで有名です。

目を閉じたまま無心になったり、思いめぐらせる状態を維持することであり、集中力アップや記憶力向上に効果があることが分かっています。

現代はストレス社会で脳をフル回転させていることがほとんどです。瞑想で脳をリフレッシュさせることで、パフォーマンスを上げていきましょう。

出典：life hacker「ストレス軽減＆集中力や記憶力の向上には、やっぱり｢瞑想｣が効く」
https://www.lifehacker.jp/2012/07/120715meditationhack.html

有酸素運動を取り入れる

あなたは生活に運動を取り入れているでしょうか。運動は健康の維持やストレス軽減にも良い効果があるとされていますが、記憶力を高める効果も期待されています。運動と言ってもマラソンや筋トレなどの過酷な運動は必要ありません。

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動が最適だと言われていますので、女性でも簡単に始められるところがメリットです。また、スポーツジムでなくても自宅周辺でも行える運動なので、明日からでも始められる方法だと言えるでしょう。

出典：東洋経済オンライン「物覚えの悪い人が知らない記憶のカラクリ」
https://toyokeizai.net/articles/-/211462?page=3

ポモドーロテクニックを使う

「ポモドーロテクニック」をご存知でしょうか。人の集中力を維持するのには限界があり、ぶっ通しで7～8時間集中するのは無理だと言えるでしょう。このポモドーロテクニックは「25分集中、5分休憩、25分集中、5分休憩」のサイクルを最大4回行う方法です。

細切れに休憩を取り入れるポモドーロテクニックを行うことで、集中力が持続され、記憶力も高まるはずです。ポモドーロテクニックの時間を測定するアプリもありますので、検索してみてください。

出典：ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト「ポモドーロ・テクニック：世界が実践する時間管理術はこうして生まれた」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/carrier/2019/03/post-11867.php

記憶力を高める習慣を一挙に紹介してきましたが、興味のある方法を見つけることはできたでしょうか。今度は、物覚えが悪い人のための改善方法を探っていきましょう。

早い時間に起きて覚える

学生時代、テスト勉強をするのは夜でしたか？それとも朝でしたか？自分のライフスタイルや環境に合わせて勉強時間を決めることが良いのですが、夜よりも朝勉強するほうがおすすめです。

2016年9月30日に東京大学が発表した、マウスを用いた実験結果においても、朝学習することで効率よく効果を得られることがわかっています。

また朝なら、テレビ番組や飲み会、友人たちからの連絡など、勉強の妨げとなるような誘惑はありません。そして、1日の疲れが溜まっている夜は頭の回転も鈍いことが珍しくありませんので、夜に徹夜するよりも、早起きして朝勉強するようにしましょう。

それだけでなく、きちんと朝食をとることも大切です。時間がないからといって朝食を抜く人も少なくないようですが、朝食を抜くと脳のエネルギー不足で集中力や記憶力の低下が懸念されます。記憶力をよくするためにも、きちんと朝食をとるようにしましょう。

出典：J-CAST ニュース「「勉強するなら早朝」は正しかった　体内時計の影響で記憶力がアップ」
https://www.j-cast.com/2016/10/08279862.html?p=all

しっかりメモを取る

人は新しい知識を1回で覚えるわけではありません。これは物覚えが良い人も同じだと言えるでしょう。物覚えが悪いという自覚がある人はもちろん、物覚えが良い人でもメモを取るクセをつけるようにしてください。

メモを取ることで、勘違いによる失敗を防ぐことができます。また、「どう教えてもらったっけ？」と思い出しながら作業する無駄な時間を過ごすこともありません。何度も同じことを聞いて、周囲を不愉快にすることもないのです。

メモを取ることで、聞いた情報と文字を見て確認する情報の2つを通るため、記憶にも残りやすいと言えるでしょう。物覚えが悪いと悩んでいる人は、とりあえず今日からメモを持ち歩くようにしてください。

体でおぼえるようにする

皆さんは勉強する際、どのような体勢を取っているでしょうか。ほとんどの人が机に向かって椅子に座っていることでしょう。しかし、座ったまま学習するより、歩いたり動いたりしながら学習するほうが記憶力を高めることが分かっています。

筋肉を動かすことで脳が活性化され、運動をしながらさらに音読をすると、もっと脳が活性化されますので、記憶力を高める効果がより一層期待できるようになるでしょう。

座っていてウトウト寝そうになった経験は誰しもあるとは思いますが、歩いたり運動したりすることで眠気もおさえられるはずです。学習に運動を取り入れ、記憶力を定着させるようにしていきましょう。

出典：ダイヤモンドオンライン「【落ち着きのない子向き】暗記効率がアップし、眠くもならない「アインシュタイン法」」
https://diamond.jp/articles/-/231353

覚えたことをアウトプットする

勉強といえば、ひたすら机に向かって知識を蓄える、いわゆるインプット作業を思い出す人がほとんどでしょう。このインプット作業も非常に重要なのですが、インプットした情報を外に出すアウトプットの作業も記憶力を高める点で非常に重要だと言えます。

アウトプットをすることで脳への定着率が高まることが分かっています。英単語をインプットしたら、今度はオンライン英会話などを利用してアウトプットしていくようなイメージですね。

インプットした情報をメモに書きだしたりすることでも、ちゃんとアウトプットできますので、アウトプットする相手がいない場合は、そのような方法も1つの手だと思ってください。

出典：STUDY HACKER「脳はアウトプットで記憶する！ ひとりでできる『アウトプット勉強法』」
https://studyhacker.net/columns/output-cotsu

物覚えが悪い人の改善方法を見てきました。物覚えが悪いと一生直らないのかと思っていた人も希望が見えてきたのではないでしょうか。引き続き、物覚えが悪い人のための改善方法を紹介していきましょう。

どんなことにも興味を持つ

物覚えが悪い人でも、自分の好きなもの、興味のあるものはすぐ覚えるのではないでしょうか。何だか自分勝手な印象になりますが、実際に好きなものであれば習得が早いというのは、誰しも理解できるはずです。

仕事がなかなか覚えられない人は、自分に自問自答してみてください。「あなたは自分の仕事が好きですか？」。この質問に「NO」と答える人と「YES」と答える人で、覚えるスピードに差が出ることは容易に想像できるでしょう。

自分の今の仕事、自分が今から勉強しようとしていることについて、もっと興味を持ってみましょう。興味があって好きなものであれば、苦痛になることなく覚えることができるはずです。

ストレスを溜めこまない

ストレスは万病のもとだと、昔から良く言われていますが、ストレスを溜めてしまうと記憶力にも悪影響を及ぼすことが分かっています。ストレスを溜めることで集中力が低下してしまうのですね。

確かに、ストレスが溜まっている状態で勉強をしてもはかどらなさそうなのは、容易に想像できるでしょう。ストレス解消法を身につけたり、質の高い睡眠を心がけたりすることで、心の疲れを取ることができます。

外出して気分転換をする、友人たちとおしゃべりをする、部屋でまったりと過ごすなど、自分に合わせたストレス解消法を見つけておきましょう。

出典：タケダ健康サイト「『物忘れ（認知機能の低下）の原因 症状・疾患ナビ」
https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=monowasure

場所を変えて勉強する

いつも同じ部屋で同じ机に向かい、同じ椅子に座って勉強している人がほとんどだと思います。また、職場でも自分の机が用意され、毎日そこで仕事をする人がほとんどのはずです。

できる限りで良いので、普段とは異なる場所を選んで作業をするようにしてください。人の脳は、勉強と環境を結び付けて記憶する傾向があることが分かっています。ある時はカフェ、ある時は図書館、ある時はファミレスなど、気分転換を兼ねて場所を変えてみましょう。

毎日同じ部屋で勉強していると緊張感も緩んでしまいます。場所を変えながら、上手く気分転換してください。

出典：早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA公式ブログ ロジカルスタディ「勉強する場所を変えるだけで2倍記憶力が変わる！？」
http://academia-hensachi30-70.com/archives/9216

物覚えが悪いことを第三者に相談してみる

物覚えが悪いことを恥ずかしいこと、隠したいことだと思っている人も多いことでしょう。物覚えが悪いことで悶々と1人で悩む続けるよりも、周囲にいる信頼のできる人物に思い切って相談してみましょう。

客観的に見て、あなたに足りないところを見つけてくれるかもしれません。また「こうしてみたらどうだろう」と的確なアドバイスをもらえることもあるでしょう。

さらに、聞いてもらうことで悩みが緩和され、ストレスが軽減することも期待できます。先輩や友人たちは、どのようにして乗り越えてきたのか相談してみてください。