駆け落ちする方法とは？メリット・デメリットや気になる体験談も…！

「駆け落ち」という言葉は、漫画やドラマの中でよく耳にしますよね。

しかし、実際に駆け落ちがどういったものかイメージできていない人もいるでしょう。ここでは、そんな人のために駆け落ちについて基本的な意味から解説していきます。

「駆け落ち」の意味

そもそも駆け落ちとは、「愛し合っている者同士が何らかの問題や反対に会い、一緒にそれらから逃げる行為」です。特に、許されない間柄同士の恋愛に見られる行為で、親や親せきの説得に成功できなかった際に行われます。

近年では恋愛の形も自由になってきたため、駆け落ちをするといった人が身近にいないことも多いです。そのため、駆け落ちといってもどういった内容のものか、ピンとこない人も多いのではないでしょうか。

しかし、駆け落ちとはそもそも人に報告して行うものではありません。両親や友人知人に黙って行うものだからこそ、知らないという人が多いのでしょう。

「駆け落ち」の由来

駆け落ちという言葉は、古くは戦国時代から使われていたものと考えられています。元々「欠落（かけおち）」という書かれ方をしており、さまざまな事情からよその地へ駆け込むことを意味していたようです。

これが転じて「駆け落ち」と書かれるようになり、現代では男女が認められぬ現状から知らぬ地へ逃げ去ることを意味するようになりました。また、「駆け落ち」は「失踪」の意味も含まれているとされています。

2人が何らかの理由で集団や土地から離れることを意味しているため、文字や意味からも駆け落ちは安易な気持ちで行うものではないことも分かるでしょう。

出典：語源由来事典「駆け落ち」
http://gogen-allguide.com/ka/kakeochi.html

「駆け落ち」の類義語

駆け落ちと似たような言葉には、「恋の逃避行」が挙げられます。恋愛を重視するためにどこか見知らぬ地へ行くことを意味する言葉なので、駆け落ちと似たものを感じるでしょう。また、どこかへ行く、知らない間に失踪するといった意味では、「家出」や「雲隠れ」も挙げられます。

こうした言葉にはロマンが感じられるという人も多いですが、実際に行うとなれば相当な覚悟や準備が必要になります。そのため、言葉が持っている力に惑わされず、本当に行うべきかを考えるようにしましょう。

より駆け落ちのことを詳しく知る前に、世間では駆け落ちをどのように捉えているか知りたくはないでしょうか？

ここからは、世の男女の駆け落ちに対するイメージを紹介します。

2人の愛が強くないとできないから素敵だと思う！

「2人の愛が強くないとできないから素敵だと思う！反対を押し退けてまで結ばれたいなら、仕方ない方法だと思います」（女性/26歳/OL）

駆け落ちや恋の逃避行というものは、どこかロマンを感じられるものです。特に、そうしたものに憧れを抱いている人ほど「自分もそういった立場なら…」と妄想したこともあるでしょう。また、実際に強い絆で結ばれていないとできない行動です。

だからこそ、より憧れが強くなってしまうのでしょう。誰にも真似できないというハードルがあるため、言葉や行動がより魅力的に感じられるのです。

響きからして幸せになれない感じがする…

「響きからして幸せになれない感じがする…。それに、反対されている内容によっては別の道もあると思うので賛成はできませんね」（男性/30歳/会社員）

駆け落ちという言葉にロマンを感じる人もいれば、世の中には逆に「不幸せそう…」という印象を持っている人も多いです。許されない行動をしているというイメージも強いため、やはり苦労が多いのでは？と想像してしまうのでしょう。

また、駆け落ちは基本的に親や親族からの反対から逃げるために行うものです。そのため、反対されている内容によっては別の道も選べるはずと、可能性を見出そうとする人も多いでしょう。

身勝手なイメージが強い…

「身勝手なイメージが強いです…。確かに愛する人とは一緒になりたいけど、振り回される立場からすれば迷惑極まりない」（女性/33歳/OL）

する側の立場からしてみれば、駆け落ちは「自分たちの気持ちを優先する行動だからこそ意味のあるもの」として感じられるでしょう。しかし、自分が駆け落ちした人の周囲の1人だった場合には、迷惑に感じることもあるのです。

全ての人が駆け落ちに対して良いイメージを抱いているわけではありません。中には「身勝手」という印象を持つ人もいます。そのため、万人に受け入れられるわけではないのです。

確かな絆があるなら問題ないように感じる

「確かな絆があるなら問題ないように感じます。するかどうかは個人の問題だし、2人が決定したことなら周りがとやかく口出しすべきではない」（男性/40歳/会社員）

駆け落ちに対するイメージは千差万別といえど、中には「2人に確かな絆があるなら問題ない」としている人も。こうした人は、自分なりの考え方をしっかりと持っています。他人の問題であるから、周囲がとやかく言うべきではないと思っているのです。

また、自分が当事者になった場合も同じようなことを思うでしょう。自分たちの問題と言えるため、周囲には口出ししてほしくないと感じるのです。

ここからは、駆け落ちするメリットやデメリットについて紹介していきます。

駆け落ちしたい気持ちが強いと、ついつい自分たちのことで頭がいっぱいになるでしょう。しかし、より幸せになるためにも、事前に駆け落ちするメリットとデメリットを見比べることをおすすめします。

【メリット】愛する人と一緒に暮らせる

駆け落ちするメリットと言えば、一番に「愛する人と一緒に暮らせる」が挙げられます。駆け落ち後は誰の反対を受けることなく愛する人と一緒に暮らせるので、幸せだと実感しやすいです。2人の気持ちが確かなら、駆け落ちしてもラブラブでいられるでしょう。

また、愛する人が家で待っていてくれるという事実は、疲れやストレスを軽減してくれるもの。それだけ日々に潤いや楽しみが生まれるので、恋愛や結婚を反対されていたときよりも活発的になる人も多いです。

そのため、2人に確かな愛情があるなら駆け落ちも一つの方法と言えます。誰にも頼らなくても幸せになるという覚悟が持てるか、よく恋人と話し合ってみましょう。

【メリット】自分の意志で物事を決められる

2つ目のメリットは、自分の意志で物事を決められることです。駆け落ち後は誰からも反対されることがないので、自分や恋人が主体となって物事を決めていくことになります。今まで親や周囲に縛られていた人にとっては、生活が開放的に感じられるでしょう。

また、駆け落ち後は2人の関係に口を出す人もいません。目の前の恋愛に集中できるようになるため、より幸せを実感できる人もいます。特に、口うるさく恋愛に口出しされていたという人にとっては、まさに理想の状態と言えるでしょう。

そのため、自分の意志で人生の選択を行っていきたいなら、駆け落ちするのも一つの方法です。縛られた人生から解き放たれたいなら、よく恋人と相談しましょう。

【デメリット】人間関係など全て失う

愛する人と一緒にいられるというメリットがある反面、駆け落ちには人間関係など全てを失うというデメリットがあります。例えば、今現在役職付きの仕事に就いている人であっても、駆け落ちによってそれらを全て投げ捨てなければいけないのです。

また、駆け落ちすれば誰も自分を助けてくれません。まさにすべてが「自己責任」になってしまうので、失敗してもそれを誰かのせいにすることもできないでしょう。知らないことは一から調べていかなければいけなくなるため、苦労もしますし疲労も溜まります。

こうしたデメリットを背負っていける覚悟があるなら、駆け落ちするのも良いでしょう。しかし、捨てたくないという気持ちが強いなら別の道を探すことをおすすめします。

【デメリット】上手くいかないと後悔しやすい

駆け落ちは成功すれば幸せになれるものですが、全ての人がその幸せを掴めるわけではありません。恋愛は他人同士のやり取りとも言えるため、駆け落ちしても時には失敗に終わることもあるでしょう。そうしたときに、後悔しやすいのが駆け落ちと言えます。

そのため、どうしても駆け落ちしたいなら、失敗したときのことも考えておきましょう。誰も助けてくれない地で一人でやっていけるか、その地で生き抜く覚悟はあるかなど、よくよく考えておかなければより後悔するでしょう。

特に、親や親せきと縁を切ってしまうほどの駆け落ちをすると、後で後悔して謝っても責められるだけになってしまう場合も。そうした事態も想定しておくことが大切です。

駆け落ちするといっても、実際にその方法が分からないと困る人もいますよね。

ここからは、そんな人のために駆け落ちする方法について紹介していきましょう。駆け落ち前にしっかりとお互いの気持ちを確認することで、後悔や失敗を減らしていけますよ。

お互いの意思をしっかり確認する

駆け落ち前には、必ずお互いの意思をしっかり確認しておきましょう。相手も同じ気持ちなはずという安易な考えで駆け落ちしてしまうと、後悔する恐れがあります。相手を信じる気持ちも大切ですが、駆け落ちするならまず気持ちが一致しているか確認しましょう。

また、お互いの意思をしっかり確認するときは、きちんとした話し合いの場を設けることをおすすめします。一方的に気持ちを確認したり、相手がきちんと向き合っていないときに確認したりすると認識にズレが生じやすいからです。

早く共に暮らしたい、一緒になりたいという気持ちがあるとついつい一方的な確認で終わってしまうこともあるでしょう。しかし、本当に幸せになりたいならきちんと確認してくださいね。

駆け落ちまでに出来るだけ貯金しておく

駆け落ちで幸せになっていくためには、気持ちや覚悟だけでなくお金も必要です。特に、周囲の反対を押し切って遠い地でやっていくなら、それなりの貯金は必要になるでしょう。そのため、駆け落ちまでに出来るだけ貯金をしておくことをおすすめします。

出来れば、数か月～1年程度は余裕を持って暮らせるだけの貯金があると安心です。誰も知り合いがいない地で2人暮らしていくのだからこそ、職がなくても生きていけるだけの蓄えは必要と言えます。それほどの貯金がない場合には、安易に駆け落ちすべきではないでしょう。

一緒になりたいという気持ちが強いと、すぐにでも駆け落ちしたくなりますよね。しかし、幸せになりたいならある程度の貯金も必要ですよ。

どこに住むかなど明確に計画を立てておく

行き当たりばったりという計画では、せっかく駆け落ちしても幸せになることはできません。より確実に幸せになるためには、駆け落ち前にしっかりと計画を立てておくことも大切です。例えば、どこに住むか、どういった生活がしたいかなどを考えておきましょう。

最低限の計画でも立てておくことで、恋人間のトラブルを防ぐことができます。逆に、無計画に駆け落ちすると問題が起きやすいため、衝突することも多くなるでしょう。こうした事態を避けるためにも、計画的に行うことをおすすめします。

また、計画は綿密に立てた方が安心ですが、いつでも計画通りに人生が進むわけではありません。そのため、さまざまなパターンを用意しておくとより安心できますよ。

必要最低限の荷造りをしておく

すぐにでも計画を実行できるように、ある程度貯金が貯まってきたら必要最低限の荷造りをしておきましょう。必要最低限の荷造りをしておくことで、いつでも駆け落ちすることができます。特に、周囲の反対が一番強くなったときでも行動を起こしやすくなるでしょう。

逆に、何の準備もしていないとより周囲から監視されやすくなります。準備に手間取ることで居場所が割れてしまうことも多いため、誰にもバレずに駆け落ちしたいならすぐにでも行動に移せる準備はしておきましょう。

ただし、あれもこれもと荷物が多くなると、それだけ移動に手間取ることになります。これによって居場所が特定される恐れもあるため、荷物はごくわずかに留めておきましょう。

駆け落ちをする前に仕事は辞めておく

いざ駆け落ちを実行する場合には、駆け落ち前に仕事は辞めておくことをおすすめします。そもそも、仕事を放り投げてまで駆け落ちするべきではありませんし、社会人としてそうした行動は褒められたものではありません。

また、何も言わずに仕事を放置してしまうと、事情を知らない会社が捜索願を出す恐れも。ことが大事になってしまう恐れもあるからこそ、周囲に迷惑をかけないためにも仕事は事前に辞めておいた方が良いのです。

少しでも資金を増やすためにはギリギリまで働いていたいでしょうが、より周囲に迷惑をかけないためにも最低でも1ヶ月前には仕事を辞める旨を伝えておきましょう。

ここからは、駆け落ちして幸せになるための方法を紹介します。

いざ駆け落ちしたとしても、そこから幸せになれるかはカップルによるもの。より確実に幸せになっていくためにも、その方法について知っておくことをおすすめします。

駆け落ち後のビジョンを明確にしておく

駆け落ち後に幸せになるためにも、その後の生活のビジョンを明確にしておきましょう。例えば、どんな風に暮らしていきたいか、恋人と最終的にどんな関係に落ち着きたいのかなど明確にしておくことで、それに沿った人生を歩みやすくなります。

逆に、何のビジョンも持っていないと、ただ流れる日々に身を任せるだけになるでしょう。これでは幸せを掴むことが難しくなりますし、駆け落ちを後悔することになります。こうした事態を避けるためにも、駆け落ち後のビジョンは明確にしておきましょう。

また、駆け落ち後のビジョンはカップルで共に考えてくださいね。片方のみのビジョンでは、一方的になりやすいのでトラブルに発展してしまうでしょう。

2人に確固たる信頼関係がある

駆け落ち後に幸せになるためには、2人に確固たる信頼関係がなければいけません。信頼関係がなければトラブルが起きやすいですし、何かの拍子に別れやすくなります。これでは幸せになるどころか、駆け落ちを後悔することになるでしょう。

そうならないためにも、駆け落ち前までにしっかりとした信頼関係を築いておく必要があります。また、現段階で信頼関係に自信が持てない場合には、むやみに駆け落ちを実行するべきではありません。幸せになるためにも、焦り過ぎないようにしましょう。

他にも、一方的な思い込みには注意してくださいね。自分だけが信頼関係を築けていると思っていると、駆け落ち後に認識のズレから衝突が多くなりますよ。

一定期間暮らしていけるだけの貯金がある

人が幸せになるためには、気持ちだけでなくお金も必要です。特に、知らない土地でやっていくとなれば、一定期間お金に困る可能性だってあるでしょう。そのため、一定期間は暮らしていけるだけの貯金も必要と言えます。

また、貯金があるだけでも心にゆとりが生まれるものです。すぐに職を探さなければ生活できないという緊迫感がないだけでも、2人仲良く暮らすことができます。逆に、お金がないほど焦りから衝突も増えていくでしょう。

駆け落ちは2人の気持ちが大切といっても、現実的にお金のかかるものです。安易な気持ちで行わないよう、よく計画を立てて貯金しておく必要がありますよ。

手続きなどはできるだけ素早く行う

知らない土地で2人仲良くやっていくにしても、住所変更や各種登録などやることは山積みです。しかし、これらを放置していたり、だらだらとやっていたりすると、その間に捜索願いを出されて自分たちの住所が割れてしまう場合があります。

特に、誰にも知られずにひっそりと暮らしていきたいなら、できるだけ住所が割れるような行動は避けた方が良いです。親や友人に見つからないためにも、手続き関係はできるだけ素早く行い捜査の手から逃れましょう。

また、事件性を低くして周囲を安心させるためにも、駆け落ちする旨を記した手紙などは残しておくことをおすすめします。大事にしないための準備や手続きも大切ですよ。

問題は後回しにせずその都度片付ける

2人がどんなに固い絆で結ばれていても、人間ですから些細なことで喧嘩したり衝突したりするでしょう。また、知らない土地で暮らしていくのだからこそ、厄介な問題が起きることもあります。しかし、そうしたものを放置していると、後でより大きな問題に発展するものです。

こうした事態を避けるためにも、問題は後回しにせずその都度片付けるようにしましょう。2人で問題解決に当たれば時間はかかりませんし、対策案や防止案も練ることができます。より二人の絆が固くなっていくので、どちらか一方に負担がかからないようにしましょう。

他にも、駆け落ちしたからと安心しきらないことも大切です。駆け落ちはした後も苦労が続きやすいものと言えるため、駆け落ちしたからで終わらないよう気をつけましょう。

駆け落ちの方法を事前に知ったとしても、行うべきかは自分たちで判断しなければいけません。

そこで、ここからは駆け落ちするかどうかの判断基準を紹介していきます。次のような質問に自信を持ってイエスと答えられるなら、駆け落ちしても仲良くやっていけるでしょう。

この先ずっと一緒に生きていけるかどうか

駆け落ちを迷っているなら、この先ずっと一緒に生きていけるかどうかよく考えてみましょう。例えば、「この人となら絶対にうまくやっていける」「何があってもこの人なら」という確信が持てるのなら、実行に移しても問題ないと言えます。

しかし反対に、どこかしらに不安が残っているなら、駆け落ちすべきではないでしょう。不安や恐怖から関係にヒビが入ることも多いからこそ、安易な気持ちで実行すべきではありません。2人の人生がかかっているものなので、よく考えてから判断を下しましょう。

また、未来のビジョンを明確に描けるかどうかも重要なポイントです。恋人との未来を鮮明に描いていけるのかどうか、よく考えてみてくださいね。

一緒に困難を乗り越えられるかどうか

次に、一緒に困難を乗り越えていけるかどうかも考えておきましょう。何か問題が起きたときに、共に協力していけるのなら問題が起きても安心と言えます。しかし、相手が協力的でない場合には、駆け落ち後に苦労する可能性は大きいです。

どんなに相手を想う気持ちがあっても、実際問題気持ちだけでは解決できないことだって起こり得ます。愛し合っているといっても他人同士が同じ屋根の下に暮らすのですから、些細なことで喧嘩や衝突も起こるでしょう。

そうしたときに慌てずに冷静に対処できなければ、別の方法を探すべきです。安易に答えを出すのではなく、よく考えてから行動に移すようにしましょう。

お金がなくても「この人なら」と確信を持てるか

駆け落ちのためにはいくらかの貯金は必要ですが、それらがあっても時にどうにもならない事態に陥ることも想定されます。例えば、運悪く2人とも職が見つからなければ、貯金が底をついてしまう恐れもあるからです。

そうしたときに、お金がなくても「この人なら」と確信を持てるかどうかも重要な判断基準になります。また、節約が続いても「この人となら貧しくても平気」と我慢していけるのかも考えておきましょう。

逆に、自分が一定の生活水準を維持したい気持ちがあるなら、駆け落ちとは別の道を模索した方が良いですよ。特に、今の生活と同じような基準を求めるなら駆け落ちは不向きと言えます。

知らない土地でもうまくやっていける覚悟があるか

2人の問題以外にも考えるべきことはたくさんあります。その中でも特に考えるべき問題と言えば、「知らない土地でもうまくやっていける覚悟があるか」どうかです。駆け落ちは知り合いに見つからない土地まで逃げる行為だからこそ、引っ越した先には知り合いは誰もいません。

当然頼れる人もすぐに見つかるわけではないでしょう。そんなとき、お互いに支え合っていけるか、また知らない土地の人とも上手くやっていけるという自信が持てるかよく考えるべきです。自信が持てない、不安ばかりが募るなら、別の道を探した方が良いでしょう。

また、駆け落ちは気持ちだけで成功するものではありません。それをよく理解することで、本当に実行すべきかどうかが判断できるでしょう。

ここからは、駆け落ちする前に考えるべきことをいくつか紹介していきます。

駆け落ちの方法や幸せになるためのポイントを理解しても、やはり迷う気持ちは残っているでしょう。そんな人は、駆け落ち前に次のようなことをよく考えてみましょう。

他に方法がないかよく考える

駆け落ちをする前に、必ず他に方法がないのかよく考えることも大切です。交際や結婚に反対されると、ついつい気持ちのままに行動したくなるでしょう。しかし、よく考えずに駆け落ちしては、自分たちが苦しくなるだけと言えます。

そのため、駆け落ち以外にも道はないのか模索してみましょう。例えば、どうにか説得できないか周囲に協力を求めたり、条件を出してみたり（または飲んでみたり）など、他にも道はあるはずです。それらを探すことで、お互いに納得できる道が見つかりやすくなります。

他にも、初めから「無理だ」と決めつけるのではなく、どうして反対されるのか考えることも大切です。歩み寄ることや理解し合うことを最初から諦めないようにしてくださいね。

後悔しないかどうか

どうしても駆け落ちしか道が残されていないのなら、後悔しないかどうかをよく考えてみましょう。いざ駆け落ちするとしても、後悔する恐れがあるのならやめておいた方が良いです。本当に「幸せになる」という自信と覚悟が持てない駆け落ちは大変危険と言えます。

自分や恋人が幸せになっていくためにも、後悔しない道を選んでくださいね。一時の感情に流されて駆け落ちを決行しては、誰も幸せにはなれません。また、お互いに悔いが残らぬよう、やるべきことややりたいことは駆け落ち前にやっておきましょう。

駆け落ちは簡単にできるものではないからこそ、よく考えて行うことが大切です。自分だけではなく、周囲に対しても思いやりや理解ある態度を持ってみましょう。

今じゃなきゃダメなのか考えてみる

駆け落ちする前には、今じゃなきゃダメなのかも考えてみましょう。例えば、今すぐ恋人と一緒になりたいという気持ちがあっても、よくよく考えるとタイミングをずらしても問題ない人もいますよね。気持ちだけで先走っている感が強いなら、今一度考え直してみましょう。

また、タイミングをずらすだけでも理解が得られることだって多いです。特に、年齢的な理由などで反対されている場合には、時間を置くことで理解が得やすくなるでしょう。そのため、結婚や同棲に対して待てる気持ちがあるならタイミングをずらしてみてくださいね。

駆け落ちは失敗したからといって、元の生活に戻れるわけではありません。一度全ての縁を切ってしまうほどの行動だからこそ、よく考えて行う必要がありますよ。

今の幸せを失ってまで駆け落ちしたいかどうか

計画を実行に移す前には、今の幸せを失ってまで駆け落ちしたいのかどうかも考えてみましょう。駆け落ちは今ある縁や財産を失うことになる行為と言えます。それら全てを投げ打ってまで、愛する人と一緒になる覚悟はあるでしょうか？

特に、今充実した生活や人間関係を築いている人は、それら全てを捨てる覚悟が必要です。今ある財産を残したまま駆け落ちすることが難しいからこそ、恋愛とそれらを天秤にかけてみましょう。すぐに恋愛を選べる場合のみ、駆け落ちしても問題ないと言えます。

しかし反対に、少しでも躊躇する気持ちがあるならもう少し考えてみましょう。他に道がないか探すことで、より後悔しない道を選べますよ。

ここからは、より駆け落ちをリアルなものに感じるために、実際の駆け落ちエピソードをいくつか紹介します。

実際の体験談を知ることで、駆け落ちするべきかどうかより考えられるでしょう。

駆け落ちしたけど出産をきっかけに両親と和解

「駆け落ちしましたが、出産をきっかけに両親と和解しました。連絡する際に戸惑いはあったけど、受け入れられてホッとした」（女性/35歳/主婦）

世の中には、駆け落ちした後に丸く収まる人も多いです。特に、出産など大きな出来事があると、自分や親の気持ちも変わりやすいのでしょう。そのため、自分たちから歩み寄ることも大切です。

しかし、中には自分たちから歩み寄っても受け入れられないことも。駆け落ちは信頼関係も全て捨ててしまう行為だからこそ、よく考えなければ後悔ばかりになってしまいます。

若さゆえの勢いで駆け落ちしたけどすぐ別れた

「若さゆえの勢いで駆け落ちしたけど、結局すぐに別れた。もう少し考えてから行動すべきだったと、見知らぬ地で後悔しました」（男性/29歳/会社員）

人は年齢を重ねるたびに多くの経験を積み、考え方も堅実になっていくものです。しかし、まだ年齢が若いと、気持ちだけで飛び出してしまうこともあるでしょう。こうした感情の勢いが強い人ほど、駆け落ちに走りやすいと言えます。

また、気持ちだけで先走ってしまうほど、駆け落ちは後悔しやすいです。冷静になることで相手の欠点が見えるようになるため、別れやすくなるので注意しましょう。

駆け落ちしようか悩んでいたら両親が理解してくれた

「駆け落ちしようか悩んでいたら、両親が理解してくれました。最後まで諦めずに歩み寄った結果の賜物と言えます」（男性/34歳/会社員）

世の中には、今も駆け落ちしようかと悩んでいる人がいます。しかし、そうしたときにすぐに「駆け落ちしよう」と決めてしまうのではなく、ギリギリまで両親や親せきと歩み寄ってみましょう。中には、諦めないことで相手が理解してくれることもあるからです。

また、諦めないことで別の道を見つける人もたくさんいます。そのため、安易に答えを出すのではなく、タイミングをずらすなどできる限りのことをしてから駆け落ちしましょう。

駆け落ちよりも結局別の道を選んだ

「最初は駆け落ちも考えていましたが、結局別の道を選びました。反対されていた理由が若さだったので、結婚のタイミングをずらしたら理解してくれました」（女性/27歳/主婦）

親や親せきから結婚や恋愛を反対されると、反発したくなる気持ちが強くなりますよね。それによって駆け落ちを選ぶ人も多いですが、反対されている理由をよく理解し、別の道を模索する人もいます。

この女性のように、反対されている理由を改めて考えることで対処法も見つかります。すぐにでも共になりたいという気持ちにセーブをかけられるなら、別の道を模索するのも良いでしょう。