仕事の断り方に困った経験はありますか?
そこで、実際にどんなシチュエーションで困ったのか、体験談をまとめました。早速ご覧ください。
職場の先輩に残業を頼まれて…
「職場の先輩に残業を頼まれ、断り方に困って結局引き受けたことがあります。先輩は押し強い人なので、断り方に迷っているうちに押し切られた感じですね…」(26歳/男性/経理職)
先輩や年上の人から頼まれると、どうしても断りにくいものです。どう言えば角が立たずに済むかと断り方にも悩んでしまい、困りますよね。
とはいえ、押しが強い先輩が相手だと、断り方に困っているうちに「じゃ、よろしく!」と押し切られてしまうこともあります。断れないまま仕事を引き受ける羽目になるパターンです。
営業先からの無理な依頼を断れず…
「営業先から『どうしても今日中に仕上げて』という無理な依頼を断れず、深夜までかかって仕事をしたことがあります。力関係でどうしても負けてしまうので、断り切れないのが現実です」(28歳/男性/営業職)
大きな企業から下請けや孫請けへと仕事が依頼されることはよくあり、そこにはしばしば力関係が生じます。相手の方が強い立場だと、断り方そのものが見つからない場合も多いでしょう。もはや引き受けざるを得ない、難しい状況と言えますね。
後輩に泣きつかれて…
「後輩に『先輩、助けてくださ~い』と泣きつかれるたびに、断り切れずに仕事を引き受けてきました。おかげで優しい先輩と思われてますが、本当は嫌われない断り方がわからないだけなんですけど…」(27歳/男性/人事担当者)
後輩に慕われる先輩というのは、恰好いいですよね。そんな先輩になりたくて、後輩からの仕事の依頼を断れない人も多いのではないでしょうか。
しかし、言われるがままに仕事を引き受けていると、「頼めばやってくれる先輩」と思われてしまう恐れがあります。都合の良い人間にならないよう、上手な断り方を身に付けたいところですね。
上司が怖い人だったので選択の余地なし…
「上司は社内でも有数の怖い人です。いつも命令口調で物を言う人なので、『この仕事、やっておくように』と言われて、断れる人はまずいません。こんな怖い上司に対して、上手な断り方などあるんでしょうか?」(26歳/男性/デパート勤務)
部下を持つ上司の考え方も人それぞれで、部下を気に掛ける上司もいれば、上から下へという明確な命令系統で仕事を進める上司もいます。
上から下への命令系統で仕事をする上司の元では、「それは上司がすべき仕事なのに…」と思っても、なかなか断れないでしょう。上手な断り方がないと感じるのも無理はありません。
仕事の断り方が下手な人の特徴
スケジュール管理が苦手
スケジュール管理が苦手というのは、仕事の断り方が下手な人に多く見られる特徴です。スケジュールがしっかり把握できていないため、仕事を依頼された時、その場で仕事を受けられるかどうかを答えられません。
したがって、引き受けていいものかどうか悩んでいるうちに、相手に押し切られてしまうこともしばしば。こうしたスケジュール管理が苦手な人は、自分の仕事さえもうまく進んでいないケースが多いのも特徴です。
周りからの評価が気になる
「仕事を依頼されて断ったら、仕事ができない人間だと思われてしまうのではないか」と思ってしまうのも、仕事の断り方が下手な人に多い特徴です。いわゆる、周りからの評価が気になる人は、よりそのような心理に陥りやすいでしょう。
こうしたタイプの人は、周囲に仕事ができる人だと思われたい一心から、頼まれたごとをどんどん引き受けてしまう傾向にあります。それゆえに便利屋扱いされることも多く、注意が必要なタイプと言えるでしょう。
相手を優先してしまう
仕事には優先順位があります。まずは、自分の仕事を片づけなくてはなりません。しかし、仕事の断り方が下手な人は、この優先順位が逆転していることがしばしばです。
そのため、頼まれた仕事を優先してしまい、結果的に自分の仕事が片付かず、残業することも少なくありません。後になってから「あのとき断っておけば、今頃自分の仕事は終わっていたのに…」と後悔するのが特徴です。
嫌と言えない
嫌と言えない人が、仕事の断り方が下手な人になるのは、容易に想像できるのではないでしょうか。嫌と言えないばかりに、仕事を依頼されると「分かりました」と引き受けてしまうわけですね。
確かに、人から何か頼まれた時に「NO!」と答えるのは勇気が必要です。特に、日本は曖昧を良しとする文化が根付いており、欧米のようにはっきりとイエスノーを言わないところがありますよね。
しかし、そんな嫌と言えないところが仕事の依頼を断れず、自分で苦労を背負い込む原因になってしまうのです。しんどくなりそうだと思った時には、断る勇気も必要です。
仕事の断り方のコツは?
ここでは、角が立たずに済む仕事の断り方のコツをまとめました。ぜひご参考くださいね。
まずは謝罪から
上手に仕事を断るには、まずは謝罪から始めるのがコツです。「申し訳ありませんが…」と言った時点で、察しのいい人なら「無理なんだな」と分かってくれる可能性さえあります。
たいていの場合、「申し訳ありませんが、今は手一杯なんです」と言われたら、「あ、そうなんだ」となり、他を当たるでしょう。手一杯な人に頼んでも、いつ出来上がるか分からないからです。
人に頼むにしても、いきなり「手一杯で無理です」と言われたら、腹が立つのが人情。上手に断るには「申し訳ありませんが」「すみませんが」などと、まずは謝罪から始めると、頼みを断られたという不快感を抱かせずに済みます。
断る理由を明確に伝える
謝罪を伝えたら、次は断る理由を明確に伝えるのも大事なコツです。「◯日までに仕上げないといけない仕事がありまして」と具体的に聞かされれば、依頼した側も「それじゃ、やってもらうのは無理だな」とわかります。
逆に「今はちょっと…」といった曖昧な言い方だと、「そこを何とか」と押し切られる可能性が大です。謝罪の言葉と共に、なぜ仕事の依頼を受けられないかの理由を明らかにすると、相手に納得してもらいやすいでしょう。
代わりの案を提示する
上司や取引先などが相手では、完全に断ることが難しい場合もあるでしょう。そんな時は、代わりの案を提示する断り方がおすすめです。ここでも、まずは謝罪の言葉から始めましょう。
「申し訳ありませんが、今は手一杯でして。1週間後ならお引き受けできます」といった具合に、できる条件を提示します。1週間後でも大丈夫なら「では、お願いします」となるでしょうし、待てないなら「それでは間に合わないので、結構です」となるはずです。
代わりの案を提示することのメリットは、時間と条件さえあれば断らないと印象づけられる点。上司や取引先に対しては、角が立たない断り方になるでしょう。
誰か他の人を探す
仕事の断り方のコツに、誰か他の人を探す方法もあります。誰かから仕事を頼まれた時、自分よりも上手に出来る人がいれば、「あの人に頼んでみたら?」と勧めるわけですね。
ただ、この断り方だと他の人に代わりをしてもらうことになるため、全く関らずに断るのは困難でしょう。もしかすると、自分が誰か他の人を探し「自分にはとても手に負えないから、助けてもらえないかな」とお願いしなくてはならない可能性があります。
とはいえ、得意な人に「いいよ」と言ってもらえたら、仕事を依頼してきた相手に与える心証もよくなるでしょう。どうしても断り切れない際の、最終手段と考えておいた方がいいですね。
状況別!仕事の上手な断り方
仕事を断る際は、状況に応じた上手な断り方をすることも大事です。ここでは、いくつか代表的な状況をピックアップしました。早速ご覧ください。
上司への断り方
どんな相手にも謝罪から始めるのは必須ですが、特に上司には丁重に謝っておいた方がいいでしょう。その上で、かなり具体的に仕事を引き受けられない事情を説明することが大事です。
ただし、長々と話すのではなく、重要なポイントをいくつか挙げて簡潔に話しましょう。納期の日付や時間、仕事の量などを挙げ「今は手一杯の状況です」と言えば、上司としては無理だと判断せざるを得ないからです。
同僚への断り方
同僚からの頼み事を断るのも難しいですよね。気の置けない間柄ならいいですが、そうでない同僚だと、ぎくしゃくしたくないという思いが生まれるはずです。
ただ、同僚への断り方も、基本的に上司と同じ。「今はこういう状況で手伝えないんだ。ごめんね」と言えば、他で探してくれる人を見つけるでしょう。
その後、同僚が何も言ってこないようなら「手伝えなくてごめんね。大丈夫だった?」と一言声をかけておくと、ぎくしゃくしなくて済むのではないでしょうか。
年下の人への断り方
職場には後輩を始め、バイトなど年下の人がいる場合もあります。そんな年下の人から仕事を依頼された時は、状況に応じた見極めが必要です。
何故かというと、もしわからずに困っているとしたら、助け舟を出さないといけないから。そのため、忙しくてもまずは話を聞きましょう。その上でできることであれば「それはあなたにできるよ」と言って断ります。彼らの手に負えないとなれば、たとえ忙しくても引き受けるしかありません。
上司や先輩はスキルもキャリアもある人たちですので、謝罪と状況説明で断れるものの、年下からは助けを求められる場合があります。全て断ると頼りにされなくなる可能性があるため、断るべきか否かの判断が重要ですね。
得意先等への断り方
仕事の断り方のコツでも触れましたが、得意先への上手な断り方のポイントは、必ず代替案を用意しておくことです。そうすれば、断るダメージを極力抑えることができます。
「申し訳ありませんが、お受けできません。代わりにこの条件ならいかがでしょうか?」といった具合に、相手に選択を委ねる断り方がおすすめです。そうすれば、仕事の依頼を引っ込めるはずです。また、条件を受け入れられるなら「では、それでお願いします」となりますよね。
注意すべきは、最後までやり遂げられる代替案を提示することです。そうでないと、得意先からの信用を失ってしまいます。
仕事の断り方が上手になるとどうなる?
ここでは、仕事の断り方が上手になるとどうなるかについて、ご紹介します。目から鱗が落ちる発見があるかもしれませんよ。
仕事の管理がしやすくなる
仕事を上手に断るには、自分の現状を把握しておく必要があります。そうでないと、頼まれた時に自分の置かれた状況が分からないからです。
したがって、急ぎの仕事がどのくらいあり、いつなら手が空くのかをしっかり把握するためのスケジュール管理が必然的に求められます。その結果、仕事の管理が得意になりますので、相手からの依頼に対し、明確な理由を説明して断ることが可能になるでしょう。
仕事がはかどる
人からの仕事を断れず、あれもこれもと引き受けていたら、自分の仕事が片付きませんよね。仕事の断り方が上手になると、自分の仕事に専念できるため、仕事がはかどります。
自分のすべきことを終えてからなら、気持ちにゆとりを持てるでしょう。精神的余裕のある時なら、人からの仕事の依頼も受けられますね。
時間にゆとりができる
仕事がはかどることと繋がっているのが、時間にもゆとりができることです。特に、納期を厳守しないといけない仕事をしている人にとっては、かなり重要と言えます。
時間を気にしなければならないのに、人の仕事を断れずに引き受けてしまうと、焦りを感じるでしょう。そんな時の時間は飛ぶように過ぎてしまいますので、注意しなければなりません。
仕事の断り方が上手になれば、先に済ませる必要がある仕事を片づけられます。そうすれば、時間にゆとりが生まれますので、時間が許す範囲で他の人の仕事を手伝うこともできるでしょう。
人間関係がスムーズになる
先に上手な仕事の断り方とは、まず謝罪、そしてなぜ断るのかという明確な理由を述べるのがコツだとご紹介しました。
こうした断り方を身に付けると、逆に人から信用されます。なぜなら、嫌と言えずに引き受けた結果、間に合わなかったといった事態を避けられるからです。
無理な時は最初からできないと断り、できる時は引き受けるといった具合に、状況に応じた断り方をするのがポイント。そうすれば、自然と周囲が「仕事を頼みたいけれど、今大丈夫かな?」と考えてくれるでしょう。
上手な仕事の断り方を身に付けて仕事上手になろう!
けれど、無理に引き受けると心身ともにストレスが溜まりますし、期日までに仕上がらなければ、引き受けたことが裏目に出てしまいます。それを避けるには、無理だと判断したら断る勇気が必要ですね。
そのためには、相手との関係を損ねない上手な断り方を身に付けるのがコツ。仕事を上手に断る方法をマスターし、仕事上手になってくださいね。
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