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セックスのトラウマを克服するには?男女の体験談や原因について解説

セックスのトラウマを克服するには?男女の体験談や原因について解説

セックスで嫌な思い出はありますか?苦い記憶がトラウマとなって、セックスを楽しめなくなってしまう人は意外と多いものです。この記事では、男女の体験談や原因を紹介しながら、セックスのトラウマを克服したいと望んでいる人を応援していきます。


セックスにトラウマがある人は意外と多い?

あなたは恋人とのセックスで、嫌な思いをしたことはありますか?好きな人と過ごす甘い時間は幸せなものですが、好きな相手だからこそ、嫌な思いをすると心に傷が残ってしまうのではないでしょうか。

過去のセックスがトラウマとなり、セックスに消極的になってしまう人は意外と多いようです。新たな恋愛を始めようと思ったり、新しい恋人とセックスをしようと思ったりした時に、過去の嫌な思い出がチラついてしまうのは辛いですよね。

今回は、セックスのトラウマを克服して一歩を踏み出すきっかけになるよう、さまざまな角度から調査してみました。セックスで嫌な思いをしたことがある人は、参考にしてみてくださいね。

セックスがトラウマになる主な原因

トラウマを思い返すのは辛いことですが、克服するためには原因をはっきりさせておく必要があります。セックスがトラウマになってしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか。よくある事例をまとめてみました。

セックス中に暴力を受けた


セックス中に暴力を受けたことが原因で、トラウマになってしまう事例は多くあります。殴られたり蹴られたりすること以外にも、同意していないのに無理やり性行為をされるなどの性的な暴力もトラウマに繋がる要因です。

セックス中に受けた暴力で心身が傷付き、セックスは怖いもの、痛いものといったマイナスのイメージが植え付けられてしまった結果、セックスが苦手になってしまうのは当然ですよね。

身体に関することでからかわれた


身体に関することで相手から否定的なことを言われたのがショックで、セックスにトラウマを持ってしまうのもよくある事例のひとつです。

特に性器の大きさや色、女性の胸の大きさや形など、性的な要素を持つ部位についてからかわれることは、トラウマを持つ要因になりがちです。他にも、自分がコンプレックスを感じている部分を笑われたり、否定的な態度を取られたりすることもトラウマに繋がります。

相手に身体のことでからかわれた経験があると、裸を見られることに不安感や恐怖心を持ってしまい、セックスをするのは嫌だという意識に至ってしまうと考えられるでしょう。

気持ち良くないと言われた


セックスが気持ち良くないと言われた経験がトラウマとなってしまうパターンもあります。相手が気持ち良くなれなかったのは自分のせいだと負い目を感じ、自信を失ってしまうのです。

セックスが気持ちいいと感じられなかったのは、体の相性やそのときの状況、プレイの内容などさまざまな要因が考えられますが、多くの場合は改善することができます。しかし、相手から否定的なことを言われてしまうと、自分が悪かったと思い込んでしまい、トラウマとなってしまうのです。

相手に拒否された


性行為を相手に拒否されてしまったことがトラウマとなり、セックスに消極的になってしまうことも考えられます。

セックスは双方の合意のもとに行われるものなので、どちらかが拒否をする場合もあるのは当然のことなのですが、うまく意思の疎通ができていなかったり、プレイ中に激しく拒否されたことでショックを受けて、トラウマになってしまうこともあるのです。

その時にたまたま性行為を拒否されただけであって、パートナーとして拒絶されたわけではないということが確認できれば良いのですが、相手の気持ちがわからないと不安が募るでしょう。

セックスのトラウマ体験談《男性編》

セックスのトラウマにはさまざまなものがありますが、トラウマとなる事例に男女で違いはあるのでしょうか。男女の体験談を集めてみました。

まずは、男性が体験したセックスのトラウマ体験談を見ていきましょう。

アソコが小さいと言われて…


「以前付き合っていた彼女にアソコが小さいと言われて、それがトラウマでセックスに消極的になってしまった。その彼女とは別れたけど、女性に対して苦手意識を持つようになってしまって、次の恋愛に踏み出せないでいる」(25歳/男性/専門職)

性器は性に関する象徴的な物であり、小さいと言われると屈辱を感じ、自信を失ってしまう男性は多いでしょう。新たな恋人ができても、また小さいと思われるのではないか、満足させられないのではないかと不安になってしまいますよね。

勃起しなかった時に笑われた


「昔付き合った彼女といざセックスするってなった時、緊張しすぎて勃起しなかったんですが、その時に笑われたのがトラウマになってしまいました。今も、また勃たなかったらどうしようって心配で、せっかくできた彼女となかなかセックスできずにいます」(27歳/男性/製造業)

勃起しなかったことを笑われてしまうと、男としての役目を果たせなかったように感じて、プライドを傷付けられるでしょう。しかし、健康な男性でも極度の緊張や体調不良によって勃起しないのはよくあることなので、心配しすぎるのは禁物です。

下手くそだと思われていたのがショック


「前の彼女が俺に内緒でSNSをやってて、『セックスが下手くそ』って書いてあるのを見てしまって、そんなふうに思われていたのか…ってショックだった。トラウマだし、軽く女性恐怖症かもしれない」(21歳/男性/学生)

男性がショックを受ける要因としてよく挙げられるのが、「セックスが下手だと言われた」という苦い経験です。

セックスは一般的に男性がリードして行うことが多いですが、共同作業でもあるはず。独りよがりなプレイをしていたのであれば改める必要がありますが、頑張っていたのに否定されたとなるとショックですよね。さらに、SNSで暴露されるような行為も傷つく要因になるでしょう。

拒否されて泣かれてしまった


「初めてできた彼女とセックスしようとした時、めちゃくちゃ拒否られて泣かれてしまったのがトラウマ。そんなに無理やりしたつもりじゃなかったのに。好きでもセックスはしたくないってこと?セックスってどうやって誘えばいいのかわからない」(19歳/男性/学生)

彼女にセックスを拒否されてしまったことがトラウマで、どう対応したら良いのかわからないという意見も見られます。彼女とセックスしたいけれど、嫌われたくはないというのは、相手を想っているからこその心情。彼女の気持ちが見えないのが悩ましいところです。

セックスのトラウマ体験談《女性編》

男性は主に精神的なショックによるトラウマが多い傾向にありましたが、女性の場合は精神的なものに加えて身体的なダメージによるトラウマも多いようです。

セックスのトラウマ体験談、続いては女性の体験談を見ていきましょう。

裸を見せるのが怖い


「身体に結構大きな火傷の痕があります。普段は服で隠れてるけど、裸になると目立ってしまうんです。

以前、気になっている人と良い雰囲気になったのですが、服をめくられた時に火傷の痕を見られ、びっくりした顔をされてしまって。私も慌てて『やめて』って叫んで、そのまま何もせずに終わってしまいました。

それ以来、裸を見せるのが怖くて、なかなか親密な関係になれずにいます」(25歳/女性/事務職)

身体に傷や手術の痕などがある場合、それを誰かに見られたくないと感じる人もいるのではないでしょうか。コンプレックスに思っているところがあると、相手に嫌がられてしまうのではないかと不安になってしまいますよね。

元カレにDVを受けていた影響で…


「元カレは強引にセックスしてくる人で、セックス中もよく顔を叩いたり首を絞めたりしてくる人だった。終わった後は急に優しくなって、そういうプレイだって言われて我慢してたけど、本当は嫌だった。

今考えるとDVだったなって。その影響で、セックスに対してトラウマがある。セックスは痛いっていうイメージが抜けない」(23歳/女性/サービス業)

人によってさまざまな性癖はありますが、相手の嫌がる行為をするのはDVだと言えるでしょう。強引に性行為に及ぶのも、DVに該当します。誰でも、痛くて嫌な思いをするセックスは辛いはずです。

望まない妊娠の心配がある


「前の彼氏はコンドームを付けたがらない人で、セックス中も終わってからも、いつもヒヤヒヤしていました。

ピルを飲むことも考えたけど、毎月お金がかかるのは結構キツイし、毎回妊娠の心配をしながらセックスするのにも疲れます。彼とは結局別れましたが、男の人ってみんなそういうもんなのかなって、ちょっとトラウマです」(20歳/女性/学生)

パートナーが避妊をしてくれないために、セックスのたびに望まない妊娠の心配をしなければならないのは、辛いですよね。相手の同意無しにコンドームを付けないのも、DVの一種になります。

やりたくないプレイがある


「フェラチオをするのが苦手で、セックスが苦痛。前に苦しくて吐いてしまったことがあるので、またそうなってしまう不安がある。それでも彼氏はやってほしいと思っているみたいだし、やりたくないけどやらないといけない」(26歳/女性/専門職)

セックス中にやりたくないプレイがあり、嫌な思いをしたのがトラウマになってしまったという事例です。本当はやりたくないけれど、相手のためにやらなくてはいけないというプレッシャーがあると、苦痛となってセックスを楽しめなくなってしまいますよね。

セックスのトラウマは恋人に話すべき?

セックスにトラウマを持っているけれど、克服してパートナーと良い関係を築いていきたいと思った場合、過去のトラウマは恋人に話したほうが良いのでしょうか。

恋人に話すべきかそうでないかは、相手との関係性によって変わってくると考えられます。パートナーとどのような関係であるか、整理しながら考えていきましょう。

話すのは信頼関係ができてから


出会って間もない相手で、信頼関係がまだ築けていない場合、トラウマを話すのは避けておいた方が良いでしょう。付き合う前に話しておきたいと思う人もいるかもしれませんが、相手がどのような考え方をしているのかがわからない状態で弱みを見せるのは、非常にリスキーです。

お互いの考え方がよくわかっていない状態で告白すると、場合によっては無神経な言葉や態度でさらに傷付けられてしまうことも考えられます。パートナーときちんと話し合いができ、信頼できる相手だと確信できたならば、相談してみてはいかがでしょうか。

克服を無理強いされそうなら話さない


パートナーにトラウマを受け入れてもらえそうな場合でも、克服を無理強いされるようなら話さない方が良い場合があります。

トラウマを克服するまでには時間がかかるはずです。大らかな気持ちで、ゆっくりとペースを合わせてくれる相手であれば、打ち明けてみるのも良いでしょう。

しかし、相手が根拠のない自信でぐいぐい引っ張ろうとするようなタイプの場合、相手の意気込みがプレッシャーとなってトラウマが悪化してしまう可能性があります。つまり、トラウマを話す時は、相手の性格も考慮する必要があるでしょう。

トラウマを克服したいのかどうかをはっきり伝える


トラウマを話す時には、伝え方にも注意が必要です。セックスにトラウマがあることを話すだけでは、相手もどのように対応するべきか判断に迷うでしょう。「トラウマがあるから、セックスはしたくないんだな」と解釈された場合、相手からセックスのお誘いはなくなり、スキンシップも最低限になると考えられます。

トラウマを克服して、セックスを楽しめるようになりたいと考えるのであれば、その旨をきちんと伝えるようにしてください。「セックスにトラウマがあるけれど、あなたとはできるようになりたい」と伝えれば、優しいパートナーはきっと喜んで受け入れてくれるでしょう。

相手の態度によっては別れる覚悟を持つ


パートナーがトラウマを受け入れてくれて、克服に向けてサポートしてくれる人であれば理想的ですが、そんな相手ばかりではないでしょう。トラウマを持っている人の気持ちは、本人にしかわからない場合も多いのです。

セックスのトラウマを告白してみて、相手の態度が良くないと感じた場合、別れる覚悟を持つことも必要です。コンプレックスを持っている人は自分を低く評価してしまいがちで、「こんな自分でも付き合ってくれているんだから」と我慢してしまう傾向がありますが、あなたを大切にしてくれない相手と一緒にいる必要が、本当にあるのでしょうか。

セックスのトラウマを克服するには

心の傷として残ってしまったセックスのトラウマはすぐに消えるものではありませんが、克服に向けて少しずつ努力することはできるはずです。

最後に、セックスのトラウマを克服するために、いくつか試してみたい方法をご紹介していきます。

人に話を聞いてもらう


セックスのトラウマを恋人に話す勇気が出なかったり、1人で抱え込んでしまったりしている場合、信頼できる同性の友人がいたら、話を聞いてもらうのも一案です。相談するなら、恋人がいる友人がベスト。もしかしたら過去の体験談やアドバイスを聞かせてもらえるかもしれません。

知人に話すのは気が引けるならば、匿名性の高いSNSを使用するのも良いでしょう。相手の顔が見えないからこそ、正直な気持ちを吐き出せる人も多いのではないでしょうか。

いずれの場合も、根本的な解決には至らない可能性もありますが、1人で悶々と悩むより、誰かに話を聞いてもらって共感してもらうことで、気持ちが楽になるでしょう。

本当に好きな人とセックスする


本当に好きな人とセックスするということは、心の傷を癒すにはとても効果的です。これまでに、相手のことを深く知らないまま、なんとなく流れでセックスをしてしまったことはないでしょうか?本当に好きな人とそうでない人とのセックスでは、心の満たされ方が全く違うはずです。

まずは、本当に好きだと思えるパートナーを探してください。体型やテクニックなどに自信がなくても、お互いに愛し合っているカップルならば、コンプレックスすらも愛おしく思えてくることでしょう。優しく愛に溢れたセックスを重ねるうちに、嫌な記憶が薄れてくるはずです。

あらかじめ嫌な行為を教える


パートナーとセックスする中で嫌な行為があれば、あらかじめ相手に教えておきましょう。やりたくないプレイや苦手なことを無理して行うセックスは、楽しいものではありません。パートナーも、愛する人が嫌がる行為はしたくないはずです。

あまり体を見られたくない場合は、部屋を暗くしてほしいと頼むのも良いでしょう。落ち着いた環境でセックスすることに慣れてくれば、セックスへの恐怖心や嫌悪感は徐々に和らいでくるはずです。

セックスを拒否されても嫌な空気を作らない


セックスはパートナーがいてこそできる行為なので、相手の気持ちや体調を十分に考慮する必要があります。どんなに愛していても、したくない気分の日もあるということは理解しておきましょう。たとえセックスを拒否されても、不機嫌になったり、落ち込みすぎたりしないことを心掛けてください。

自分が断る場合も、相手を拒絶しないように気をつけましょう。「今日はできないけれど、今度ゆっくりしようね」などと次回があることを伝えると、パートナーに安心してもらえるのではないでしょうか。

セックスを拒否したり拒否されたりした時に、お互いに嫌な空気を作らないよう努力することで、セックスへのプレッシャーやトラウマを回避することに繋がります。

トラウマを克服してセックスを楽しもう!

セックスのトラウマにはさまざまなものがありますが、この記事で紹介した体験談の中に共感できるものはあったでしょうか。克服には時間がかかることが予想されますが、パートナーとの信頼関係やお互いの協力によって、きっと良い未来へと進むことができるでしょう。

本当に愛する人とセックスしたら、とろけるような幸福感に包まれるはずです。トラウマを克服する勇気を持って、いつか素敵なパートナーとセックスを楽しめる日を迎えてくださいね。

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Photo:All images by iStock

この記事のライター

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