世間体を気にする人の心理
世間体を気にする人もいればあまり気にしない人もいます。そこで気になるのが、世間体を気にする人の心理状態です。ここからは世間体を気にする人の心理について詳しく見ていきます。
自分に自信がない
世間体を気にする人は自分に自信がありません。自分の考えなど大したものではないと考えているので、進んで意見を発信することはないでしょう。
ただし周囲の意見に完全に同町しているわけではありません。本心では納得していないことでも空気を乱さないために受け入れているフリをします。
よって時折不満を態度で示すでしょう。はっきりとは言いませんが、それとなく不満であることを示すはずです。自分の個性を押さえつけてでも周囲に合わせようとするので、ときに強いストレスを抱えてしまうことがあります。
目立つのが嫌
目立つのが嫌というのも世間体を気にする人によく見られる心理の1つです。彼ら彼女らは目立つことは世間体がよくないことだと考えています。
プレゼンテーションなど多くの人の目に晒される場面も苦手です。世間体を気にする人はこのような場面で失敗することを極端に嫌がります。
失敗することがなければ評判は下がりません。ただし失敗を恐れて何もしないと成功することもできないでしょう。
世間体を気にするあまりとにかく目立たずにいようとすると、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。ときには失敗を恐れず、世間体を気にしない立ち回りをしてみることも大切です。
他人と比較してしまうクセがある
すぐに他人と比較してしまうのも世間体を気にする人によく見られる心理状態の1つです。世間体を気にする人は、周りの人がどんな属性なのかを常に気にしています。
学歴や経歴、現在の収入などが気になって仕方がありません。その人に興味があるからではなく、自分の周りではどの程度が普通なのかを知りたいのが理由です。
他人と比較して自分が優れていると優越感に浸ります。しかし自分が劣っていると感じると心を閉ざしてしまい、周囲に本心を打ち明けなくなるでしょう。
上下関係に厳しい
世間体を気にする人は上下関係に厳しいです。先輩や上司は徹底的に立てようとします。目上の人が多少失礼をしても見て見ぬフリをするのが体裁を保つことだと考えているのも特徴です。
自分が上司や先輩には決して逆らわないのはもちろん、周囲の人にもそれを求めます。同期の人間が上司や先輩にたてつくような真似をすると眉をひそめるでしょう。
また上司や先輩の失礼には目をつぶるけど、同僚が同じことをすれば指摘します。このような立ち回りのため、人によって態度を変える人と思われることも少なくありません。