ネット用語「サンガツ」の意味はありがとう！語源や返し方も紹介

「サンガツ」は、ネット用語で、「ありがとう」を意味します。月日を表す「三月」を意味しているわけではありません。昭和世代には馴染みがありませんが、平成・令和世代の若者を中心に、「なんj（なんでも実況ジュピター）」というネット掲示板で利用されています。

「サンガツ」は、英語でありがとうを表す「サンキュー(thank you)」と「ガッツ」を合わせた造語です。英語の意味と同じ「ありがとう」と、プロ野球の小笠原道大選手のニックネームである「ガッツ」を掛け合わせて作られました。

「サンキューガッツ」の語源や生まれた経緯は、元プロ野球選手の小笠原道大選手の愛称である「ガッツ」です。

小笠原選手は、読売ジャイアンツ（巨人）や中日ドラゴンズで活躍されていました。現役選手時代は、熱いプレースタイルと女性に積極的にがっついているところを取って、周囲から「ガッツくん」という愛称がついていました。

ある日、2ちゃんねるの「なんj（なんでも実況ジュピター）」という掲示板サイトで野球の実況中継を行なっていた際に、ユーザーが「ありがとう」という意味で小笠原選手のAAを使用しました。そのことがきっかけで、「サンキューガッツ」という言葉が生まれました。

その後、「サンキューガッツ」を略した「サンガツ」という言葉が定着しています。AAとは、「アスキーアート（ASCII Art）」の略語です。記号や文字でキャラクターや著名人などを記号イラストにしたもののことを示しています。

Xでも、サンガツの経緯を説明する声がたくさん寄せられていました。

「サンガツ」誕生のエピソードは、ネット界ではとても有名です。2024年現在も、「サンガツ」は、2ちゃんねるやネットゲームをする多くの若者に愛用されています。

基本的に、「サンガツ」は、ネットスラング用語です。そのため、日常会話やLINE・メールなどでは使われません。「サンガツ」という言葉は、ネットスラング用語に詳しい人同士でなければ通じないことが多いです。

知ったかぶりをして、仕事先や友人とのLINEなどで使用しないように気を付けましょう。

ここからは、実際にどのように「サンガツ」という言葉を使ったらよいのかを、2つの例文を使って解説していきます。今回紹介する「サンガツ」を使うときの例文は、下記の2つです。

【「サンガツ」を使うときの例文】
・ありがとうの感謝を伝えるときの例文
・感嘆を表す言葉と組み合わせて使うときの例文

それぞれ解説していきます。

「サンガツ」を使うときの例文1つ目は、「ありがとうの感謝を伝えるときの例文」です。「サンガツ」は、普通に「ありがとう」という意味の変わりに使うことができます。

ネットユーザーは、ゲームの最中に仲間に助けてもらったときなどに「サンガツ」を使うことが多いです。