「してもいい?」と聞かれて嫌悪感を抱く女の子は意外と多いよう。「それなら、どんなふうにキスをされればOKなの?」という質問には、「普通に会話をしてて、楽しいなと思ったらいいと思います」(18歳学生)、「したいならすればいいのにって思うから、聞かないでほしい」(21歳学生)などの答えが寄せられています。
続いては、小説風にご紹介。
美月はいつものように週末の夜、友人の優とおしゃべりをしていた。夜風が心地よく、カフェのテラス席には満席のカップルが座っていた。彼女たちの話題は、最近知り合った男性、大輔との初デートのこと。
「大輔くんって、見た目はちょっとクールで大人っぽいよね。だから、キスのときもそういう雰囲気を期待してたんだけど…」美月は少し照れくさい表情を浮かべながら優に語った。
「え、どうだったの?」優が興味津々で尋ねる。
美月は思い出すと、あの瞬間のドキドキと、ちょっとしたギャップの感覚が頭をよぎった。デートの最後、大輔と手をつなぎながら家まで送ってもらった。家の前で、2人は互いに目を見つめ合い、美月は初キスの予感がした。
しかし、大輔のキスは、想像していたものとは少し違っていた。唇が合わさる瞬間、彼の動きが少し緊張しているのを感じた。そして、そのキスは驚くほど優しく、短かった。美月は一瞬で「この人、経験少ないな」と感じた。
「キスの後、彼は顔が真っ赤になってたの。」美月は微笑みながら言った。
優は驚いた様子で「え、マジで?でも、そんなのもいいじゃん。純粋でかわいいと思う。」
確かに、大輔のその反応は純粋でかわいらしかった。でも、美月はそのときの彼の緊張感や初々しさに、何とも言えない落ち着かなさを感じた。彼が自分のことをどれだけ大切に思っているのか、その瞬間に強く感じられた。
その後、2人はお互いの経験を語り合った。大輔は、過去の恋愛での失敗や痛みを乗り越えて、真剣に恋をすることができるようになったと話していた。美月は、大輔の純粋な気持ちや繊細な心に触れることができ、彼を深く理解することができた。
経験が少ないというのは、必ずしも悪いことではない。それは、その人が持っている純粋な気持ちや初々しさ、そして恋を真剣に考えている証だと美月は感じた。
キスのテクニックや経験は、愛の深さや真実の証ではない。それよりも、相手を思いやる気持ちや、心からの愛が大切だと美月は思った。
優も美月の気持ちに共感して、二人はこれからの恋愛について夢見るように話し合った。
この夜、美月は初キスのあの瞬間のギャップを大切な思い出として胸に刻んだ。彼女は、大輔の純粋な気持ちを大切にして、これからの恋を深く育てていくことを決意した。
結局、恋愛において大切なのは経験の多さや少なさではない。相手との繋がりや信頼、そして心からの愛を大切にすること。それが、真の恋愛の魅力だと、美月は心から感じていた。
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