元カノの結婚、心から祝えますか?
もし元カノから突然「結婚しました」報告が来たら、男性はどんな気持ちになるのでしょうか。口では祝福しても、内心はモヤモヤしているという人も少なくありません。中には立ち直れないほどのショックを受ける人もいるとか。
元カノの結婚に関する男性の心境をはじめ、女性側の心理、そして今後取るべき行動や対処法などをご説明していきます。
元カノが結婚した時の男性の心境
元カノが結婚したという事実を知ったとき、男性はどんなことを思うのでしょうか。まずは、その素直な気持ちを聞いてみることにしましょう。元カノの結婚に対する男性の思いとしては、次のようなものが多く見受けられます。
別れてしまったことを後悔
「元カノとはちょっとした気持ちの行き違いが積み重なって別れてしまいました。嫌いで別れたわけではないし、今でも感謝しているんです。そして、機会さえあればまた付き合いたいという気持ちも、実はありました。
でも相手は別の人と結婚してしまったので、その願いも叶いません。あの時別れていなければ。もっと自分から歩み寄っていれば…という思いがぐるぐる回って、正直かなり辛かったです。」(30歳/男性/営業職)
本気で好きだった女性、さらには復縁も密かに望んでいた場合、多くの男性はこのように激しい後悔の念を抱くようです。もう復縁のチャンスがないという事実を突きつけられた感じがするのでしょう。
もう好きではないのになぜかショック
「元カノのことは忘れたはずだし、別に何とも思ってなかったはずでした。それなのに、結婚したと聞いた途端、内心すごいショックで。自分でもよくわかりません。
結婚報告をSNSでたまたま見かけて、それ以来元カノのことがなぜか気になってしまう自分がいるんです。」(28歳/男性/教員)
復縁を望んでいる・引きずっているということを自覚していなくても、このように元カノの結婚にショックを受ける男性は少なくありません。好きではないと思っていたとしても、やはり過去には恋愛関係にあった女性は特別な存在なのでしょう。
相手がどんな男か気になる
「ショックってほどではないんですけど、結婚相手がどんな男なのか気になってしまいます。自分よりもいい男であってほしいような、嫌なような…すごく複雑な気持ちです。
自分の知らない男性だったらまだしも、ちょっとでも知ってる人だと、あれこれ妄想しちゃったりして、バカだなあって思います。」(34歳/男性/自営業)
元カノの結婚相手が気になるという男性は、結構いるようです。相手の情報を得ては自分と比較して一人であれこれ思ったり、元カノと寄り添う姿を想像して胸を痛めたり。
自分が叶えられなかった結婚を叶えた男ということでも、男性としてはつい気になってしまうのでしょう。
複雑だけど幸せになってほしい
「元カノは別れてしまったけれど大切な女性なので、幸せになってもらいたいです。だから、結婚したという知らせを聞いたら、おめでとうという気持ちが一番ですね。
もちろん、ちょっと複雑な気持ちもあるのが正直なところですが(笑)。」(36歳/男性/SE)
結果的に別れを選んでしまった身としては、元カノを幸せにしてやれなかったという思いを持つ男性も少なくありません。そんな男性にとって、元カノが結婚して幸せに暮らしているというのは、心が救われることでもあるのでしょう。
複雑な心境でも、祝福する気持ちが一番にあるという男性も意外と多いのです。
取られたような感覚になる
「付き合っていたころは俺のモノだったのに…!と思いますね。もちろん別れたから俺の彼女じゃないけど、そういう気持ちは別れた後も残ります。
だから横取りされたみたいな感覚です。全然横取りなんかじゃないんですけどね…。複雑っすね。」(20歳/男性/飲食業)
元彼や元カノに対してこのような感情を抱いてしまう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。好きではないし別れたけれども、心のどこかで自分を想っていてほしいという願いがあるからかもしれません。
横取りされたように思えても奪え返したい訳ではない、なんとも言えない心境なのです。一種の独占欲なのかもしれませんね。
先を越されたような気持ち
「やられたー!って思いましたね(笑)先に結婚されたら俺だけおいてけぼりだし、俺のことなんか微塵たりとも引きずって無くてさっさと吹っ切って幸せになりました感あるじゃないですか。
元カノのことは全然好きじゃないしむしろ思い出すのも嫌なくらいなんです。だから先を越されてイラッとします。俺の方が先に幸せになりたかった!」(30歳/男性/営業職)
これは闘争心のようなものなのかもしれません。元カノのことは全然好きではなくむしろその逆と言えるため、なんとしてでも相手よりも先に幸せになって勝ち越したいという気持ちが沸くのです。
言い換えれば見栄とも言えます。「さっさと結婚するくらい君のことなんかどうでもよいよ!」というアピールをしたいのでしょう。
裏切られたような気持ち
「元カノはめちゃくちゃ可愛かったんです。そんな子がまっすぐ自分を見て『他の人なんてどうでもいい!大好き!』って言ってたんです。でも結婚した訳です。それ嘘だったんやん…。
いや、わかりますよ。嘘じゃないのくらい。恋愛ってそういうもんやん?でもやっぱ裏切られた感じするんですわ。ショック隠せへん。」(29歳/男性/営業職)
確かに付き合っているときは二人だけの世界になり相手しか見えなくなります。恋は盲目という言葉があるように周りのことなどどうでも良くなってしまうものです。
そのため別れた後に自分以外の人と結婚したと聞くと裏切られたような気分になるのでしょう。なんとなく解るような気がしますよね…。
「元カノからの結婚報告」は嬉しい?
元カノからの結婚報告に対する男性の本音を覗いていきましょう。
正直知りたくなかった
「まだ元カノのことが好きだったので、かなりショックでした。しかも、別れてから結構すぐ付き合ってたんだなとかいろいろ考えちゃって、何も手につかなくなって。
とりあえずおめでとうと言うしかなかったけど、正直知りたくなかったっていうのが本当の気持ちです。」(29歳/男性/公務員)
元カノに未練がある状態での結婚報告は当然ダメージが大きいでしょう。幸せそうな元カノと自分との温度差をひしひしと感じてしまいます。できることなら知らないままでいたかったと思うのは無理もありません。
友達から聞いてショック
「僕は友達からの情報で知ったので、直接報告してもらえなかったことがショックでした。元カノとは別れてからもたまにLINEしたりしていたので、結婚するとかしたとか、なんで言ってくれなかったんだろうとモヤモヤしています。」(30歳/男性/事務職)
元カノと疎遠になっていたならまだしも、連絡が取り合える関係なら直接結婚報告をしてほしいと思う男性も意外と多いようです。大切なことを伝えてくれない元カノの気持ちを量り兼ねるうちに、余計にモヤモヤしてしまうのでしょう。
人づてに知るよりはマシ
「元カノからの突然の結婚報告、正直複雑な気持ちでした。でも、元カノも言いづらかっただろうに、思い切って伝えてくれたのだと考えるようにしました。
それに、SNSで知ったり人づてに知るよりは、本人からちゃんと報告された方が自分も吹っ切れる気がします。実際、結婚報告を機に元カノへの未練から抜け出すことができました。」(32歳/男性/会社員)
友達から聞いてショックだったという意見ともつながるように、本人から直接報告される方がまだマシという考えを持つ男性もいます。
元カノからの結婚報告は、自分に対して向き合ってくれた証拠なのだとプラスに考えれば、たとえショックでもこの男性のように立ち直れるのではないでしょうか。
元彼に結婚報告する女性の心理とは
男性からしても、なんでわざわざ伝えてくるの?と疑問に思う人が少なくありません。そこで、今度は自ら結婚報告をしたという元カノ側の心理について、体験談をもとにご説明していきます。
親しい関係だったので直接報告したい
「元々は友達グループの一人だった元彼。別れてからも友達づきあいをしていたので、結婚報告は面と向かってしました。どうせわかることだし、だったら自分から言いたいと思ったので、彼氏ができた時も結婚も普通に報告しましたよ。」(27歳/女性/保育士)
別れてからも友達としての付き合いがある関係の場合、このように結婚報告するのは当然と思う女性は少なくないようです。元彼だからではなく、友達だから報告するということです。
報告すること自体に特に意味はなく近況報告のような感覚の場合もあれば、結婚を機に今後はあまり会えなくなるという意味で報告する場合もあります。
自分を振った相手を見返したい
「元彼にフラれたあとはしばらく落ち込みましたが、絶対新しい恋愛で幸せになってやると思いました。そして、先に結婚して元彼に見せつけてやりたかったです。
そしたら、彼氏ができて順調に進んで結婚が決まったので、よっしゃー!元彼に報告して見返してやろうって感じでした。すごい優越感で気持ち良かったです。」(30歳/女性/営業職)
フラれる形で別れた場合は特に、結婚報告することで元彼の優位に立ちたいという思いを抱く女性も多いです。いつまでも元カノが好きでいてくれると思ったら大間違いということを突き付けることで、フラれたお返しをするのでしょう。
もう自分のことを忘れてほしい
「別れたのに何かにつけて連絡をしてきたり、復縁を求めてくる元彼には、自分から結婚報告をしました。人づてに知らせるより自分の口からハッキリと伝えた方が、元彼も諦めてくれるんじゃないかと思ったんです。」(34歳/女性/看護師)
このように、元彼からのアプローチが続いているケースでも、結婚報告をすることで区切りをつけたいと願うものです。この場合、復縁の可能性が0%になりましたという意味が含まれています。
復縁を願っていた元カノからの結婚報告は非常にショックですが、「自分のことはもう忘れて前に進んでほしい」というメッセージが込められているのだということを受け止めましょう。
「結婚すればよかった」と後悔する元カノの特徴
様々な思いはありつつ、考えられることとしては、元カノに結婚したかったと思わせるような魅力があったのでしょう。もう元カノは別の男性と結婚してしまったけれど、次に出会う女性とは結婚まで実を結べるようにしたいものです。
そこで、結婚すればよかったと思わせるような女性の特徴を見ていきましょう。
長期間付き合っていた
付き合う期間が長くなるほど、恋愛感情は落ち着くものですが情も湧きますし大きな存在になっていきます。別れても忘れられない元カノは、それなりの期間付き合っていたケースがほとんどでしょう。
結婚に踏み切る勇気が持てない男性に見切りをつけ別れた後、すんなり別の男性と結婚するパターンも多く、結婚しとけばよかったかな…と後悔する男性は少なくありません。
女性からすると、散々待たせておいて…という感じですが、男性が本当に相手を失ったと思い後悔するのは結婚報告がきっかけだったりするものです。
遠距離などやむを得ない理由で別れた
相手のことが嫌いになったわけではないけれど、物理的なすれ違いや会えない寂しさに耐え切れず別れた場合も、元カノを引きずることが多いです。
またご縁があればという淡い期待を抱いていたために、結婚によりそのご縁もなくなったことで、胸にぽっかりと穴が開いてしまうのでしょう。好きなのに別れてしまったという場合には、立ち直るのにどうしても時間がかかるものです。
自分のわがままを聞いてくれた
元カノが包容力のある性格で、わがままを聞いてくれたりと他の女性にはない魅力があった場合も、もったいないことをしたなと思うものです。
付き合っていた頃は、それが当たり前になってしまい、だんだん彼女のことを大切にできなくなり別れたものの、失ってみてあんなに優しい女性はいなかったと後々気付く。自業自得ですが、相手が結婚してしまったらもう何もできませんね。
一番波長の合う女性だった
一緒にいて落ち着く女性と出会うのは、簡単なことではありません。元カノと別れてから他の女性と付き合ってみたものの、何となくしっくりこなくてすぐに別れてしまう男性もいます。
それは、元カノが波長の合う女性だったからということでしょう。生活を共にする結婚相手に相性の良さは重要な条件です。あんなに合う女性ともう出会える気がしない…と次の恋愛に踏み出せない男性も少なくありません。
自分の家族を大切にしてくれていた
結婚は2人の同意があれば婚姻届を提出することが可能なため、2人きりで行えると言えます。しかし結婚生活そのものは2人だけで済ませようと思ってもそうはいきません。なぜならお互いの両親や親戚との関わりがあるからです。
そのため、自分の家族と面識があり良好な関係を築いていたり、大切にしてくれていた元カノのことは引きずりやすいと言えます。特に自分の年齢が上がり周りがどんどん結婚していった時にそう感じるのではないでしょうか。
容姿が凄く好みだった
結局は見た目か、となってしまいますが、やはり見た目はとても大切です。中でもかなりタイプの見た目だった元カノのことは思い出しやすく未練が残りやすいでしょう。
その後色々な女性と知り合ったり付き合ったりしてきたけれども、結局元カノを超えるような容姿の女性に出会えていない場合は強く後悔するはずです。結婚生活に見た目はそこまで必要ありませんが、結婚するという動機には必要なのかもしれませんね。
元カノの結婚を知ったときの上手な対応
それでも、報告してくれた元カノにはスマートに対応するのが男の見せどころです。勇気を出して報告して良かったと思わせられるような、いい男でいましょう。では、どのような対応をすればいいのでしょうか。
まずはきちんとお祝い
正直ものすごくショックでも、その気持ちをさらけだしてしまうと元カノも困りますし、重いと思われてしまいます。引き止めてほしいという気持ちがない限りは、元彼からも祝福してもらいたいというのが女性の本音。
そこで、辛い気持ちはぐっと飲みこんで、無理してでも「おめでとう」と伝えましょう。元カノのいない場所では泣いたり落ち込んだり、いくらでも気持ちを吐き出せばいいのです。元カノに対しては、きちんとお祝いの言葉を伝える、これが基本です。
結婚式に呼ばれたら?
昔の恋人を結婚式に呼ぶことに関しては賛否両論ありますよね。パートナーに対して失礼という考え方もありますが、元カノ・元彼との関係性は人それぞれですので、いいとも悪いとも一概には言えません。
ただ、結婚報告されたときにお祝いの言葉を伝えるのはマナーですが、結婚式にもし呼ばれたら必ずしも出席する必要はありません。もう完全に吹っ切れていて、心から祝福できる場合は喜んで出席しましょう。そうでない場合は遠慮するのも一つのあり方です。
周りへ愚痴をこぼさない
付き合っていた事実が周りに知れ渡っている場合、「あいつ結婚するんだって」という話題を振られる可能性があります。その際に色々と思うところがあっても、勢いに任せて愚痴ったりしないようにしましょう。なぜなら、元カノに誰かが漏らしてしまう可能性があるからです。
愚痴ることで、元カノに未練たらたらだと勘違いされたらどうでしょうか?いい気はしませんよね。また、新郎に知られても嫌なはずです。その上で二人の関係を壊してしまう場合も考えられます。結婚を控える二人は何かと繊細なので注意しましょう。
元カノ結婚のショックから立ち直る方法
そこで、元カノの結婚を受け止めて前向きに生きていくためにも、できることから始めましょう。ここでは立ち直る方法をお伝えします。
パートナーがいるなら大切にしよう
そもそも、元カノと別れてから一人でいたならショックなのも分かりますが、新しいパートナーがいるのにいつまでも引きずっているのはよくありません。相手にも失礼なことです。
元カノは過去の人ですので、一時的にショックであっても引きずるのは止めて、今のパートナーを大切にしましょう。元カノの結婚を機に、自分の結婚についても真剣に考えてみてもいいのではないでしょうか。
自分も新しい出会いを見つけよう
もしパートナーがいないのなら、新しい恋愛を始めてみるのも一つの方法です。出会いは黙って待っていても勝手に降ってくるものではありません。出会いを見つけられそうな場に自分から足を運んでみましょう。
元カノを忘れるのに一番効果があるのは新しい恋愛だったという男性は少なくありません。この人しかいないと思える女性と出会うためにも、一歩踏み出すことが大切です。
あえて思い切り元カノとの思い出に浸ってみる
新しい出会いを考えられる余裕のないほど元カノが頭から離れなくなってしまった。そんな男性におすすめなのが、とことん元カノとの思い出に浸ることです。考えないようにしようとすればするほど抜け出せなくなるのなら、一度気が済むまで元カノのことを考えるのも手です。
結局、思い出に浸ったところで過去は過去。もう元カノは他の男性の奥さんです。今更奪いに行くことはできませんが、心の中で思うのは自由です。しばらく浸っていれば、そのうち踏ん切りがつくのではないでしょうか。
元カノの残像と決別する儀式をする
元カノを恋しくなってしまった男性は、なかなか次の恋愛に踏み出せないでしょう。そこで、元カノとの思い出に浸った後は、過去と決別できるよう「あること」を行ってみて下さい。
それは、元カノとの思い出の消去です。写真やもらった手紙、プレゼントなど、元カノの残像が簡単に浮かんでしまうものを全て処分しましょう。辛くても、それをすることでやっと決別できるという人は多いです。
思い出を美化している人は、元カノにされたひどいことや別れた原因を思い返し、別れて良かったのだと自分に言い聞かせるのも効果的です。
元カノの結婚は過去を思い出に変えるチャンス
辛くてもこの事実を受け入れることができれば、元カノとの過去に区切りをつけ、新しい人生をスタートさせられるはずです。前を向いて生きるために、今よりももっと幸せになるために、元カノが「結婚報告」という形でチャンスをくれたのだと考えましょう。
これからもっと素敵な女性が現れるかもしれません。その出会いを逃さないためにも、自分の心と向き合って自分の力で立ち直ることが大切です。
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